119エマージェンシーコール

119エマージェンシーコール7話 姉妹の連携プレイ!小夏に奇跡が!

119エマージェンシーコール7話あらすじネタバレ

雪は道路沿いで、雪が降ったらいいなと願う幼い姉妹に微笑みました。

粕原雪(清野菜名)が受けたのは、吐き気で苦しむ女性からの通報でした。

「119番消防です。火事ですか?救急ですか?」

「救急車を向ける場所を教えてください」

「救急です。あの吐き気が止まらなくて。」

「救急車が向かう住所を教えてください」

「尾野前ってバス停なんですけど」

「尾野前ですね?上りですか?下りですか?」

「穂谷行きの方で」

「分かりました。救急車向かわせますので、お名前とご年齢教えてください」

「河野涼子です。53です。」

「河野さん、吐き気以外に何かありますか?冷や汗が出たり頭痛が出たり」

「あ…あ…あ、あ…」

「河野さんどうされましたか?」

女性は名前や居場所を伝えたあと、言葉を発せなくなってしまいます。

「声出せないかも。電話叩いて答えてもらって」後ろからアドバイスする、箕輪健介(前原滉)。

「河野さん声が出ませんか?はい、なら1回指を叩いて下さい。声が出ないんですね。周りに電話を代わって下さる方はいますか?…誰もいないんですね。それじゃあ呼吸はできていますか?

「呼吸の他に苦しいところはありますか?」

とん、とん…と、指で合図する河野。

「救急車が到着するまでこのままお待ちください。ご不安でしたらこの電話を繋いでいますね」

雪は副台の箕輪健介(前原滉)のアドバイスの元、救急車出場させ、事なきを得ました。

その後、雪が先程の通報の報告書を読んでいると、女性は救急隊が到着してからも声を出せず、筆談で対応したと記されていました。

「それさっきの通報の報告?」

「はい。結局あの方、救急車が着いてからも声が出なかったみたいで筆談で対応したって」

報告書を見た箕輪が女性の症状を考えていると、雪は即座に失声症だと告げます。

「ああこういうのなんだっけ」

「失声症。精神的ストレスやトラウマが原因で声が出なくなるよね。私の姉、失声症で。ここ5年くらい。でもそれ以外は元気だし、あれなんですけど」

そして、雪は姉の小夏(蓮佛美沙子)が5年前頃から、失声症になった事を聞いていました。

「5年前って、粕原さんが消防に入るかどうかの時期だし、もしかしたら関係あるかもって」

話を聞いていた新島紗良(見上愛)は、雪が消防に転職した時期なので、それが関係あるのではないかと問いかけます。

「私が消防に入ってのは別の理由なんだけど。でもやっぱりあれからだよね」

「ん?」

「ううんなんでもない」

上杉(酒井大成)が声で通報できない人への対応はどうするのかと雪に質問します。

「あの質問いいですか?そもそも声で通報できない人ってどうするんですか?そういう通報があったりすると、119番に通報したくても何も伝えられないじゃないですか」

高千穂一葉(中村ゆり)が田中悠(三浦獠太)と現れました。

「上杉君それ研修で教えたはずだよ」と、高千穂。

「え?そうでしたっけ」

研修で教えたはずだという高千穂に兼下睦夫(瀬戸康史)も指摘します。

「聞いてなかったんだろ、消防の仕事なめてた節あるし」

「済みません!」

「その素直さに免じて教えてあげよう」

「ネットで119番…」

「音声で119番通報ができない方のためのシステム。スマホや携帯で専用のウェブサイトにアクセスすれば、画面操作だけで通報できるの。司令センターに繋がった後はチャット機能を使って文字で状況を伝えられる。」

