ちょっとだけエスパー6話「兆し」あらすじネタバレ
文太(大泉洋)、円寂(高畑淳子)、桜介(ディーン・フジオカ)、半蔵(宇野祥平)そして、文太の妻、四季(宮崎あおい)率いる「ビット5」の前に現れた宿敵、ヴィラン。
ヴィランこと、「ヤング3」は、女性、久条(向里佑香)、桜介の息子、紫苑(新原泰佑)、大学生の市松(北村匠海)。
そして彼らの背後に潜む謎の男、白い男(麿赤兒)。
文太たちは自身の勤務先の代表取締役社長、兆(岡田将生)から「世界を救う」使命を与えられたものの、実際にこの状況に何を信じていいか分かりません。
(兆)3人の未確認因子が判明した。1人目大学生の市松、エスパーは脱水、涙や鼻水を強制輩出できるが、大した使い道はない。未確認因子の2人目、紫苑。エスパーは静電気。若さもあり、威力は絶大。応用も利く。こちらに欲しいエスパーだ。3人目の未確認因子は、久条という女。車はレンタカーで正体は不明。エスパーは音波。厄介ではあるが対応策はある。聞かなければいい、彼らはこれまでもノナマーレを標的に近づいてきていた。部下たちはそれを隠していた。誠に由々しき実態だ。市松はのちの市松博士でもある。偶然とは思えない。もう1人、白い服を着た謎の男。この男については写真もない。どういうエスパーなのか、どこの誰なのか…問題はもい1つある、四季がEカプセルを飲んでしまった。四季がエスパーになるなんて予定はなかった。当然だ。状態を確認するために四季に会うことにした。
ノナマーレで働く文太達が報告の際にこんなことを言っていました。
(円寂)私より年上でしかつめらしい雰囲気でした。
(半蔵)全身、白い服でツルっとしてました
(桜介)俺の前に現れて一人ずつ指さした。みんなを消して自分も消えた。
一方、四季は、文太たちがエスパーとして仕事をする際に使う、Eカプセルを風邪薬と勘違いして誤飲したことにより、兆は彼女に詳細を聞きます。
度々、「文太が死ぬ夢」を見ていた四季ですが、彼女は兆と以前どこかで会った気がしました。
(四季)はじめまして四季です。
(兆)文太さんは外で
兆は文太に席を外してもらいました。
(兆)四季さんあなたが会社の支給品を飲んでしまった。そのことはもういいです。文太さんの不注意です。カプセルをこれ以上飲まなければいずれエスパーは消えるでしょう。
(四季)ちょっともったいないですね。済みません。
(兆)エスパーになった以上、我が社のルールを守ってもらいます、エスパーを他人に知られてはならない…はずだったのに、みんなぐずぐずでエスパーはバレるは報告はしないは勝手なことばかり。ともかくそういうルールです。もう1つ、ノンアマーレ。人を愛してはならない。
(四季)無理です。夫を愛しています。ぶんちゃんを愛しています、そのルールは無理です。どうしましょう。
(兆)そうでしたね。特別にいいことにでしょう。特別に
(四季)でも、どうして愛してはいけないんですか?今時アイドルでも言いませんよ
文太と同じ質問をする四季が愛おしく感じる、兆。
(四季)私、兆さんに会ったことありますか?
(兆)いえ、初めて会いました。
帰り道の文太と四季。
(文太)ボスと知り合いだったんだね。前から知ってると思ってた
(四季)ううん、初めて…なんだけど兆さんってテレビに出たりしてる?
(文太)ボスが誰かに似てた?
文太は四季に触れ、心の声をエスパーで聞きました。
(四季の心の中の声)気のせい。(間違えるなんてどうかしてる。似てないし。あの夢だって意味分からない)ぶんちゃんが死んじゃう夢見るって言ってたでしょ。死んでなかった、生きてた。どっちにしてもただの変な夢。ううん、隠すことないし。
四季について、兆は意味深に思いを馳せます。
(兆)四季に会った。初めましてと挨拶をした。ルールの説明をした。四季は幸いなことに私を覚えていなかった
その頃、四季は母親になった友達に会います。
(ミチエ フタバ イチカ)四季が結婚するとはね
(ミチエ)旦那さんなにしてるの?
(四季)便利屋さん
(フタバ)プロポーズの言葉は?
