桜の塔

桜の塔1話 玉木宏主演!豪華キャストが続々登場の警察キャリアドラマがスタート!

桜の塔1話あらすじネタバレ

上條家の墓地で墓参りをする一人の男・・・。

彼は墓石にお酒をかける少々、荒い行動をとっていて、「あと少し・・・」と意味深なことを呟いていました。

2016年・・・上條漣(玉木宏)が、仲間とマージャンをしている時、東京都内の銀行で一般市民を人質にとった立てこもり強盗事件が発生します。

警視庁刑事部捜査一課の主任、水樹爽(広末涼子)は、部下の富樫遊馬(岡田健史)らを集い、現場を包囲。

牧園(関智一)はSATの到着がまだなので苛立っていました。

連絡を受け、地方大学出身の「外様派」刑事部長、千堂(椎名桔平)は警備部所属の特殊急襲部隊「SAT」の出勤を要請します。

しかし、彼と共に次期警視総監の座を狙う「薩摩派」の刑事部長、権藤秀夫(吉田鋼太郎)と、「東大派」警務部長の吉永晴樹(光石研)、警視庁のスリートップが繰り広げるそれぞれの思惑をはらんだ話し合いは決裂。

新垣(馬場徹)、駒(渡辺大知)らは上層部が険悪な雰囲気を感じ取り、面倒くささを感じています。

揉めているうちに覆面を被る犯人の一人が人質に発砲し、女性は足を負傷します。

犯人は裏口から逃げられる大失態をしてしまいました。

上層部による話し合いの詳細については知る由もないが、明らかに防げたはずの事件が防げなかったので、激しい怒りを感じる爽(広末涼子)。

爽だけでなく、捜査共助課課長の佐久間(少路勇介)も憤りを感じていました。

そこで、ずば抜けたプロファイリング能力を持つ警視庁捜査共助課の理事官上條漣(玉木宏)は極めて冷静で、隙のない理論でSATを出勤させなかった理由を説明して見せたばかりか現場の刑事達が見抜けなかった犯人特定の手がかりをも提示してきたのです。

佐久間は翌朝、到着した捜査共助課の理事官、上條に激怒。

今回の強盗犯は素人で、事を荒立てたくない精神的に不安定な人物でした。

だからこそ、SATの突入をすぐにおこなわず、SATのライフルでは犯人の体を貫通する可能性もあり、SATが関与すれば、人質がさらに危険な目に遭うリスクが遭ったと語る上條。

