クジャクのダンス、誰が見た?

クジャクのダンス、誰が見た?3話 心麦(広瀬すず)が開く父のパンドラの箱

クジャクのダンス、誰が見た?3話あらすじネタバレ

神井(磯村勇斗)に春生の姉で、叔母の夏美(原日出子)と血縁がない事を知らされた、心麦(広瀬すず)。

「おばさんと私の血が繋がってない」

「そこで気になったのは東賀山事件で生き残った林川歌。あなたとこの子が同年代なのは単なる偶然ですかね」

「このDNAの信ぴょう性は?どこから採取したんですか?」

「それは守秘義務ってことで。じゃあ明日あの資料お送りしますね」

警視庁にてー。

「山下さんはなぜ手紙を残した?」

「秋貞、染田を追え」

「染田には前科がある」

その頃の心麦と松風。

松風は思ったら実行に移しやすい心麦を過保護のように心配していました。

「今日はもう帰りな、その代わりに約束して、誰かに会いに行ったりしないでゆっくり休むこと。いい?どうするかは明日一緒に決めよう。」

「善処します」

「善処、って絶対どこか行くよね?良い?必ず真っ直ぐ家に帰る事、返事は?」

「はい」

「心麦ちゃん心配だね。にしてもDNA鑑定、あの神井って記者、粋じゃない。あの資料手に入る?」と波佐見。

「とはいってもあまり信用できない、今日中に手に入るか」

そこには神井に協力した裏切り者の存在がありました。

その頃、心麦は父、春生の声が聞こえて、またあの深い森の中にいた気がしました。

そこにはクジャクが羽根を広げて、心麦に何かを伝えようとしてきました。

私がクジャクだと思っていたものはクジャクではなかったのかもしれない。

「心麦ちゃん、どうしたの?」

京子(西田尚美)に不意打ちに声を掛けられ、カフェへ。

「可愛い」

「でしょ?この前テレビでやっていて一度来てみたかったの。おばさん一人じゃ入れなくて。こういうのどこから食べていいか迷うわよね。ん、美味しい!心麦ちゃんは食べないの?」

「京子さん」

心麦にとって京子は刑事の赤沢の妻で、心を支える存在。

「私、父と母に似ていますよね?この間父と母に似てきたって」

「ええ、そっくりよ。そういうところも静香さんにそっくり。静香さんもね心配性だったの。今の顔なんて瓜二つ。それと芯があってしっかりしているところは春生さんに似ている」

「有難う御座います」

「ほら心麦ちゃんも食べよう、美味しいよ」

両親亡き今、心麦にとって自分が何者なのか分からないまま、京子と猫型ケーキを食べたことは僅かな救いになりました。

その頃、神井はタレコミが来て、松風に添付ファイルを送信。

「きた、神井から!」

松風(松山ケンイチ)は友哉(成田凌)のノートにあった、「あの資料」を神井から手に入れました。

その音声データには友哉と春生の会話が録音されていました。

「林川さんにも力郎さんにも、とんでもないことをしたと思ってます」

「だからどうするんだよ!」

「神井さんの力を借りて全てをお話ししたいと思います。どうか…」

「全てを話すって何を?」

「分からん」

「遠藤友哉と春生さんを引き合わせたの神井?」

「分からん。照、小腹空いたからちょっと出る」

友哉は怒り、カフェと思われる場所でテーブルを叩いていました。

その頃、心麦は夏美(原日出子)を尋ねました。

「あら、心麦ちゃん」

「リフォームするんですか」

「そうなの」

「おばさん私がここに来たこと、目星ついてるんじゃないですか」

「DNA鑑定のことよね。あなたやっぱり春生の子じゃないのね」

「おばさんあれが本当だと?私は父の娘です」

「わかるわよそう言いたくなるのは。でもね春生の事全部知ってるとでも?姉妹も親子も相手のことを全部知ることはできないのよ、そりゃ分かるでしょあなた賢いから。残念だけど腑に落ちたのよ。あなたのお母さんね、子宮の病気で子供を産むのは難しいって、気が付いたらあなたが生まれてた。きっと静香さん諦めきれなかったんでしょうね。可哀想に。あなたがどこから来たのかは知らないけど、山下家の血が入っていない以上、春生のお金のことは任せて。分かるわよね?心麦ちゃん賢いから」

