うちの弁護士は手がかかる2話あらすじネタバレ
朝、長年、梨乃のために頼んでいたこだわりの抹茶ラテを頼んでいたカフェで、馴染みの店員(本多力)にいじられながらも、店を出ました。
その頃、成人した一人息子の引きこもりに悩む母親が。
彼女はある動画配信者の動画を食い入るように見て、腹の虫が収まりません。
その頃、苛立ちを隠せず、壁を殴り続ける息子に嫌気がさす母親。
蔵前勉(ムロツヨシ)は、パラリーガルとして「香澄法律事務所」の新人弁護士、天野杏(平手友梨奈)とバディを組むことになりました。
杏は法律の知識は豊富なものの、コミュニケーションが苦手だとわかってきます。
その日も杏は、所長の香澄今日子(戸田恵子)から経費の無駄遣いを指摘されて、憤慨。
話の途中で席を外してしまうのでした。
蔵前は杏の営業成績を伸ばすために仕事用のSNSアカウントを作り、嫌がる杏の顔写真を撮りました。
さらに、告知と営業活動に精を出します。
杏の元へ早速、今日の依頼人が現われました。
その依頼人は、若宮翔子(有森也実)。
あの引きこもりの息子の母親です。
実は、杏の中学時代の同級生、若宮円(渡邊圭佑)の母で、息子からの依頼とのことで経緯を話します。
「昔の責任をとってほしい」と言っていた息子。
若宮円は学生時代の同級生、人気動画配信者の合田修吾(曽田陵介)を中心とした生徒達からいじめを受けたことがきっかけで引きこもるようになりました。
息子が7年間も引きこもる原因となったことをきっかけに、をしている合田を訴えたいとのこと。
若宮に会いに行った杏は、合田に復讐したいという彼の意志を確認。
若宮家へ行くと、天野杏は工具箱の中から、ハンマーを借り、円の部屋をドアを叩きました。
「裁判起こしたいんだよね?あの時と一緒で逃げたいの?若宮君?」
「合田に復讐がしたい」
「あの引きこもっていたことは損害になりますか?」
「精神的な苦痛を味合わされたとのことですから、慰謝料として上乗せ出来ます。民事訴訟でよろしいですね?」
「僕の苦痛の分まで…とれるものなら。あのときの責任とってくれるよね?」
「私は貴方を助けたつもりです。」
民事訴訟を起こして、合田に慰謝料を請求することに。
杏は同級生の前で円へのいじめを訴えますが、担任に諭されて、助けられなかったのです。
蔵前は無料で会場を貸し切り、異業種交流と称して、SNSで、Youtuberの合田達を呼ぶことに。
蔵前は居酒屋店員に扮して接客。
会場の居酒屋にて、合田(曽田陵介)らは、海藤俊介(大倉孝二)、杏の姉、天野さくら(江口のり子)を頼っていました。
同窓会にて、合、中島、木村は早速勝手に生配信をして、杏を巻き込み、画面に映り子末世ました。
不快に感じる、杏。
「あの、若宮くんのことなんですが」
「あーいたね、どうしたの?」
「いじめのことなんですが」
「このクラスの」
「え?なに言っているの?いじめなんてなかったじゃん」
木村のしらじらしい態度に、杏はイラつきます。
他のみんなはYoutuberをする合田が、カラオケ代を奢るとのことで全員ついていきました。
しかし、一人、杏に声をかけてきた女性がいました。
それでも、いじめの証拠を立証できずに、悪戦苦闘。
杏がとてもナイーブな面を抱えていることをよく知る所長の、香澄(戸田恵子)は、蔵前に伝えていました。
若宮家を訪れると、杏が学校を休んでいた時、クラス全員が、自分を死んだことにして、遺影を模した円の写真を掲げ、寄せ書きも描いたことを吐露。
「それは合田くんがやったと言い切れますか?」
「それは…」
会議にて、杏は葬式ごっこを生徒たちがしたことで、7年前から不登校に。
首謀者は誰なのか実際、若宮は分かっていません。
しかし、いじめの時効は5年…。
唯一、杏に優しく声を掛けてくれた女性の同級生により、犯人が合田だという証拠のLINEが残っていました。
弁護士の山崎(松尾論)、ベテランパラリーガル、丸屋(酒向芳)、新人パラリーガル岩渕(日向亘)らも熱心に耳を傾けました。
最初からそのつもりで、杏は慎重に動いていたのでした。
「最初からそうするつもりならなんで相談しないの!いつもあなたは…!」
所長の香澄と杏のもめ事を制止する、蔵前達なのでした。
ふとその時、合田の件で、代理人の海藤弁護士(大倉孝二)が訪問。
合田が誹謗中傷を長年受けていて、不眠症に。
投稿者はなんと若宮だというのです。
なんと、若宮翔子と若宮円が、合田を誹謗中傷し続けていることになっているのです。
「私…私は…」
「このままだと向こうから訴えられれば…」
若宮翔子は合田への誹謗中傷を認めました。
「これは脅しです!」蔵前が庇うものの、状況が一変。
