合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~

合理的にあり得ない~探偵.上水流涼子の解明~8話 涼子に恋到来で貴山に変化が!

合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~8話ネタバレ

ある日、居酒屋で一人飲んでいた丹波(丸山智己)。

九州にいる母から電話がかかり、「好きな人がいる」とにやけます。

その相手は、涼子ですが、当然言えるわけもなく、母の健康を心配して電話を切りました。

かねてから思いを寄せる涼子(天海祐希)と、見知らぬ男が親しそうにしているところを目撃。

翌朝、失意のまま、久実(白石聖)と貴山(松下洸平)の元へ相談に行くと久実は涼子に彼氏ができたのではないかと言い出します。

翌朝。

歌舞伎町で呑んで、新宿ゴールデン街で新橋とカラオケを楽しんだと話しました。

涼子によると、一緒にいたのは高校時代の吹奏楽部の後輩、新橋達也(眞島秀和)。

昔から不器用でお人好しな性格。

学生時代の涼子(茅島みずき)は、とても厳しい先輩として部活の後輩から有名。

後輩たちのほとんどは涼子の顔色を窺って怖がっていましたが、新橋だけは涼子についてきたとのこと。

現在は銀行勤めで、都心にマンションを所有。

涼子は、「弟みたいなものだから恋愛感情はない」と否定。

ところが、丹波は貴山に報酬の200万を掛けて、2人の関係を調査するよう、依頼します。

数日後、貴山と久実が尾行を開始すると、涼子はフェミニンな服装。

コンタクトを失くした見知らぬ女性を助ける為に30分以上も時間を使っていました。

女性が落としたコンタクトが無事、見つかり、問題解決。

新藤はおもてなしをすると言って、少し自信気です。

久実と貴山は、涼子と新橋の後を追跡すると、バッティングセンターへ。

食事は、新藤の手作り弁当で、彼は涼子が辛いもの好きな嗜好を覚えていました。

新藤と恋人のような時間を楽しんでいました。

普段は見せない顔をする涼子に何故か胸のざわつきを感じる、貴山。

新藤から告白されるものの、涼子は断るつもりでいると回答。

貴山は涼子にどう形容していいか分からない気持ちを抱き、それを久実にからかわれて不機嫌に。

仕事を終え、久実は父、諫間慶介(仲村トオル)と食事。

久実は以前よりも父とフラットに話せるようになっていました。

「私はね、色々、涼子さんに仕事を任されるようになって忙しいんだ。」

娘の近況に嬉しさを隠せない、慶介(仲村トオル)。

「パパさ、涼子さんと仲直りしなよ。元々は涼子さんパパの顧問弁護士だったんだよね。」

「上水流涼子は1年前、傷害事件を起こしたんだ。相手を殴打し、重傷を負わせたんだ。逮捕された時、上水流涼子は記憶がないと訴えていた。グループの為には彼女を切るしかなかったんだ。」

