私たちはどうかしている

私達はどうかしている最終回

私たちはどうかしている最終話あらすじネタバレ

真実を知りたい七桜と、七桜のことがいまだに好きで、実の父が樹を殺したのかと疑念を抱いています。

18年前、何か大事なことを忘れているのでは?ともやもやする気持ちが頭をめぐります。

血の繋がりで後継者を選ぶ慣習を破る覚悟を決めた、「大旦那」こと、宗寿郎(佐野史郎)。

そんな彼の思いに触れた椿(横浜流星)は目の症状が悪化するなか、除夜祭での七桜(浜辺美波)との対決に必ず勝つことを決意。

遡ること11月10日・・・・

椿の目のことを心配する光月庵の男性従業員たち。

自分は再び光月庵を輝かせると決めた・・・椿はそう決めます。

今日子は宗寿郎に対して、なんで七桜と椿が対決しなければならないのか?七桜の母、百合子は樹を殺した張本人だと責めます。

しかし、宗寿郎の考えは変わりません。

同じ頃、栞は仕事中にお客から購入するお菓子のことを訪ねられて分からず、困ります。

咄嗟に、城島が助け舟を出してくれますが、申し訳ない気持ちでいっぱいになる栞。

城島は、以前、栞に対して、「椿はあんたのものにはならない・・・」と心無いことを言ってしまったことを詫びますが、栞は自分が妊娠していないと素直に継げるのでした。

また、2人でお客様に出すお饅頭を見て、栞が幼い頃の父との確執で饅頭がトラウマなことを栞の口から聞いた城島。

栞は幼い頃、姉妹差別を父からずっと受けていて、父からは姉たちと比較されてきました。

大人になって椿の元へ嫁ぐまでは、その心理的虐待が続き、庇ってくれる理解者の母や姉2人の存在があっても、自分への劣等感や、消極的な性格になってしまったのです。

少女時代、父が自分にも饅頭を買ってくれたことが純粋に嬉しかったのに、それには餡子が入っていなかったのです。

自分は餡子が入っていないのに、普段、優しい姉たちの饅頭には、餡子が入っていたのに・・・と。

城島は、虐待ではなく、栞の年齢が姉たちより幼いことや、虫歯を心配して敢えて餡子が入っていない饅頭を親が選ぶことが和菓子にはあると伝え、フォローします。

一方、七桜は店を閉めて対決の準備に集中していました。

しかし、和菓子につける赤い素材を見た時に、パニック発作を起こしてしまいました。

七桜は母、百合子と自分が赤に染まって母と引き離されていく悪夢までみていました。

多喜川(山崎育三郎)は、七桜が光月庵に縛られた椿(横浜流星)を自由にするために勝ちたいという健気な思いを察するのです。

必死になるあまり、七桜はプレッシャーから初めてお菓子作りを怖いと感じ、スランプ状態になってしまいました。

七桜は、ずっと一緒にいた椿にはわからない、大旦那が求めているお菓子が自分よりも椿のほうが分かっていると焦るのです。

精神的に不安定になり、赤いものを見なくても発作を起こし、多喜川がフォロー。

お客さんからもらったみかんを見せ、その香りをかがせて落ち着かせます。

「光月庵を継いでもこのまま花がすみに残っても、七桜は七桜だ、自分の好きなお菓子を自信を持って作ると良い」と多喜川。

さらに彼は、七桜に全てが終わったら、結婚してほしいと口にします。

その弱気な姿を見て、七桜を励ます多喜川ですが・・・。

椿は、夕子にばったり会います。

そこで、七桜が復讐のためにずっと動き、夕子すらも協力者だったことを口にした椿に対し、夕子は、七桜が椿との子を身ごもったことがあったことを隠して去っていったと告げるのでした。

その頃、椿に拒絶され、自己嫌悪に陥った栞(岸井ゆきの)は、城島(高杉真宙)に椿の子を妊娠したのは嘘。

城島に親の愛を気付かされた栞は、自分の気持ちを押し殺して、椿のために心を注ぐ七桜をまぶしく思っていて、ずっと言えなかった真実を話そうと、城島と2人「花がすみ」を訪れるのです。

