こっち向いてよ向井くん5話あらすじネタバレ
10年前の元カレなんて、ただの他人…学生時代の仲間との飲み会に出席した向井(赤楚衛二)。
元カノの美和子(生田絵梨花)と友人達との飲み会の場で10年振りに再会。
思わず、美和子と2軒目に飲みに行く妄想をします。
しかし、美和子からは他人行儀な態度をとられ、向井が軽く美和子に声をかけても、気まずそうな様子。
洸稀(波留)にいつものように相談する向井ですが、「10年前の他人の元カレ」なんてただの他人?
「ここは会釈一択なんじゃないかな。10年前の元カレは他人だよ。向井くんは何か期待していたの?」
「10年経ったら他人だってわかるよ。10年の感情の片割れを持っているのは美和子さんだ。寂しかったんだよ。」
「わかるよ、さみしいのわかるよー」
「やっぱり女の子も会えなかったらさみしいよね。」
「主語を大きくするな!再会して寂しい恋をしたことがあるなんて素敵なことだと思う。」
「久し振りにお茶をするよう声を掛けるのはどう?」
「きもいきもい!それはやめて。向井君はなにがしたいの?」
「なんで別れたのかとか改めて聞きたいんだ。」
「向井君それはね、自分で考えた方が良いよ。」
飲み会の時、イヤホンを店に忘れたことに気付いた美和子がメールしてきたことを嬉しそうに報告する、向井。
「あのさ、向井君、会える口実ができたと思っているよね?やめときなって!着払いで送ってもらいな。」
「直接、会った方が良いじゃん。なんで俺のすることに口出しするの?」
「友達だからだし、心配だからだよ。」
美和子と再会し、イヤホンを渡してもらって、あっさり別れた向井。
もし、振り返ってまだ美和子さんがいたら…。
淡い期待をして振り返ると、美和子がまだいました。
「びっくりしたぁー!どうしたの?」
「あのさ…一杯だけ珈琲飲もうよ。」
「良いよ。」
「結婚は?」
「俺、していないよ。そっちは?」
「私も独身。」
気まずい雰囲気でコーヒーに手を伸ばす2人。
「あ、その時計。」
「憧れているって言っていたやつだよね、買ったんだ、仕事頑張ったんだね。イヤホン相変わらずあのメーカーなんだ。」
「重低音がとても響くからね、向井くんが当時、一番いい音っておすすめしてくれたから。あれでずっと聴いてたよね、シーブスの記憶喪失。」
「あ、今年出たシーブスのアルバム聴いた?」
「5年ぶりにアルバム出したんだよ!嬉しかったな。記憶喪失!」
「嘘!タイミング良すぎ!こんなことあるんだね。去年のライブ行った?」
「行ってない。」
「ブルーレイ買ったんだよ、うちに見に来る?虹とか好きな曲が入ってたんだ。あ、いいじゃない?お互いフリーだし、大人だし、一緒に好きなアーティストのブルーレイ見るのは問題なくない?じゃあやっぱうちにおいでよ。シーブスの良さをわかってくれる人周りにいなくてさ。シーブスの良さを誰かと分かち合いたい!」
洸稀にメールで、美和子との件を嬉々と報告。
洸稀のメールを横から見た、環田(市原隼人)は、彼女を食事に誘います。
「10年前に付き合っていた元カレの家に行くみたい。」
「友達…?」
一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)の仲は気まずい様子。
「ねぇ考えてくれた?結婚やめる話。」
「それ生きているんですか?」
「生きている。」
麻美は夕飯を食べに来ましたが、元気との「夫婦」の形に捉われ、「妻」「夫」の関係を解消する気持ちは消えません。
その頃、美和子の家へ向かった向井。
知らない人の家に来た違和感が拭えません。
俺は何をやらざるべきなのか…元カノの部屋に誘われたってことは?俺が誘ったっけ?誘われた?どういうつもり?本当にライブのブルーレイ見るだけのつもり?そして俺はどういうつもり?
