義母と娘のブルース 第1話
放送日:2018年7月
TBS火曜ドラマ
義母と娘のブルース 第1話のあらすじ
宮本良一、娘・みゆきは数年前に妻であり母であった愛を亡くした。
みゆきは良一から新しいママになる人だと一人の女性を紹介される。
みゆきの前に現れたのは、光友金属の部長であり、キャリアウーマンの岩木亜希子だった。
怪訝な顔をするみゆきに亜希子は名刺を差し出す。
「この人やだ」とみゆきに言われた亜希子はプレゼンが失敗したと良一に告げ、みゆきに改めて名刺と封筒を渡し颯爽と去って行った。
良一は丁寧に亜希子の説明をするが、「新しいママはいらない」とみゆきは良一の話にも応じない。
一方、亜希子はみゆきに受け入れてもらうためにと、子供向けの書籍でみゆきの心を開くための勉強を始める。
みゆきに気に入られるために奔放する亜希子。みゆきが亜希子を受け入れるためにと、それに協力する良一。
一度は嫌われてしまった亜希子だが、果たしてみゆきに心を開いてもらい義母となることができるのか。
義母と娘のブルース 第1話の感想
ドラマタイトルがあまりにも気になって観ることにしましたが大正解でした。
亜希子の発想や言動、それに対してのみゆきの反応。展開が想像できないことばかりで、とても面白いと感じました。
明らかにモテそうもない。お堅いキャリアウーマン。それでも良一のようなイケメン、人が良さそうな人、ましてや訳ありの人とお付き合いができるのかと、その状況に思わず自信が沸いてしまいました。
だけど、亜希子と良一があまりにも正反対過ぎて、亜希子は良一のどこを好きになったのか、良一も亜希子のどこを好きになったのか想像もつきません。
亜希子の雰囲気は亡くなった愛と違う上、みゆきへのアプローチの仕方もあまりにも受け入れ難いものばかり。
名刺を差し出しただけでも躊躇ってしまうだろうに、子供には無縁の履歴書は謎の紙でしかありません。
だけど、亜希子はやはりできる女だと感じました。
亜希子の本質とこれまでの経験から得たであろう分析力が、みゆきと大樹くんの関係を良好にした結果はさすがだと思いました。
大樹くんもみゆきを思っての理由だったのかと知った時には、優しさを感じましたが、行き過ぎると本当のいじめになってしまうあたりが子供達の付き合い方の難しいところ。このぐらいの年齢だと嫌がることをすることでしか気を引く方法がないのでしょう。
亜希子のみゆきに対してのアプローチの腹踊りには、どうしてそれを選択してしまったのだろうと思いました。
しかもそれは感謝の意。その割には亜希子の表情は変わらず、みゆきの心が閉じてしまったのももっともです。
腹踊りはきっと職場でも披露してきたのでしょうが、職場の人達はこれまで喜んできたのだろうか。不思議でなりません。
しかし、そんな亜希子に対して、合格採用通知という形を取った粋な計らいには思わず感動をしてしまいました。
良一に合格採用通知を聞いて作ったにしろ、履歴書に対して自ら答えを出し、うまくいかず悶える姿に、みゆきの意志の強さと負けん気の強さを感じました。
それにしても、スカイウォーカーでの亜希子とみゆきの宙吊りのシーンが忘れられません。音楽もコミカルなものが使われていたことで一層面白さが増しました。
そして、役としても女優としてもあの状態をどのような精神で演じきり、どうやって助け出されたのか気になって仕方ありませんでした。
義母と娘のブルース 第2話の期待や予想
みゆきの心を開くことができたのに、想像を超えた亜希子の行動により、再び心を閉ざしてしまったみゆきだが、亜希子はどのようにその心を開いていくのか。どんなことを考え、行動に移すのか。亜希子の言動は全く予想がつかないのでとてもワクワクします。
出家の日程も決まったことから、亜希子が宮本家で家族の一員として暮らし始める展開はすぐに訪れると思うのですが、夫と子供がいる生活の中で、亜希子がどのように過ごし、変わっていくのか。ドラマだと思いながらも心配や不安があるものの、次回はそれがどう拭われていくのか楽しみです。