ヒモメン 第1話
放送日:2018年7月
テレビ朝日土曜ドラマ
ヒモメン 第1話のあらすじ
結婚に憧れを持つ看護師・春日ゆり子。しかし、結婚への道のりは遠い。
なぜならば、実家から転がり込んできて一緒に暮らす彼氏・碑文谷翔は、女の金で暮らす無職、”ヒモ” 男。
できる限り楽して生きたい翔とそれを公正させたいゆり子の物語。
”ヒモ” 男・翔と暮らすことでゆり子の貯金は減る一方。
生活に必要な最低限のお金も支払えなくなり一緒に暮らせなくなってしまうと聞いた翔は、家を飛び出しハローワークに駆け込んだ。
翔の姿を見たゆり子は喜ぶが、翔が取った行動は突飛もないものだった。
そんなある日のこと。
ゆり子の勤務する病院のVIPの患者・矢沢が”ペット持ち込み禁止”にも関わらず愛鳥”ぺーちゃん”を病室に持ち込んでいた。
ゆり子は矢沢にそのことを注意をするが矢沢は聞く耳を持たない。
それどころかゆり子を担当看護師に指名し、ぺーちゃんの世話をさせる始末。
そこに偶然やってきた翔は、矢沢に叱咤されるゆり子を見て心配をするもののぺーちゃんを逃がしてしまう。
ぺーちゃんを見つけなければと奔放する翔だが、楽をしようとするのでどの選択もうまくいかない。
ゆり子から別れを思わせるような発言を聞いた翔は必死にぺーちゃんを探す。
ぺーちゃんが見つからないことで矢沢から脅されるゆり子の元に、鳥籠を持った翔が現れた。
ぺーちゃんを見つけた翔はもっともらしいことを言って矢沢を黙らせる。
ヒモメン 第1話の感想
”ヒモ”と聞くと良い印象を今までは持つことはありませんでした。
しかし、働き過ぎて心身を壊し、”働かざるもの食うべからず”を植え付けられたこの日本で、あえてこのタイトルがドラマとして放送されるチャレンジをとても楽しみにしていました。
”働かないという、働き方改革”。 HPに掲げられたこの言葉にとても惹かれました。
でも、翔は思った以上の”ヒモ”であるうえ、楽さを求め過ぎていて、想像を超えた行動に苦笑いをするシーンがとても多く感じました。
翔のような”ヒモ”は実際に存在するのだろうかという疑問さえも持ちました。
すごくもっともらしい言葉を発する翔の雰囲気にゆり子のように流されて聞いてしまうのは何故なのか。
しかし、これが現実にあったならば流されることはないと思うものの、翔の発する言葉は現実味なく夢のような話だからこそ私達が心の底で本当に願う大切なことなのかもしれないと思わされました。
翔が矢沢を黙らせる場面ではその事実があまりにも凄くて驚きました。
どんな権力を持っていても、どんなにお金持ちでも、失うものがない者は無敵である。
権力を持つ者、お金を持つ者が強いと思いがちですが、失うものがない人に訴えられたらそういった人達も恐いはずです。
またひとつ大きな概念がいい意味で壊れました。
沢山の大きな気づきがあったものの、”ヒモ” 男・翔の苗字の設定が碑文谷とかけてあるところにこの物語のメリハリを感じます。
ヒモメン 第2話の期待や予想
ゆり子は翔を公正させたいと思っているが、現段階では翔が公正されるとは全く思えません。
むしろもっと”ヒモ”のレベルをあげていくのではないかと予想をしています。
そのレベルがどれほどものなのか、想像もつかないからこそとても楽しみです。
忙し過ぎる私達日本人だからこそ学びがあるこのドラマの壮大さがとても期待されます。