絶対零度未然犯罪潜入捜査班2話あらすじネタバレ
井沢範人(沢村一樹)は、保釈以降に行方をくらましている被告、町田(中村育二)の件で警視庁捜査一課の早川(マギー)から事情聴取を受けます。
井沢はマジックミラー越しにその様子を見守る、法務省官僚で、井沢がチームリーダーを務める、未然犯罪潜入捜査(通称・ミハン)の統括責任者、香坂(水野美紀)に腹を割って話さないかと提案。
香坂と対峙した井沢は、妻子をかつて殺された凶器のナイフが一か月ほど前に自分の元へ送られてきたことを香坂に話します。その犯人で、服役中の宇佐美(奥野瑛太)に香坂が面会に行った理由を問いただそうとする井沢。
一方で山内(横山裕)に井沢の監視を命令していた公安部部長の曽根崎(濱田学)は、表向き、町田の死因を自殺と発表。しかし、山内に井沢の監視を密やかに引き続き頼んでいました。
ミハンシステムが新たな危険人物をピックアップします。そのターゲットは近所に住む高校生、時田明日香(竹内愛紗)をストーキングしている疑いがある無職の男、馬場智樹(影山徹)。
意図的にストーカー規制法に触れない程度で付きまといを続けています。また、彼の生活環境は最悪で、ギャンブルで作った借金のせいで闇金のターゲットにされています。一方、優等生として有名な、明日香も何らかの理由で学校をさぼりがち。ついには、母親と口論後に家を飛び出してから拉致されてしまいます。やがて、明日香について衝撃の悲しい事実が明らかに・・・・ !そして、前回の衝撃的な場面として、井沢は本当に香坂を衝動的に銃殺してしまったのでしょうか?!爆発物事件の真相とは?
警察が爆弾物事件の現場に駆け付けると、井沢範人が拳銃を持ち、手を血で染めていました。彼を取り押さえる警官たちを振り払い、逃走した井沢。
そんな彼にショックを受けて呆然とする小田切。小田切は同じく駆け付けた山内に、井沢を止めてほしいと頼み、泣き叫ぶのでした。
遡る事数日前・・・。
警視庁にて、町田の件で早川から取り調べを受ける井沢ですが、途中でその様子を見守る香坂と会話します。香坂から町田が殺される前に接触したかを聞かれ、そうだと答えた井沢を香坂は益々怪しみます。
いっぽうで井沢は、香坂に自身の妻子が冤罪事件で宇佐美に殺された際に見つかった凶器の小型ナイフが自分の元へ送られてきたと自分の身に起きた不可思議なことを伝えるのでした。
後日、井沢と、小田切、山内などは、高校生の時田明日香を付け狙う、馬場を追跡。
山内は井沢たちに協力してミハンチームとして働きつつも、上司の曽根崎から、井沢を引き続き監視するようにと命令を課されるのでした。
夜も帰宅した明日香を監視するミハンたち。明日香は母親、時田幸子と「彼女にまつわるあること」で口論になり、幸子は衝動的に、明日香の頬を叩いてしまいました。
闇金のふりをして繁華街を調査しながら、馬場の行方と身辺を探る山岡(森永悠希)。
すると、馬場が途中で行方をくらまし、明日香を誘拐したことがわかりました。
さらに明日香の両親に聞き込みを行うと、明日香はひどい喘息持ちで、ステロイド剤を飲まないと、ひどい発作が起き、命のリスクを伴うとのこと。井沢たちは明日香の体のことを心配し、一刻も早く彼女を救助しようと行動に出ます。
小田切と吉岡は、馬場が明日香の誘拐に関して、浦上という男や、日名子という女性と接触していることを潜入して突き止めました。浦上はさらに、別の怪しい男、高橋とも接触。
吉岡は浦上と接触する別の男を追いますが、何者かが裏口から吉岡の頭を強く殴打!見失ってしまうミハン達。
一方で、浦上が最初に接触した、日名子は国際セキュリティシステム情報管理課に勤めていることがわかりました。
国際セキュリティは防犯カメラの取り扱いをしていて、浦上は国際セキュリティ情報管理課に勤める日名子を利用して、自分が防犯カメラに映る様子が分からないように工作していました。
香坂がミハン達の捜査現状を知り、吉岡が怪我をしたことで、井沢達に捜査をこれ以上続けるのはリスクがあると意見。
井沢たちは、馬場が最初から浦上に利用されていることを見抜きます。また、明日香の誘拐には、浦上と高橋の他にもう一人、別の人物が裏で糸を引いていることを指摘。浦上は馬場をおとりにしながら次々と仲間を使い、その別の人物の指示で動いていて、明日香の事件を「未解決」にしようと目論んでいたのです。
ミハン達は捜査を続けていくうちに、明日香の両親が「キャバクラM」へ向かっている様子を目撃。明日香がここにいるのでしょうか?小田切は明日香の両親を追います。
そのクラブのママ、真澄。
真澄に明日香の両親は信じられないことを追及します。真澄は、明日香の実母で、明日香は時田家の実子ではありません。幸子と夫、守は、明日香が実母の真澄に会いにこのクラブに来なかったかを尋ねます。来ていないと答えた真澄。
