ユニコーンに乗って1話あらすじネタバレ
当時、大学生だった佐奈は、なぜか学校の警備員さんに追いかけられてしまいました。
その際に出会った須崎功(杉野遥亮)に手を引かれて、助かりました。
実は佐奈は、栗木次郎(前原滉)が通う大学に、潜り込んで講義を受けていました。
起業家で今の佐奈を作り上げるきっかけになった憧れの女性、羽田早智(広末涼子)。
妹と共に、母子家庭で育った佐奈は経済的に厳しく、大学に進学することが危うい状況に。
しかし、売り上げと技術ともに行き詰まる毎日を送っていました。
そんな佐奈を心配するのは、共同創設者の須崎功(杉野遥亮)。
佐奈が忍び込んだ大学で知り合い、今では気の許せるビジネスパートナーです。
出資金をドリームポニーに出しているクライアントから、今のままでは「学生自分が抜けないおままごと」と厳しい物言いをされてしまいます。
また、若き女性起業家である佐奈に、「このままだと会社は潰れる」と、嫌味をぶつけるクライアント。
須崎は現状を変えるために、即戦力となる人員の補充を提案。
早速、ネットで求人募集をし、面接を聞くこととなります。
その面接にやってきたのはなんと、小島智志(西島秀俊)でした。
彼は銀行の支店長で、大らかで部下思いの優しい性格が慕われていました。
しかし、社内で起きたミスで、部下を庇い、退職。
一緒に自然観察に行く友人(松尾論)は、本当にそれでいいのか?自分たちのような年齢の男が考えるのは、安定だと諭します。
面接で佐奈たちは、「自分たちは人を育てる余裕がない。だからこそ、自分から動いてドリームポニーで動ける人材」を求めることに。
しかし、ひと回りも年上の彼は、プログラミング経験もなく、即戦力とは言い難いです。
小鳥と同じように、頭にヘッドフォンをつけた若者、森本もいました、
教育事業に関心があることや、48歳という年齢で、しっかりした話し方に穏やかな雰囲気。
一方で次に話した森本は、とても早口話、IT知識が豊富。
話し出したら止まらない勢いもあり、独特の存在感がありました。
ここにいる若い社員のみんなと教育について真摯に向き合いたいという意思を伝えた小鳥(西島秀俊)。
森本は、パソコンの技術が高く、大学生にして年齢以上の能力がありました。
森本の技術は即戦力だけど、コミュニケーション能力に不足していると毒づく栗木。
しかし、佐奈と須崎は森本を雇うことを提案。
須崎を不採用にする栗木。
佐奈は、「御社の理念であるITの力ですべての人が平等に学べる場所を作りたい」という小島の言葉を、どうして振り切ることができずにいます。
妹の依里は学生ですが、SNSで彼氏と一緒に動画を撮っています。
近所迷惑になるからやめるように注意する佐奈。
母親が多忙なので、佐奈の家に家出をするように訪ねてくる依里。
依里は姉に幸せな恋をして幸せになってほしいと訴えますが、佐奈は自分の稼いだお金で洗濯機が買えるだけでも小さな幸せだと説き伏せるのでした。
その頃、功は栗木と一緒にルームシェアをする家で、佐奈の様子を心配していました。
翌日。
羽田が新事業を展開し、羽田とコネクションを繋げられれば、ドリームポニーの存続や資金援助も叶うのではないかと張り切る、佐奈達。
ユニコーン企業「表価格が10憶ドル以上(1億ドル110円の課金で1100億円)、設立10年以内の非上昇のベンチャー企業を指す言葉。
書類選考として、佐奈はさっそく、応募。
しかし、佐奈は羽田の審査に落ちてしまいました。
会社にいる羽田を訪ね、自分の思いを伝えますが、今の佐奈が取り組む事業は、儲からないことを指摘。
「女性の起業家が少ないからといって、目をかけてもらえると思った?」
さらに羽田は、自分の生い立ちを全面に主張して今のCEOになったこと、成長していないCEOの会社に未来はないとバッサリ。
あまりに強烈な言葉に落ち込む佐奈ですが、16時に予定していた図書館との商談に遅刻。
相手は怒って、白紙に。
「社長とはいえ名ばかり」ときつい言葉で去って行く図書館司書たち。
