BG身辺警護人

BG身辺警護人傑作選 2話 

人権派で知られる裁判官、行永辰夫(田中哲司)の自宅で自転車に放火される事件が発生。

 一審で死刑判決が言い渡されました。老人ホーム殺人事件の判決を控える行への脅迫行為と判断した警察の捜査が開始。

 裁判官の行永に、警視庁のSPが付くのですが、妻の亜佐美(大塚寧々)にはいないので、章(木村拓哉)など「日の出警備保障」身辺警護課のメンバーがつくことに。

 落合(江口洋介)は、章たちを邪魔者扱いし、亜佐美は「武器も持たない一般人に守ってもらうとは」と章たちに難色を示すのでした。

 亜佐美は自由奔放で身勝手。 そして、夫に秘密を抱えていました。

自宅の玄関前に放火をされた行永夫妻。

そこで、行永の妻を「身辺警護課」で警護することになりました。

 SPの落合たちが行永につきますが、行永の妻、亜佐美には警護がつきません。

 そこで、章たちが警護につくことに。

 本来、行永夫妻の家は世間に知られていないはずで、3年前に転居したという行永夫妻。

早速、まゆ(菜々緒)が窓を締め、章が刃物を安全のために収納。

 亜佐美は章とまゆに家事を早速、家事を押し付けるように頼みました。

 ふと、章は玄関掃除をし、ゴミ捨てをしていた際に、モデルルームのチラシを見つけ、気にかかります。

 亜佐美はさっそく、昨今の状況から息が詰まるといって出かけます。安全のため、章とまゆがボディーガードとして同行することに。

 その頃、行永が裁判所で取り扱っている「介護施設殺人事件」の被害者女性が、行永の判決に納得がいかず、抗議していました。その様子を、行永についていた落合が制止します。

