青のSP(スクールポリス)3話あらすじネタバレ
校内のDVDプレーヤー、ハードウェアなど高価な備品が何者かに盗まれ、フリマアプリに出品されていることが発覚しました。
柴田が3年生のクラスを副担任をすることになったと朝礼で発表がありました。
いつも通りの日常が始まるかと思いきや、盗難事件の話題に。
学校関係者による犯行だと推測した峰田(藤原竜也)は、盗難品に残された指紋と教師、生徒全員の指紋を照合して、窃盗犯を暴き出そうとします。
学校に侵入する際の鍵の開け方すらも熟知している犯人。
ふと、嶋田が赤嶺中学の元音楽教師だった香里のことについてこの学校が何かを隠していると追及されたことが頭をよぎった涼子。
香里はストレスになる程、過剰労働をしていた可能性がありました。
嶋田も、ある過去の出来事を思い出していて、彼は自転車が転倒し、頭から血を流した香里を目撃したことがあったのでした。
各クラスで指紋採取が進められるなか、阿部(音尾琢磨)が、担任を務める3年3組。
坂田という男子生徒は反抗しますが、嶋田がすぐ強制的に指紋を押させて対応しました。
サッカー部に所属する男子生徒の一人、仲村紀明(藤本哉汰)が突然、大声を出して笑いだし、服を脱ぎ捨てて、廊下の窓から飛び降りようとしていました。
間一髪のところで、峰田が制止し、紀明は気を失いました。
紀明のことを特にずっと部活で見てきた阿部(音野琢磨)は、サッカー部で優秀な彼がドラッグなんかするわけないと否定。
その考えを嶋田は反論。
さらに、紀明と同じサッカー部に所属している男子生徒、仲村、沼尻、新垣も、ドラッグで錯乱状態になり、他の教師たちを困らせました。
呆然とし、心配する涼子(真木よう子)や他の教師、生徒たち・・・。
峰田は、紀明がドラッグを使っていることを示唆。
ドラッグに手を染めていない他の生徒達学校の教室の窓から何事かとその様子を覗いて事を見守ります。
しかし、元サッカー部だったが大事な大会を控えている後輩たちを追い詰めた疑いが。
退院し、正常に戻った沼尻、新垣、仲村は、顧問に大事な試合に出たいと懇願して頭を下げますが、校長(高橋克実)は3人に自宅謹慎と部活の停止を命じたのでした。
事の発端は、新垣、仲村、沼尻が、仲村が飲んでいたスポーツドリンクを回し飲みしていたことからでした。
嶋田は、真田(中川翼)と、三村翔子(吉柳咲良)に協力を頼みます。
すると、角田という生徒と、仲村たちがトラブルに遭ったこと、さらに、佐々木悠馬(宮世琉弥)という生徒がサッカー部でも揉め事があり、仲村たちを恨んでいる可能性も示唆。
指紋認証の結果、佐々木が犯人だと発覚し、涼子は佐々木がどうしてこういうことをしたかをきちんと知る必要があると、嶋田に意見します。
しかし、嶋田は相変わらず、悪いことをしたらきちんと責任を持つべきだと、佐々木がいる3年3組の教室へ。
佐々木は案の定、自身の身覚えあることから逃げました。
DVDプレーヤーの転売の犯人は、佐々木でした。
サッカー部のトラブルによる逆恨みで、自分がレギュラーになれなかったことが原因だとわかりました。
阿部はそんな彼の行動を愚かだと非難。
涼子は佐々木の心のケアが必要であり、教師は生徒達を導くことが大事だと正論を唱えます。
しかし、嶋田は、導けていないから今回のことが起きたと一刀両断するのでした。
佐々木は行方不明になりましたが、佐々木がサッカー部のOBが経営しているスポーツ店にいるかもしれないと推測する嶋田。
すぐ、涼子はその場所へ向かい、高山というそのOBが経営するスポーツ店に着くと、彼がドラッグを客に売っている張本人だとわかりました。
彼には、仲村と同じように、異常な発汗と動悸などがみられたからです。
しかし、背も高く、麻薬を吸っている高山は、すぐ涼子を脅迫。
危機一髪、嶋田が駆け付けて、涼子を救います。
ドラッグはサッカーボールの中に隠されていました。
組織対策本部が高山のことは以前から目を付けていたこともあり、高山は逮捕。
夜、嶋田は佐々木を訪ねました。
証拠品となる手帳には佐々木の字ではない別の人物の字でヒントになる字が書かれていました。
そのことを追って、長田彩花(豊島花)が犯人だと特定。
長田こそが、盗難事件や全てのことを引き起こしたのでした。
彩花は、佐々木と交際していた時期が過去にあったと話し、佐々木がサッカー部でのトラブル以降、態度が冷たくなったとも話しました。