栞は自分が妊娠していないことや、本当は椿が七桜のことを想っていたことを伝えました。

火事の時、本当は後継者しか使う事を許されない和菓子の創作道具を本当は今日子が守っていたことも話します。

城島は火事が起きてから火事の記憶が薄れ、自分が和菓子製作道具を守ったと思い込んでいたことも城島が細く。

もし、勝負に負けたら、光月庵や椿を一生選んで生きてゆくのか?と問う城島。

 

そんななか、今日子(観月ありさ)は、栞の妊娠が嘘だと気付きながらも、無理やり、椿との結婚を勧めようとしています。

どんな椿を光月庵の跡継ぎにしようと躍起になる今日子。

椿は栞を庇い、無関係な人を巻き込むのをやめようと伝えました。

さらに、栞に対して、「ほかのどの男性でも良いから妊娠しろ」と迫る今日子に対し、椿は彼女の行為を責めます。

夕子(須藤理彩)に偶々、遭遇した椿は、3年前、七桜が抱えていた秘密を知ります。

和菓子対決が終われば、勝っても負けても会えなくなる・・・。

多喜川は、七桜が自分に想いがないことを悟り、椿の元へ七桜を行かせました。

七桜は椿に、あの18年前のことを思い出し、椿のことが好きなのに憎んでしまう葛藤を告げました。

2人はやはり思いが通じ合い、椿と七桜は一夜を過ごしてしまいました。

そして迎えた除夜祭当日・・・椿と七桜の「運命」が決まります。

今日子は、除夜祭当日に、ある人に電話をしていました。

それは、溝口(吉沢悠)。

七桜は柚子を丸ごと入れたお菓子を宗寿郎に披露。

「冬暖」という名前のお菓子で、姫柚子を使用した香りを閉じ込めたことを説明。

七桜は幼き日の母との優しい記憶が制作のヒントになっていました。

「ずっとお菓子の香りが続く和菓子で、寂しくならないお菓子をいつか一緒に作ろう」と母と約束したのです。

一方で、椿は、「つばき餅」という父と幼い頃に作った和菓子を披露。

幼き頃、樹から作り方を教わったのでした。

宗寿郎は樹の味を覚えていた椿に感動して思わず涙するのでした。

さくらは右の部屋、椿は左の部屋・・・「このお菓子だ」と思うほうの襖を開けるという宗寿郎。

女将として、今日子が椿と七桜、どちらかのお菓子を食べて決めることを促す宗寿郎。

そして、いよいよ、宗寿郎は光月庵の跡継ぎがどちらかを伝えました。

それは、七桜でした。

今日子は、姫柚子のお菓子は椿だと思っていました。

椿が作ったお菓子は、つばき餅・・・樹から教わったお菓子だ!と今日子に声を荒げた宗寿郎。

今日子は、何のために貴方を生んだんだかと悪態をつきます。

宗寿郎は、椿が作った「つばき餅」は美味しかったけれど、あのお菓子は自分に向けてのお菓子だった為、七桜を選びました。

宗寿郎は、椿が自分に認められたくて作った和菓子だと分かっていたのです。

椿は宗寿郎に認めてほしい、愛してほしい、跡継ぎとして、息子として認めてほしいという疾走感をずっと抱えていましたが、椿に対し、宗寿郎は、「これからは後継者や光月庵に縛られず、自由にお菓子を作ってほしい」と伝え、息を引き取るのでした。