「GPS機能も連動しているので通報者がいる場所も素早く把握できます」横から口を挟んで総務課の田中(三浦獠太)も解説しました」

高千穂は音声通話が難しい方への啓発チラシを作ったと改めて説明しました。

しかし、システム利用料の為、事前登録が必要とのこと。

「でも事前に申請しないと利用できないんですよね?」

「はい、お手数ですが」

「市民への通知も十分とは思えませんので。もし周りに必要とする方がいらっしゃったらぜひ」

その頃、堂島がトイレで吐血しているのを偶然、見た与呉(一ノ瀬颯)は動揺を隠しきれません。

司令センターに戻った兼下は、中学生の少女から妹を突き飛ばして怪我させたと通報を受けます。

「粕原さんそろそろ交代です」

「119番消防です、火事ですか?救急ですか?」

「あの3歳の妹が頭を打って血が出てて」

「救急車が向かうところはどこかわかるかな?」と、兼下。

「お姉ちゃん!」妹が大泣きしていて、中学生の少女は自身の境遇の辛さを兼下に伝えていました。

「私がやりました。私が妹を突き飛ばしました」

「今後ろで泣いているのは妹さん?」

「そうです。私、なんでお母さんの代わりしなきゃいけないんだろ。他の子はみんな遊んでるのに。なんで私だけって…ごめんなさいごめんなさい」

動揺するその少女を落ち着かせようとする兼下。

「今2人はどこにいるのかな?大丈夫だよ?1回、落ち着いて深呼吸しよう」

そんな時、雪が受けた通報は姉妹を目撃した男性からです。

「あのなんか、小さい女の子がおでこから血を流してて大泣きしてて、救急車来た方がいいかなと思っていて。あ、可哀想、めっちゃ泣いてる。」

「救急車が向かう住所を教えてください」

「溝野交差点横の…なんだこれ?溝野江公園」

「溝野交差点の溝野江公園ですね?」

「与呉さん、そっちの通報は神奈川県溝野…」

「君の名前は、ナズナちゃんだね?妹の名前はヒナちゃん」

兼下は通報した中学生の少女と妹の名前を確認しました。

「けがをしたのはいくつぐらいの女の子ですか?」と、雪。

「2歳か3歳くらいかな。運転中なもんでちゃんとよく見えないんですけど中学生の子がいる。」

「女の子に話しかけることはできますか?」

「いやいや無理無理、運転中だから。今、後ろ流されてる。今運転中なので。あとお願いできます?」

「女の子の服の色、教えてもらって良いですか?」

「小さい子がピンク、中学生が黒」

「ごめんなさいちょっと後ろ鳴らされちゃってるから。ごめんなさいね」

「ナズナちゃん最後にもう一回、2人がいる場所について聞いて良いかな?は妹を助けたくて通報したんだよね?警察じゃなくてまず119番に電話してきたんじゃないの?」

「はい」

「じゃあ、自分の気持ちにちゃんと答えたほうがいい。自分がいる場所、ちゃんと言わないと、じゃないと俺達も救急車出せないんだよ」

「えっと、溝野江公園です」

「溝野江公園だね?ありがとう」

姉妹たちはその後、救急車が到着して保護されました。

粕原は姉妹の件が解決してから、現場へ向かいました。

「兼下さん、お疲れ様です。

「昨日の子供たちは親が離婚して父子家庭。お姉ちゃんの方は中学休んで妹の世話をすることも多かった。もしかして想像ですか?」

「粕原みたいなことするかよ。近所の人がたまたま話しているのが聞こえた」

「あの昨日は最後まで居場所を聞いたのはなんでですか?」

「服装の色だけが一致しても、同一案件の各省としては弱いだろ」

「本当にそれだけですか?」

「少しでも後悔を減らしたかった。突発的に妹を傷つけてしまったとしても、助けなきゃって気持ちで通報したってことはちゃんと自覚したほうがいいと思ったんだよ。少なくともなにもできなかったって思い続けるよりはマシだ。まぁそれと、妹に許されるかどうかは別だと思うけど」