佐々木は仲村のせいで怪我をしたから、仲村に復讐しようとしていたとのこと。
しかし、嶋田は別の真実を彩花に突きつけました。
彩花は最初から佐々木と交際しておらず、佐々木にストーカーまがいのことをしていて、高山と親しくしていました。
偶然、高山が薬を売っていることを偶然知り、ドラッグを手に入れ、仲村を利用したのです。
彩花は実家が裕福で甘やかされて育ってきた環境もあり、欲しい「物」はなんでも手に入れてきました。
佐々木が「手に入らなかった」ことから、佐々木を振り向かせるために行動したのです。
彩花は、佐々木にも好きになってもらえなかった、生きている意味がないと言い、死ぬことを望んでいると唐突に口にします。
そこで、嶋田は自分自身も子供の頃、ライオンになりたかったと口にし、でもライオンにはなれなかったけど、そこそこお金も稼げて、安定した暮らしができる刑事になったと話しました。
本当の自分がなりたかったものにはなれない現実、それでも命を大切にして生きていることを強引な方法で指導。
「佐々木に嫌われていたら死んだほうがまし」と口にした彩花に対し、わざと弾の入っていない銃を彼女の額に突き付けました。
「死んだら全部終わりなんだよ!」
彩花は自分の行動を悔いて反省し、泣き崩れました。
以降、彩花は薬物検査を受けることになり、学校を休みます。
佐々木が職員室に来て、転売をしたことを反省。
佐々木は自分の行動に責任を持って対応すると教師たちの前で宣言し、校長(高橋克実)から勉強することも大事だと褒められるのでした。
佐々木のことを担任として真実に気付けなかったこと、力になれなかったと突然、涙を流し、動揺する涼子。
そんな彼女を心配する柴田(泉澤祐希)。
その後、嶋田はこの学校の女生徒の一人、英里(長澤樹)から、香里(明日海りお)を殺したのは自分だと急に告げた彼女に困惑。
なぜ、嶋田は香里が亡くなった様子を目撃していたのか?赤嶺中学が隠している香里の事実とは?!来週もお見逃しなく。
青のSP3話感想・みどころ
中学生の男の子達が、覚せい剤に手を染めてしまうなんて痛ましいエピソードでしたね。
高山という一見、普通のスポーツ販売店の店長の彼がとても怖すぎます。
薬でハイになった子供達も痛々しいぐらいハラハラしましたが、薬が人生を破壊することを大人の視聴者にも身をもって痛感させた内容でしたね。
また、生徒の一人、佐々木が歪んだ生徒なのかと思いきや、佐々木は自分のしたことにちゃんと責任を持てる子供で救われました。
黒幕だった彩花も、裕福な家庭に恵まれながらも、愛情に飢えている部分があると感じました。
佐々木に告白し、好きになってもらえなかったことから、仲村に復讐に出た彩花ですが、その行動が”病んで”いましたよね。
彩花を演じた女優、豊島花さんは別のテレビ局にて、黒柳徹子さんの幼少時代を熱演したことでも演技力の幅広さが知られていますが、今回の彩花役は、成長したからこその、「かまってちゃん女子」の様子、思春期特有の不安定さ、好きな人からふられた幼い恋心が伝わりました。
彩花は今後、嶋田にとって「味方」になるのか分かりませんが、弾の入っていない銃をわざと突き付けられる「お仕置き」を受けた影響もあり、改心することを願います。
ただ、嶋田の「お仕置き」はちょっとやりすぎ・・・あれなら中学生の女の子は一瞬で泣いてしまいますよね。
また、悪いことをした生徒には言葉選びも容赦ない嶋田ですが、彩花を最初から小ばかにし、嘲笑う態度はちょっと警察としても大人としても問題アリかなと思ってしまいました。
最後に、峰田に対し、香里先生を殺したのは自分だと告白した謎多き生徒、英里(永嶋樹)も目が離せないキーパーソンですね。
涼子が自分の教師としての力不足を嘆き、情緒不安定になっている様子も気がかりでした。
涼子の正義感や優しさ、ちょっと猪突猛進すぎて周りが見えていないところも含めて、子供思いのピュアな教員だと思いますが、繊細すぎて、もしかしたら、香里も同じような気持ちを抱いて、教師をしていたのでは?と一瞬思ってしまいました。
女性教員にも心優しい柴田が、涼子のピンチにいち早く気付きますが、力になってくれるといいですね。
香里のことを元々慕っていたのか、それとも何らかのトラブルや誤解が生じたのかまだ分かりませんが、英里が放送回を追うごとに真相に近づく鍵になるのは間違いないです。
来週も楽しみです。