探偵由利鱗太郎4話あらすじネタバレ
オペラ界のスターで、ソプラノ歌手、原さくら(高岡早紀)は、その日の公演を終えて、楽屋でくつろいでいました。
ふと、目にした週刊誌に知っている名前があり、その週刊誌をゴミ箱に捨てます。
さくらは、「さくら楽団」として複数のメンバーと仕事をしています。
弟子で若手歌手の相良千恵子(吉谷彩子)、テノール歌手の小野竜彦(佐野岳)、マネージャーの土屋恭蔵(鈴木一真)と助手の雨宮順平(水沢林太郎)、その他のオーケストラの楽団員らと共に東京での公演を終え、次の公演先となる大阪の会場へ向かっていました。
ところが、現場に到着した一同は、さくらが忽然といなくなったことに動揺します。
さらに、見知らぬ子どもから手紙を渡された小野はその中身を見た瞬間、顔色が変わりました。
小野は容姿端麗のため、小さな女の子が「好き」になってしまうなことが起きたのかと、指揮者の牧野などが茶化します。
しかし、その内容は幼い子どもの無垢ないたずらではありませんでした。
大混乱のなか、東京からの荷物が一同に届き、コントラバス奏者の川田良介(佐渡山順久)が自分の楽器が見当たらないと騒ぎだします。
一番若いスタッフの雨宮はその荷物を受け取ります。
自分のコントラバスがないと怒りだし、雨宮は八つ当たりされてしまいました。
しばらくして、彼の問題は無事、解決しますが、コントラバスケースの中には、薔薇の花びらに包まれた桜の遺体が!
さくらの夫、総一郎(大鶴義丹)に誘われ、三津木俊助(志尊淳)と共に、会場へ向かった由利(吉川晃司)。
絞め殺されたさくらの遺体からは、なぜか、砂が落ちていたことに気付きます。
さくらは頸椎骨折で、何者かに首を強い力で締め付けられたとのこと。
また、前日の夜、千恵子がさくらに頼まれてホテルにチェックインしていたこともわかってきました。
刑事の浅原(板尾創路)も駆け付け、彼の事情聴取に応じる志賀、千恵子、雨宮、土屋、小野、牧野たち。
さくらの持ち物には、暗号化された解読不能な楽譜が・・・。
さらに、川田が使っている3つのコントラバスケースのうち一つにさくらの遺体が入れられていました。
集配センターを利用して入れ替えられていて、誰にも怪しまれずに作業ができるように、犯人が仕組み、タクシー運転手に運ばせた手口も明らかに。
花形スター歌手だったさくらの死にショックを隠せない楽団員たち。
小野も、さくらにいいように惑わされて片思いをしている一人でした。
さくらの楽団の一人で、千恵子は浅原に犯人だと疑われてしまいました。
さくらが宿泊した部屋や私物には、千恵子の指紋がついていたからでした。
さくらは殺される前、本当は大阪入りをして業界人との会食の予定でしたが、さくらは用事があるから後ほど大阪入りすると千恵子に告げます。
さらに、千恵子に対し、自分のふりをして大阪から京都へ向かい、ホテルにいてほしいと頼まれて応じました。
そのことで、千恵子はさくらの殺人事件で真っ先に疑われたのです。
同じ楽団のバリトン歌手の志賀笛人(水橋研二)の弟子で、当時、新人歌手だった藤本章二(池岡亮介)が殺害されたかつての事件や、その当時、彼が楽譜を手にして亡くなっていたことを彷彿させるもの。
暗号解読が必要な楽譜のコピーを千恵子からもらった由利。
由利と三津木は、その後駆け付けた刑事の等々力(田辺誠一)と共に、さくらの遺体に砂のうが入り混じっていたことを知りました。
砂のうで桜は殴られて気絶させられ、その後、殺されたのです。
京都駅で新幹線を降りたさくらが清風荘に来ました。
その部屋は、さくらが自分の正体が世間から身を隠して仕事に集中するために使っていたこともわかります。
そのさくらのことを知っていた黒い服の男の存在。
さくらの遺体を運んだタクシー運転手も、黒い服の男にコントラバスケースを運んで、さくらの公演先に運ぶように言われたと言っていました。
浅野が全員を重要参考人として、事件現場のホテルへ軟禁。
由利の住む部屋の家主で、身の回りを何かと世話を焼く聡子(どんぐり)が外出を止めるのもきかずに、三津木と共に事件の捜査を続けます。
さくらと仕事の繋がりがある業界人の蓮見や牧野はこの状況に飽き飽きして、ベランダでお酒をたしなむことに。
やがて、メンバーはさくらの幻覚を見るようになります。
まず、牧野(大河内浩)と蓮見(本郷弦)たち。
とくに牧野はさくらの亡霊を見たと騒ぎだします。
さくらの亡霊が現れたのでは?と大騒動に。
犯人は分からないまま、さらなる予想外の悲劇が起きようとしていました。
千恵子がいなくなったのです。
千恵子の行方をみんなで手分けして捜しますが、さくらの関係者のほとんどがさくらの亡霊を見ていました。
さらに、雨宮が何者かの仕業で、落下させられてしまいました。
次週はなんと、探偵由利鱗太郎がフィナーレを飾る?!マーダーバタフライ編完結です。
由利や三津木は今後どうなるのか?さくら(高岡早紀)の真実が気になる4話でした。
探偵由利鱗太郎4話感想・みどころ
高岡早紀さん演じる原さくらがなんと美しいことでしょう。
亡霊のように現れても、どこか儚げな雰囲気が上品で素敵でしたね。
自由奔放なさくらは、「さくら楽団」をいつも振り回すほど、絶対的存在。
さらに、かつて亡くなったさくら楽団に関わりがあった藤本の事件と関連性が高いことも、最終章直前ならではの濃厚な展開でしたね。
2つの事件の歯車がどう動いているのかに心がざわつきました。
さくら楽団のなかで、由利や三津木にも協力的な千恵子も雨宮の殺害に関与しているのではないかとにおわせる表情や、日頃からストレスが多い若手スタッフの雨宮も人畜無害に見えても、怪しさがありました。
後半で殺されてしまってなんだか彼の人間性も怪しいまま、ラストシーンになってしまったなと思いました。
来週はフィナーレとのことですが、由利と三津木の今後の動向や、この最後の事件にどのような決着をつけ、有終の美となるのか期待したいですね。