恋はDeepに1話あらすじネタバレ
海洋学者の渚海音(石原さとみ)は、星ヶ丘海岸に巨大マリンリゾートが建設されることを知り、海に暮らす魚たちの暮らしを守るため、なんとか止める手立てはないかと考え中。
一方、リゾート開発を進める蓮田トラストの御曹司で三兄弟の次男、倫太郎(綾野剛)は、父の太郎(鹿賀丈史)にロンドンから呼び戻され、部下達へオフィスに10時に到着するkとをメールしました。
おかげで、部下たちは大慌てです。
その頃、海音は出勤途中に海中展望について検索していた際、トラウマを思い出して胸の苦しさを感じますが、自分を取り戻し、海洋センターへ出勤。
海音は、叔父の鴨井が指揮をとる海洋生物学研究所で働いています。
教授の染谷醍醐(高橋努)、准教授の椎木琢真(水澤紳吾)、特任研究員の仲間、宮前藍花(今田美桜)が大切な仲間です。
星ヶ丘の開発の陣頭指揮を任されます。
そこでは、父と息子、そして、3兄弟である光太郎(大谷亮平)と榮太郎(渡邊圭佑)と倫太郎(綾野剛)には深い溝が・・・。
倫太朗を含めた蓮田親子の元で働くのは、山内可憐(筧美和子)、課長の風間みどり(松熊つる松)。
重い空気のなか、蓮田の機嫌を窺って会議を続けるのですが、名案が浮かびません。
蓮田は「たそがれテレビ」という番組で、リゾート開発側としてゲスト出演することになりました。
唯一信頼できる気心の知れた親友、鶴川(藤森慎吾)に胸の内をこぼし、父親と企業で仕事をすることに一度反発して今の仕事に就いた倫太郎を応援。
海音が出演した「たそがれテレビ」がきっかけに初対面の2人は、環境保護とリゾート開発という正反対の目的を持って対面。
スタジオで話をする前に、動画配信者の若者で、海音と仕事をすることが多いMrエニシ(福山翔大)は、海音に、海音を最近映した動画の再生回数が伸びていることを伝えますが、海音はその動画を削除してほしいと頼むのでした。
海音は独特な語り口調で、海洋学者の一人としてウミガメについてコメントをしますが、そのホラーチックな夢を見たような内容に司会やその場にいた番組スタッフらはドン引きします。
ふと、番組終了後、倫太郎とスタジオ前の水槽を見た時、ウミガメはスマートフォンの光にも敏感で、その光のせいで産卵しにくくなる行動をとると話す海音。
あまりにも海の生物を愛しすぎる海音の発言に「あまり仕事を嘗めているとよくない」と辛らつな言葉で片付ける倫太郎。
初対面にしてお互いの印象が悪かった2人。
その夜、榮太郎と普通に温かい家族の会話をする倫太郎。
実は会社では厳しい態度で兄弟に接している倫太郎ですが、榮太郎だけは鴨井のように心を開ける存在。
ふと、榮太郎とのことで倫太郎も家族に関するトラウマがふと蘇ります。
海音も同じように、鴨井に今日のテレビで倫太郎の印象の悪さや、リゾート開発に本心は反対だけどうまくその気持ちを言語化できない葛藤を訴えるのでした。
海音は、叔父でもある鴨井に、複雑なある事情から、「匿って」もらっているような状態で、鴨井と同居しているのです。
そして、海音はその明かされない事情で3ヶ月したら今いる場所を去ることになっています。
しかし、翌日、倫太朗と対立関係にある兄、光太郎(大谷亮平)から呼び出された海音はリゾート開発チームに参加してほしいと頼まれました。
リゾート計画に反対である意志を光太郎に伝えた海音ですが、光太郎は海音の正反対な意志を受け止めていて、その「反対派」だからこそ、リゾート開発計画チームと刺激し合っていい仕事ができるのではないかと言われてしまいました。
そこへ、倫太郎が入ってきます。
リゾート開発の模型を海音に見せた倫太郎は、ここで人が暮らすのではなく、休日に人がリラックスすることが目的だと説明。
海音はこんな大きな都市ができて魚たちが生きづらいと心を痛めます。
山内、榮太郎、風間は海洋生物への熱い思いを抱く海音を知り、彼女に星ヶ丘のリゾート開発の目的理由などを明記した資料を渡すのでした。
同じオフィスの廊下では倫太郎が兄の光太郎に皮肉を言われ、ムッとした怒りを抑えるのでした。
