ドラマ

黄昏流星群 第9話の感想やあらすじ、最終話の予想!

黄昏流星群 第9話

放送日:2018年12月

フジテレビ木曜ドラマ

黄昏流星群 第9話のあらすじ

瀧沢完治は若葉銀行への復職を打診されていた。

その一方で、妻・真璃子と娘・瀧沢美咲の元婚約者・日野春樹は体を重ねようとしていた。

完治が銀行の話しを真璃子にすると真璃子は既に家を出る決心をしていた。

真璃子は完治と目黒栞の関係に気づいていた。

そんな栞は完治の前から姿を消し、行方がわからなくなっていた。

瀧澤家から出た真璃子は、ひょんなことから春樹の家で冴の介護と日野家の家事を担うことなる。

黄昏流星群 第9話の感想

完治と真璃子が向き合ったその先…

常識では考えられないことが次々に起こるも、それが許され、予想だにしない展開に、逆にどんどん面白くなってきました。

 

銀行に戻ってこないかと誘われた完治。

車のシートが倒され、真璃子に重なる春樹。

第8話はそこで終わり、第9話はその続きから始まりました。

 

若葉銀行では大きな問題を抱えており、完治の力が必要となりました。

しかし、守口専務のセクハラ疑惑によって完治も荻野倉庫へと出向になり、戻ってしまえばまた上層部に振り回される可能性もあります。

“思い出ボックス”のおかげで居場所とやりがいを見つけ、周りにも馴染んできたところなのに、これを捨てていくのも勿体ない話です。

 

春樹にシートを押し倒され、真璃子は春樹と結ばれた…視聴者はそう思ったと思うのですが、真璃子は春樹を拒み、男性の理性に勝ちました。

男性の理性を吹き飛ばすことができるなんて、さすが魅惑の熟女!と思いましたが、弱っている者同士抱き合ってはいけないと春樹を諭します。

魅惑の熟女だなんて申し訳ない。素敵な大人の女性でした。

しかし、真璃子の心が晴れたら抱き合いましょうという春樹の言葉は純文学のようで、逆にエロティックさを感じます。

 

さて、今回は正直に銀行へ戻ってきて欲しいと言われたことを完治は真璃子に話しました。

それに対し、真璃子から出た言葉は「これで家を出れる」というものでした。

完治は当然ビックリしますが、理由を聞かされ納得せざるを得なかったことでしょう。

真璃子は、完治に好きな人がいることを知っていました。

最初は何となくだったものの、残業続きの完治に差し入れをしに行った時に、完治と栞の姿を見かけてしまいます。

そこにいた完治は、真璃子の知らない穏やかで、幸せそうで、足りないものはないといったいい顔をしていました。

それに反し真璃子が見てきた完治は、ここにないものを見てもがいていた顔ばかりでした。

自分には与えることができなかった顔を見て、真璃子はとても切なかったことと思います。

次々に常識の枠をが外されていく

真璃子が家を出るきっかけになった栞はというと、荻野倉庫を辞め、東京から離れた海の近くで仕事を始めました。

糖尿病の進行は進んでおり、網膜症の症状も出ています。

網膜症は失明に至る可能性も…。

 

次々と他の登場人物が出てきます。

行き着けの居酒屋で完治は井上とお酒を酌み交わし、真璃子が出て行ったこと、栞に逃げられたこと、美咲が駆け落ちしたことを話しました。

ドラマが始まった当初、厳しい顔が多かった完治ですが、これだけのことが起きたせいか、憑き物でも取れたかのような笑顔でした。

この時に、完治は栞のことを“強い女性”だと言います。

「完治はやっぱり何もわかっていない」そんな風に思いました。

栞は本当はとても弱いのだと思います。

女性が1人で生きていくのはとても大変なこと。

今回それを見せてくれたのが聡美です。

あのぐらい強気でいないと女性は1人でなかなか生きられないもの。

でも、女性のことをよくわかっていないのは完治だけでなく、男性にはあることなのかもしれません。

 