「昔さ、シーブスの野音行ったよね。泥だらけの靴履いてた。」
「楽しかったね。あ、きたー!」
「あー良かった!ありがとう!ライブDVD最高だったよ。今日はありがとう。」
和やかな雰囲気が流れたものの、向井と美和子はお互い酔った勢いでキスをしてしまいました。
「いやないないない!10年振りで…」
「なしだよ…」
ところが、美和子とキスをもう一度、重ねるうちにお互いに10年ぶりの気持ちが蘇ってしまいました。
翌朝。
そのまま、美和子の家で眠ってしまい、美和子は朝食を作ってくれました。
「なんか、ごめん…」
「こういうとき謝るの話でしょ?お互い様だよ。」
「また来てもいい?」
「良いよ。」
いいんだ…いいんだー!と大喜びする向井は早速、洸稀に報告。
「あー絶対ない!私はね。ねぇそれより小銭貸してよ。」
「小銭ってお賽銭でも貸し借りしていいの?」
「向井君の恋がうまくいくようにお願いするんだから。」
洸稀と向井は祈願。
「元カレってどう?」
「嫌な気持ちが紐づいていて、相手も自分もあの問とは違うから。あくまでも私がね。また来てい行って言われたでしょ良かったじゃん。」
「俺この後どうしたらいいかな。」
「今大切なのは清潔感だよ。大人の家、女性の家だよ。部屋に入って即ベッドにダイブはなしだよ。そこにお邪魔するって意識じゃないとだめだよ。学生時代と違うから。」
元気の店で飲む、2人。
「これからは向井君をご飯に誘いにくくなるねぇ。パートナーの女友達程嫌なものはないよ。他に女の子がいるなんてご法度だよ。」
ふと、元気の店のスタッフ、芽衣(穂志もえか)が。
「元気くん、大変そうだから今お手伝いしていて。元気くんのお義理兄さん、お会いできてうれしいです。洸稀さん、今日もお洋服に会っていますね。大企業にお勤めですよね?」「
「レーザーズだよ、知ってます?」
「洸稀さんって働く女性としてカッコいいですよね。」
「誰?私もよく知らない…常連さん。」
「すごい知っているのかと思うくらい。」
「でも、良い子そう…」と微笑む向井に洸稀は呆れます。
店が閉店して、麻美のことを心配する、芽衣。
「ねぇ芽衣ちゃん、バイト代もらってよ、ちゃんと。」
「手伝いに来ているだけだし。結婚したいから元気くんは大黒柱として、責任を全うしたいだけなんだよね?」
「そうなんだよ芽衣ちゃん分かってくれる。奥さん冷たい感じの人…だっけ。ごめん、が嫌なのに。でも大黒柱として振舞われるのが嫌いとか元気くんを下に見ているんじゃない?男の人もひどいことされたらそこから逃げて良いんだよ。周りを頼って良いんだよ。私だっているんだし。」
「ありがとう、芽衣ちゃん。まみんんはそういう人じゃないんだ。クールでツッコミが鋭いだけでそれがまみんで…。彼女なりに自分たちの将来を考えていると思うんだ。俺はバカだから分からないけど。あ、でも心配してくれてありがとう。」
向井は麻美を心配しますが、24を見ている麻美。
「ジャックバウアーっていつトイレに入るか分からない。見ているところで他人が何をしているか分からない。」と、独特の空気。
向井は後日、美和子の家へ。
ビールと美和子が作ったおつまみを食べます。
ふと、美和子が10年前に自分のご褒美について話した際、彼女が衝動買いしたネックレスを見つけました。
二人で夕飯を食べるものの、仕事の電話がかかり、美和子が10年前とかなり変化していることを察知。
10年前は好きだったお笑いにも無関心で、ミョウガが食べれなかった美和子が食べれて、10年経過したことを突きつけられるなぁー。
夕方。
洸稀はクライアントを環田と送り出す際に、クライアントが環田が離婚したことを知らずに渡したスキンケアを見つめました。
麻美と母(財前直見)は、麻美が子供の頃に、向井の練り消しゴムを使ったことで、向井が怒ったことを思い返します。
麻美は向井と楽しみにとっておいたプリンを食べたことを指摘され、代わりに麻美が食べようとしていたモズク酢や茎わかめを提供するかで小競り合いに。
そこで、麻美はお詫びにプリンを買ってきて冷蔵庫に入れたのでした。
美和子はフラッと元気の店に立ち寄りますが、芽衣の存在を始めて知り、唖然。
「新しいバイトさん?」
「あの私はちょっと手伝いに来ているだけで。」
「えーなんで帰るの?」
「いまこの気持ちで元気のオリジナルティー飲んだら全部吐きそうだよ。この気持ち分からないのマジでやばいよ。」