さらに、明日香が自分の本当の両親を知りたいとDNA鑑定に足を運んでいたこともわかります。
幸子が真澄に対し、明日香を殺そうとしたくせに!と意味深な発言をしたのも鍵でした。
幸子はかつて児童相談所に勤めていて、その時、真澄と彼女の夫、河田から明日香を保護したのです。やがて、児相から異動で明日香が殺されることを悟った幸子。明日香の母である真澄からは、商売を始めるから「明日香を買わないか?」と持ちかけたのでした。信じられない状況にそれを断った幸子。以降も、幸子は明日香の様子を見守っていたところ、明日香が衰弱するほどの虐待を受けていたことを知り、100万円を支払ってまで明日香を救い、「娘」にしたのでした。人身売買に加担して瀕死寸前の明日香を助けたのです。
河田は真澄の内縁の夫で明日香の実父。人材派遣会社を経営しています。河田と浦上が接触した第3の男、高橋は河田の会社で働いていたのです。河田の人材派遣会社は、表向きは健全な人材派遣会社で外国人労働者も積極的に雇用していました。
河田は自身が臓器に疾患を抱えているのを理由に、明日香が自分と同じボンベイマイナスのО型だと知って、馬場や浦上、高橋を利用して、明日香の臓器を自分の体内に取り入れようとしていたのです。闇医者にまで頼み、喘息持ちの明日香を衰弱させ、強制的に手術しようとするものの、井沢たちは駆け付けて阻止。
明日香は自身の生い立ちを既に知っていて、「もう売られたり買われるのは嫌だ」と言って両親の元を飛び出したのです。
明日香は無事、幸子と守の元へ戻りました。かつて明日香を救う手段としてどうしても、「人身売買」で明日香を救い出したこともあり、彼らの犯罪は「時効」。
そこで井沢は明日香を正式に養子にできるように再手続きをおこなう指導を幸子と守にこれから行う予定だと言う井沢。
明日香の事件が解決したものの、井沢は相変わらず精神的に病んでいて、妻子の幻覚を度々、自宅で目にして苦しみます。
山内と井沢はその夜連絡を取り合い、井沢は山内に、「もし俺が一線を越えることをしたら、撃ち殺していい」と告げるのでした。そして、あの「爆弾事件」の真相へ繋がっていきます。
井沢を追う山内。そこで井沢と格闘になり、彼は井沢に銃口を向けたのでした・・・・。
次回、3話では、新たなバレリーナの女性に纏わる事件と、山内が咄嗟に井沢に銃を向けて発砲したアフターストーリーを紹介!来週もお見逃しなく。
絶対零度未然犯罪潜入捜査2話見どころ・感想
1話では、爆弾物事件が発生したことで、小田切と山内が必死に現場に駆け付け、犯人を取り押さえようとしたものの、そこにいたのは手を返り血で染め、呆然とした表情で拳銃を握る井沢と、流血して倒れている香坂。この1話での真相が2話で解明されていきます。
さらに、ミハンシステムがAIや防犯カメラのデータから次に起こりうる犯罪として、高校生、明日香と彼女を付け狙う無職の男、馬場との関係が鍵です。馬場は明日香によからぬ好意を抱いて近づいたのかが気になります。
明日香が何らかの理由で揉めているのは彼女に纏わる出来事が関係しています。明日香が病気持ちで、ステロイド剤を吸入しないと喘息の発作が起き、リスクのある子・・・。
いくらなんでも女の子の頬を叩くのはやり過ぎかな。明日香の体のことを心配し、世間知らずな彼女を心配するがあまりかっとなった母の行動がちょっとつらかったですね。
泣き叫び、パニックになる明日香を監視カメラでにやにやしながら見る、馬場・・・最低ですね。喘息持ちの人だと、こういったパニックな状況によって発作が起きることもあるというのに。
でも、明日香が実は幸子夫妻の養子で、児相に勤めていた幸子が必死の思いで「娘」として育てていた背景があったとは。だからこそ頬をビンタしてでも明日香を引き止めたかっただろうし、守りたかったのではないでしょうか。
明日香の実母、真澄は店を大きくするために明日香の誘拐に関わっていると思われましたが、実は夫の河田と手を組んでいたひどい実態。
明日香が実父、河田の臓器の病気のために彼女の臓器を抜き取られそうになるシーンはいたたまれませんでした。
明日香が闇医者に麻酔をかけられ、河田と対面し、手術台にあがらされた時は緊迫でしたね。ミハンチーム、急いで!と言いたくなりました。
井沢が河田に言ったように、明日香の実の両親、真澄と河田はクズそのものですね。
最後に井沢が山内と格闘になって、自分が一線を越えたら撃って構わないという危機的状況はざわつきました。山内は井沢との信頼関係から一瞬撃つ箇所を外して・・・・でも、次に追い詰めて撃った時の真相が3話に向けて気になりました。次回も楽しみですね。