しかし、犯人が裏口から脱走後、SITが突入し、人質の解放が出来たとのこと。

注目すべきは犯人の凶器だとさらに言葉を続ける上條。

犯人は自己顕示欲が強く、改造銃の効果を試したかったと推理。

捜査一課刑事の富樫(岡田健史)はそれに異論を唱えますが、上條は改造銃に用いられた機械を利用した企業がある可能性を示唆。

上條と爽は幼馴染で休憩スペースにて、2人は昔を懐かしむ会話をしながら、上條の亡き父のことを話します。

上條の父は元捜査一課の刑事で、とても正義感が強くて優秀でした。

しかし、ある事件に巻き込まれて亡くなります。

刑事部刑事部長の千堂(椎名桔平)に呼び出された上條。

自分は警察にとって権力は大切だとまず一言。

その後、佐久間の件で用事を言いつけられた上條。

佐久間は、実の娘、優愛(仲里依紗)の婚約者で、陣頭指揮をとっていた捜査共助課課長、佐久間義孝(少路勇介)を外し、上條漣を代理にします。

その夜、佐久間は高級クラブで呑み、店のママ、小宮志歩(高岡早紀)と、ホステスの明深(井本彩花)に愚痴をこぼす佐久間。

SATがもっと駆け付ければ、人質が怪我をしなくて済んだのにとこぼすのでした。

そんな彼を店に迎えにきた上條は、彼のことを気に掛ける明深と志歩と会話した後、亡き父のことを思い出しました。

上條の父、勇仁(岡部たかし)はとても心優しく、上條が幼い頃、幼い爽(稲垣来泉)が無くしたテディベアを探してくれました。

その様子を学校帰りに見たことがあった小学生時代の漣(小林優二)。

さらに、勇仁は多忙ななか、帰宅して、お酒を飲みながらも、荒れることなく息子に温かく接し、「俺みたいになるなよ」と告げるなどとても我が子を愛する人でした。

父を思い出しながら店で飲む上條は、佐久間が落ち着いて帰ったのを見届けます。

朝、上條は佐久間に、あの後の記憶がなくて、若い女性とラブホテルで寝てしまったと大慌て。

相手の女性は佐久間が警察官なことを脅してくるずる賢さ。

優愛(仲里依紗)と食事をする約束をしていた佐久間は、上條に代行でその場へ行ってくれと頼むのでした。

優愛はとてもわがままで、上條を挑発し、自分の父の立場がとても偉いことを話します。

優愛の態度の悪さ、口角の動きなど含めてプロファイリング能力で分析する上條。

上條から警視庁に帰ると、刑事部長の千堂はかんかんに佐久間に怒っていました。

佐久間がラブホテルで一緒にいた女性はなんと17歳で、このことを週刊誌に売ると脅迫されたのです。

そこで、佐久間は強盗事件の捜査から外され、千堂に厳しい叱責を受けました。

上條が代わりに銀行の強盗事件の犯人を追う事に。

そんな状況を冷ややかに見る権藤と吉永。

彼らの派閥に所属するキャリアも一斉に捜査から手を引いてしまいました。

やがて、今だ捕まっていない強盗犯人や改造銃のゆくえについて捜査が進められ、4人の容疑者がリストアップされましたが、特に怪しいのはサバイバルゲーム好きのIT経営者の蒲生が疑わしいと捜査会議で話題になりました。

その頃、警視庁のトップである、「薩摩派」である、警備部警視監の権藤(吉田鋼太郎)と、彼の腰巾着のようにまとわりつく新垣広海(馬場徹)は、事件のこととは無関係に、敵対する「東大派」の吉永(光石研)の陰口を叩いていました。