心麦は、神井に夏美の家を出たところから声を掛けられます。

「心麦さん、こんなとこでなにしてるんですか?」

彼は車の中で、心麦を張って待っていました。

「もしかして叔母様のところに?叔母様なんて言ってましたか?」

「あなたに関係ないことです。」

「山下春生さんはあなたから見てどんな人だったんですか?あなたにとっては良い父親だったんでしょうね。他の人から見たら違ったかもしれませんよ。」

「父の何を知ってるんですか!私は父を信じています」

「じゃああなたはお父さんの何を知っているっていうんですか?本当の父親じゃないのに?あなたは真実を知りたくないんですか。上手に真実に導いてくれよ、心麦ちゃん」

叔母の夏美は、神井から謝礼をまたもらいました。

「何かあったらまたご報告を」

その夜、染田のラーメンを食べる、松風。

「少し、お話良いですか?」

「心麦ちゃんのこと?」

「山下さんです」

「もう何べんも警察に聞かれているけど、心麦ちゃんが出て行ったあと、山下さんが手紙書き始めて、クリスマスプレゼントかなって思った。疲れているのかなって思った」

「山下さんが事件に関わっているのご存じですか?」

「そういえばあの事件のあと奥さんの病気が分かったんだよ。癌だったかな。だから心麦ちゃんも手がかかる年齢で交番勤務に異動になった。30年前から知り合いなんだ。それより先生、心麦ちゃんの近くにいるなら宜しく頼むよ、今思い出したんだけどさ、心麦ちゃんお母さん亡くなった時…」

そんな松風と染田を貼り込む、秋貞(絃瀬聡一)と西陣誠(斉藤優≪パラシュート部隊≫)。

山下との最期の会話を松風に話す、染田(酒井敏也)。

「染谷さん、次に心麦ちゃんが来た時渡してほしい。まぁ照れくさいんだよね。最近考えちゃうのよ。色んなもの犠牲にして働いてきたけどいい父親の振りをしてきた」

「何言ってるのあんないい子に育ったの山下さんのおかげでしょ。亡くなった奥さんもよくやったって思ってるよ」

松風と会う、心麦は、神井からしつこく追い回された事を伝えました。

「張ってたんだ。」

「私って何なんですかね。なんか全部分からなくなっちゃいました。」

心麦は家で、林川歌について調べました。

2002年7月、林川歌は生後半年、2002年1月、私は2003年2月6日生まれだから違う…。

「私は…林川歌じゃない、違う」

一方、赤沢(藤本隆宏)たち、警察は前科のあるラーメン屋台店主、染田(酒井敏也)をマークし始めていました。

「赤沢係長、例のラーメン屋で染田と話し込んでいる男がいまして、調べていたら遠藤友哉の接見に来た弁護士でした。染田は30年ほど前、野球選手のサインの偽造をしたユニフォームを販売していて、逮捕されていました。」

「サインの偽造か」

「ヤサにガサが入った時、染田はシャブをやっていた前科があります。2年の実刑を食らっています」

「秋貞、現時点でお前の見解を言え」

松風と染田の接触、そして染田がシャブをやっていた前科が。

「山下春生の手紙、私は遠藤友哉が染田に書かせたものだと思います」と、赤貞。

「そうか」

翌日。

検事の阿南由紀(瀧内公美)から電話があり、翌日、会いに行きました。

遠藤と山下の件で意見が対立。

「今丁度そちらから送られてきた遠藤友哉の記録を呼んでいたところです」

「では起訴を」

「遠藤友哉を殺人で再逮捕する方向で動いて下さい。じゃないと起訴できません。容疑者を起訴できる客観証拠もないし、そもそも割れてないんじゃ、意味ないのはお分かりですか?」

「割るって今更、遠藤友哉から自白をとれってことですか?」

「ええ、もう弁護人ついたんでしたっけ?」

「いえ」

「じゃあチャンスね。弁護人がつくまでに追って下さい。」

「阿南検事ならお分かりかと思いますが、容疑者逮捕=起訴というのが長年の伝統ですよ?起訴から逃げるマネをされたら、金輪際、あなたにはついていきませんよ?」

「笑わせないでいただきます?長年の伝統が廃れたら私のせいですか?違います、公判に持ちこたえられる証拠を持ってこないあなた方の無能さ?その無能さを棚に上げないで。このままだと一番浮かばれないのは被疑者です。山下さんは貴方達の警察の身内ですよね?反社でもない若造の容疑者が黙秘されたままで、天下の警視庁捜査一課が引き下がっていいんですか?」