ふと、ここで若宮円が出てきて母を庇いました。
「訴えなくていい…もう十分だよ、何もなくていい。僕が弱かったから。僕がいじめなんかに負けたから。僕が強かったらいじめなんて負けなかった。僕のせいで、ごめん」
思いもよらない事実で、杏と蔵前はギクシャク。
その夜、バーで元妻、カオリ(安達祐実)に相談。
彼女が新しい恋人とうまくいっている近況を知り、杏とどうやって仲良くなるか相談。
「あんたは、僕が話聞きますよって顔して、人がどうこう言う前に待っている。それじゃ相手は話す気をなくすんだよ。黙って待ってろ!」
翌朝。
次の手を打つ、杏と蔵前。
学校に、天野の同級生たちを全員呼びます。
「どういうつもり?部外者が出てきてなにやってんの?」
「ご着席ください」と、蔵前。
「さて、今回皆様にお集まりいただいたのは、若宮円さんに対するいじめに対するご意見です。…お葬式ごっこ!この教室で7年前に若宮円さんに対するお葬式ごっこがありました。合田さん、あなたですね?」
古畑任三郎の真似をして、合田をおちょくりますが、蔵前は怒りを抑えながらしゃべります。
「合田さん、刑事裁判になりますよ。あなたは死刑無期懲役5年以上の懲役になりますよ」
「待って!お前らだってやってただろ」
「あんたが黒板に書けって言ったよね?」
「合田がやれって指示だしたよね?」
「黙認していた先生、あなたも同罪。そしてここにいる皆さん全員も、犯罪者です。」と、杏。
「はい注目、皆さんが本当に向き合わなければならないのは、彼です。」
「民事について納得したのは合田さんのみ。あなたの意志で合田さん以外の全員も訴えられますよ」
若宮の背中を押す杏。
「お前らの事絶対許さない。絶対に忘れない!時が経てば思い出話みたいになるだろうけど、俺の7年を返せよ!お前らの事殺したい程憎い!でも俺はやらない!」
「つれえな…でもすげぇよ。話してくれてありがとうな」
若宮にそっと寄り添う、蔵前。
「皆さん、若宮君が訴えないと決めた理由、わかりますか?わかりますか?わかるかって聞いているんだよ!やり返したらやり返される、結局、誰かが誰かが誰かが我慢しなきゃならない、それを彼がやるって言っているんだよ…その気持ちわかりますか?」
合田の机を意味深に叩く、蔵前。
次々と若宮のクラスメートたちは彼に謝罪。
「…悪かった。」
思わず謝る、合田。
「7年おせぇよ」
「忘れないで下さい、貴方達は犯罪者です!一生消えることはない…胸に刻んでおいてくださいね。」
帰り際。
「天野…ごめん、ありがとう」
「どっちですか?」
「いやどっちも」
「こちらこそ」
「いやー緊張したぁー!あんな大きい声を出したことない。」
「あ、あなたのおかげです。」
若宮は、蔵前が部屋の前に来てくれて、説得してくれたことに礼を言います。
「失ったものは取り戻せない。でもその倍、取り戻しましょうよ。僕も30年間、お世話してきた人からポイされました。取り返してやりましょうよ。学校にどうか来てください」
それで、若宮は勇気を踏み出し、合田やクラスメートたちと向き合うことになったのでした。
その後、若宮は社会復帰の準備を進めています。
同じ頃、天野さくら(江口のりこ)は、海藤を叱責し、杏をますます目の敵にするのでした。
うちの弁護士は手がかかる2話感想・みどころ
いじめは、被害者にとっては精神を削られる屈辱を味合わされる。
加害者側はいい大人になっても、そんなことあったっけ、いじめなんてなかった、自分達は楽しい学生生活を送れたとしらばっくれられる。
若宮が受けた精神的な苦痛は計り知れませんよね。
杏や、杏に声をかけて合田のLINEを見せてくれた同級生以外は、全員が、若宮にとって、悪魔のような存在に見えた事でしょう。
杏の正義感は学生時代のあのときも、そして弁護士として今回、若宮の力になろうと奮闘するものの、四苦八苦。
さらに、担任ですらも杏を諭す始末で、杏が通っていた学校全体の歪みを感じました。
若宮の母、翔子は息子に事実を知り、合田に対して一方的な誹謗中傷に該当する書き込みを少ししてしまったことは切ないですね。
学校の授業のように、杏と若宮の同級生全員を呼び、いじめが犯罪になることを大人が大人によって「課外授業」をした場面は圧巻。
蔵前の怒りは、ちゃんと同級生たちに届いているのかな。
犯罪に該当する若宮への行為を全然認識していないし、学生のようにざわざわと騒ぐし、同級生たちが精神的に幼すぎるって思いました。
実際、なにをしたかではなく、若宮の7年間を部屋に閉じこもることで自分を守ってきた人生にさせたことを謝罪させた、杏と蔵前に大きな金メダルを贈りたい2話でした。