(四季)花火見ている時に。…なんか最近おかしくて。なんか冷たそうで妻んなそうな人
(イチカ)夢に私、高田純次さん出てきたよ
四季は文太ではなく、兆が夫だった夢が頭をよぎります。
文太はその頃、ノナマーレの同僚たちとたこ焼きをする際に使う店、たこっぴに、盗聴器が仕掛けられていたことに気付きました。
(久条)たこっぴの盗聴器聞こえなくなってる。アイは?あれから連絡は?
(市松)気付かれたか。呼びかけても応答なし
そこへ、紫苑がソフトクリームを2人に持ってきて、自分のを買いに行きました。
(紫苑)3つもってなかった自分の買ってくる
(久条)頼んだ?ガキがはしゃいでるな
(市松)今俺達ってさ恋人同士に見えない?ホントやだほんとやめたい。彼女に見つかったら殺されるだろうな
(久条)なにキモ!なに?彼女、見てた?
(市松)彼女、仙台です。紫苑にお礼言っておいて。俺、大学生なんで今年、留年したら単位ヤバイんだ。マジ終わりなんで。すいません
(久条)私だって全部夢だったらよかったのに
市松は大学に戻りました。
そこで、文太に会い、対立したことで戸惑う、市松。
(市松)変なもん入れてないだろうな
(文太)死んだたこは入ってる。美味いか?そうなんだよ、すっかり美味いんだよ。今やたこ焼きがソウルフードになりつつある。お前のボス誰だ?
(市松の心の声)アイ
(文太)あの白い男、アイって言うのか?あれはどういう意味だこの間の。遠距離恋愛中の彼女?
(市松)アイはあんなんじゃねぇよ。あんたのせいっていうのは言い過ぎかもしれないけど、あんたらのとこのボス、兆、兆の命令のせいでそうなるんだから無理もないだろ。
(文太)どうしてそう言い切れる?
文太に、市松は兆が危険人物で、ミッションを通して、自分の未来計画を進めていることを助言するのでした。
(市松)アイが誰か言えないけど、そのアイは兆の通信をハッキングされた。すぐ気づかれてガードされた。兆がやってたシュミレーションの結果を手に入れた。
(文太)シュミレーション?
(市松)ビッグデータでどこにジャンクションを作れば望む形の未来に変えられるか。その結果、兆しが望む未来の形。その未来は10年後に1千万人が死ぬ。そんな未来だった。あんたらもその未来に加担してる、させられてる
(文太)俺達は世界を救ってる。10年後に死んでしまう1万人を助ける。ミッションはそのためにある、俺達は…!
(市松)それは嘘だよ
(文太)平行線だな
その頃、桜介は紫苑がヤング3でヴィランとして働いていることを心配していました。
そのことを心配する、半蔵(宇野祥平)。
訪ねてくる紫苑にいきなり放電しようと手をかざして警告するのでした。
(桜介)アイツは騙されているんだよ
(半蔵)あんな大きな息子いるんだな。なんか誤解しているみたいだし、俺らやましいことないんだし、堂々としていよう。桜介、どうした
(桜介)俺は何も
なんと桜介が触れると花が咲くのに、枯れてしまいました。
桜介は実は兆に息子のことを相談していました。
(兆)紫苑君は利用されているんです。こちらに引き入れたほうが安全かもしれない。
(桜介)どうやって
(兆)あなたが自分は父親だと本当のことを言えば彼の心を動かせます。
兆は紫苑をビット5に引き入れることを提案しました。
その夜、四季も漬物石をくれたのは文太ではなく、兆だと本当の記憶が思い出されようとしていました
(四季)漬物石くれたのぶんちゃんだよね
(文太)俺以外に他に誰がいるんだよ
翌日。
文太は桜介に父親だと紫苑に名乗るよう、アドバイスをしました。
また、桜介も文太に、四季に本当の夫でないことを告げ、秘密を打ち明けて心を楽にすることを提案するのでした。
(桜介)嘘をつき続けるのしんどいな
(文太)うだうだ言わずに隠し通すご心配なく
(桜介)言うのもありかもな。言ってもいいだろ。文太も四季ちゃんに言っちゃえよ、ほんとは旦那じゃないけど愛してる。どうせ旦那は死んでるだし、ライバルじゃないよ。勝ち目しかねぇ
そこへ、半蔵と円寂が買い物から帰宅しました。
(円寂)文太さん相談って?