「それちゃんと説明したら?わかってくれると思うよ。そういえば涼子さん彼氏できそうだよ。」

「まさか、あの上水流が…?」

「涼子さん嬉しそうだったよ。」

翌日。

芽生えた感情が分からないまま、丹波に言われた通り、新藤の素性を調査する、貴山。

歌舞伎町に精通する涼子たちの協力者、有田浩次(中川大輔)からも、その心境変化を指摘されます。

涼子に「好きです、僕と付き合ってください。」と言ったことを詫びる、新橋。

学生時代、実際にやっていないにもかかわらず、新橋は部活の旗を傷つけたのは自分だと言った新橋。

別の学生、坂本がやったことですが、坂本は引っ込みつかなくて逃げ出しました。

本来なら庇うはずのない相手を庇ったことを涼子は、指摘。

「誰かを庇うための嘘は良くないよ。」

昔話に花を咲かせる、涼子と新橋。

「ねぇ新橋君、私、前科があるの。今は歌舞伎町でしがない探偵をしているんだ。君ならもっといいひと見つかると思うなぁ。」

その言葉に突然、号泣する、新橋。

貴山はその会話を尾行。

「僕は知っています、涼子先輩が理由もなく誰かを傷つけるような人じゃないって…だからつらいことがあったんだろうなって…悲しくて。」

「涙拭いて、私が泣かせたことになっているから。」

「貯金はあるんですけど、足りなくて…500万円くらいなんですけど」

「わかった、貸すわ。ただし貸すだけよ。」

相変わらず気持ちの優しい彼を微笑ましく見守る、涼子。

妹からの電話を受けた、新橋。

妹は難病で、海外で肺の移植を受けなければならない状況。

涼子との食事を楽しんだ新藤を尾行した貴山は、彼が帰宅した家を見て違和感を抱きます。

なんと、彼は都心の高層マンションには住んでいなく、小さなアパートに帰宅。

その頃、久実は合コンをしながら新藤を調査。

「ここだけの話だけど彼奴は…」

リストラされ、横領未遂した新橋は同僚に見つかり、銀行側が大事にしたくないので、解雇。

「涼子さん、本当に彼にお金を貸すんですか?彼は詐欺師ですよ。」

貴山は新橋が詐欺師だと忠告。

翌朝。

「新藤くん、がっかりしたよ。私のこと詐欺に引っかけようとしたんだね。」

新藤がアパートで、見知らぬ姉妹に話しかけていた現場を押さえました。

なんと、病気なのは妹ではなく、同じアパートに住む恋人の、ハルナ。

涼子は事情を聞くことに。

営業の途中、公園で休んでいると、スマートフォンがベンチに落ちていたことから、キッチンカーの従業員をしているハルナがそれを拾ったことがきっかけ。

「サンドイッチを売っていました。」

「サンドイッチ?」

そのサンドイッチはハルナの店のものかと思いきや、弁当は手作り。

日常生活に支障をきたす、ハルナ。

「あなた方のご両親は?」

「私達の両親は小学生の時、事故でなくなりました。仕事をしてお金を作るにもなかなかうまくいかなくて。」

「それで新橋さんは銀行のお金を横領したのね?」

「はい…先輩なら助けてくれると思って…騙してしまって申し訳ないです。自分でもどうしたらいいかわからなくてまともな判断ができなくなったんです。」

「じゃあ、なんでそれをちゃんと言わなかったのよ。」

「悪いのは私です…私の病気のせいで新藤さんを追い詰めてしまって…」

「じゃあ新藤くんじゃなくて、彼女たちに貸す。」

涼子はハルナと姉のアカネにお金を貸すことに。

その頃、ハルナと姉、アカネは男2人は楽しそうに会話していました。

なんとハルナたちは詐欺師グループで、新橋を騙していたのです。

新橋を騙そうとして、スマートフォンを敢えて盗んだアカネ。

そしてハルナと連携して新橋を騙していました。

元看護士で、病気の知識がありました。

涼子は2人のアパートが生活感がないことを見抜き、騙されたふりをしていました。

「看護師の立場を利用して…病気で苦しんでいる人達を間近に見てきながら…。あんた達最低、新橋はあんたたちの本気の力になろうと思った。騙す人間がいるなら、騙される人はいない。」

「そうだ…あんたの肺を摘出して病気で苦しんでいる人にあげる。」

涼子は凶器を持ち、ハルナに襲い掛かりました。

悲鳴を上げるハルナと引き留める、姉役。

「でもさ、このくらいのお仕置きじゃ全然足りないから。でもこの瞬間、あんたは死んだ。生まれ変わったつもりで生きていきなさい。」

翌日。

涼子は、アカネとハルナ姉妹を心配して家の前にいる新橋に声を掛けました。

姉妹は、移植に精通した医師の元へアメリカに発ったと嘘をついた涼子。

しかしすぐに、新橋が騙されていたことを伝えます。

すると新橋は思わぬ反応をします。

「良かった、ハルナさんが移植が必要な病気じゃなくて…」

「ああ、あんたって本当にバカがつくほどお人好しだね!私、こういうの趣味じゃないの。今度は騙されないようにしてね。」

涼子は一緒に出掛けた際、新橋が引き当てたひよこのぬいぐるみを返すのでした。

その後、上水流エージェンシーに戻った涼子は、貴山から人として「好き」と告白を受けました。

ところが貴山は、「人ではなく、未確認生物として好きです。僕はそんな人の傍で仕事ができることがとても幸せなんだって今回つくづくわかりましたよ。だからこの幸せが長く続けばいいなって思っています。」と独特の返答。

涼子はなんと反応していいか分からない気持ちになるのでした。

ウキウキ気分の丹波が、アカネとハルナの取り調べを担当。

その後、彼は警察に復帰できるかもしれないとのこと。

同じ頃、夜の街にはとても怪しい風貌の裏社会に精通しそうな人間がうろついていました。

合理的にあり得ない8話感想・みどころ

丹波が早とちりするのも無理ないですよね。

そして、ひそかに涼子のことが気になり始めた、貴山の挙動不審ぶりが可愛かったですね。

それを久実に指摘されて、クールを装うところも貴山らしい不器用さだと思いました。

しかも最後に、涼子に「好き」なんていうからいよいよ告白タイムか?と思いきや、「生物として好き」って…(笑)。

でも、貴山って仕事をしてバディを組む上で、涼子に恋ギリギリの淡い小さな感情を胸に秘めていることは明らかですね。

これからも貴山と涼子のバディを見守っていきたいですね。

そして、今回登場した、新藤。

詐欺師の姉妹とは知らず、病弱だと思い込んでいたハルナの為に、涼子には「難病で移植手術が必要な妹」と偽ってまで、彼女達を助けようとするお人好しぶり。

新橋を演じた眞島秀和さんは、天海さんとは「緊急取調室」にて、元夫婦役でしたね。

「真壁夫婦」が、時を越えて別の役柄で「再会」を果たし、ドラマファンとしては心躍りました。

視聴者さんの間でもTwitterで反応が結構みられましたね。

新橋を騙したアカネとハルナ姉妹は、涼子が言うように最低ですよ。

看護師として闘病する人達を間近で見ながら、病気を利用し、人が良すぎる新橋を糸も簡単に騙していく。

彼女達が中華料理店で同じ詐欺グループの男たちと盛り上がっている場面を見て、涼子の激しい怒りに共感。

涼子がハルナに「あんたの肺を本当に病気で困っている人に移植する為に殺す」と言ったのは勿論、お灸をすえる為の「お仕置き」。

しかし、その言葉は、涼子が人を傷つける人間を誰よりも許せない熱き心を感じました。

元看護士だった2人に、真っ当に生きることを教え伝えたところも、ついていきたくなる勇ましさでしたね。

涼子のことが好きな丹波が、涼子と新橋の真実を知り、ホッと胸を撫で下ろして陽気なところはほっこりしました。

しかし、涼子と貴山をまだ困らせる悪い奴が新宿歌舞伎町にいるようです。

緑色の服を着た闇社会と繋がっていそうな謎の男の正体が気になる8話でした。

 

 

 

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