クジャクのダンス、誰が見た?

クジャクのダンス、誰が見た?6話 暴走する危険な正体!退路なき娘の強行策

クジャクのダンス誰が見た?6話あらすじネタバレ

検事の阿南と会うことになった、心麦。

「山下心麦さん、始めまして。検事の阿南です。そちらの方は保護者かしら?」

「弁護士の松風です」

「すみませんがこの先は心麦さんお一人でお願いしたいので保護者の方はこちらで待っていてください」

「一つだけ宜しいでしょうか?山下心麦さんを調べる理由は?山下春生さんの遺族としての事情聴取?いやそうとは思いません。染田さんの件に関するお話とか」

「そうです。捜査上、必要な事なので、心麦さんにお願いしたいんです。」

「だとしたら阿南検事は」

「質問は一つだけのはずでは?そんな過剰な顔なさらなくても。過保護なのね。じゃあ行きましょうか」

「心麦さん、任意だから嫌になったら途中で断ってもいいから!それと言ってもいないことが調書に書かれてたら絶対にサインしない事。必ず言ったことだけを調書に残してもらう事。いいね」

「確認しておきたくてな、あの子がどこまでの話を掴んでいるのか。手紙は染田が偽造したものだと認識させること。手紙が偽造されたものならば、たとえ山下春生が残したかもしれない東賀山事件の真相に迫る証拠が出てきたとしても、それを偽造だろうと信ぴょう性を失い。もし、遠藤友哉が無罪になれば、お前のキャリアにも傷がつく。転落するのは一瞬だ」

「染田は自殺なんですよね?」

「自殺だよ。罪の意識に耐えられなくなった結果の死。いっただろう、臆病だって」

本部係検事、阿南(瀧内公美)から、直接、事情聴取を受けた、心麦(広瀬すず)。

「山下春生さんは優秀な警察官だと思っています。今回のことお悔やみ申し上げます。早速ですが、山下春生さんが書いたとされる手紙を読みました。」

「え、あの、あの手紙は父が書いたんです」

「やはりそう思われているんですね。では私の見解から、この手紙が染田さんに遠藤友哉の指示で書いたと思われます。状況的にね」

「染田のおじさんにお父さんが書いた手紙」

「染田さんには技術があった。筆跡を真似る技術が。染田さんと最期にお会いした時どんな会話をされました?」

「心麦ちゃん、今日、ラーメン屋閉めるって常連さんに言っておかないと」

ラーメン屋を今日、休む会話が最期だったと話す、心麦。

「本当にそれだけ、ですか?」

染田は「あの人」と染田が電話したことを知らないと察する、阿南。

「分かりました。ところで心麦さんはご存じでした?染田さんが薬物を使用していたこと」

「おじさんから聞きました。昔そんなことを」

「今も、解剖で半分分かってたの。となるとこんな考え方はどうだろう。染田さんはクスリ欲しさにお金が欲しかった、だから山下さんの手紙を偽造した。でも子供の頃から知ってるあなたのことを傷つけたくなかった。だから嘘をついた。この手紙は山下春生さんが書いたという嘘を。ねぇ、この話の方がリアリティあると思わない?状況的に。どうだろう、お父さんの手紙に着いて認識は変わりました?」

「変わりません。あの手紙は父が私を信じて残したものです」

「なにを根拠に?」

「私にはわかるから。それが根拠です。染田のおじさんは父のことを実の兄弟のようだと言ってました。だから手紙の偽造なんてしてません。今言ったことを調書に記載して下さい」

「心麦さんお父さんのことを信じる良い娘さんね。私あなたのことを応援したくなっちゃった。じゃあ気を付けてね」

「私にはわかるから、か…」

「はいもしもし」

その後、母(有森也実)から電話が来た、阿南。

「もしもし由紀、おばさんからお歳暮が送って来て」

心麦さんあなたは親思いのいい子なんだね、だって私は出来損ないの娘だから。

そう振り返る、阿南。

この女はね、私の人生より彼の機嫌を取るのに必死だった。この男はあの人の愛人だった。

私はこの女とは一生分かり合えない。

「お母さん、受かったよ!」

「あらパパに言っても大丈夫かしら?あちらの息子さんって確か司法試験受けてたでしょ。」

いつも父親の機嫌に振り回されるモラハラ家庭で育ち、他人の子と我が子を比べる母に振り回されてきた、阿南。

夫もいて結婚しているものの、夫もモラハラ気質でした。

「臭い、どうやったらこんな臭くできるの」

「なにその言い方」

「俺が結婚したのは由紀じゃなくてただの同僚の女だったんだ」

阿南はすぐに離婚します。

「これで分かったでしょ、由紀には可愛げがなさ過ぎたの。女は愛されるのが一番。そんながむしゃらに働いて。」

「私はそれでもお母さんみたいに会いたくない」

「やっぱりカタログギフトかな。ねぇ由紀」

「少し時間がかかるかもしれません、済みません」

「謝ることはないよ。じゃあ多少がっかりな報告ではあるかもね。彼を使って遠藤友哉に染田の手紙の偽造を依頼したと証言させる。とても面白い情報が入ってね、今度こそ頼んだよ」