海音は研究室に資料を持ち帰り、リゾート開発企画に反対する者として資料にチェックマークを入れて苦悩。
倫太郎は家で、榮太郎から本当は父の太郎(鹿賀丈史)は、倫太郎を認めていることを告げます。
しかし、倫太郎と光太郎は家でも会話のしにくい関係ですが、榮太郎は光太郎とも倫太郎とも穏やかに話せる甘えん坊な末っ子でした。
倫太郎は海音がウミガメについてテレビで熱弁していた様子を思い出し、ふっと笑います。
彼は海音に密かに恋心を抱いている自分にうっすら気付いていました。
翌朝、海音は鴨井に、リゾート開発の計画に反対であることを冷静に訴えました。
鴨井はリゾート開発計画が進めば、お客がお金を落としてくれたり、リゾート開発を進めることで開発都市で働く人も増えるとメリットを伝えます。
しかし、リゾートが建設されれば、ウミガメが不憫な思いをしたり、海の生物たちが住みにくさを感じるとさらに訴えました。
海中展望タワー海洋生物たちの生活を阻害しているとつけ加えます。
t海の生物を愛するあまり、リゾート開発都市を計画を進めることは沢山の生物が生きる居場所を失う、もしこれが人間だったらと言い換えますが、倫太郎は苛立ち、海音に怒鳴ってしまいました。
「海を守りたい、計画をただ潰したいだけならよそをあたれ」と海音に告げるのでした。
海音も倫太郎もお互い複雑な心境を抱え、朝を迎えます。
海音も倫太郎も海岸にいて、倫太郎は素潜り中にアクシデントが起きたので、海音が助けます。
そして、蘇生のためにそっと倫太郎にキスをした海音。
2人はお互いを意識しているもののその気持ちを胸にひた隠しにしています。
海音が蘇生とはいえキスをしたので、倫太郎は驚き、海音は恥ずかしさにその場を去りました。
その様子を海音とよく仕事をすることがある動画配信者のMrエニシがこっそり撮っていました。
来週のゲストは、小手伸也さんです!出会った時から「海」に関する真逆な思考と共に、ときめきを感じた海音と倫太郎の動向を来週の2話もお見逃しなく。
恋はDeepに1話感想・みどころ
海音はとても海洋生物の環境保護にとても敏感で繊細な女性だと思いました。
同時に、海音も、リゾート開発を進めようとしている蓮田も、家族に関するトラウマを抱えていることも伝わります。
海音はある事情から叔父であり、職場の海洋生物研究センターの室長の鴨井の家で過ごしています。
鴨井はとても温厚で、海音を我が子のように見守っています。
仕事をする面でも、海音の海洋生物に対するオタク並みの豊富な知識、思い、感受性を受け止めていて、こんな人が家族だったらとさえ私は思いました。
これはあくまで私の予想ですが、海音も蓮田も、母親を海に関する出来事で亡くしているのではないかと・・・。
蓮田は家族で海に出かけ、父親の太郎も普通に温かい笑顔を浮かべている家族写真があること、また、蓮田家の末っ子の榮太郎が幼さあまりにボールを海に落とし、もしかしたらそのボールを取り返そうとした母が波にのまれたのではないか?これも予想です。
家族を何らかのトラウマで亡くし、父と兄弟との間でなんともいえない空気が漂う原因、海と生物が大好きな海音にシンパシーを感じる部分もありながらも、あまりにも生物への愛が強すぎてリゾート開発を反対する海音に激しく苛立つ蓮田は心の傷を抱えている印象でした。
環境保護に強い関心と生き物の生活の安全を最優先する海音の性格、行動パターンを見て思ったのですが、私が個人的に好きな歌手、Coccoさんの思想と凄く似ている部分を感じました。
海音の人間がリゾート開発計画を進め、海洋生物たちが安心して暮らせない環境を無意識に造っていることを、蓮田のオフィスで訴えるシーンがとくにそれを印象付けました。
海音が、普段人が気付かない行動が、生き物の居場所を奪っていることを涙を流して強く訴える行動も、ちょっと似ています。
海音がどれだけ、海が本当に好きで、鴨井の家で暮らしながら飼育している海洋生物にも話しかけるほど、彼女の心を「海の仲間」が救ってきたことが伝わりますね。
出逢った当初から、恋に落ちた正反対な海音と蓮田倫太郎が海を通して、恋に溺れていく姿に次回も期待したい1話でした。