ブルーモーメント

ブルーモーメント1話 命と向き合う山下智久に注目!

ブルーモーメント1話あらすじネタバレ

晴原柑九朗(山下智久)は、「ハルカン」の愛称で報道番組のお天気コーナーに出演する気象庁気象研究所の研究官です。

「さすが数学の天才、私が見込んだ人」

彼をそう褒めるのは婚約者の気象庁気象研究所研究官の園部灯(本田翼)です。

彼女から、仕事が終わった今夜、話があるといわれていました。

しかし、仕事現場では大洪水が発生し、車に轢かれそうになった子供を助けました。

2024年-。

「ハルカン」の愛称で、気象予報をする、柑九朗。

飛行機雲が空を上っていると伝え、天気を予報していました。

その頃、気象研究所予報研究部部長、上野(平岩紙)に案内されて、研究室に雲田彩(出口夏希)が派遣としてやって来ました。

晴原は、お天気コーナーの時の爽やかな笑顔とは裏腹に、初対面の雲田に、辛辣な態度をとり、クビにしようとします。

「即不採用だな。ゲリラ豪雨でもないのになんでここに来るんだ。履歴書なんて見てない。確かに俺は自分の仕事に専念する人材が欲しいと言ったけど、助手がほしいとは言っていない。…口の悪いクソ女」

しかし、雲田も中国語を喋り、負けん気の強さを発揮し、反論して晴原を圧倒させるのでした。

「採用したのはそちらですよね。クソ女とか口の悪い女とかむかつきますね。私の名前は雲田です。」

「名前に雲が入っているのかよ…」

「いいコンビになるんじゃない?」

上野は初日から衝突する2人を見守るのでした。

そんななか、気象災害から人命を守る為、階級、年齢に関係なく能力本位のエキスパートで集められた部隊SDM(特別災害対策本部)の設置がマスコミから発表されます。

そして、その要となる気象班統括責任者が晴原で、雲田はその上司、上野香澄(平岩紙)によって、採用されたことを知ったのでした。

「SDMの現場の指揮を張る原さんに任せてみてはいかがでしょうか?」

その頃、灯のことを知っている東京消防庁救助隊の園部優吾(水上恒司)は、晴原に複雑な思いを抱いていました。

晴原は灯が残したノートを読み返していました。

「明日の命を守り抜くためにこれから起こる悲劇に抗いたい。」

そう書き記されていたメッセージに思いを馳せる、晴原。

「町全体が濃い青色に染まるブルーモーメントが好き。ブルーモーメントが見れるのはいつも通りの朝を迎えられたから、それって奇跡だと思わない?」

一緒に屋上でブルーモーメントを見た思い出が。

後日。

雲田彩も、家族とメールしていた時、気象予報の仕事に就く彼女を心配する内容に複雑な気持ちを抱いていました。

雲田の姉を旋毛風が吹き、雲田の目の前で、電信柱が倒れたことで亡くなったのです。

マスコミ発表の翌日、福島県北部で急激な悪天候の為、雪崩に巻き込まれ10名が遭難した情報が入りました。

晴原を除き、園部など消防隊が現場へ先に行きました。

思ったよりも雪崩がひどく、通信班の三島(ワタナベケイスケ)も深刻な状況をキャッチしました。

「今起きている被害だけじゃなく、今後大災害が起こる可能性がある。対策本部長に繋いでくれ、SDM出動の許可をとりたい。」

さらに、雲田も上野の命令で、共に現場へ同行することになりました。

しかし、「SDMは、試験運用中の為、大きなミスが起これば、正式運用自体が見送りになる。5年だ…ここまでくるのに5年かかっている。」

「目の前の命を見捨てろということですか?こちらの都合なんてお構いなし。今ある全身全霊の力を注ぐしかありません。そのためにSDMがあるはずです。」

「危険レベル5…SDMの対応に当たる。」

特命担当大臣、園部肇一(舘ひろし)も現場に到着。

彼は現場に行く前、総務大臣の立花藍(真矢ミキ)から、今回SDMを試すことをこう突っ込まれます。

「娘さんのことがあるからでしょ?」

痛いところを突かれながらも彼は現場へ。

晴原は優吾と対立。

「あなたはあの日のことにとり憑かれている。SDMに必要のない人間はあなただ。」

開口一番にそういう優吾に対し、晴原はヘリに乗って、救助に向かいました。

優吾は、園部灯のいとこでした。

姉のように慕っていた灯の婚約者である、晴原とは彼らにしか分からない確執があるのです。

「綺麗…」

ヘリコプターからの景色を見て呟く、雲田。

「人知を超えた力を持って不条理に多くの力を奪う。俺達が相手にするのはそういう自然の教理だ。」

そんな彼女に、気象と自然を相手にする仕事の厳しさを突きつける、晴原なのでした。

現場に到着した2人は、SDMメンバーで消防班統括責任者の佐竹直人(音尾拓真)、消防士長、園部優吾(水上恒司)、ドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)、情報班の山形広暉(岡部大)と要救助者の捜査と避難指示にあたりました。

「SDMって本当に必要なんですか?」

「今この争っている時間にも、多くの救助を待っている人達がいる。」

救助隊と晴原は衝突しながらも、救助隊たちの動きを情報室から見守ります。

その後、SDMのメンバーとして、情報班チーフの山形(岡部大)、対策ドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)が選ばれ、彼らと対面する晴原。