「きっと大丈夫だと思います。私にも姉がいるんで分かります。嫌いになったりできないです。なにがあっても」

図書館で、耳鼻咽喉科の本を読んでいた、与呉と偶然会った、紗良(見上愛)。

紗良は救急隊の本を読んでいました。

「私まだ消防の世界で出来ること、挑戦してないこといっぱいあるなって思って」

「それで救急救命士?」

「単純にいろんな資格とったほうが出世しやすいかなって。元々、向上心強い方なんで私。与呉さんはなんであんな本を読んでいたんですか?耳鼻咽喉科でしたっけ」

「まぁちょっと」

その頃、医師にかかる堂島。

「今後の治療方針を早急に決める必要があります。次の診察までによく考えて下さい」

雪はその夜、実家へ帰り、銀(遠山俊也)と、春香(堀内敬子)にと鍋を囲みます。

「あーダメだやっぱこれ壊れてる」

「次はガスのにしたら。そのほうが停電しちゃった時も使えるし」

「もうさすがに大丈夫だもんね」

「いやほらあの火事あっただろ?雪も小夏も小さかったから2人が思い出さないように火を使わないようにしてたんだ。2人だけ火が出るものは使わないようにしてたんだ。まぁ親の心、子知らずってやつだな」

「火事の話しはしないようにしてた。誕生日ケーキも火を使わないようにした。」

「それでも雪は急に司令官制員になるって言い出すんだもん。」

「俺達が怖い思いをさせるって勝手に決めつけちゃってたんだな」

「確かに、私にとっては怖いだけじゃなかった。でも、お姉ちゃんにとってはそうだったかも。お姉ちゃんの失声症の原因ってさ、よく考えたらわたしが消防局に入りたいって言ってからでしょ?それってさ、つまり私のせいじゃん。だから私のこと避けているんじゃないかな」

「とりあえず食べない?おなか空いた時、悪い方へ考えちゃうから食べよう」

「ねぇ、雪、小夏、ここで個展やってるんだって。明日休みなら行ってみたら?今日、急に帰ってきたのはお姉ちゃんのこと気になってたからでしょ。なんにせよ、小夏が雪のこと嫌うわけない」

雪は小夏の個展を見に行きます。

「ごめんね連絡もせずに来ちゃってお母さんが教えてくれた。凄いねお姉ちゃん。どの絵も凄く良い」

≪ありがとう≫と書かれたメモ帳をした、雪。

「前にメッセージ送ったけど利用するには申請が必要だから。もちろんこれ使わなきゃダメってことじゃないし、なにかあったら119番で大丈夫。話せない相手から情報を聞き出す方法も指令管制員なら知ってるし。私なんかいつお姉ちゃんからかかってくるように電話場番号暗記しちゃってるし。あ、ごめん、それは余計か。とにかく私、お姉ちゃんになにがあっても絶対に助けるから。こんなことでお姉ちゃんの気持ちが楽になるか分からないけど、でももしあの火事を思い出したことが理由なら、今は私もいるから大丈夫だよっていうことを伝えたくて」

≪私はそんな事頼んでない。雪といるとつらい≫

「119番消防です。火事ですか救急ですか?」

「みつがや銀行です。高齢男性が胸を押さえて苦しんでて」

「呼びかけてみてください。」上杉(酒井大成)は少し仕事に慣れてきました。

「119番消防です。火事ですか?救急ですか?」

「あの、鍵をなくしてしまって、梯子って貸してもらえますか?」

「済みません、消防ではそれは対応できないんですよ。こちらは電話を切らせていただきますね」

雪が仕事でも、活気のない素振りを見て、兼下は心配していました。

のちに雪に気を遣う、兼下。

「らしくないな。今日は知ってきてないだろ。さっきの梯子のジャンクコールだっていつもの粕原なら、無駄に解決策まで考えてたはずだ。ま別にいいんだけどなんか気持ち悪いんだよ」

「あの私が前に指令管制員に救われたって話したの覚えてますか?」

「ああ」

「あれ子供の時の話しで姉と2人で留守番している時に火事になっちゃって」

子供の頃のことを思い出す、雪。

炎が燃える中、呆然とする姉に、雪は電話をかけました。

「火事です、助けて下さい」

「火事だね、お嬢ちゃん今どこにいるの?」

「おうち」

「おうちだね」

「おうち、カーテンが燃えてるの」

「出来るだけ煙を吸わないように口をてか布で…」

「でもお姉ちゃんもいるよ?」

「お姉ちゃんは今なにしてるの?」

「座ってる…動かない」

「それは眠ってるみたいなかんじかな」

「違う。火を見てる感じ」

「お姉ちゃん逃げようよ」

「私にとっては119番に電話して助けられたことが、この仕事を目指すきっかけになって。でも姉にとっては忘れなきゃ耐えられないくらい怖い出来事だったんです。それをわたしが思い出させた。だから声が。指令管制員になれば色んな人を助けられると思っていたんですけどそのせいで一番大切な家族を傷つけてた。全然、想像力が足りてませんでした」

