うちの弁護士は手がかかる6話あらすじネタバレ
盲腸で入院していた蔵前勉(ムロツヨシ)は、無事、退院。
「ご迷惑をお掛けいたしました。無事、パラリーガル蔵前、退院致しました。」
みんなに退院の挨拶を早速する、蔵前。
「香澄法律事務所」に復帰します。
今日子、辻井玲子(村川絵梨)、丸屋泰造(酒向芳)、岩渕亮平(日向亘)、山崎慶太松尾論)は、バームクーヘンでお祝い。
しかし、彼が入院して仕事に「穴」を開けたというブラックな意味合いも含まれていました。
「蔵前の代わりに寝不足になった」となど当たられつつも、温かく仲間達に歓迎されます。
それに対し、天野杏(平手友梨奈)は、「あなたがいなくても全然平気でした。」と発言。
所長の香澄今日子(戸田恵子)までもが杏は自分のパラリーガルとしてよく働いてくれたと説明。
寂しさを感じつつ、帰路を歩いていると、東京に上京した時からの付き合いの、同級生の麻生一郎(津田健次郎)と再会します。
麻生は東大卒のエリートで、現在は有名予備校「レルネンアカデミー」の講師をしながら、教育系動画配信者として活躍中。
蔵前が笠原梨乃(吉瀬美智子)のマネージャーをしているとまだ思っている麻生夫婦に、蔵前は転職し、弁護士のマネージャー…パラリーガルをやっていると近況報告。
麻生の家にそのまま出向くと、高校2年生の長女、光希(新井美羽)と、妻の悦子(遊井亮子)に歓迎された、蔵前。
娘の光希は東大を目指しているらしい。
後日、麻生の動画を見ていると、辻井、山崎、岩渕、丸屋が囲みます。
「麻生さんの動画ですね。」
「同級生なんですよ。あー僕、最近ね、家に一人帰ると、寂しさや虚しさを感じて」
「それ、ミドルエイジクライシスっていいます。」
「わかってくれるのは丸屋さんだけだよ」
麻生は「香澄法律事務所」へ行き、遺言書の作成を頼んできました。
遺言状とは別に相談があるとも言葉を続け、タブレットを蔵前、杏、香澄今日子に見せます。
実は1~2カ月前から、彼の動画に誹謗中傷の書き込みが増え続けていることを打ち明けられました。
アンチコメントは全て同じアカウントからでした。
動画配信の運営会社は簡単には個人情報を教えてくれないからプロバイダーを特定する必要があるのです。
依頼を引き受けた杏は、プロバイダーを相手に発信者情報開示命令申し立ておよび消去禁止命令申立をおこないました。
プロバイダーからの情報開示が届くまで時間が必要とのこと。
麻生は自分の財産を整理し終えたので、次は麻生の遺言書作成に携わる、杏と蔵前。
蔵前と麻生は2人で居酒屋「むつみ丸」へ。
「実はマネージャーの仕事、突然のクビ。かっこつけちゃってごめん。今の法律事務所に拾ってもらったばかりなんだ。いっちゃんはすごいよ」
「べんちゃんは失って得たものあるんじゃない?失って得たものは多いよ。あの弁護士先生に。うちの子より上だろう?ちょっとした言葉で着火しちゃうんだよ、向こうから興味ある言葉を使って話すと良いよ」
「賭けてみたいんだよね、彼女に。一生懸命なの、あの人は。輝かせたい。んなことできるかどうかわからないけど」
「得たものはでかかったんだ」
「まぁな」
杏は、蔵前のネットに殺害予告があり、蔵前は麻生の元へ。
しかし、麻生は仕事へ出かけ、特に大したことがないと取り合いません。
「あの…さっきの話ですが、思い当たる事が」と、麻生の妻、悦子。
その夜、蔵前は上山田(前原滉)という相談系動画チャンネラーの動画を見ました。
昔のドラマのオマージュやセリフを言うチャンネラー。
彼は、東大取扱説明書チャンネルを批判したのです。
「これは麻生さんのため。視聴者は乱闘が好きなのよ。この前コラボしているんだ。同志なの。いいですか?配信者と視聴者は支え合っています。裏垢作って投稿なんてしませんよ。あの人かも…」
すると、麻生の塾の同僚教師を追求。
「もうじき、麻生さん、おやめになりますよね。」
「いい加減にしてよ、あいつとはもう関わりたくないんだよ。」
事務所に戻ると、杏がタブレットを叩いて怒っていました。
杏は単独で、夜遅くまで動く、蔵前が内心、心配なのです。
その頃、またあの居酒屋で呑む、蔵前と麻生。
「仕事、大丈夫?」
「俺なんかサラリーマンじゃないから全然、大丈夫?」
しかし、蔵前は過去に自信が香澄法律事務所を訪れる寸前に、自殺未遂をしてしまった過去が蘇りました。
麻生が明るく振舞いながら、苦虫を噛み潰したような顔をしていて、彼が精神的なストレスを抱えていることに気付いていました。
実際、麻生は朝食の時、光希の好きなアイドルの話をしたり、受験の話をします。
「それダル絡みでうざい。だったら朝会話しない方がまし。行ってきます。」
実際、妻との仲も冷え切っており、娘との距離の縮め方も分かっていません。