椿は宗寿郎の葬儀に黒い私服で出席、光月庵を去ることを決めたのです。

一方、栞は優しい母や姉たちから実家に戻るよう言われます。

父は相変わらず「好きにしろ」と冷ややかにあえて接し、栞は思わず呼び止めて声をかけますが無理でした。

椿は七桜に「光月庵を潰さないでほしい」と告げて去っていきました。

七桜は葬儀にいた多喜川に「まだやることがある」と言います。

それは、母、百合子の夢だった自分のお菓子を光月庵で販売することでした。

ママの桜の羊羹・・・それは赤い素材。

発作を起こす七桜に皮肉っぽく声を掛ける今日子。

七桜は「樹を殺したのはあなただ。本当のことを言ってほしい」と食って掛かります。

しかし、今日子は、「この店は渡さない。私は殺していない。殺したのは貴方の母」と七桜に相変わらず好戦的。

七桜は彼女がいる限り、危ないと伝えます。

その夜、城島と栞は夕子の店で夕飯を食べますが、そこで、溝口は樹の父ではないかと城島から疑惑を向けられます。

しかし、彼は自分ではないと答えました。

椿と多喜川は兄弟でした。

椿は多喜川家の血を引いているのです。

当初は、今日子と夫が樹を仕組んで殺したと囁かれていたのですが、事実は違うとのこと。

このことは最初から夕子も知っていました。

今日子は精神的に糸が切れ、七桜と駆け付けた多喜川の目の前で和菓子道具を燃やすことに。

椿のことは、血のつながりが樹となくても、光月庵の跡取りとして、多喜川秀幸(丸山智己)から生んだのです。

今日子は七桜の母が樹と恋人となり、七桜を身ごもったことで嫉妬と憎悪が・・・。

山口(和田聰宏)は、最初から樹を殺した犯人が今日子だと見抜いていましたが、あの事件があってから従業員にお給料が支払われるなど好待遇を受けた・・・。

山口はすべてのことを知った上で、いつか、この事件の事実が明るみになることをずっと願ってきました。

しかも、事件当日、七桜の包丁を持ち出したのは今日子。

事件当日、父、樹がまた七桜の母、百合子と一緒にいるのでは?と疑い、樹を呼びに行った椿。

その時にはすでに樹は息絶えていました。

今日子は元々、違う包丁が落ちていたにもかかわらず、凶器の包丁を今日子が七桜の母、百合子の包丁とすり替えたのでした。

椿も七桜も今日子が樹の部屋を出るのを見ています。

今日子は椿の実父に頼んで、百合子を殺させたのでした。

全てを知った七桜は、激怒して今日子と対峙。

多喜川は、とっさに、七桜を庇います。

今日子の夫、多喜川秀幸は、樹を殺すことに怖気づいてしまい、できませんでした。

そしてついに、多喜川(山崎育三郎)が真実を伝えます。

樹を殺したのは、自分だと・・・。

多喜川薫によれば、元々、多喜川家にて、光月庵のお菓子は好評でした。

多喜川秀幸は、今日子との間に椿を身ごもりました。

多喜川家では、薫の母は夫と今日子のことを知り、母は自殺。

多喜川薫は、母の死の寸前まで父、秀幸は今日子の元にいることを知り、怒りをずっと抱えていました。

また、薫は樹を殺しました。

樹への復讐を薫は抱いていて、光月庵にいる彼を訪ね、樹は薫が何の目的で来たのか察知し、揉み合いの末、包丁が刺さってしまいました。

これが樹の死の真相・・・。

さらに、光月庵の事件で自分の犯した罪を反省すると共に、今日子への復讐をずっと目論んでいた薫。

さらに、七桜が前の店を首になるように仕向けたのも薫、事件のことを機者に調べさせたのも彼の仕業でした。

七桜がせめて、光月庵で和菓子作りを純粋に続けれたらという優しさと、今日子への復讐と憎悪が入り混じって生きてきたのです。

薫は七桜よりもかなり前から光月庵への復讐を考えていた人物でした。

椿が七桜を庇いますが、七桜は精神的におかしくなった薫は、薫に刺されそうになる薫を制止。

ナイフは辛うじて、七桜にも薫にも当たりませんでしたが、七桜はトラブルが原因で手を負傷。

薫は号泣して、七桜に謝り、自分が本当は、七桜を幸せにしたかったし、今日子をずっと標的にしてきて、今日子を殺すつもりが樹と揉み合った末に、彼を殺してしまったことを謝罪。