「怖かっただけじゃないんじゃないか。その火事はお姉さんにとってただ怖かっただけじゃない。きっと後悔しているはずだ。自分が守るべき立場の人間を危険にさらした。それなら俺も後悔している。自分はなにもできなかったって。誰かを助けたいと思っているのは俺達だけじゃない。相手を一方的に助けてもらう側に押し込めないほうがいい」

消防隊員だった時に、潮目を危険にさらした過去を思い返し、雪にアドバイスするのでした。

その頃、小夏は仕事先で外に出ていました。

「小夏さん、取材にお付き合いいただきありがとうございました」

≪横浜にこんな自然があったんですね。私は少し歩いてみます≫

社も戻る取材相手と別れ、森を散策することにした、小夏。

≪横浜の自然が良いですね 私はもう少し歩いています≫

「あの交換してたらジャッキが外れちゃって、足が挟まっちゃって」

男性の通報を受ける、新島。

磯子区笹野大の森にて、11歳男児が行方不明だと、父親から通報がありました。

笹野台の日の出広場で、桜井亮太という少年が親と喧嘩して、行方不明でした。

「この辺、森ばかりだし遠くにいないといいけど」箕輪は亮太を心配します。

茶色のズボン、オレンジ色のリュック、黒のジャンパー。

「中央広場の飯田です。要救助者は発見できませんでした」

飯田から亮太が見つからなかったと報告。

「119番消防です。火事ですか?救急ですか?あのもしかして今話せないですか?はい、なら、指を一回叩いてください」

雪は通報者のデータを見て驚きます。

なんと、通報者は小夏でした。

「もしかしてお姉ちゃん?はいなら1回電話を叩いてください。」

小夏は叩きます。

「驚いてる暇ないぞ」横から注意する、堂島。

「火事なら1回、救急なら3回電話を叩いて」

コツコツコツと3回叩く、小夏。

「これからいくつか質問するならはいなら叩いて。救急車が必要かどうか確認するから1回たたいて。救急車が必要なのはお姉ちゃん?」

コツコツと叩く音がしました。

「他の人?なにか怪我してる?血は出てる?血は出てない?じゃあ今いる場所についていくつか質問するね?お姉ちゃんが今いるのは、岡峰山のあたり?ハイキングコースの途中?自分が今どのあたりにいるかわかる?」

「粕原、119映像を使え」

「お姉ちゃんこれから指令センターとそっちを繋ぐからショートメールを送る。良ければ1回返事して。…今送った。URL開いたら画面の指示に従って操作して。映像で指令センターを繋ぐから」

「映像なら、筆談もできますね」

小夏の事情を雪から聞いた紗良は、映像を使う事が適していると察します。

「お姉ちゃん繋がった。今いるコースから外れたから救助隊を向かわせる。お姉ちゃん汚している人、映してくれる?」

一緒にいるのは11歳の桜井亮太。

オレンジ色のリュック、紺色のズボン、黄色い上着…行方不明の少年と同じ特徴でした。

「お姉ちゃんその子の名前確認してほしんだけど」

「さくらいりょうたくんだね?」

「本件で捜索中の11歳の男性もいるよう」箕輪は飯田に連絡。

「粕原、顔の方を映してもらえ」

「お姉ちゃんは怪我してないの?お姉ちゃん、亮太くんの顔を映してくれる?」

亮太は怪我をしていましたが、小夏は怪我していません。

「低体温症の初期症状。心肺停止…」

亮太の具合を見る為に、彼の顔を映させた雪。

「私は何をすればいい?この子を助けたい」

「わかった一緒に助けようお姉ちゃん。とにかくこれ以上、体温を下げたくないんだ。上着とかレジャーシートとかで体を包んでもいい。温かい飲み物があったらそれを飲ませてあげて。カイロとかあったら肩や脇の下、足首を温めてあげて。あと15分くらいで救助隊がそこに着くからね」