阿南は謎の男に電話で報告していました。

松風に阿南との一件を話す、心麦はそれでも父、春生や染田を信じたい気持ちが強まりました。

「染田さんが今も薬を。染田さんを信じると?」

「分かってます。信じるのは、それでも信じたくて。もしかしたら阿南検事が正しいのかもしれません。でもだったらなおさら調べなきゃって思ったんです。わたしは全部を知りたい。全てを知ってから言いたいんです。私が大好きだった人達を、信じてますって」

松風(松山ケンイチ)と事務所に戻ると、今回の事件で、鳴川(間宮啓行)という弁護士が力を貸してくれることになりました。

波佐見(森崎ウィン)は、鳴川に長い話を聞かされて、松風に助けを求めます。

「あ、帰って来てくれた。丁度良かった。喋りが長くて、お孫さんの話を2時間」

「松風先生、来はったけどうちの孫やっぱ天才やねん!貝の種類100種類言える子供見たことある?」

陽気な関西弁で饒舌に話す、クセの強い弁護士、鳴川。

「ほらメールをくれた」

波佐見が以前、松風にメールで伝えていた弁護士こそ、鳴川でした。

「山下春生さんが裁判を傍聴しに来てたもう一人の弁護士やで。初めまして鳴川ですわ。あんたが山下春生さんの娘か。このタートル眼鏡の先生から聞いたで。色々大変やったなぁー山下春生さんとは会うたことないけどわかるで。きっと優しくて器のでかい男やったで。おっちゃんこう見えて頼りになるんやで。なんか困ったことがあったら頼りにしいや。山下さん言うのもあれやから、お嬢でええか?」

関西弁はくせな陽気な弁護士。

「改めまして鳴川徹です。これでも一応、弁護士や。多分やけど経験年数、君らの方が上やろな。退官してから弁護士になってん。事務所は銀座で今はせがれが代表やねん。せやけど、息子は民事にしか興味がないねん!そこは親父の背中、追うとこちゃうんかいって思うよな?な?な?せやろ、ほんま張り合いないわ。嫁さんの実家、こういうたらなんやけどでっかい会社でな、今更やけど、この前婿養子になってん。まぁ、平たく言うと、金はあるっちゅうこっちゃあ!あれ、時が止まった顔して。ほんじゃま本題に、君らに力貸すわ。」

「なぜ協力を?」

「遠藤友哉がやってないと思うからや。ただ今回の事件、遠藤友哉は起訴を免れへんやろ。松風先生がこれからどう動こうと思うてんのかまず聞かせてや」

「鳴川先生、これからお話することは守秘義務対象となりますので」

「わかっとるがな」

松風は絶対に守秘義務外の話を鳴川に打ち明けるのでした。

一方、刑事、赤沢(藤本隆宏)の危険なかっこが週刊誌記者、神井(磯村勇斗)によってあらわとなり、赤沢をある行動へ駆り立てています。

「こんちわす、事故現場に立ち入った件で書類送検された週刊ジダイのの神井です。山下春生さんの事件進んでますか?あとあれですよね、遠藤友哉さんの弁護士の松風さん、息子で所?あなたの上司だった久世さんの?ダメでしょ警察ですよね?雄弁すぎますよ表情が。私動揺してますって顔に語りすぎ。まるであれですね、私久世さんと関係ありましたー大声で叫んでるみたいだ。まぁしがない記者ですから、それなりに必死なんですよ。おまんま食うために耳を凝らすっていうか。おまんまって日本昔話じゃあるまいし」今日は赤沢さんにお詫びの品を持ってきたんです。安心して下さい、300万円は入ってませんよ。300万て春生さんが心麦さんに渡したお金ね。まぁボケですよ。記者のファニーなボケ」