ふと、その図書館で、小鳥と再会。
小鳥はまだ「ドリームポニー」に入社することを諦めておらず、勉強をしていました。
佐奈は羽田に言われたように、いつまでも自分の貧乏な生い立ちを話し、話題性を集めることでCEOになった、実際は自分は実力不足だと本音を吐露。
しかし、小鳥はCEOが諦めてしまうことでスタートアップ企業が廃業すること、佐奈が過去に人一倍苦労して、人一倍悔しい思いを経験してきた佐奈の企業理念に共感を抱いたことを告げます。
「そして今、自分に新しい夢ができた・・・それは、成川社長、あなたがいたからです」
佐奈を心配して図書館に来た功。
佐奈はエドテックやIT企業を勉強することの楽しさを小鳥が感じて、生き生きとしている姿にヒントを得て、新事業を開始。
佐奈、功、栗木は徹夜をしてまで、新事業を誕生させました。
そして、羽田をまた尋ね、新サービスを考えたから聞いてほしいと熱心に掛け合いました。
学びたいのは子供だけではない、大人も何歳からだって学べるし、新しいことに挑戦したくても踏み出せない大人もいる、学びを必要としている大人のサポートをすることで、エドテックは変わっていくのではないか?と言葉を続けます。
そして、誰もが無料で学べるバーチャルスクール事業を展開。
ユーザーが自分のアバターを使い、年齢も性別も住んでいる環境も気にすることなく、学びの機会を得られると熱弁する佐奈。
「壮大な夢ね・・・壮大すぎて笑っちゃう。これだけのものを本気で作ろうとしたら膨大な資金が必要になる。でも、それだけ大きな規模で無料で良いの?実現には程遠いわね・・・でも、着眼点は良いわ。実現にまた近づいたら、また話にきてちょうだい」
佐奈の本気をようやくわずかに理解した羽田は、佐奈に名刺を渡しました。
佐奈は、一度は不採用にしたものの、ドリームポニーの理念を共有できる人である小鳥を採用に。
そして、元々、採用が決まった森本も現れ、新たな仲間と共に、夢を駆ける決意をした佐奈達なのでした。
ユニコーンに乗って1話感想・みどころ
母子家庭で育ち、アルバイト生活をしながら、無関係な大学に潜り込んで授業を受けていた佐奈。
その信念や諦めない情熱がとても惹かれました。
今回、佐奈を演じることになった、永野芽郁さん。
「ハコヅメ~たたかう交番女子~」の時とは打って変わった、しっかり者の姉であり、努力家。
佐奈自身が教育を満足に受けられなかったネックが時間をかけて実を結んだと言えるでしょう。
忙しい母の負担を減らそうと、まだ高校生の妹を親のように気にかけ、自己犠牲的なところがあるから少し、ハラハラさせられますね。
佐奈が大学に潜り込んだ時に知り合った、功と栗木との出会いは、佐奈にとっても良い兆候を作ったきっかけだと思いました。
そして、ドリームポニーの若手起業家として注目され、インタビューを受けることも多い佐奈ですが、会社は経営危機。
手厳しい周囲の大人たちの圧力や、若き女性起業家である佐奈に嫌味を言うクライアントの言葉に心揺らぐものの、闘う佐奈の背中をフォローしたくなりました。
学生時代に憧れの大人だった、羽田。
会社を背負うもの同士、それぞれの覚悟の違いや、厳しすぎるけど、的確かつド正論な羽田の言葉にショックを受けるものの、何が今自分に必要なことか、改めるべきことか気づけた佐奈。
一方で、佐奈とは全く環境も経験も異なる小鳥。
低姿勢で温厚、銀行の支店長時代は、部下を庇い、自分の夢を追って退職。
48年生きてきた彼は、品格のある大人なものの、一緒に入社希望をしてきた学生の森本との差は歴然。
IT知識やエンジニアスキルは高いものの、森本の衝動性が強い話し方を見ていると、現代にいる発達障害の一人なのかなと思うところがあります。
それでも、ドリームポニーの一員として、技術を生かし、佐奈達の助っ人になってくれることを期待します。
チームで仕事をすることを大切にし、自分の企業理念やポリシーに惹かれて入社希望をした小鳥とは今後も凸凹で張のあるビジネスができるのではないかな?と次週も楽しみな1話です。