ゆりあ先生の赤い糸

ゆりあ先生の赤い糸1話 無償の愛を持つ主婦ゆりあの奮闘記開幕!

ゆりあ先生の赤い糸1話あらすじネタバレ

売れない小説家井澤吾良(田中哲司)と結婚した後、自宅で刺繍教室を開きながら長年にわたって、穏やかな幸せを感じてきた、伊沢ゆりあ(菅野美穂)。

ときわ中央病院より、夫の吾良がホテルで倒れて意識不明で搬送。

病院へ駆けつけると、見知らぬ若い男性、箭内稟久(鈴鹿央士)の姿がありました。

「有難う御座いました…」

稟久が救急車を呼んでくれたことに礼を言う、ゆりあ。

しかし、彼と夫の関係に衝撃を受けます。

くも膜下出血で脳が圧迫され、意識が回復しないかなんらかの障害が後遺症で残る可能性を説明する、医師の前田有香。

出血が少ないので今回は助かる場合があるとも説明。

「僕もここにいていいですか?」

「心強いです。夫とはどういう…?」

「友人です」

「ああ、こんな若いお友達がいたんですね。夫はどういう状況で倒れたんでしょう?」

「シャワーを…あ、ごめんなさい。シャワーを浴びていて倒れたんです。伊沢さん鼻血が出て倒れました。すみません、あの時の事を思い出そうとすると…済みません。:

主治医の前田有香(志田未来)による手術は成功。

「血腫は無事取れました。」

「有難う御座います」

「今日のところはまだ目が覚める容態ではないですが、声を掛けたり手を握ってあげてください」

「吾良、私だよ?わかる?もう手術終わったよ。あ、箭内さんも声をかけてあげてください」

「ごろさん、僕…りくです。ごろさん、ごめんなさい、ごめんなさい」

なぜか意味深に謝る、箭内。

一命を取り留めるものの、意識不明で、いつ目覚めるか予測できない状態。

翌朝。

姑の節子(三田佳子)と義理妹、伊沢志生里(宮澤エマ)を連れて、病院へ。

しかし、志生里は、ゆりあに飼っている鳥の世話を押し付けて、彼との電話に夢中。

まだ意識が戻らない、吾良。

そこへ畳みかけるように、稟久は告げます。

「ごめんなさい、実はホテルに行きました。僕が“抱いてほしい”と言ってこのようなことになりました。」

「あの最初に確認したいのは…箭内さんはうちの旦那を恋愛感情で愛しているということで合っていますか?同じようにあなたのことをうちの旦那は愛していますか?」

「やはり気になりますよね。不愉快ですよね」

「不愉快というより不可解です。どういうあれなんですか?旦那に抱いてほしい、ホテルに行ったのは」

「最後だけでも良い思い出が欲しかったんです。あの日で最後にするつもりでした」

「どういうことですか?」

「仕事も私生活も八方塞がりで頑張れる理由が吾良さんでした。最近はそれもだんだん苦しくなってきて、済みません、奥さんなのに」

「だめじゃないですか!人から信頼されなくなりますよ。箭内さん、夫とちゃんとこれからどうしたいか話し合いましたか?こんなのわたしがいうことじゃないですけど。目が覚めたらうちの旦那にも考えてもらいましょう。それまでは箭内さんのことは保留にしますから面会などご自由にいらしてください。」

ゆりあは稟久の正体を少しずつ探るべく、敢えて夫と彼の面会を許可します。

「このまま寝たきりの状態が続く恐れがあります。このままずっと意識が戻らない可能性もあります。」

重い宣告をされながらも、ゆりあの姉、蘭は「ゆりあの人生、笑うしかないね」と豪快に笑いました。

「お姉ちゃんさ、若い子と浮気したり、子供もいるのになかなかないよね」

「あいつだって浮気していたのよ。」

ふと、節子が帰り、会話を中断する2人。

志生里の到着が遅いことを心配し、団子まで買ってくる節子。

「夜の時間どう過ごしていた?ご無沙汰?」

「そんなのとっくにしてないよ、寝室も別々。でも一番、幸せだったよ。若い男と浮気するお姉ちゃんとは違うよ」

「吾良さん若い男と浮気しているよね。あはは!」

「お姉ちゃん私の人生、笑いすぎ」

「あんたの大好きなお父さんが言いそうじゃん、寝たきりになって放り出されるより、かっこよく生きようぜって。自分を裏切った奴の下の世話なんかできる?介護施設に任せた方が良い。むしろそっちのほうがカッコ悪いわ。」

