鍵のかかった部屋(特別編)

鍵のかかった部屋特別編6話 怪しい貿易会社の八田(鈴木亮平)を殺したのは誰?

鍵のかかった部屋特別編6話あらすじ

芹沢と青砥は一緒にカフェで食事をしていました。

芹沢が規則正しく、ストイックな生活を送っていることを知る青砥。

そこへ榎本から電話が。

今、レアメタルな貿易会社の関係者が弁護士を必要としているとのこと。

青砥と榎本は、富樫と坂口というヤクザ風の男2人と対面。

柄本径(大野智)はその貿易会社の事務所で厳密なカギと防犯カメラを設置していました。

社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥(戸田恵梨香)と、芹沢(佐藤浩市)が社長(岩松了)と対面していて緊迫感を感じます。

貿易会社社長とは思えないいかつい風貌の2人と、後々やってきた野々垣という男。

取締役の野々垣(哀川翔)は、榎本に知人のように声をかける様子に驚いた芹沢が聞くと、3日前に会社で副社長が眉間を撃たれて銃殺された事件が起き、壊れたドアのカギを治すために派遣されたのでした。

警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていましたが、榎本は自殺ならこめかみを打ち抜くのが自然だと話していました。

他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物でした。

八田は、事件当時、別の部屋にいたのですが、銃声を聞き、副社長室に慌てて駆け付けたところ、副社長が既に死んでいたとのこと。

説明する八田を呼び止めた野々垣。

そこへ、八田の小学低学年の娘、美沙が八田の忘れ物を届けにきました。

愛らしくて、ませている美沙の様子に少し和んだ青砥と芹沢。

彼女は父親がなにか会社で問題を起こしたら困るから名刺がほしいと青砥に要求。

青砥が要求に応じると、美沙は可愛い笑顔を浮かべて、その場にいた榎本の顔を「タイプ」と言って帰りました。

数日後、野々垣は事務所から戻ろうと、犬山(佐藤祐基)に車を玄関に回すように命じると、その夜の電話番を担当している八田を呼び止めました。

その後、車を回して煙草を吸いながら待っていた犬山から、禁煙中の野々垣が「1本くれ」と吸い始めました。

同僚の坂口(高杉亘)は「さっさと乗れ」と強引に促すのですが・・・。

その瞬間、事務所から銃声が鳴り響き、中には八田がいるはずですが、中から施錠はされていません。

なんと八田は拳銃で即死していました。

その亡くなり方は、貿易会社の副社長と同じでした。

八田の一人娘、美沙が、名刺を青砥にもらったことから、すぐに青砥と芹沢を訪ね、父の件を解決してほしいと頼んできます。

けなげな彼女に芹沢は涙し、思わず依頼を引き受けることを承諾。

そんな混乱した状況のなかで、榎本は呼ばれ、室内の様子を観察していた彼は・・・。

八田は拳銃を少し口に離して亡くなっていたと指摘。

そして、鍵をかけたのは八田本人でした。

自分の口に銃を仕向ける方法なのでは?と青砥と芹沢は悩みます。

八田は副社長が亡くなった時、何かを知っていて、それで殺されたのでは?とも考えました。

そこで、八田の娘、美沙が何か知っているのではないかと思い、青砥は学校帰りの美沙を訪ねます。

美沙は以前に副社長が亡くなったことを知っていて、父、八田の生前に、公園で父と遊んでいたら、野々垣が父を訪ねてきたことを話しました。

野々垣は八田に、副社長が殺された時なにかを知っているのではないかと聞いていました。

八田は車が通ったことを口ごもります。

さらに、野々垣は八田にこのことを誰にも言わないようにと口止めもしていたことも発覚。

青砥はさらに、野々垣たちの関係者の一人、犬山(佐藤祐基)から、八田が亡くなる前に、日本酒好きな彼が、レアなお酒を飲んでいたことを知ります。

さらに、坂口(高杉亘)から付け狙われる芹沢ですが、芹沢に坂口は忠告。

「次はあなたが狙われる」。

そこで、芹沢は秘書、水城里奈(能年玲奈:のん)に、八田と野々垣に関するトラブルを調べてもらいました。

その後、芹沢と青砥、榎本が集う榎本のセキュリティ会社に野々垣が訪ねてきます。

野々垣は、犬山が青砥に「喋りすぎた」ということで「絞めた」と話します。

3人に対し、自分を敵に回したらどうなるかという意味での忠告でしたが、青砥と芹沢、榎本たちはひるみません。

次に、もう一度、美沙に対し、聞き込みをすると、美沙はいつも父が電話でメッセージをくれたり、よく自分と水鉄砲で遊んでくれたと話しました。

榎本はこのことから、犯人は本物の銃を改造して水鉄砲を作り、日本酒を中に入れたとのこと。

その犯人は、野々垣・・・。

野々垣は本物の拳銃と変わらない感覚を覚えさせるためにレアな日本酒を水鉄砲の中に忍ばせました。

水鉄砲の日本酒を全部あげると言いましたが、八田を殺すために本物の弾が出る拳銃と水鉄砲をすり替えて引き出しに入れたのでした。

動機は登記簿。

金銭的に余裕がないのにもかかわらず、裏カジノなどに手を出していた野々垣。

前の副社長、岡崎にそれを指摘されて、彼を銃殺。

その様子を八田が見ていたのです。

さらに、事務所から岡崎を殺した当時、車で去る野々垣を見ていた八田。

野々垣は、榎本に証拠を見せろと銃を構えて危機的な状況に追い込みます。

すると、富樫(岩松了)がその状況を止めました。

事件が解決し、榎本、青砥と芹沢は、公園で一人で遊ぶ美沙にお礼を言うのでした。

「あなたがいなかったら事件は解決していませんでした」と言う榎本。

すると、美沙は「自分と結婚して」とかわいくてこまっしゃくれたことを言います。

さらに、一緒に遊んでほしいと榎本の手を掴んだ美沙に、不器用ながらも応じる榎本なのでした。

来週はなんと最終回!次回もお楽しみに!

鍵のかかった部屋特別編5話感想・みどころ

八田は最期まで温かい人柄だったのに・・・野々垣はなんて人でなしなんでしょうか。

美沙というまだ親に甘えたい盛りの子どもがいるというのに・・・胸が痛みました。

美沙は小学低学年くらいだけど、とてもしっかりしていて精神的に大人ですね。

ラストシーンで榎本に「遊んで」と無邪気に誘うところは癒されました。

榎本は寡黙であまりコミュニケーションが苦手な感じがしますが、美沙が「一緒に遊んで」と彼の手を掴んだときに、手を重ねようとぎこちなく子どもと関わろうとする姿は、彼の内面に秘めた優しさを感じましたね。

今回のケースは、野々垣以外は、全員が堅気の人として心根が真っ直ぐだったのが印象的でした。

来週の最終回は少し寂しくなる6話でした。

 

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