ハコヅメ～たたかう交番女子～特別編（前編）あらすじネタバレ
特捜終わりの刑事課には源（三浦翔平）、牧高（西野七瀬）、北条（平山祐介）、鈴木（渕野右澄）が。
検察庁に送る大事な資料を部下に渡す源。
故郷で心配する父に手紙を書きます。
ふと、勤務時間がもうすぐ終わるなか、千佳というメールのやり取りをしている女の子と合コンすることに。
北条は家族がいて、妻子がいるものの、寂しい思いを家庭でしていて、愛犬だけが癒しの存在。
北条はみんなを呑みに誘おうと思いつきますが、若い紅一点の牧高を誘えば、セクハラになるのでは？と不安視。
鈴木（淵野右澄）は牧高（西野七瀬）に興味があり、猫好きな彼は、牧高を猫カフェに誘ううと考えていました。
牧高はそんな鈴木のことなど眼中になくて、歴史オタクの彼女は勤務を終えたら、お気に入りのフィギュアを買いに行く気満々。
鈴木は牧高のことが気になり、仕事中にコーヒーをこぼし、源や牧高の資料をごちゃごちゃに倒してしまうのでした。
「なんでこんな面倒な時に人手不足なんだ！これも、あの”マウンテン雌ゴリラ”が交番勤務になったせいで」
源は苛立ちのあまり、藤聖子（戸田恵梨香）が交番勤務になったことに心の声が漏れました。
過去を思い出す源は、聖子の元に、新人の川合麻依（永野芽郁）が赴任してきたことを思い返します。
川合と藤は、パトロール中に違法している車の運転手に理不尽な罵倒をされ、退職を控えた署長の為に、警官の基本動作を披露する場面では、大慌て。
副署長（千原せいじ）は、署長（深沢敦）の誕生日だから、無理やり警官達を集めたのでした。
川合は手錠を出す時に手がつり、副署長が所長に命令して、川合の手錠を取らせました。
ハコ長こと、伊賀崎（ムロツヨシ）、聖子、源、山田（山田裕貴）は予期せぬ状況に冷静さを保ちながら、心の中で毒づきます。
源は警報を鳴らす時に失敗し、ありえない状況の連続に笑いを堪える警官達。
極めつけは署長の誕生日を副署長が間違えていたことが発覚。
麻依と聖子はアルコール依存症で、1人暮らしをして、自殺未遂を繰り返す坂本（森田甘路）を救出。
首つり自殺未遂を起こし、川合と藤が駆けつけなければ命の危機だった坂本。
川合が彼に付き添い、なんとか事なきを得ました。
伊賀崎は川合が勤務中にすぐ根をあげることに実は気付いていたと、聖子にこぼします。
実は麻依は依願退職届を伊賀崎に出そうと裏で葛藤していたのです。
これらは源が回想する過去の出来事ですが、麻依と聖子がオフの今、目くるめくる日々が走馬灯のように蘇ります。
やがて、坂本の母が、川合が付き添ってくれたことや、自分のことを事件になる前に度々、気にかけて訪問してくれたことを感謝していると伝えに来ます。
坂本のケースは、川合が生まれて初めて、人に自分が頼られた嬉しさや、警察官としてもう少し頑張る決意をしたきっかけでした。
現代に戻り、鈴木はみんなに迷惑をかけたお詫びに野菜ジュースを買って現場に戻ります。
牧高はフィギュアを買いに行く為にキーを打ち、北条はみんなを呑みに声を掛けました。
鈴木は牧高に野菜ジュースが好きなことを指摘すると、牧高にドン引きされました。
さらに、源と鈴木は聖子が恋愛に無関心なことを話し合い、場を和ませます。
源は、麻依と共にカップルのふりをして潜入捜査をした過去をまた、思い出しました。
山田は聖子とペアになり、源と麻依と共に、麻薬取締法違反の犯人を追跡。
犯人とその恋人の女性が入ったラブホテルに潜入したものの、麻依は手を繋ぐこともセクハラだと拒否し、異性とのかかわりがほとんどない幼稚な部分を知った源。
聖子は山田を誘惑するふりをして惑わせ、部屋を飛び出した犯人のタイミングを見計らい、無事、逮捕。
川合と源は、川合が隣室の声を確認する際、誤ってラブホテルのライトを押してしまうなどてんやわんや。
また現代に戻り・・・
源は牧高に、予定があるのかと聞きますが、牧高はフィギュアを買いに行くことを伏せて言い訳。
鈴木は猫カフェに牧高を誘おうといよいよ声を掛けようとしますが、また失敗しました。
北条はみんなと飲みに行く気でしたが、ここで特捜室では、若者が問題を起こしたので、来てほしいと通報が入ってしまうのでした。
北条、源、牧高、鈴木はがっくりし、現場へ向かいます。
また時が戻り、川合は遺失物の報告書を出すのが1時間遅れたり、イヤリングを落とした女性、理沙（山口まゆ）の回想に。
彼女の恋人、菊池竜哉は、盗品を梨沙にプレゼントしていたことが判明した事件。
川合はこの事件で当初、真実を知ってショックを受けた理沙の様子に落ち込み、理沙の下着を触ることができません。
