ハケンの品格2020 4話あらすじネタバレ
自宅のゴミを社内のゴミ箱にこっそり捨てようとした井出(杉野遥亮)。
その行動に困惑するS&Fの一同。
そんな行動が黙っていられない大前春子(篠原涼子)は早速、注意します。
井出の前に刃物をかざし、ちゃんとゴミを捨てるように指摘。
しかし、宇野部長(塚地武雅)からは、「新入社員の教育は社員の役目」だと釘を刺されてしまうのでした。
実は井出は、S&Fの取引先の「テイスト・オブ・ライフ」の社長、美香(キムラ緑子)の三男で、コネ入社のため、彼が何かしても表立って大きく注意ができないとのこと。
その日の夜、井出と三田を飲みに誘った宇野は、昔気質のサラリーマンの在り方をこんこんと2人に説明し、世代ギャップを感じた2人を呆れさせてしまうのでした。
翌日。
東海林(大泉洋)が春子に連絡してきますが、電話に出たのは春子ではなく、浅野(勝地涼)。
そのことにいつものように悪態をつき、春子が元気にしていることを想う東海林。
その頃、春子は過労と空腹で倒れた小夏を介抱し、自分の店で手作り料理を振舞っていました。
小夏は派遣としての自分の立場や薄給の状況に不安を抱えていることを春子に吐露して、また厳しい叱責を受けるのでした。
そんななか、三田(中村海人)と井出は、初めての営業に向かうことになりました。
宇野が井出と三田(中村海人)を応援して送り出しますが、2人ともかったるさを感じつつ、出かけていきました。
三田は契約を初めて1件とり、井出はサンプル品を思ったように配れず、個数が余っていました。
宇野はそんな2人を叱咤激励して、初めての営業は事なきを得ます。
配ってはいけない回収品のサンプルを持って回ってしまいました。
井出と三田が配ったのは、アレルギー表記がしていないサンプル。
井出と三田が営業に出かける前に配ってはいけないサンプル品と本来、配るはずだったサンプル品の整理をしている最中に、誤ったのは、小夏(山本舞香)と、亜矢(吉谷彩子)。
そのことで、宇野から激しい叱責を受けた小夏と亜矢。
営業に出かける前に、井出が倉庫でサンプルの仕事をすると申し出たのですが、宇野が「そんな仕事は派遣にやらせておけ」と2人に仕事を押し付けたことがそもそものはじまりでした。
三田は最初にとれた契約先からも厳しい指摘を受け、契約を白紙にさせられてしまいました。
その失態がS&F社内に知られた時、井出が突然の失踪!
運悪くその時、美香(キムラ緑子)が息子の働きぶりを見学しにS&Fを訪れてしまいます。
出迎える東海林(大泉洋)と、里中(小泉孝太郎)がフォローし、井出が見つかるまでの時間伸ばしに必死に。
ついに、春子が井出を見つけますが、そこは冷蔵倉庫の中。
責任を感じた彼は、回収品を整理していました。
春子と井出は、停電により、冷蔵倉庫の中に閉じ込められてしまうのでした。
同じ頃、美香を社長の宮部(伊東四朗)、里中(小泉孝太郎)、そして、東海林(大泉洋)が応対していました。
美香がいる手前、井出の失踪を知られないように2人は時間稼ぎで行動することに。
そこで、2人は美香に対し、S&Fで企画しようとしている、ビスコッティとクッキーの違いを説明。
東海林は長々とビスコッティとクッキーの話をして、宮部と美香を呆れさせます。
春子と井出は、防犯カメラも機能しておらず、井出の携帯電話は冷蔵倉庫なので、すぐに電池が切れてしまいました。
春子に上着を貸した井出と、井出を頭からすっぽり入る段ボールで包んだ春子。
近くにあったモップを使って扉を叩くように、春子は井出に指示。
春子はモップを代わり、必死にモールス信号やSOSの方法を駆使してドアを叩き続けます。
その甲斐もあって近くにいた警備員に気付かれ、救助されます。
なんとか母、美香と社長の宮部が井出の働きぶりの様子を見に来るタイミングに間に合いました。
井出は、みんなの前で自分のミスのせいで小夏と亜矢が叱られることにつながったことや、営業サンプル品を配り間違えたことを謝りました。
自分に厳しい物言いをする春子に対し、「自分は大前さんみたいなスーパー派遣になりたい」と言い出す井出。
春子は、そんな彼に、「あなたのようなヘタレに派遣社員は務まらない、でも、なかなか魅力のあるヘタレでもある」と毒舌が入り混じった言葉をかけるのでした。
問題解決後、東海林がS&Fに舞い戻ってきたので、来週からはあのお馴染みの春子と東海林のバトルが復活します!
ハケンの品格2020 4話感想・みどころ
井出はS&Fが日頃から大切にしている得意先の一人息子。
確かに注意するのには言葉選びなど少し気を遣ってしまいますし、距離を程よい程度に置きたくなりますね。
お坊ちゃん育ちなのか、家のゴミを社内のゴミ捨て場に捨てようとする世間知らずな行動も同様です。
どんな裕福な家の子どもでも、常識は心得ているのになぁ・・・。
小夏(山本舞香)の派遣のやりきれない思いや、給料、生活苦は痛いほど伝わりましたね。
小夏が近(上地雄輔)に訴える要望は、このドラマを見ている派遣で本当に働く方々の心に響くことでしょう。
春子は誰が相手でも相変わらず食ってかかっていて、「甘やかすことと教える事は違います」と人としての厳しさと内に秘めた愛情を持ち合わせていましたね。
井出はけっしてルーズな社員ではなく、右も左もわからないだけだと思います。
小夏と亜矢が自分の失敗のせいで宇野から厳しい叱責を受けている時、責任を感じて倉庫で作業する行動がそれを物語っています。
口下手で、優しさを表現できない不器用さは、三田にも近いですし、春子にも似ていますね。
「あなたみたいなヘタレは派遣には向きません。でも、なかなか魅力のあるヘタレ」という春子の厳しさと優しさが入り混じった「ツンデレ」な発言もなかなかの名言でした。
春子と井出は一匹狼で人と群れたがらないところや、行動力があるところも似ていますね。
来週は、東海林が舞い戻り、春子とは「ハケンの品格特別編」(第1シーズン)でおなじみの夫婦喧嘩のようなやり取りが復活します。
ハケンの品格にはやはり、春子と”くるくるパーマ”は欠かせない腐れ縁ですね!来週もお見逃しなく。