それは発売前の週刊誌の記事でした。

「どうぞ、開けて下さい。今週発売です。先に読んでほしくて」

赤沢は神井の記事を見て腹立てていました。

「まじか」

「これ見て」

刑事の西陣(斉藤優)と、秋貞(絃瀬聡一)は神井が書いた記事を見つけました。

警察が調べた情報が筒抜けでした。

久世との過去が蘇る、赤沢。

赤沢は無実の被疑者を冤罪にし続けてきた過去がありました。

「お前がやったんだろお前のことを考えているのは弁護士と俺どちらだと思う?いいか見極めろ」

「赤沢、追い込みがすぎるんじゃないか。」

「あれぐらいやらないと落ちませんよ」

「落ちるか」

「何ですか。容疑者は大体、嘘をつく。そう教えてくれたのは久世さんですよね」

「あの男はたぶんやってない。赤沢、お前こそなにが真実か見極めろ。犯人に仕立て上げるような真似はするな!」

「仕立て上げる?」

「お前が振りかざしているのは正義じゃない、でたらめな暴力だ。赤沢、俺はずっと見てるぞ」

「はい」

「少しお話良いでしょうか」

「A氏に会って来ましたよ、リアクション見たくて」

「お前な」

「今回の熟れたら頼みますよ。寿司。」

「出所はどこか分かりません。あれだけ釘を刺しましたよね?染田さんが亡くなったことと東賀山事件の繋がりを漏らすなと。」

「ちょっと確認させてください。ちゃんと働いていますか?これだけあったら刑事Aが特定されますよね?そういう時代ですから。辿り着かれるとどうなるか、小さな火種で森が燃えることがありますから。一昔前だったら雑誌社に圧力をかけて記事をもみ消す事も出来たのですが今はその行為すら記事に去れる」

「そうなる前に私に去れと言いたいんですか」

「いいえその逆です。実に優秀ですね、赤沢さん。赤沢さんが担当した過去の事件も調べました。沢山の容疑者を自白させて、有罪に持って行ってますよね?多少強引でもわたしは構いません。お得意でしょ?」

「松風さんのことも聞けたし、収穫ありありや。」

「こちらこそ有難う御座いました」

「なんのなんの!」

「お嬢、お父さんが辿り着いた真実を真実、必ず見つけ出すからな。ほな、明日も来るわ」

「明日も来るんかい」

「正直遠藤友哉さんの接見は一人じゃきついし、春生さんの手紙のリストにあった人もまだ全員にあたれてない。後手に回ってる状態だ」

松風、波佐見、心麦は帰る鳴川を送りました。

「あの、明日、林川歌さんを引き取った津寺井さんの家に行けませんか?」

「辻井幸太」

「一緒に行ってくださいお願いします」

「明日、遠藤友哉さんとの接見が入ってる」

「僕も明日埋まっちゃってるな」

「私、一人で行きます」

「でも津寺井さんがどんな人か分からないし」

「粋な人じゃなかったら…うんちょっと一人は心配かな」心麦を心配する、波佐見。

「誰かついていくとなると…同じこと考えてる?」

「うん、粋で宜しく」

そんな中、心麦は鴨川と共に、東賀山事件の生き残り、林川歌を引き取った、津寺井幸太を訪ねます。

「お嬢!」

「静かにしてください」

鳴川のひときわ大きな声に、迷惑がる、心麦。

松風はキャッチボールをする親子を見て、優しかった父と野球をしていたことを思い出しました。

「おお良いじゃないか、だいぶ球が走ってきたな。今度、カーブを教えてやろうか」

「ホント?!」

その頃、赤沢は遠藤友哉を殺人容疑で再逮捕することに。

「遠藤友哉を殺人容疑で再逮捕する。逮捕状を請求しろ、必ず遠藤友哉を落とす!」

一体だれが阿南にこの記事を…

「赤沢ずっと見てるぞ」

久世がちらつく赤沢。

「そのお守り可愛いな!」

鳴川は心麦がリュックに付けている、京子(西田尚美)からもらった猫の御守りを話題にしました。

「これもらったんです。」

「わしも犬より猫派なんや。抱いたら来はる。おおここや!辻寺井さんは東賀山事件の林川安成さんのいとこ。そして、林川歌を引き取った人間。つまり、林川歌もこの家にいるかもしれないな。お嬢、そんな顔せんでもええ。大船に乗ったつもりでおりいや」

豪快で陽気な鴨川のペースに引っ張られる、心麦。

「お忙しいところ恐れ入ります。私、弁護士の鳴川と申します。辻寺井幸太さんのおたくでしょうか?山下春生さんはご存じですか?山下春生さんの親戚なんですよね?この家に来たとか」