(文太)実は市松に言われたんです。我々のミッションのせいで1千万人が死ぬって。ボスからは内密にこう言われたんです。10年後、一万人が死ぬ大惨事が起こる。兆はそれを止めたい、我々の使命は一万人を救うこと。市松が言うには我々は騙されて悪事の片棒を担がされてるっていうんです。このまま我々がミッションをすると1万人が死ぬんです。助けるんじゃない、死ぬって言うんです。ボスは一万人を助けるためって言うし、市松は一千万人が死ぬって言ってるしどっちを信じたらいいんですかね
(桜介)(円寂)(半蔵)ボスに決まってるでしょ
(円寂)裏切りよ
(桜介)騙されてどうするんだよ
(半蔵)市松と連絡先交換した?
(文太)した
(桜介)友達かよ
(半蔵)いっそ話し合いましょうか。こっちもみんな、向こうもみんなで
(桜介)紫苑を巻き込むな
(半蔵)じゃあ彼は抜きで
(文太)でも向こうは父親だって知らないわけだから、いきなり紫苑は抜きにしろって言われても不自然じゃない?
(円寂)高校生の紫苑君を巻き込まないでっていう
(桜介)円寂さん花咲かせてあげる
(円寂)今はいい!
(半蔵)じゃあ紫苑抜きで、久条と白い男と市松の3人
(文太)我々は4人で4対3
(桜介)俺が抜ければ3.3だ。隠れてみてるよ、白い男がまた何かするかも。
(半蔵)文太さん、市松に連絡
文太たちははその真意を確かめる為に、市松に会いに、彼の大学へ行き、話し合うことにしました。
フライドポテトをあげながら、話を聞きます。
(文太)白い男はどうした?私達にも分からない。
(久条)あいつは私達の仲間じゃない
(半蔵)一緒に消えたよね
(市松)気付いたら誰もいなくなってた。白い男もいなくて、何をされたのか何があったかも分からないまま解散した
(久条)そっちこそ仲間じゃないの?私達が気絶している間に殺人ウィルスの入ったケースを海に沈めた。そのせいで一千万人が死ぬ
(文太)あのケースは空だった。ウィルスなんか入っていなかった
(半蔵)僕達にも何が何だか
(市松)それ兆の仕業じゃない?
(久条)そういうことか…。私達をあぶりだすために味方まで騙して。ケースの奪い合いをさせた。
(円寂)ボスだって知らなかったのよ。ケースの中身が空だって。
ここで、久条は同じ大学にいた八柳(小島藤子)にまつわる悲しい自分との過去を語り始めました。
(久条)出た。ミッション。私の大学の友達に八柳って子がいた。成績は学年一優秀。そいつが突然、私の会社へ来た。バイトは何人もいて、それぞれミッションをやり遂げる。株の売買、不動産の取得、光学メーカーで中の機械を作らされた人、薬学系は2チームあって、八柳はAチーム。ミッションは、エスパーになれる薬を作る。聞きたいことは山ほどあったけど、黙って従った。数日後、連絡があった。警察から。
(久条と八柳の回想)
(久条)なに聴いてるの?
(八柳)久条の歌。エントロピーガールズ
(久条)高校時代の黒歴史を蒸し返しに来たわけ?
(八柳)いいバンドだったよ
(久条)どうしたの急に
(八柳)私、今、副業でバイトしてるの。ミッション…ミッションをやり遂げる。
八柳(小島藤子)は、かつて、兆の元でEカプセルを作る仕事をしていました。
(八柳)【小島藤子】雇い主から薬のレシピが送られてきたの。見たことない合成方法、知らない原料、足りないものは他のバイトが調達してくれた。久条は肉好きだったよね。どう?私のは焼肉の匂いするの
(久条)エスパーになる薬って…?焼肉の匂い。はぁ?匂い嗅いで腹減るだけじゃん!使えねーどんな薬だよ…シトラス、シャンプーのシトラスの匂い。
(八柳)私のエスパーちょっとだけ匂いが出せる。そう、使えないの。こっちの匂いは?分かる?私が使ってたら久条が真似して使うようになって、あの頃2人で同じ匂いさせてた。お互いシャンプー変えちゃったね
八柳のエスパーは、左腕が焼肉、右腕がシトラスの香りがします。
小さなトランクを渡された久条は、預かってもらうよう頼まれたのでした。
(八柳)全部、片付いたら取りに来る。
八柳はその後、警察からの連絡により、既に亡くなり、彼女の遺体と対面しました。
(八柳)死体からはシトラスの香りがした。
親友を殺された久条は荒れていましたが、久条宛の八柳からの手紙を引き出しから見つけました。
(八柳)久条へ。久条がこの手紙を読んでいるなら私は死んでいるでしょう。仲間たちもみんな死んだ、殺された。どんなエスパーにやられたのか分からない。このケースは保険です。隠しておいて。殺されそうになったら命乞いに使う。だけど失敗したなら全部、処分してください。そして私のことを忘れて。雇い主は言ってた、自分は兆しを作っているだけだと、兆しさえ作れば人は簡単に迷い込む。たとえそれが間違っていようとも。
そこで、久条はEカプセルを飲みこみ、今に至るのでした。
久条の悲しい過去を知り、なんとも言えない文太達。
(久条)人の話聞いてる?