志生里が到着し、家族にいよいよ吾良の事を切り出しました。

緊急家族会議を開き、結婚後ずっと同居する、伊沢節子(三田佳子)、自由奔放すぎる吾良の妹、伊沢志生里(宮澤エマ)、何かにつけて辛辣なゆりあの姉、泉川蘭(吉瀬美智子)と共に、吾良をどういった形で介護するか話し合います。

「ゆりちゃんどうしたい?」

「わからない」

「どっちもお金がかかるでしょ?私もお世話になるかもしれないし、2つも重なったらパンパン。私がコロっといけばいいのに」

「お母さん今そんな話している場合じゃないでしょ」

「ゆりちゃん一人に任せるわけにいかないよ。介護ヘルパーさんを頼って週2で私も来るからみんなでみない?」

「セバスチャンのことさ、ずっとゆりあに預けているのに本当に週2で来てくれるの?」

蘭もまた、ゆりあ同様、志生里の自由奔放さと口約束だけのいい加減さに内心苛立っていました。

「彼が鳥アレルギーで。お姉さん、部外者だから」

「部外者…!」

「ねぇ晩御飯どうする?」と、夕飯のことを心配する、節子。

ゆりあは、未だ目が覚めない吾良を家で介護することに。

節子は吾良の事を気遣って2階の部屋で過ごすことにすると言い出します。

「トイレが近いほうがいいわね、だって2回夜に、トイレに起きるから。男手がほしいものね」

ふと、節子の言葉に、箭内が浮かびますが、彼と夫の関係を思い浮かぶ限り、やめておくことを考えました。

ゆりあたちと同じ夜を、2人の幼い娘をもつシングルマザー、小山田みちる(松岡茉優)が。

小学生の小山田まに(白山乃愛)と妹、みのん(田村海夏)は夕食を仲良く食べています。

翌朝。

節子と共に介護サービスの説明を受ける、ゆりあ。

「知らない人が1日に4〜5回も訪問するのは嫌だ」と不安がる、節子。

病室に行くと、なんと、吾良が「…おう」と一言呟き、目を覚ましました。

医師の有香は、意識が完全に回復しなくてもこのような現象は起きる、だけど回復の兆しだと伝えました。

そして、便利屋の伴優弥(木戸大聖)に来てもらいました。

作業着姿の彼を見て、父を思い出す、ゆりあ。

帰り際に、伴の息子も優里亜だと知り、微笑みます。

そして、吾良が帰宅。

介護ヘルパーの葉子に手伝ってもらいながら、吾良はベッドに寝かされます。

その夜、ゆりあは吾良に話しかけます。

「箭内さんとはこうやって寝ていたのに、私とはないのか。自宅介護にしたのは愛なんかじゃないから。そんな風に思うのは一旦引き受けたのにやめられるかって父が言う人だったから。自分でも呪われてるなと思うけど、そうしちゃうんだよ…!愛なんかじゃないから」

その夜、母の節子が激しく咳き込み、熱が。

思わず、救急車を呼ぶ、ゆりあ。

しかし、呼吸器内科の医師が不在で、明日、病院に行かなきゃいけないとのこと。

その後、ゆりあは吾良のおむつをなんとか変えます。

節子の咳き込む声が聞こえて放置できないなか、掛け持ちで一人で介護。

「吾良、おいていくの?」

「志生里ちゃんに来てもらうようにメールします」

「ごめんなさい昨夜彼が出て行きました。寝れなくて沢山吐いてしまい、心が折れています。ゆりちゃんには申し訳ないけど今の状況は外に出れません。追伸、つらくて電話に出れません。」