「分かりました。今は容疑者を割る事に集中します」

「その一択でお願いします。それと山下さんが殺害される直前、娘に宛てた手紙が見つかりました。それをコピーしたものです。私は山下さんが書いたものだと思いません」

赤沢は春生の手紙のコピーを阿南由紀に渡しました。

「どう思った?」

「あの人、俺達の仕事舐めてますよ」

「警察上層部がほしがったのか、女性初の本部係?!知らないが、どうせ務まらない女には」

阿南への差別的発言をする赤沢。

「遠藤友哉を割れ、か…なにせよカギを握るのは染谷」

その頃、阿南は司法試験に合格したばかりの新人時代の写真を見て、何かを思いました。

そこで、東賀山の件で山下春生の手紙が出てきたことをある人物に連絡。

「ああ、今で先だからまた連絡するよ」

男はとても渋い声で、染田のラーメンをすすります。

心麦は、松風に遅刻することを電話しました。

「済みません、今日ちょっと遅れます。ちょっと用事があって。お昼までには戻ります」

「良いけど、勝手に動かないでね」

その頃、染田を訪ねた、西陣と秋貞。

彼を事情聴取をする事にしたのです。

「良いよ、鍋の火を消してくるからちょっと待ってて。もしもし今警察が来て」

染田は誰かに電話をした後、取り調べに応じます。

心麦は戸籍謄本を取りに行っていました。

「1人で見るの怖くて、このまま引きずりたくないんです。」

松風と波佐見(森崎ウィン)に見せます。

そして、心麦は山下家の長女でした。

「私が養子なら、ここに養子って書いてありますよね?あの神井って記者、でたらめな事言って。おばさんも叔母さんですよ。何も信用できません。私は絶対に山下春生と静香の一人娘なのに」

「絶対なんてことは自分のなかで確信が持てない状況なんじゃない?」

「照」

「DNA鑑定は隠したってきりがない。おばさん薄々勘付いたってことでしょ。ラーメン屋の染谷さん、前科持ちだった。多分お父さんとこれがきっかけで知り合ったってことでしょ。少なくともお父さんがあなたに話したことがないってことだ。これからもあなたにとってしんどい話が出てくる。そんな疑問が次から次へと出てきたら正直、面倒見切れません」

「まぁまぁご飯食べない?」

ちくわカレーが波佐見と松風によって振舞われました。

「今思い出したんだけどお母さん亡くなった時、そのショックで何を食べても味がしなくなって。山下さんちくわ入りのカレーを作ってあげてね。元に戻ったって。もしかしたら、心麦ちゃんまたショックで。その時は山下さんのカレーを食べさせてやってくれないか?」

そう松風に言っていた、染谷。

「お父さんが亡くなったとき何も味がしなかった。カレーとちくわなら味がするかもって」

「心麦?うん、どうだ?」

「美味しい」

「ああ、美味しい、そうかそうか」

母を亡くしたばかりの時、心麦に作ったちくわカレーは心麦の家族を感じる料理でした。

「お父さんほっとしていた。誰がなんと言おうと、私に取ったら、あの時ちくわカレーを作ってくれたお父さんが私のお父さんです。」

「松風さんのバカ」

「なんで?」

「ダメだ飲み込めないバカ」

「松風さん覚えておいてください。私の言うところの証人になってください、私は私です。山下春生の娘です、父のことも父の書いた手紙も全部全部信じます!」

「それを聞いて安心した。依頼を受けた時にクジャクを見に行くの付き添うって言ったこと忘れないで。あなたが忘れない限り傍についている。お父さんのことも手紙のことも信じよう。」」

その頃、染田を取り調べる、赤沢。

「あなたは山下さんの手紙を偽造しただろ?正直に言えよ!この前の弁護士かそれとも遠藤友哉か?」

赤沢がテーブルを叩いて、高圧的な取り調べを行うなか、染田が自白しました。

「刑事さん山下さんの手紙を偽造したのは、俺です」

「詳しく聞かせてもらおうか?」

同じタイミングで、遠藤友哉も呼ばれ、取り調べを受けることに。

「おい、取り調べの時間だ」

心麦は染田と繋がる男とすれ違いました。

男はリュックを背負い、アクセサリーがジャラジャラと特徴的な音を鳴らしています。

彼は阿南検事とも繋がっていました。

「ああ、片付いたよ…ラーメン屋の件は問題ない」

そして、犬が吠えるなか、遺体が河川敷で見つかりました。

クジャクのダンス、誰が見た?3話感想・みどころ

心麦はもう足を踏み入れてはいけないところまで着々と進んでいますね。

繊細で、刺激を受けやすい彼女を松風が最後まで守れるのか見どころです。

心麦に山下が書いたと思われる手紙を偽造したのは、ラーメン屋の染谷。

彼は気の弱い性分で、仕方なく犯罪に加担したと思われます。

シャブの前科と野球チームのユニフォームのサインを偽造した時、春生に何か手助けしてもらった可能性がありますね。

罪を赤沢達に告白した彼が、再び聴取されることになった遠藤友哉とどんな結末を迎えるのか気になります。

赤沢は昭和気質の熱血刑事ですが、妻の京子共々、心麦に春生の死の真相とか、遠藤のこと、何か隠していますよね。

赤沢が春生を殺した犯人でないことを願いたいです。

心麦の周りって、向かうところは敵しかいないし、唯一の味方って、松風と波佐見くらいですよ。

陰謀が渦巻くなか、心麦が知らない春生の顔や、謎のリュックの男の正体が待ちきれない3話でした。

ラストシーンには誰かの遺体が…。

消された人物は誰だろう?

 

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