(円寂)なんだか急に深刻みが増しちゃってね
(半蔵)コロコロコミック、アフタヌーン
(久条)ねぇこっちは真面目に話してんの!芋食わないでもらえる?
(文太)こっちはちょっとだけの世界で生きてきたからね。温度差がね。
(円寂)うちの社長はいい人よ
(久条)八柳の雇い主、名前は兆。あんたらのボスでしょ。いい人かはどうでもいい!やってることを見ろ!兆のエスパーは?本名は?どんな奴か知ってる?!今、テーブルを叩いたのは合図。紫苑が来てる。今、ここは紫苑が作った静電気で満たされている。高密度の電荷が集中する不安定な空間。この固有振動数に私が完璧に一致する超音波を出せば、共鳴効果で分子の結合が破壊され、エネルギーが放出される。音響共鳴爆発。爆発はこのテーブルを中心に広がる。死ぬのは私達以外。じゃあ仕方ないか…話す気になったら市松に連絡して
超音波のエスパーを発揮する、久条。
(市松)自爆する気?
(市松)マジでごめんなさいマジでごめんなさい
(円寂)頭、真っ白になっちゃった。ねぇどれか使ったらなんか役に立った?
円寂は持参したリモコンを文太たちに見せました。
(文太)電磁波と超音波、余計ひどいことになってたかも
(半蔵)ごめん先行く
(円寂)ねぇ私達の他のちょっとだけエスパーってどれくらいいるのかしら。なんか自分達だけの気がしてた。
(文太)みんな殺されたってどう思います?
(円寂)ボスよりもあの女の話を信じるの?私はボスが正しいと思うわ
(文太)いやでも嘘をついているとは
その頃、桜介は紫苑を抑えていました。
(桜介)人を吹っ飛ばしたら傷害罪になるんだ!
(紫苑)ちょっとだけだろ。離せ。
一方で、円寂は社長の兆がノナマーレの社員達に対して、人間不信になっていることを思い出しました。
(兆)文太さんも半蔵さんも桜介さんもみんな私に隠し事をしていた。こうなるとだれも信用できません。
(円寂)悪気はないんですみんな
(兆)この先、裏切り者も出てくる
(円寂)そんなことありませんよ
(兆)円寂さんだけは私の味方でいてください
帰り道の市松と久条は対立します。
(久条)あーしくじった。ヘッドフォンしてから酒分だった。自分の声にやられるとか使えないにも程があるっての。
(市松)俺の大学でなにしてんの。ふざけんなよ、俺の友達、殺す気かよ
(久条)はったりだよ、コケ落とし。まぁせいぜい小さくポンってなるくらい?ソニックレゾナンスデトネーションって、言うか迷ったんだけど。バンド名みたいでダサいからやめた。
(紫苑)ごめん、花屋に邪魔された。兆の正体は分かった?
(久条)そういうことか。空振り
半蔵は鴉を大学に仕掛けます。
(半蔵)白い男は来ませんでした。久条のことは鴉さんにお願いしました。
兆から、市松のことを報告しなかった件で、服務規程違反で懲戒解雇を言い渡されていました。
(兆)あなたは市松さんのことを知っていながら私に報告しなかった。そうなればあなたの今の暮らしは終わる。チャンスをあげましょう。敵の正体を探ってください。
そこで、久条の件について何かあれば逐一報告すると約束しました。
(半蔵)久条の家が分かり次第、連絡します。
四季はその頃、有給休暇を10日分もらいました。
クリーニング屋の小林夫妻から意味深なことを言われました。
(小林夫婦)入社半年おめでとう。有給休暇10日分、休みたいときはいつでも言って
(四季)この店で私、2年も働いていますよね
(小林夫妻)まぁ入った時から何年も働いているって雰囲気はあったね
(小林夫妻)半年前は前のお店にいたんでしょ。この店の何があって、どこにあるか分かっていたみたいな
仕事中に記憶が混乱した、四季。
その夜、四季は文太と撮ったウェディングフォトがないと軽いパニックになっていました。
(文太)どうしたの?四季ちゃん、四季
(四季)ないの写真。ぶんちゃんと撮ったウェディングフォト。ドレス来てぶんちゃんのドタキシードを撮った写真。ないないないない!文人…兆さん?ぶんちゃん、文太だからぶんちゃんだよね?違う、そんなはずない。ねぇ、ぶんちゃんがぶんちゃんだよね?ねぇぶんちゃん?!ぶんちゃん?!