晴原は市長に会いに出かけました。

「この地域はホワイトアウトの被害に遭いやすいです。今すぐ避難指示を出してください。イベントなども中止にして。」

「多くの苦情が出ますよ。」

「その苦情を甘んじて下さい!仮にあなたの家族が現場にいたらそこまでやる必要があると言えますか?」

「いいでしょう。ただし、SDMからの指示だと伝えますよ。」

「良いですよ。苦情はSDMの捜査指揮の方に。」

案の定、クレーム担当の電話を情報室で取り次ぎ続ける、雲田彩。

さらに、年に一度の子供のスポーツイベントの開催中止を雲田がすることになってしまいました。

「なんでだよ、ずっと楽しみにしていたのに。」

「ちょっと考え方が悲観的ですね。」

「そんなに深刻に受け止めなくても。」

子供達や保護者の声を深刻に受け止める、雲田。

「ある日突然、悲劇は凝ります。起きてしまってはじめて気づくんです。あのときこうしておけばって…でもあの時はもう戻ってこないんです。今ならまだ間に合うんです。お願いします、中止して下さい!」

涙声で頭を下げる雲田の脳裏には、姉を亡くしたことがフラッシュバックしていました。

雲田の説得が聞いて、子供達のスポーツイベントは中止になりました。

その頃、病院では今回の雪崩事故の対応を担当する脳外科医、汐見早霧(夏帆)は不安を覚えていました。

その頃、救助隊たちは、雪崩ポイントに到着しました。

「こちら佐竹…雪崩ポイントに到着しましたが、想像以上です。」

傾斜は40度、雪崩は約10万トンです。

「リミット捜索可能時間はわずか30分…」

「祈るしかないんですかね。」と雲田。

「馬鹿なこと言うな。奇跡でも起こらない限り見つけ出せない。奇跡は起こすものだ。雪崩の動きに合わせて動く。この要救助者たちは登山初心者…少しでもそれを知っていてくれれば助かる。」

その後、要救助許可を指令。

「エリアは悪天候で、ツリーホールで来ている。日遮熱の効果でできる窪みがツリーホール。斜面東側の捜索を頼む!」

優吾、佐竹らは雪かきをして、埋まっている救助者の体を掴みました。

他の隊員たちも応戦します。

意識も脈呼吸もありました。

続々と救助される要救助者たち。

「5年前のことが今の彼奴を突き動かしている。」

「やはり晴原さんはこの現場に適役ですね。」

前田巧以外の男性たちが救助され、救急搬送されたことが彼らの家族に伝えられました。

「先生の課題、答えがわかりました。天気予報は毎日の生活に欠かせないものです。でも何より命を守る為にある。天気予報は誰かの命を守るためにある。」

「そのとおりだ。でも予測だけじゃ命は救えない、だからSDMは救えない。いつまで薄着でいるつもりだ。雲田のはそれだ。」

雲田は真新しい彼女のSDMのジャケットに身を包みます。

「未来の精鋭になる仲間になるかもしれません。雲田さんはそんな存在になるはず。」

その頃、助かっていない救助者、前田は、佐竹の知り合いでした。

前田の妻’(山口まゆ)が心配するなか、佐竹は前田を発見しました。

なんと、崖から落ちる寸前にのところに、いました。

佐竹は前田を掴みますが、雪崩に滑り、2人とも滑落してしまいました。

「この吹雪じゃヘリは飛べない…二重災害だ。救助不能。」

事の深刻さを理解した、晴原。

「レスキュー隊を撤退させるしかない。」

晴原はこの事に、5年前、園部灯が自然災害で亡くなった事が蘇りました。

公民館で、灯の遺体に対面した、晴原。

「晴原柑九朗は天才だと言っていた。数学を使って、どんな答えを導き出すと言った。君は予測を間違えたのか。灯は他の人を救助して危険区域に一人で立ち向かったんだ。」

亡くなった現場にいたのは、園部(舘ひろし)。

彼こそ、灯の父親でした。

「最後の言葉…分からないんです。俺が家を出る時に。」

「妊娠してたんだ。薄めのお腹には君との子供がいたんだ。」

「ごめんな…」

あの日から5年後。

「全力で抗ってやる、理不尽、不条理に。まだ終わっていない、必ず助ける。」

自然災害に人は無力だということを痛感したのでした。

ブルーモーメント1話感想・みどころ

気象の天才、晴原が直面するのは、自然災害にどんなに抗っても人は無力だという事ですね。

雪崩で遭難した男性たちを救おうと奮闘しつつも、雪崩が激しく、捜索すら厳しい現場に悪戦苦闘する消防班たちに胸打たれました。

晴原が指示を出しながら、なんとか一人を除いて救助されました。

激しい吹雪に加え、やっと見つかった要救助者の前田を引き上げた佐竹も一緒に落下してしまうという痛ましいラストに、電流のような衝撃がありましたね。

5年前に婚約者の灯と灯のお腹にいた我が子を失った晴原、そして、新人気象研究官の助手、雲田彩もまた、晴原と同じように家族を災害による事故で亡くした痛みを抱えていました。

雲田は中国からの帰国子女で、堪能な語学に加え、人を救助することを諦めない粘り強さや、人間として成長していけそうな真っ直ぐなところに惹かれました。

口の悪い晴原と気が強く、正義感を持つ雲田が今後どんなバディになっていくのか楽しみです。

そして、二重遭難となってしまった今回のケース…。

救助困難な状況を晴原がどんな機転を利かせて、死者を出さないようにするか注目したい1話でした。

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