下着の中に盗品の証拠が紛れているかもしれないからこその家宅捜査。
しかし、川合は優しさのあまり、拒否。
牧高が代わりに担当。
藤は麻依の心境や不慣れな様子を気遣い、外で待機させました。
麻依はその後、自身の甘えを痛感し、理沙の為に家宅捜索を再開。
理沙が心優しいと思っていた菊池が他人の家から盗んだ盗品のイヤリングをプレゼントしていた事実にショックを受けていることを察知し、犯罪の証拠になる物を一つもないようにっ探し続けるのでした。
松原理沙が菊池が逮捕されて以降も、同じ家に住むことを気遣っての行動も含まれ、まっすぐで人の気持ちを最優先する川合の行動に、聖子は共感。
また、川合の成長と警察官としての見込みを感じたのでした。
過去から現代に戻り、若者絡みの現場の対応を終え、署に戻った北条、源、鈴木、牧高。
北条は飲みに行く気をなくし、牧高は歴史上人物のプレミアムフィギュアを買い損ね、鈴木は牧高を誘えず、源は千佳との合コンを仕事で断る羽目に。
牧高はふと、何故、聖子が交番に異動になったのかを問うのですが、それを知っているのはもしかして「ハコ長」こと、伊賀崎なのでは？と答える源。
しかし、源の元には勤務終わりに千佳から友達を呼んで2度目の合コンチャンスが到来するのでした。
ハコヅメ～たたかう交番女子～特別編感想・みどころ
これまでの１話からの名場面の振り返りと共に、新たに撮影したオリジナルストーリー。
オリンピック中継と、主演の永野芽郁さんが新型コロナウィルスに感染し、療養中の為、急遽、放送されることになりましたこの特別編。
三浦翔平さんや西野七瀬さん、平山祐介さんなど、特捜のみんなにフォーカスを当てた新たな「ハコヅメ」でした。
鈴木は牧高が好きだけど、歴史好きな牧高は現代で言うオタク女子で、個人主義者な女性。
恋愛にはあまり興味がないところが笑えます。
鈴木は猫が好きな優しい性格なら、牧高以外の女性ならモテますよね。
猫カフェに誘おうとする鈴木の失敗は可愛い。
源の回想から語られる「ハコヅメ」1話からの回想シーンが始まり、麻依のへなちょこだけど、素直で一生懸命な初々しさが微笑ましかったです。
永野さんの復帰が待ち遠しくなりますよね。
戸田恵梨香さん演じる聖子の姉御感と優しさのなかに厳しさを兼ね備えたミステリアスな先輩警官ぶりも過去エピソードからの振り返りを見ても、かっこよくて身近にいたら、頼りたくなりますよね。
坂本（森田甘路）という自殺未遂を繰り返すアルコール依存症傾向の男性。
デートの潜入捜査シーンの麻依は、恋愛経験なしで、まさしく、聖子や牧高からは、幼くて、聖子曰く「親せきの子」感に共感。
手を繋いでカップルのふりをする捜査中も、源にセクハラ発言するあの一番かわいい永野芽郁さんのシーンを振り返れましたね。
対象的に聖子は、山田を誘惑して、犯人逮捕後の、「てへぺろ」がもうあざとすぎる！
仕事ではプロ、なのに、素は小悪魔女子な先輩がいたら、川合とは違った面で、大人女子の魅力があり、またあの「あざと可愛い聖子ちゃん」を見たくなりました。
後半は、過去ドラマ「相棒」や「明日の約束」などで強い存在感を見せた山口まゆさんがゲストだった梨沙のイヤリング事件のおさらいでしたね。
川合が、事件発覚後も同じ家に住む理沙を気遣い、一度は初めての仕事に戸惑い、聖子や牧高に甘えてしまったところをすぐ改めるシーンに胸が詰まりました。
まるで自分の妹を見ているような気がしました。
川合は弱虫なところがあっても、目の前の現実から完全に逃げないし、警官としての自覚を少しずつ持ち、誰よりも他人の痛みを自分のことのように考えられる人間性の素敵さが魅力。
現代パート編では、北条、牧高、鈴木、源はそれぞれの仕事後のアフターが台無しになったものの、北条にチャンスが到来した時は微笑ましいラストシーンでしたね。
また、牧高が聖子の交番勤務への異動理由を問うところを見ると、５話が待ち遠しい気持ちでいっぱいになります。
源が言う「赤点とるあの子」そして、聖子が交番勤務に異動になるきっかけであり、彼女のネックである、「あの子」の存在。
麻依が来る前にこれは私の推測ですが、その大切な彼女をもしかしたら亡くしているのでは？と思います。
藤聖子は責任を感じているし、伊賀崎にそのことを突っ込まれた時、いつもの威勢の良さは消え、麻依にすら見せたことのない繊細な部分が覗かれますよね。
5話はこのエピソードに焦点が当たりそうな予感です。
次週も、永野さんの体調の調節の関係で、特別編２が放送されます。
永野芽郁さんは現在、コロナで療養中ですが、ドジでおっちょこちょいだけど素直な川合麻依が見たくなる特別編でした。