四季は文太が夫ではなく、兆しが夫なのではないかという本当の彼女の記憶が断片的に思い出されようとしてきました。
クリーニング屋で働いていた時、文人という人物が文太ではなく、兆だったのです。
文太は妻の危機を感じ、兆に無理を言って会社へ向かいました。
(文太)こんな時間にすいません。
(兆)構いませんよ。折り入ってご相談とは?
(文太)四季のことで。記憶が混乱するようで不安定で。
(兆)今は?
(文太)泣き疲れて眠りました。これ四季がつけた梅干しです。今はしょっぱいけど寝かせることでまろやかになる。四季に教わりました。漬物石で作りました。文人さんが送った。死んでなんかいない。あんたが四季の夫で、ぶんちゃんなんだろ?!
四季を騙して、元々、心の傷を抱えた彼女を記憶喪失で混乱させた兆に、文太は静かなる怒りを伝えます。
(兆)ちょっと待ってください。
文太が兆に触ろうとすると、通り抜けられる透明なエスパーを持っていました。
(文太)エスパー?幽霊?
(兆)私にエスパーはありません。この姿は立体映像。私の実態は未来にある。2055年。
(文太)205?
(兆)2055年ここから30年後。タイムマシーンは発見されていませんが過去にデータを送る方法は発見されました。この時代で言う、リモート通信のようなものです。
(文太)分かったふりでは続けられないくらい訳わからないですけど。
なんと、兆は自分の実態は2025年にあり、今ここにいる自分は仮の姿だというのです。
その頃、桜介は父親として、帰宅途中の市松を見張って、忠告します。
(桜介)紫苑を騙してどうするつもりだ?二度と近づくな!分かったか!
しかし、桜介が触れた途端、市松の手が老けて、倒れてしまいました。
(市松)アイ…
遠距離恋愛中で、自分達のボス「アイ」の名前を呟いて痙攣する、市松。
そこへ状況を知らない紫苑が帰宅して、桜介が友達に危害を加えたことにショックを受けます。
翌朝。
市松はパソコンを触っていると、ウィルスと思わしき現象が。
(市松)おいおいウィルス?
謎の人物からのメッセージで、2055年の市松からメッセージが来ました。
(こんにちは、市松。そちらは2025年だよね?驚かないで、驚くなよ、本当に驚くなよ?私は市松。未来の君自身。アイと呼んでくれ)
そのメッセージに驚愕する、市松なのでした。
ちょっとだけエスパー6話「兆し」感想・みどころ
タイトルの「兆し」の意味がダブルミーニングで背筋がぞわっとするほど見ごたえがありました。
ノナマーレのミステリアスな社長、兆がかつて若者に「アルバイト」の名目でEカプセルを作らせていたこと、その被害者となった久条の親友、八柳の過去に胸が痛みました。
若い女の子を利用し、文太たちと同じ香りのするエスパーを与えながら、ミッション中に命が奪う危機に晒す…。
八柳だけでなく、未来ある若者の命がミッションの名目で奪われる悲劇が伝わりました。
文太たちの今後の行く末も気になりましたし、久条が「あいつが良い人かどうかどうでもいい。やっていることを見ろ!」という言葉が突き刺さりましたね。
久条は本来は友達想いの優しい性分で、彼女の正義心に涙腺が緩みっぱなしでした。
兆はそして今、文太達にそのミッションを課せていますよね。
ヴィランと呼ばれた久条と市松は本来は心根の優しい頼もしい存在に感じます。
兆って人の懐に取り入るのが上手く人徳がある男。
文太が夫だと信じたくて、でもその結婚式の写真立てもなくて、パニック状態になる四季が不憫でなりません。
謎のIと名乗る、未来の市松を名乗る人物の登場も濃厚な展開でした。
四季の中で記憶の真実が思い出され、パンドラの箱が開かれるのに時間の問題だと思った6話でした。