「ええええー!そういうのじゃないって!ちゃんと言ってくれなきゃ分からないよ。」
「私が言葉足らずだったのもだけど、帰るね。」
向井は自分達は10年の時が経過し、やはり他人だったことを痛感。
会社では、向井は既婚で娘がいる同僚が、娘が自分の知らないところで鉄棒ができるようになったことを喜んでいるのを聞きます。
「会話はなくても、今日、何したとか聞けばいいんじゃないかな。」
後輩のアドバイスを参考に、美和子の家で、実践。
「美和子、この10年で見た景色で一番きれいだったとこは?」
「宮古島」
「一番感動した映画は?」
「ラ・ラ・ランド。」
「一番おいしかった食べ物は?」
合間、会いまにキスをする向井と美和子。
「千疋屋のマンゴーパフェ。」
「じゃあ、一番遊んだ友だちは?」
「山本さんかな。向井君は?」
「戸崎かな。」
「向井君にも後輩できたんだ。」
「そりゃできるよ。チョコプラもシソンヌも売れたね。芥川賞を又吉さんが獲ったねー。」
「今度から手ぶらでいいからねー。何買ってきたの?」
「プリン。プリン熱が覚めなくて。」
2人でプリンを食べる、向井と美和子。
美和子が全部、蓋を開け切らないクセが相変わらずだと微笑む向井。
「半分残すかもと思って蓋を使うかもしれないじゃん。先の事を今決めるの苦手。」
「先の事ってプリン食べきれるかどうかだけでしょ?」
「まぁね…」
「これ…」
「ああ、直しているの。使おうかなって思ってなんか久々に可愛いなって思った。」
「ねぇここ結べる?向井君、器用じゃん。」
「任せた!」
この10年、違う食べ物を食べ、違う音楽を聴き、違う風景を見てきた…。
俺は美和子とのうまくいかなかった恋物語をやり直したいんじゃない、物語の続きを新しく作りたいんだ。
向井は、気持ちも新たに、美和子との距離感を縮める決意をするのでした。
こっち向いてよ向井くん5話感想・みどころ
美和子との思わぬ飲み会での再会。
素っ気ないかと思いきや、珈琲を一杯飲んでから、同じ推しのミュージシャンの話で花が咲き、友達以上のような距離感が再び生まれた向井と美和子。
しかも、美和子の家でその「推し」のアーティストのDVD鑑賞をするついでに、なんと、一夜の関係に…。
美和子も翌日、何事もなかったかのように向井に接します。
2人がお互いの趣味趣向、生き方が10年経過したことを実感し合いつつも、あの頃の美和子のプリンを食べる癖が変わらなかったり、淡い恋が形を変えて加速していて、この距離感待ちきれませんね。
君とのうまくいかなかった恋物語をやり直すのではなく、新しく物語を作る向井の優しい考えがロマンチックだと思いました。
洸稀先生、相変わらず言葉が深いですよ。
向井に対して、「男性に必要なのは清潔感。女性の家にお邪魔するという意識を持つ」とか、「再会して寂しい恋をしたことは素敵なこと」とか、ここぞとばかりに向井の気持ちを汲み取り、彼の純粋さも理解した上でのアドバイスをくれますよね。
向井がすぐに、飲み会で落としたイヤホンをきっかけに、会おうとする行動を制止し、「それ自然に会おうとする口実付けてるだけじゃん。着払いで送ってもらいな。」なんて…。
しかし、いつも落ち着いた雰囲気の彼女も、職場の上司、環田といる時は恋する女性の顔。
環田がクライアントから彼の「妻に」と渡されたスキンケア商品も、洸稀にあげるか迷う玉田と、見守る洸稀の距離感がたまりませんでした。
会社の同僚から「相手を知るためにどんなことでも話し合う」ことを学んだ向井が、10年前と今の変化を美和子に聞くところはほっこり。
実在するお笑い芸人さんの名前も出た雑談を通して、恋人ではないけどお互いにまた、「好き」、「惹かれ合う」なにかを感じた向井と美和子だからこそ、小鳥のような可愛い距離感の接吻を繰り返したのではないでしょうか。
そして、元気と麻美の間に立ち入る、一見、素直そうに見えて小悪魔のような行動が否めない、芽衣。
演じている穂志もえかさんは、「アンサングシンデレラ」で、難病の患者役などを演じ、ピュアすぎる透明感な演技が涙を誘いましたね。
今回の芽衣は明らかに元気を狙っているし、「アルバイトなのか」と麻美に聞かれると、「違います、私は手伝いに来ただけで…じゃあね、”元気くん”」ですよ?
元気はそんなつもりなのに、思わせぶりな態度をとる彼女の存在が、麻美&元気夫婦の壁になるのは間違いなし。
新しい美和子とのリスタートは、どんな形で景色が変わるのか期待したい5話でしたね。