あまりの身勝手な志生里のメールや、日常の食事のことや自分のことしか心配しない節子に腹立たしさを感じる、ゆりあ。

そこで、頼みの綱として、箭内稟久に電話。

「夜分遅くにすみません…こちらに来ていただけますか」

「なんでもいいから今すぐ来なさい!」

「ちょっと待って!理由なくこんな時間にはちょっと…」

「理由?あなた吾良を愛しているんでしょう!じゃあ来いや!吾良だけじゃなくても吾良の母まで具合が悪くなって…その間だけでも吾良を見てほしいんです。箭内さんが見たいのは、元気でセックスができる吾良ですか?…だとしたらそんなもん…不倫以下のクソままごとだ!」

「やっぱりゴロさんのいう通りだ」

吾良は箭内と会った時、「ゆりあは大きい人、俺が何かやらかすと怒るけど、あとは飲み込んでくれる」

「嫉妬しているけど普通のおばさんですよね?この家に前も来たことありますよ」

「普通のおばさんですよ私は。ご期待に沿えなくて悪いですけどね。それから、自分に酔うのはカッコ悪いからやめたほうがいいですよ」

「説教、好きですよね?」

「説教好きの、普通のおばさんの家にようこそ」

介護士の力を借りて、翌朝、何とか吾良のおむつ交換をしてもらった、ゆりあ。

「吾良さん、嫌だな他の男の人があなたに触るの…いやだな」

吾良の見舞いにきた、箭内は吾良の手を握り、自分のセクシャルな気持ちを吐露。

その間、ゆりあは病院帰りの節子を迎えに行って帰宅。

「ヘルパーさん大丈夫ですか?吾良、ただいま」

なんと吾良が目を開けました。

「目も明いたことですしもうヘルパーさんいいんじゃないですか?」

「目を開けたからってどうにかなることはない。どうなるかわからないよ今後」

「毎日、僕が来ます。あの時から僕は不利だと思っていました、たとえこの先、吾良さんが目を覚めたら、僕の事を容認しなくなる。って思っていたんだけど昨夜の奥さんの暴言で考えが変わりました。不倫以下のクソままごとにしたくないので僕も介護に参加します」

「そんなに自信あるんだ、自分が愛されているって。わかりました、とりあえず最低1ヶ月、休まずここにきてごらんなさい、そしたらあなたの決意を認めます。」

「了解です。」

ふと、インターフォンが鳴り、訪問者が。

なんと、それは、まに(白山乃愛)と、妹。

「この人、知りませんか?」

「パパだ!」

2人の女の子の言葉に衝撃を受ける、ゆりあなのでした。

ゆりあ先生の赤い糸1話感想・みどころ

ゆりあにとって、夫の吾良はかけがえのない存在であることがとても伝わりました。

実は男性とも、別の女性とも愛人がいて、それでも、ゆりあのことは自分を本気で叱り、向き合ってくれる器の大きい人だとバーで話していた吾良の笑顔がとても切なくて涙が出ました。

吾良、こんなにあなたを愛してくれるのは、ゆりあしかいないのに!バカヤロウっていう気持ちにもなりました。

そして、箭内稟久。

おとなしい顔をして飄々とし、涼やかな余裕と腹が据わっているとしか思えません。

当初は話のわかる気の弱い男性なのかと思いきや、自分が手を握るなどしたほうが、吾良の回復が早いなんてひどい。

ゆりあの周囲は、姑の節子、自由すぎる義理妹、志生里、実の妹の不幸を大声であっけらかんと笑う姉の、蘭といった大人の「問題児」だらけといえますね。

おまけに高齢の節子は悪い人でないけど、少し皮肉屋で年を重ねたうえでの頑固になっているところがあるからなおさら厄介ですよ。

「あなたにとって、元気でセックスができる吾良の方がいいのか」というゆりあの熱い心は今後きっと、ひねくれものでミステリアスな稟久の心を変えていくでしょう。

夫が要介護5でいつ目を覚ますか分からない状況、高齢の義母、自由すぎて役に立たない姉妹…ゆりあの周りは、思いやりや協力的姿勢がない人ばかり。

みんなまとめて愛す、ゆりあの強い志は、家族を一つにしていくことを願いたい初回放送でした。

 

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください