2019年1月クールでスタートした深田恭子さん主演の初めて恋をした日に読む話は、東大に落ちてから人生何もかもうまくいかないアラサーしくじり女子を主人公としたラブコメディ作品です。
現在も連載が続いている同名漫画を実写化したもので、深田恭子さん演じる順子がタイプの違う男性3人からアプローチされるという何とも羨ましい展開が見どころです。
複数の男性から好意を持たれるという展開はドラマあるあるかと思いますが、それでも女性視聴者はこうしたドラマは疑似恋愛をさせてくれるのでついつい観てしまう作品なのでしょう。
既婚者であっても久しぶりの胸キュンを感じることが出来たり、独身女性であれば「いつか自分もこんな恋愛してみたいな」というドキドキ感があります。
この作品に登場する3人の男性は、まず横浜流星さん演じる不良な高校生・由利匡平、東大卒のいとこでエリート商社マン・八雲雅志を永山絢斗さんが演じ、元ヤン高校教師で順子の同級生でもある山下一真を中村倫也さんが演じています。
女性視聴者の多くは「自分だったら誰を選ぶだろう?」なんて考えることでしょう。
アラサーしくじり女子に共感の声が殺到
人生とは何があるかわからないもので、自分の思い描いた通りの将来にならないこともあるでしょう。
大人になってから「若い頃は楽しかったな」と思い出を懐かしむことも、誰もが経験したことがあると思います。
「もっと早く結婚したかった」「なかなか仕事が思うように上手くいかない」とか、そんな悩みを抱えている人も多いでしょう。
そんな女性達から共感の嵐を呼んでいるのが、このドラマの主人公・順子の名言の数々です。
「心に沁みる」「自分と重なって、とても感情移入できた」「グサッと胸に刺さった」「一緒に頑張ろうと思えた」などの反響がありました。
まだ始まったばかりのドラマですから、今後もそんな順子の発言に注目していきたいと思います。
春見順子の名言語録
東大に落ちてしまった過去の自分の回想シーンでは、母親にビンタされて罵倒されるところがありました。
その時の順子が「不健康な笑顔で自由を手に入れた私は、気付けば本気の恋をしたこともない大人になっちゃった」との台詞がありました。
親に期待されて、それを裏切ってしまった時の子どもの心の喪失感ってどれほど辛いことでしょう。
不健康な笑顔というのも心から笑えていないという意味合いかと思いますが、胸に刺さる言葉でした。
親に罵られる匡平に対して、順子が放った親の目の前での一言。
「人のことをゴミだとか言う人間の言うことなんて聞かなくて全然いい!きつい時きついって言わないと、大人になってからパンクの仕方すらわかんない人間になっちゃうんだから。だから、今のうちに目一杯叱られて好きなだけ暴れなさい。私みたいなつまらない大人になったら駄目」
更には「私も今頃になって気付いたの、恋愛貯金はおろせないって」「青春貯金なんて今更おろせるわけなかったな」なんて言葉もありました。
つまりは、青春時代はその時しかないから遊びも勉強も学ぶことがたくさんあるということなのでしょう。
これはアラサー女子だけでなく、今まさに青春真っ最中の若者にも響く言葉なんじゃないかと思います。
順子が幸せになれることで視聴者も前向きになれる
順子の言葉が刺さる名言の数々がありましたが、1話では過去を振り返る台詞が多かったです。
そんな順子に共感した視聴者が多かったところから、これから順子が3人の男性と恋愛をしていったりやり甲斐のある仕事を見つけていったりすることで、視聴者にきっと多くにやる気と勇気を与えてくれることでしょう。
ドラマが進むにつれて、不健康ではない素敵な笑顔を見せてくれる深田恭子さんの演技にも注目していきたいです。