恋はDeepに5話あらすじネタバレ
海音は9か月前に、鴨居(橋本じゅん)の家で暮らすことになり、その当時から持っている指輪について鴨井に指摘されます。
「私、人間じゃない」海音(石原さとみ)の告白に混乱する倫太郎(綾野剛)。
海音が「人間じゃない」という言葉に引っ掛かり、海音の家を訪ねます。
海音の帰宅が遅いこと、海音が頭を打ったことを気にかける鴨井ですが、海音は間もなく帰宅。
海音に対し、鴨井家で飼われているうつぼは「倫太郎のことはもう忘れることだ」と助言。
海音はもともと、魚など海洋生物と会話ができる能力があるからです。
海音は、倫太郎のことは忘れ、残された期間で海を守ることに集中しようと決意。
海洋展望タワーの中止、地元の人たちにも海の生物の環境保護のことに関心を持つように動く、最悪は蓮田トラストを「爆破」させるとイラストを描いて、鴨井だけに説明した海音。
「爆破はよくない」と慌てて止める鴨井に対し、海音は爆破など蓮田トラストに迷惑がかからないうちに、倫太郎や蓮田トラスト側と話し合いをすると言った後、出勤。
そんななか、蓮田トラストと鴨井研究所が合同で、「星ヶ丘の今と未来」をテーマにしたイベントを開催することに。
海音たちは「星ヶ丘の今」を紹介し、倫太郎たち蓮田トラスト側の人間は海中展望タワー計画の復活を条件にイベントの責任者を引き受けることになります。
倫太郎は鶴川(藤森慎吾)に、海音が自分のことをはぐらかしていると相談しますが、鶴川は「騙されている 結婚詐欺師のようなもの」と言って、倫太郎をおちょくるばかりで相談相手にもなりませんでした。
その頃、海音は星が浜のことを子供たちにわかってもらうための説明を藍花(今田美桜)とともに、説明する仕事も担当することになり、俄然やる気が出てきます。
その夜、動画投稿者のMrエニシ(福山翔大)は、海音を過去に撮影した動画の再生回数が伸びないことに悩み、動画の内容を自宅で確認していました。
それは以前、海音が倫太郎を海で助けた動画でしたが、海音の姿がふっと突然いなくなり、動画を見た視聴者からは「怖い」「自殺動画か?」などとクレームが。
倫太郎は職場にて、可憐(筧美和子)と風間みどり(松熊つる松)に海音の連絡先を聞きますが、2人に恋の予感だと茶化され、少し苛立ちを感じながらもなんとか連絡先を入手。
海音に電話をかけ、星ヶ丘のイベントの仕事が落ち着いたら2人で会う連絡をします。
同じ夜に、特任の研究員の仕事をしている海音について、2か月経過して更新がなかったら、海洋センターを離れなくてはならないことを居酒屋で榮太郎(渡邊圭佑)話す藍花。
榮太郎も藍花もお互いに恋心があり、「付き合ってください」とついに藍花に告白した榮太郎。
その場にいた他の酔っ払い客に祝福され、藍花も榮太郎も幸せムードに。
倫太郎は光太郎と父の太郎とともに、海の事故のせいで、母を亡くして25年経つことを話します。
光太郎と倫太郎は仕事のことで意見が対立。
翌日、星ヶ丘の今と未来についてのイベントが開催。
倫太郎も、海音も藍花も「今」と「未来」をイベントにやって来る子供たちに説明するために張り切ります。
鶴川(藤森慎吾)のチームも参加して、賑やかになる現場。
海音は亀、倫太郎は、サメの着ぐるみを着て子供たちに解説することに。
その姿に、染谷(高橋努)や、藍花(今田美桜)は微笑ましく見守ります。
海音はかわいくて優しい声で、子供たちに解説し、星ヶ丘の今を説明。
続いて、倫太郎がサメになって、海中展望タワーを説明しますが、最初は説明が固すぎて子供たちに受けませんでしたが、途中でフラットで明るさを表現し、海音とはまた違ったやり方で子供たちの心を掴みました。
海音は彼の熱心な様子に感涙し、海を本当は倫太郎がとても愛していることを感じ取ります。
イベント終了後、ゆりという女の子が迷子になったと彼女の母から声を掛けられた倫太郎と海音。
海音は、水族館の海月(声の出演:花澤香菜)に倫太郎に気づかれないように、ひっそり会話して、ゆりの居場所を当てました。
ゆりは母親に軽く叱られつつも、けろっとして魚の説明を海音にし、海音はそれに共感。
仕事が終わり、海音と倫太郎は水族館で一息し、藍花も榮太郎とカジュアルな会話をしてほっとしていました。
しかし、榮太郎は藍花の見ていないところで、パソコンを操作してスパイのような怪しげな行動をとり、普段、海音たちに知られないような仲間内にこっそり連絡していました。
藍花が戻ってくると、何事もなかったかのように、ごまかします。
イベント終了後、海音の家を訪ねる倫太郎。
そこで目した衝撃的な事実は、海音が彼の亡き母の指輪を持っていたことでした。
「なんでその指輪を君が持ってるの?」と尋ねる倫太郎に海音は綺麗だったから拾ったと答えます。
海音に、倫太郎は、幼い頃、海に家族で出かけたとき、ビーチボールが海に不注意で流れ、末っ子の榮太郎の大切なそのビーチボールを取りに行って亡くなりました。
自分のせいだと泣き出す倫太郎をフォローし、海音は「私は星が浜の海で生まれ育った、大好きな海を守るために地上にきた、海の中とここは違うから体が持たない。あと2か月くらいしかいられない」と自分のことを少しずつ話し始めました。