 女性は被害者遺族で、海外で仕事をしていましたが、親が殺されたことを知り、居ても立っても居られない状態で駆け付けたとの事。

 落合たちは彼女が放火の犯人の対象外だと判断するのでした。

 その頃、愛子(石田ゆり子)が、落合に電話してきました。今、自分の元にいるボディーガードで落合の部下の清田に不満があると伝えてきたのです。

 清田は、とても冷たくて、合わないとのこと。さらに、章たち民間のボディガードに変えてもらおうかと考えているとほのめかします。

 落合は民間のボディガードでは愛子を守る為のスキルに差があると指摘し、ボディガードの交代に応じませんでした。

 章たちは、亜佐美の警護をおこないますが、亜佐美は買い物で靴を買ったかと思えば、今度は美容院へ。さらに、章たちの目を盗んで一人になりたがる行動を。

 章とまゆは、ただでさえ何かあれば、自分達身辺警護課の責任になるので気が木じゃありません。

章は亜佐美はストレス発散の名目でわざと一人になるタイミングを見計らっていると推測。

 次に彼女は、人に会うから1時間だけ一人にしてくれないかとまで言い出し、章とまゆをさらに困惑させるのでした。

その亜佐美は不動産関係者、三上と会っていました。

三上と仲睦まじく話している亜佐美を見たまゆは、彼女が既婚者で子どももいる三上に「惚れている」ことを勘づきます。

先に家にいる落合に断って、行永に、三上と亜佐美のことを伝えます。

もしかして、自分達「身辺警護課」を雇った理由は、妻の浮気を確かめるためか?と行永に問う章。

さらに、章は、行永に対し、亜佐美に頼まれてゴミを捨てに行ったら、三上が勤めている不動産のチラシがあったことも話しました。

行永はこれを否定し、「妻の浮気を疑うような嫉妬心を持ってボディガードを雇うぐらいなら裁判官としてやっていけない」と自分への厳しさを吐露しました。

その頃、亜佐美に付き添っていた菅沼まゆ(菜々緒)と、沢口(間宮祥太朗)は、彼女にはぐらかされてしまいました。

亜佐美はスーパーで「痛みがある」と言って、その場を逃げ出しました。

やがて、三上のことがわかりました。三上は独身で既婚者ではなく、やはり、「老人ホーム殺人事件の関係者だったのです。

章は亜佐美を発見。亜佐美は三上が貸してくれたレンタルルームの中にいました。

そこは唯一、亜佐美が「裁判官の妻」から自分を解放できる居場所で、亜佐美が度々、一人になろうとしたのはこのためだったのです。

行永から、贅沢はするな、テレビのボリュームには気をつけろなどとモラハラに近い行動制限をされている日常のストレスを解放する目的がありました。

しかし、三上は亜佐美に親切にするふりをしてわざと近づいていました。

三上はかつて行永に「ストーカー殺人事件」で不服な判決を言い渡され、そのショックで妻は自殺。

妻のお腹には生まれてくるはずだった赤ちゃんがいたのです。

妻子を奪われた三上は、自分の幸せを奪った行永夫妻に復讐を企てたのでした。

そこで、妻、亜佐美を信用させておいて、彼女の自転車に放火。

亜佐美が章たちが遠くから見守る警護の元、三上と会った時に、「自分が加奈子の自転車に火をつけた」ことを亜佐美に伝えていました。

やがて、亜佐美を連れて逃げようとする章ですが、亜佐美は三上によってエレベーターの中に章と共に閉じ込められてしまいました。

三上は復讐を終わらせるために章と亜佐美に襲い掛かりますが、駆け付けた警備員と章によって阻止。

警察に連行されていく三上を見ていた章は、三上が復習に走ったきっかけに胸を痛め、「その人も被害者なんだよ」とつぶやきました。

無事、帰宅した亜佐美。

新しい靴を履いている亜佐美は夫から何を言われるか不安でした。その背中を章は後押しして励まします。

本当は妻の浮気や身の安全を心配していた行永。裁判官ゆえに自分を偽って、妻に本音を言えなかったということを章に伝えました。

家にて、亜佐美と行永は和解します。

行永は亜佐美の新しい靴を見て文句ひとつ言わず、「なんだかわからないが、それかっこいいな」と優しさを伝えるように。

それを理解した亜佐美は夫とハグをします。

その日の夜・・・。

村田(上川隆也)から、高梨(斎藤工)が復帰することを伝えられました。

高梨はどこか章の過去について探っているような怪しい「裏の顔」があります。

帰り道、突然、愛子(石田ゆり子)から車で付け狙われた章。

愛子は自ら車から降りると、自分のプライベートの警護をお願いしたい、どうしても、落合などのSPに知られずに会いたい人がいるとのことでした。

 来週も、BG身辺警護人3話をご期待ください!愛子の会いたい人、気になる2話でしたね!

BG身辺警護人感想・見どころ

亜佐美はとんでもなく自由奔放で身勝手な人だなと思いました。

しかし、その裏には夫、行永からの世間体を保つための日常生活においての行動制限をされていてストレスが溜まっている心の内が明るみになり、胸が痛みましたね。

家族からマイルールみたいに行動制限されるのつらいですよ、気持ちわかります。

章は、ちょっとはっきりものをいうまゆと違って、冷静に穏便に亜佐美と行永に接していて、ボディガードとしての落ち着いた感じがあって2人の合間ったクライアントへの対応もみどころでしたね。

三上はただ可哀想な人。

彼が行永に関わる事がなかったら、幸せに妻、加奈子とともに生まれてくるはずの子どもの誕生を笑顔で待ちわびていたことでしょう。

彼も「被害者なんだよ」と言った章の言葉に胸をぎゅっと締め付けられましたね。

最後に、行永夫妻が和解できてよかったですね。

行永も家庭内で沢山のルールを妻に設けていた事を反省し、「なんだかわからないが、その靴、かっこいいな」って言って少し笑みを見せたところはもう泣けました。

モラハラや昔気質な家族への接し方は、今回の亜佐美のように「一人になりたい」、「自由になりたい」と思う気持ちが加速して思いもよらぬ行動に出るのだなと痛感!亜佐美の行動や気持ちに共感できました。

夫婦のあり方、家族との接し方に着眼点を置いた2話でしたね。

来週の3話は、なんと、愛子のプライベートでのボディガードを頼まれた章が、人生初の愛子との「大仕事」になる予感!来週も見逃せませんね。

 

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