その夜、漣は爽と共に、彼女の実家である中華料理店で夕食。

漣の立派な警察ぶりに、爽の父で中華料理店「龍鉄」を経営する水樹鉄朗(小松和重)は懐かしみます。

漣は幼馴染の爽に強盗事件を引き起こした犯人は誰だと思うか問います。

犯人が使ったのは3Dプリンターで作成した改造銃だという漣の見立てを元に絞り込んだ容疑者には、爽は刑事の勘で、蒲生(森崎ウィン)なのではと推測。

そんな爽に、漣はとんでもない指示を出します。

サバイバルゲームが出来る場所へ連れて行き、サバイバルゲーム店の店員、蒲生兼人の情報を掴みました。

蒲生の態度や銃の扱い方から彼が光友銀行襲撃事件の犯人と全面的に疑う上條。

銃の細工状況を知った捜査一課の刑事、富樫(岡田健史)も、蒲生(森崎ウィン)の犯行で間違いないと確定。

銃に、蒲生の指紋がついていたことを突き止めた爽。(広末涼子)。

取調べを行うものの、蒲生は銃は自分のものでないと容疑を否認。

銃器を紹介する会社を設立した蒲生 3Dプリンターで大量の改造銃を製造し、借金返済に役立てようとしていた過去を持っていました。

そこで、顧客の暴力団関係者から密売ルートの話を持ち掛けられたものの、紹介料に一千万必要との条件でした。

蒲生は光友銀行の強盗計画を企画したと疑う爽と上條。

案の定、蒲生の自宅からは、轟(駒木根隆介)と高杉(長谷川朝晴)の家宅捜査によって、大量の改造銃が見つかりました。

爽は銀行強盗事件に巻き込まれ、蒲生が製造した改造銃により、強盗に脚を撃たれ、下半身まひした女性のことを蒲生に必死に訴えます。

女性は夫と海外旅行へ行こうと計画しており、その用事のため、銀行へ行ったところ被害に遭ってしまったのです。

罪の重さを自覚、認識、そして、自白させるために爽は、蒲生への怒りをあらわにします。

蒲生は犯行当時に使った銃は既に処分したことや、自身の無実を当初は訴えていましたが、爽に追い詰められ、罪を認めました。

さらに、蒲生の銃を上條がねつ造したこともわかり、爽は上條にそのことを問い詰めたところ、認めた上條。

蒲生の銃を改造すれば、蒲生を送検できるわけでなく、他の蒲生絡みの犯罪も解決することが出来るからでした。

「こんなことをして、上條の亡き父がとても悲しんでいる、こんなことをさせるために刑事になったのか?」と言葉で追い詰める爽。

上條は父が亡くなる前、「自分みたいになるな、お前は信じた道をゆけ」と告げたことや、父が何らかの事件に巻き込まれ、命を落としたことを伝えました。

「お前になにがわかる・・・俺はおやじのようにならない」と怒りをぶつけ、爽を投げ飛ばしてしまいました。

翌日、佐久間が懲戒免職処分になったことと、蒲生の件で手柄を立てたことを千堂に褒められた上條。

実は、上條は蒲生に「改造銃のルートを紹介する 一千万でどうだ?」と交渉の電話を彼にかけたり、上條の父の後輩だった元警察官にして、今は裏情報を提供してくれる男、刈谷(橋本じゅん)に銃のねつ造に協力してもらったり、クラブのママ、志歩にも佐久間の件で協力を頼み、佐久間がわざとホテルで、17歳の学生と寝た状況をでっちあげました。

志歩は少女に、「この人と添い寝するだけで報酬をあげる 佐久間にひどいことをされたら、週刊誌に情報を売ればいい、佐久間は刑事だから」とシレッとアドバイス。

元警察官という前職と夜の世界を知るママ、志歩は高校生の少女に危ないことをさせていました。

上條は有能な警察として、上司に認められ、さらなる出世欲が湧き、必ず警視庁のトップになることを誓うのでした。

一方で逮捕された蒲生は、送検される途中で、廊下を歩き、電話をする上條の声に、自分に「改造銃の一千万の件」で電話をかけてきた声が上條かもしれないと気づきましたが、気のせいだと思い直します。

来週の2話では、女性を無差別に狙った不可解な事件に上條や爽は挑みます。

桜の塔1話感想・みどころ

上條は警察ながら出世の為ならどんな裏工作でも手段でも厭わない危険な行動をとる目が離せない主人公ですね。

上條漣は父にシングルファザーの環境で、愛情深く育てられたというのに、父とは違い、歪んだ正義感、警察としてアウトな裏工作もしていて、爽が責めるのも納得。

爽は上條の根っこにある優しさや正義を知っており、「昔のあなたはこんなんじゃなかった」と強く責めますが、元警察官だった亡き父(岡部たかし)の件で、上條自身は見も心も冷徹で、「違反」なことをしてもかまわないダーク的な部分もゾクゾクさせられました。

ただ、とても彼を思いやっている幼馴染の警察官、爽を背負い投げるのはアウトでしょう。

無関係ですが、昨今、妻に暴力を振るって逮捕された某元タレントのニュースがあったのでそれを連想させてしまった。

上條が父親のことで心を刺激され、「お前に俺のなにがわかる」と言って、爽を投げるシーンはモヤっとした心境です。

警視庁にいる人間は轟(駒木根隆介)や、高杉(長谷川朝晴)のような、穏やかに捜査を行う者もいますが、大半は凄い権力重視で、自分のことが最優先な良い意味で「くせ者」ぞろいという印象でした。

特に、刑事部、千堂(椎名桔平)、警務部の吉永(光石研)、警備部の権藤(吉田鋼太郎)。

「薩摩派」とか「東大派」とか「外様派」とか自分たちの件で揉める前に、人の命、事件性の深刻さについてもっと考えてほしいと思いました。

今回の事件で、当初は私も爽と同じように、銃を製造した疑いがある蒲生(森崎ウィン)のみを徹底的にこだわって疑う上條に疑問を抱きましたが、上條の推理やプロファイリング能力、蒲生の態度を見ていくうちに上條の優れた洞察力と犯人特定の行動力に爽快感を感じました。

蒲生は過去に事業に失敗し、自業自得な行動や、強盗をする際の銃を製造して、夫との海外旅行を心待ちにしていた女性が下半身麻痺をするという人の一生を左右する結果を生み出し、身柄を拘束されて本当に良かったと思います。

ただ、その裏では、上條が蒲生の銃をねつ造したり、彼自らが蒲生に改造銃について一千万円の取引を持ちかけた電話を入れたアウトローな動きがあって、やや、蒲生に同情。

上條の味方として活躍するクラブのママ、志歩(高岡早紀)と、今は情報屋で、上條の父の元後輩警察官だった刈谷(橋本じゅん)の行動も見逃せません。

とくに、志歩は仕込みとはいえ、17歳の女性に「佐久間に何かされたら週刊誌に売ればいい」とか、「この人と添い寝すれば報酬がもらえる」なんて闇すぎて笑ってしまいました。

陰の力持ちが存在する極悪だけど、今後も目が離せない上條漣(玉木宏)の活躍を来週もお見逃しなく!

 

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