倫太郎と海音はお互いに違った環境を一生懸命、生きていることに共鳴して抱き合うのでした。
翌日、海音は帰りが遅かった鴨居から彼の過去について聞かされました。
星が浜の海に行った彼は、海音が鴨居研究所に来る前、蓮田トラストが星が浜の海の水質を調査していることや、自分が星が浜の海のデータについて書き換えをしたことを伝えました。
水質のことについて良い結果が出れば、寄付金をもらえることを光太郎から言われたのです。
光太郎は当時、鴨居とともに仕事をしていて、鴨居は研究所が危機的状況だったので、2年前、正しい水質の報告書について、数値を書き換えたのでした。
鴨居は光太郎を訪ね、星が浜のために、水質データの情報がマスコミに発覚することを付ぎたい意思や、蓮田トラスト側が星が浜リゾートを造ることについて考え直してくれないかと訴え、頭を下げます。
しかし、光太郎は研究者はしょせん、「お飾り」のような存在だからこそ、口答えすることを許しません。
「よく考えて行動してください」と鴨居を怒りを抑えながら諭すのでした。
蓮田トラストでは、記者会見が開かれ、光太郎はこのままリゾート開発を続ける意向、今の計画よりももっと深く海を掘り起こし、海底資源の計画を進めることを伝えます。
海音は記者会見を終えた光太郎を訪ね、彼の海底資源計画に反論。
このままじゃ海の生物にデメリットだと静かに訴えますが聞き入れてもらえません。
鴨居研究所をプロジェクトから外そうとする光太郎(大谷亮平)と火花を散らします。
さらに、海音は光太郎から「鴨居研究所とは業務契約を解除する。これ以上、海音がリゾート計画のことについて反論を続ければ、鴨居の立場が危ういのでは?」と脅します。
鴨居は思わず記者に抵抗して、彼をケガさせてしまいました。
鴨居は逮捕され、海音は居場所を失ってしまうのです。
次回、海音のことを守る藍花や倫太郎、そして、藍花のことを好きでありながら、何やら動きが怪しい榮太郎が、新たな動きを見せます。
恋はDeepに5話感想・みどころ
藍花と榮太郎の恋がとても順調で、両想いになっていく微笑ましさと、星ヶ丘の件で、心が通じ合いながらも、仕事面や家族との溝、さらに、母の死でトラウマを抱える倫太郎と、「海に住む者」であることを明かした海音・・・。
非常に対照的な2人のカップルの恋が進行していき、今後もさらに進展や結末がどうなるか気になりますね。
子供たちにイベントで説明している海音と倫太郎の子供への対応が素敵でした。
海音は子供関係の仕事にもつけるような優しくて、子供にわかりやすい説明や表情で接していて、一方で、倫太郎は最初は説明が「会社説明会」や「会議」を連想させる真面目さで、子供たちに引かれてしまいましたが、徐々に本来の優しさ、海を愛している気持ちが動いて、フレンドリーで穏やかな口調、笑顔に変わっていき、ほっとしましたね。
光太郎はもともと、星が浜にリゾート開発地を造ることが目的で、とても横暴でやり口も汚いのですが、それよりももっと不穏な空気なのが、榮太郎。
明るく、陽気で、海音や藍花、兄との溝を抱える倫太郎に対しても、オープンマインドなところがあり、放送が始まってから救われる存在だなという印象でした。
ところが、彼自身が藍花や海音、倫太郎たちすらも知らないネットの仲間内に対して、海音たち鴨居チームのみんなの様子を報告し、スパイのような怪しい動きをしている描写が衝撃でしたよ。
藍花のことも純粋に本当に好きなのかなって気がしますし、近づいたのも信用させて、少しずつ本来の目的に動きそうな予感がします。
光太郎を倫太郎の対立がただでさえ、心が痛みますが、榮太郎までもが敵になるかもしれないと感じました。
倫太郎と海音の心がどんどん近くなるのに、海音にはあと2か月しかいられない・・・最終回では海に還ってしまうのかな?
海音が岩塩や冷たい水を好む、人間じゃないけれど、表向き普通の社会人女性の姿をしていることを理解した鴨居が海音に出会う2年前に、研究所存続の為に、星ヶ浜の海の水質データを改ざんしているシーンも切ない苦渋の決意だったと思います。
光太郎がその過去の約束に付け込んで、「研究所の人間はお飾り」なんて・・・ひどい。
気の優しい鴨居をどんどん精神的に追い込んでいる気がするし、記者に海音のことをリークしたのも彼でしょうね。
でも、もしかして、榮太郎だったりして・・・・。
光太郎は自分の野心と、ビジネスのためなら身内でも、心を傷つけ、混乱させることもいとわないところがありますよね。
動画配信者の若者、Mrエニシ(渡邊翔大)も海音のことを疑っていて、動画の反応が悪いことから、海音のことを彼自身も追求しようと動き始めているので心配です。
とうとう、ラストでは、鴨居が海音のことを聞く記者に抵抗したために、逮捕されてしまうピンチに!
経歴も怪しい海洋学者、渚海音について嗅ぎまわる人たちもどんどん現れるので、倫太郎や藍花、研究所の同僚が海音の数少ない味方になってほしいと思う5話でした。