蔵前は杏のご機嫌を取ろうと、ケーキやグミや新しいテレビで気を引きます。
しかし、杏は不機嫌な態度をとります。
「先生、ずっと同じグミに飽きることはありませんか?」
「ありません。飽きる理由がどこにあるんですか。」
ふと、蔵前は、かつて梨乃が同じ抹茶ラテを飽きずに飲んでいたことから、今回の件を解決するヒントを得ます。
また、麻生の件で、麻生の家には不穏な臭いがするゴミと、「殺すぞ」の書き込みが。
一方で、麻生の妻、悦子は香澄法律事務所を訪ね、麻生一郎が浮気をしているので、離婚をしたいと申し出ました。
担当は、村井玲子。
「離婚だけだと証拠不十分です、慰謝料を請求しましょう。」
しかし、杏も協力することに。
その夜、麻生家で、嫌がらせをした男を麻生が目撃。
鬱状態の麻生は、休講。
麻生の家にごみを捨てる嫌がらせをしたのは、動画投稿者のラブ相談チャンネラー、上山田。
杏が蔵前にどこにいるか聞いた時に、工事の音がする現場や、麻生家周辺をうろついていたことが発覚。
それに合わせて彼が動画を投稿した時間帯にもズレがありました。
「ゴミは俺だよ。お前と俺らとコラボした彼女と、俺で3人でコラボした時にお前が彼女と先に連絡先を交換したから。でも誹謗中傷したのは俺じゃない。」
「誹謗中傷を書き込んだ相手のプロバイダーはこの家です。死ねって書き込んだ相手はこの家からの発信です。」
「私、パパがずっと東大チャンネルを開いて、どんどんみんなからの期待が増えて…ストレスだった。いつも家族と良い距離を保ついいパパぶっていて…パパとママには私の気持ちは分からない。」
「光希がしたことはパパがやったことだよ。俺は光希からも悦子からも嫌われたくない。」
「それじゃあ私がしたこと、バカみたいじゃん。なんで私がしたことちゃんと怒ってくれないの。」
「…そうだよ、馬鹿だよ、言いたいことあるなら言えよ。っておじさんは思います。」
「あなただって浮気していたでしょ」
「その浮気相手だとあなたが想っていた相手は、動画でコラボレーションした相手で、いっちゃんにとって、メンタルクリニックのカウンセラーでした。」
やがて、麻生の作成された遺言書を読むことに。
「悦子へ、何時も迷惑ばかりかけてごめん、いつもいつも本当にごめん。あなたには感謝しかありません。共に人生を歩むパートナーがあなたで良かった。残りの人生が幸せで豊かでありますように。光希へ、貴方の笑顔と幸せが見たくて、このチャンネルを作った。パパと同じ東大を目指すことを知って嬉しかった。パパはあなたに幸せな人生を歩んでほしい。」
「パパ…ごめん。」
「光希ちゃんにもストレスが抱えていたものがあったと思います。だけどバカな書き込みは良くない。殺してやるって言葉は深く相手を傷つけるし、その傷跡は残ってしまうよ。あとは家族でゆっくり話し合ってください。」
麻生家は改めて家族で何がこれから大切か話し合いながら、解決へ向かいます。
「いや、父と娘の関係は難しいですね。天野先生もそうでしたか?」
「いえ、幸せでした。だからこそ父の名前を利用した彼女を許せない」
その彼女とは、血のつながらない姉、天野さくら(江口のりこ)。
この前に、違反書類を作成してミスした大神楓(菅野莉央)の失態に皮肉を言う、さくら。
「なぜ、彼女ほどの弁護士にこだわる理由があるんですか?」と、楓。
「言い訳している場合?」
「済みません…」
その頃、今日子は杏が弁護士を目指すきっかけとなったある弁護士、椿原(野間口徹)と連絡をとっていました。
彼は杏と再会できることを楽しみにしています。
杏は少しずつ香澄法律事務所の面々に心を開き始め、蔵前と丸屋に、プレミアラッコのぬいぐるみをあげました。
うちの弁護士は手がかかる6話感想・みどころ
盲腸から復帰した蔵前が再会した友人、麻生。
自分が動画でバズったことで、東大卒業の父をもつ一人娘の光希には周囲からの期待や精神的なプレッシャーがかかり、自ら父を「死ね」と誹謗中傷。
その前にもコラボレーションした動画チャンネラーからの嫌がらせ行為。
これは麻生が心を病むのは当然ですよね。
妻にすら、メンタルカウンセラーと動画でコラボして会ったことを浮気相手だと誤解され、娘には誹謗中傷される。
でも、蔵前が光希がしたことはバカなこと、正直に父親に向き合うことを厳しく、だけどオブラートにも包んで伝えたシーンはしびれました。
光希が誹謗中傷の重大さ、家族を大切にする心を取り戻せたかもしれません。
後半は、さくらをやはり恨む、杏。
杏は父との親子関係が良好だったからこそ、父の名を利用して何かをしている血の繋がらない姉、さくらを許さない。
杏とさくらの溝は深い。
しかし、杏が弁護士を目指すきっかけとなり、希望をくれた椿原との再会。
杏に少しでも笑顔が戻りますようにと願う6話でした。