家を出た真璃子は聡美の家に転がり込んでいました。

しかし、須藤の突然の訪問に、真璃子は聡美の家を後にします。

家を出ると言っても行く場所も居場所もない真璃子。

そんなところに、春樹と遭遇します。

春樹は冴の介護で仕事を休み、ボロボロになっていました。

このまま弁護士事務所を辞めてもいいと言う春樹に、冴は介護の代償にそんなことは求めていないと言います。

手伝わせて欲しいと、冴が眠る春樹の家へ真璃子はやって来ました。

居間も台所も滅茶苦茶。

それを見ると真璃子は春樹を寝かせ、冴に気づかれないように家の中を片付け始めました。

春樹が目を覚ますと朝食の用意がされており、春樹は仕事へ。

真璃子は家へ残り、冴の介護をすると言うのです。

罪滅ぼしだと言いましたが、真璃子と春樹の関係を冴が知っていることを真璃子は知りません。

罪滅ぼしでわかってもらえるはずがない…と思っていたのですが、冴は真璃子を部屋に呼び、自分にいよいよの時がくるまで家のことを任せたいと言うのです。

自分のために春樹がダメになるのは見たくないとは言え、他の男と駆け落ちした婚約者の母親、真璃子と冴はさほど年も変わらないはず。

「そんなことを許せるの?」…また常識の枠から外れた展開となりました。

 

恐らく、春樹はそわそわしながら仕事をしていたことでしょう。

仕事から帰宅すると、居間から真璃子と冴の笑い声が聞こえてきます。

居間では真璃子と冴が食卓を囲んでいました。

息子が好意を寄せる息子の元婚約者の母親の料理を食べて談笑をする…とても複雑です。

帰宅した春樹にホスピスに入ることを決めたと冴は報告しました。

春樹は反対しましたが、「醜い姿を見せたくない。美しくいたい」と言い、母親になっても女性でありたいという冴の志が素晴らしいと感じる場面もありました。

日野宅の居間にて。唇を重ねる真璃子と春樹。それを黙って見つめる冴

銀行に戻ってきて欲しいと言われていた完治は銀行に戻りました。

荻野倉庫に残りたい気持ちもありましたが、銀行の誘いに気づいていた川本に、「銀行では完治にしかできない難しい仕事が待っている」と言われ決心したようです。

完治は不正融資の調査委員会の委員長を務めることになりました。

若葉銀行は不正融資をしていたのです。

それは世の中にバレ、融資部長の井上は自殺をしてしまいました。

 

今回なかなか登場することのなかった栞は網膜症が進んでおり、左目が見えづらくなっています。

こんな時だからこそ完治には側にいてあげて欲しいと思うのですが、完治は銀行に戻りそれどころはありません。

栞のことはこのまま諦めてしまうのでしょうか。

 

春樹の家で家事を任された真璃子は、自分のしていることで人に喜んでもらえるという実感から少しずつ元気を取り戻します。

春樹も介護や家事を真璃子に任せ、元気を取り戻した様子。

弱りきった2人ではないことを確認すると、2人は居間で唇を重ねました。

幾ら冴が真璃子が家にいることを許したにしても、居間なんていつ見られてもおかしくありません。

突っ込みどころ満載なその瞬間を、冴は黙って見ていました。

黙っているというのが、またこれから何かを変える展開になっていくのだと思います。

黄昏流星群 最終回の期待や予想

ここまでどれだけのドロドロを観てきたことでしょう。

なのに、最終回の予告を観ると、完治は栞と、真璃子は春樹と決別し、完治と真璃子は夫婦修復となった様子。

これまでの時間は一体何だったのでしょう。

栞と一緒にいる顔はいい顔をしていた…真璃子にそう言われましたが、銀行に戻った完治は、再び険しい顔つきに戻っていました。

真璃子はそんな完治を今まで同様に受け入れるのか。それとも春樹を選ぶのか。

栞の病気はどんどん進行し、1人で生きていくのは難しくなっていっています。

完治はそのことを知らないけれど、どんどん弱っていく栞を放っておくことができるのでしょうか。

完治が栞を選んでも、もう誰も傷つくことはありません。

しかし、真璃子が春樹を選べば、冴を傷つけることになります。

常識から考えれば、完治と真璃子が元に戻るのが平和なのでしょうが、常識破りなドラマなので、最後に思わぬことが起こるのではないかと思っています。

黄昏流星群 公式

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