このマンガがすごい! 第11回
放送日:2018年12月
テレビ東京金曜
このマンガがすごい! 第11回のあらすじ
ナビゲーターは蒼井優。
毎週ゲストを向かえ、ゲストが実写化したいマンガを選び、マンガのコマにゲストが入ってキャラクターと一体化し演技を見せる。
第11回目は、これまでナビゲーターを務めてきた蒼井優が実写化にチャレンジ。
しかし、マンガにトラウマを持つ蒼井優は、自分ではマンガを選ぶことができず悩んでいた。
そこで、これまで出演してきたゲストが、蒼井優に演じて欲しいキャラクターを選ぶことになった。
その中から蒼井優が選ぶマンガとは一体どんなマンガなのか。
このマンガがすごい! 第11回の感想
蒼井優とは
これまで出演した11人の役者達が、マンガに対して、実写化に対して、演じることについて、様々な思いを語ります。
そして、蒼井優とはどんな人間なのか、どんな女優なのかということも語ってくれます。
11人の俳優さんが蒼井優を語ってくれるだなんてとても贅沢です。
中でも、東出昌大さんが語った「リリィ・シュシュのすべて」の蒼井優については、思わず首を縦に振ってしまうほど、納得する内容でした。
「リリィ・シュシュのすべて」は、蒼井優の映画デビューの作品で、代表作のひとつでもあります。
東出昌大さんが言うように、津田詩織という役は、あまりにも自然過ぎて、本当に演じているのかと思うほど蒼井優自身と役が一体化していました。
その他に、でんでんさんや塚本晋也さん、神野三鈴さんといった先輩俳優さんからも称賛され、蒼井優という人は、本当に素晴らしい女優さんなのだと感じることができました。
蒼井優自身どんな女優かというと、一貫したものは無く、監督や共演者に一つだけ信じるものを掴んで、実験実験で演じているそうです。
11人の役者の出演が全て終わり、今回は、これまでナビゲーターを務めてきた蒼井優が実写化したいマンガを選ぶことになっていました。
しかし、蒼井優は様々な理由から、マンガを決めることができず悩んでいました。
蒼井優とマンガ
蒼井優が初めて入手したマンガは「ちびまる子ちゃん」でした。
蒼井優の家庭はマンガを買ってもらえない家庭だったそうです。
そんな家庭だったので、「ちびまる子ちゃん」を入手した時は嬉しさのあまりに色を塗ってしまったところ、「原作者への冒涜だ」と母親から言われたことがマンガへの恐怖となり、色が塗れない小説に走ることとなったそうです。
そんな蒼井優のために、11人の役者は、蒼井優に演じて欲しいキャラクターを選んでくれていました。
それを参考に蒼井優は初めてのマンガ喫茶でマンガ探しをします。
11人が提案したマンガは、ほのぼの系・人間の業(ごう)の強いもの・お茶目なものの3つに大きく分けられました。
蒼井優というと人間臭い演技が似合っている感じがしますが、森山未來さんの提案する「あさりちゃん」や「あんみつ姫」といった昭和のマンガのお転婆な役もとっても似合いそうです。
この番組に対する新しいアプローチ
蒼井優は友人からもマンガを推薦されていましたが、それでもまだ、自分ではイメージも、どんな役が合うかもわからずにいました。
11人の役者は、各々の選んだマンガやキャラクターに対して思い入れが強く、与えられた役を演じるのとは違っていました。
第9回で、原作が売れていても、番宣をしていても、コケるものはコケるといったようなことを、新井浩文さんが言っていました。
それは思い入れの問題なのかもしれません。
なかなか答えの出ない蒼井優は、「この企画自体がマンガになったら私的に面白い。描いてくれる人いないかな」と言います。
これまで11人の実写化に立ち会って体感したことをマンガにして欲しいと思った蒼井優は、大橋裕之さんに会いたいと言いました。
そして、翌日。
大橋裕之さんに会いたいという願望が叶います。
蒼井優は大橋裕之さんの元を訪れ、マンガを演じるのではなく、マンガにしてもらう新しいアプローチを思いつきました。
このマンガがすごい!最終回の期待や予想
この番組もいよいよ最終回です。
この番組のマンガを演じるという趣旨から外れ、オリジナルのマンガ「蒼井優のこの役者がすごい!」がどのように描かれ、どのように番組で紹介されるのか、これまでと違った楽しみとなりました。
これまで、様々なマンガの実写化を観てきました。
実写化をするにあたり、毎回毎回思い入れが強く、だからこそ実写化を観る気持ちの持ち方も普段とは違っていました。
最終回にして、大きく趣旨から外れます。
これまでのことが無駄にならないよう、期待を裏切ることのない最終回であって欲しいと願っています。