「ちょっと天気も心配ですね。現場に雨雲近づいてます。着くの20分後」

「お姉ちゃん、雨が降るから、できるだけ雨が避けられそうなところにいてほしい」

雪は小夏に天候の不安定も伝え、小夏は亮太に温かい飲み物を私、レジャーシートを掛けます。

「亮太くん眠そう」

「低体温症が進んでますね」

「粕原さん、無理に揺さぶって起こすと危険です。知らせてください」

「お姉ちゃん、無理に揺さぶらないで。そのまま安静にしてて!大丈夫、救助隊、もうすぐ着くからね」

「半径50m以内に要救助者が見当たりません。」

消防隊の飯田も、小夏と亮太を見つけられずにいました。

救助隊が歩いて通りかかるなか、小夏は話せない代わりに、木を物で叩きますが、声がお退きません。

そのうち雨が降りました。

「誰かいませんか?助けに来ました。いたらなんでもいいので、音を鳴らしてください!いませんか!」

小夏は声が出ません。

自身の声が出せず、自責の念に駆られる、小夏。

「ここにいます!ここにいます!要救助者がここにいます!」

雪が代わりに涙を流しながら代わりに、指令室で叫びました。

「私もいるから大丈夫だって」

雪のやっしさが蘇り、必死に姉の小夏は涙を流しながらも、力を振り絞ります。

「ここ、ここに…ここに、ここに、います。」

「お姉ちゃん…」

「ここです、ここにいます…助けて下さい!」

とてもか細い小さな声で小夏は、声を出します。

「お姉ちゃん大丈夫!絶対に大丈夫だから。お姉ちゃんの声、ちゃんと届くから!」

「ここにいます!助けて!ここにいます!」

小夏はなんと、大声を出すことが出来ました。

「要救助者発見。要救助者2名発見、これより救助を開始します」

「私よりも亮太くんをお願いします!」

小夏はその後、到着した救急隊に亮太の救助を頼みました。

「お姉ちゃん、こっちの電話は切るね」

「雪、ありがとう」

なんと、雪の必死の呼びかけで、小夏は声を出して、助けを求められました。

「いやよかったね、亮太、搬送中、意識あったらしいです。」

「お姉さん、亮太くん倒れているの見つけて、降りて助けようとしたらしいです」

「そういうとこやっぱ姉妹だな」

兼下と紗良は、小夏と雪が優しさから行動に移しやすいところが似ていると笑うのでした。

病院へ行くと、小夏は足を捻挫しただけで、他は無事でした。

「お姉ちゃんこの前はごめん。助けるなんて言って、お姉ちゃんが声を出せなかった原因も全然気づけなくてごめん」

「雪のせいじゃない、だって、あの火事は私のせいだから」

小夏は普通に話せるようになり、両親と雪が見守る中、衝撃的な言葉を放つのでした。

119エマージェンシーコール7話感想・みどころ

今回は、ヤングケアラーの少女が起こした傷害に始まるデリケートなエピソードでした。

少女は両親の離婚後、父親に引き取られてから、長女として妹の世話を押し付けられ、不自由な思いをしていましたね。

父親がどんな人物かは明かされていませんが、もし、長女に家のことを一切、押し付けるようならば、まだ遊びたい盛りの子の一度しかない青春を取り戻させてあげてほしいと思いました。

少女が家族と向き合う時間が出来、家族が再生することを願います。

雪の大切な姉、小夏。

子供の頃の火災のトラウマで、失声症と闘う、小夏。

子供を助ける為に指令管制員に繋げ、雪の指示に助けられながら、少年の命を繋げて本当に良かったです。

自分のせいで、雪を火事に巻き込んでしまった罪悪感と、また別の理由があって、雪にも心を閉ざしてしまった小夏が、声を出して助けを求めた時、涙が止まりませんでした。

失声症の症状ゆえに、小さく、か細い掠れた声でしたが、やがて大きな声で叫ぶ事が出来たあの瞬間は、失声症が何かのきっかけで少しずつ完治していく希望を伝えていると思いました。

雪が家族との絆を取り戻せた時、司令管制員のみんなに新たなピンチが次週訪れます。

なんと、GPS機能の不具合に、通報者たちの声を逃さず対応できるか必見です。

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