「ええ。だからそれはがなんですか」

「実は山下春生さんの話と津寺井さんが引き取られた林川歌さんの話…天の岩手やで。これは策練って出直したほうがよさそうや」

ふと、窓の外から覗く津寺井。

心麦はノートに書き留めました。

「なにしとんのや、お嬢」

「もういやなんです。自分にがっかりするのは。自分にできることは全部やります」

心麦はノートに書き、津寺井に呼びかけました。

「私は山下春生の娘の山下心麦です。少しでいいので話をさせてもらえないでしょうか?津寺井さん!」

≪林川歌さんと間違えられて困っています≫と書いた紙。

玄関のドアが開きました。

「今、放火事件で起訴された時の為の裁判の組み立てを行っています。なので友哉さんは何を聞かれても黙秘を貫き…」

「そんなことより頼みがあるんだけど、おやじに会ってくれない?」

「何故?」

「何故?聞く?知りたいからに決まってるでしょ。東賀山事件の真相を」

「東賀山事件を深掘るには人手も時間もありません」

「言い訳だけ一流だな。自信がないだけでしょ親父と話す自信が。これが神井だったらなー嫌いなんだよ。あんたのその目。哀れみがいっぱい詰まったその目があんた俺のこと、可哀そうって思ってんだろ。犯罪者の息子で頭も悪くてだから味方してあげなきゃって。恵まれて生きてきたんだろうな先生は。いいなーくれよ、あんたの人生、俺に」

「友哉さんキャッチボールしたことありますか?力郎さんと」

「なんだよその話」

「カーブを投げれますか?」

「私の父は小学生の時、行方をくらましました。約束してくれたカーブも教えずに生きているのか死んでいるのかも分かりません。私はあなたが羨ましいです。遠藤友哉さんは拘置所の中かもしれませんが、生きている。あなたは父の無念を晴らすために山下春生さんに接触して真実を探ぐろうとした。私だったらそこまでできません。だから私はあなたが羨ましい。お父さんと友哉さんが再会できるまでできることはやります。だから私をどうか信じて下さい」

津寺井を問い詰める、心麦。

「で、話って何だよ」と津寺井。

「林川歌さんは…私ですか?父が一度こちらにお邪魔していますよね。その時父と何を話されましたか?後、事件後、歌さんを引き取られたと聞きましたが、私、林川歌さんんに似てますか?」

「歌とあんた…?似てないよ。あんたの父親は東賀山事件の歌の様子を聞きたいだけだよ」

「ほらこれだよ!これが歌。あいつは今、シンガポールに海外に留学してるんだよ」

ぶっきらぼうな荒っぽい態度で、歌と写る写真を見せる、津寺井。

「やっぱり私は林川歌じゃない」

歌の写真を見て、自分が父と母の子である事を確信した、心麦は安堵します。

あの男は多分やってない…

赤沢は松風を久世と重なります。

久世に脅威を抱く赤沢は、遠藤友哉の逮捕をやめるよう、秋貞と西陣に伝えました。

「遠藤友哉の逮捕状がとれました」

友哉の逮捕状が出来上がりました。

しかし、赤沢は我に返り、自分の行いを反省します。

「中止だ」

外へ飛び出した赤沢は、久世の行方を松風に聞く、赤沢なのでした。

「松風、久世さんどこにいる?久世さんの息子だろ!」

乳児だった、林川歌は家族が首を吊った状態で惨殺された家で、一人泣いていました。

彼女を抱き上げて救い出した津寺井ではありませんでした。

クジャクのダンスが見た?6話感想みどころ

本日は強烈な助っ人、鳴川が登場しました。

コテコテの関西弁と、特徴的な大声で、有無を言わせない存在感が否めません。

松風、波佐見、心麦も圧倒されるほど、彼のペースに飲み込まれていくユーモラスさと、彼は本当に味方なのかという怪しさも漂わせていました。

リュックを背負っていることや、心麦の御守りに気付いて、何気ない会話にしていたけれど、このお守りは本当に赤沢夫妻が神社で買ったものなのか。

赤沢は神社で買ったと言ってましたよね。

豪快な笑い声とちょっと目立つ大声で迷惑なところもある、鳴川が最後まで味方であってほしいですよ。

神井は相変わらずしつこく周囲を嗅ぎまわるいやらしさが否めません。

赤沢が今まで、何の罪もない人を冤罪にしてきた後ろめたい過去は拭えません。

松風にかつての久世の瞳の圧力を感じた、赤沢が、今度こそ真実を捻じ曲げずに、奮闘する姿に目が離せません。

林川歌を引き取って育てた、津寺井。

津寺井の元で、歌がどのように育ったのか知りたくなりました。

林川歌という少女を通じて動き出す秒針に、次週も期待したい6話でした。

 

 

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