その後、椿と七桜は縁側で会話している最中、七桜は椿の目が以前にも見えなくなってしまっていることに気付きました。

今日子は一人、首に怪我を負ったまま、公園でシャボン玉で遊ぶ幼い男の子を椿と重ねました。

椿に、後継者として厳しく接してしまったこと、椿を本当は愛していたこと・・・数々の記憶が蘇ります。

椿を本当は愛していたこと、純粋に温かい家族がほしかった自分の気持ちに気付いた今日子。

男の子が車の前に飛び出し、その子を庇い、今日子は車に轢かれました。

そして、そのことを光月庵の従業員たちから聞いた椿や七桜は病院に駆け付けますが、今日子は亡くなりました。

運ばれた時は既に、手遅れ。

椿が目の病気だと今日子は実は知っていて、角膜移植手術を椿が受けられるように、わざと事故に遭って死ぬ状況をつくったのです。

24時間以内に自分が死ぬ方法が、交通事故。

さらに、今日子は除夜祭当日、秀幸に電話していたのではなく、椿が目の手術を受けられるように医師に懇願していたのです。

目の移植角膜手術を椿に受けさせ、椿が和菓子を作り続けられるように・・・。

悪態をつきながらも、最後に母親らしいことをした今日子。

七桜と椿は、別々の道を歩むことになりました。

光月庵を七桜が次、栞は光月庵で引き続き働くことに。

溝口は改心し、七桜の良き顧客として店を訪れました。

そして、七桜はすべてが決着し、パニック障害を克服!赤い食紅を使えるようになりました。

拘置所にいる薫は、夕子に今後も七桜をフォローしてくれるよう頼みます。

城島は栞に告白し、従業員たちや七桜を和ませました。

その頃、椿はもうすぐ退院です。

幼き頃の優しい椿との記憶が蘇る七桜。

椿の元へ急ぐ七桜。

ばったり退院した椿に会う七桜。

椿は目の手術が成功。

七桜は、初めて会ったあの日から椿のことが好きで、お菓子を一緒に作りたいという思いがずっと胸の中にあったと伝えました。

椿は七桜と共に、光月庵で和菓子作りを続けることに決めたのでした。

その証拠に、桜の母、百合子が作った桜の羊羹が光月庵の新作になりました。

椿と七桜、光月庵を取り巻く呪いが解けた2人は輝かしい未来と新しい道を歩むことになります。

私たちはどうかしている最終回感想・みどころ

樹を殺したのは多喜川薫(山崎育三郎)だったとは・・・しかも、七桜よりもずっと以前から、光月庵の今日子への復讐心に燃えていたとは予想外の展開でした。

七桜は薫のことをとても信頼し、一時は椿と薫の間で心揺れていたのもあって、薫への強い裏切りを感じていましたね。

私も、多喜川がこれほど七桜を気にかけているのはもっと重要なキーパーソンだと思ってきましたが、彼は一番、光月庵を憎んでいた人物で切ない。

元々、七桜の母、百合子が光月庵で作るお菓子を家族みんなで味わっていた多喜川一家。

母が父、秀幸(丸山智己)が今日子と不倫したことによって、精神的におかしくなり、亡くしたこと・・・。

秀幸を夢中にさせた今日子の罪・・・。

しかし、彼女も、元々、光月庵の嫁として、妻として真っ直ぐな気持ちで店を守ろうとしていたのにもかかわらず、七桜の母、百合子(中村ゆり)が夫の樹と浮気の末、七桜を身ごもったことに家族の裏切りを経験した「被害者」なのは悲しすぎた。

普段からずっと毒づき、光月庵の跡取りの為だけに椿を生んだとまで言いましたが、本当はどこにでもいる母として椿を愛していたことがラストシーンで分かりましたね。

椿の目の病気を既に知っていて、必死に手術が受けられるように除夜祭の日、電話をしていたり、宗寿郎の存在含めて、全ての復讐が終わってから、最期は息子が光月庵で和菓子製作を続けられるように、わざと車にはねられたなんて・・・。

今日子が公園で見かけたシャボン玉で遊ぶ男の子は、幼き椿・・・普通の親子として、母に遊んでほしかった椿と、跡継ぎ教育として椿にあえて厳しく接してきた今日子。

この2人の心の溝は、悲しいかたちで終結しましたね。

今日子の内心に秘めた愛だけでなく、宗寿郎が七桜と椿を誰よりも大切に思ってきたからこそ、威厳ある態度で接してきた様子も、今日子とはまた別の優しさだと感じました。

ラストシーンでは、それぞれの未来、明るいこれからの光月庵という様子が伝わってきました。

栞にも家庭という窮屈な場からずっと逃れ、本当の自分でいられる居場所が見つかったり、七桜と椿が幼き日の約束のように、純粋にお菓子を作る気持ちになり、共に新しく生まれ変わった光月庵で、七桜の母、百合子が作った桜の和菓子を作れて良かったです。

夕子は最後まで頼りになる七桜たちの味方で、多喜川は優しさと罪深さから更生の道を歩んでいます。

新たな希望に向けて、「私たちはどうかしている」が、「どうかしていた」と全員が思えるような光が注がれた最終回でした。

 

 

 

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