ライオンの隠れ家

ライオンの隠れ家5話 母との再会のはずが

ライオンの隠れ家5話あらすじネタバレ

愛生は、田中と名乗り、キャバクラで働いていました。

「田中さん、田中さん、仕事終わりに給料とりにきて?」

そう言われた田中愛生は、仕事終わりに外を颯爽と走っていきました。

天音(尾崎匠海)が新宿のキャバクラで働く愛生(尾野真千子)の隠し撮りに成功しました。

報告を受けた楓(桜井ユキ)は愛生が生きていると独占記事を掲載します。

「橘祥吾さんですよね?奥様のことでお話を伺いたくて。」

「済みませんちょっと」

「奥様、生きていますよ」

「ああ、よかった」

「それ本心ですか?取材受けていただけますね?」

楓は鋭く、祥吾を突っ込みました。

次に議員の七股不倫の証拠を入手し、上司に見せる、悠真(尾崎匠海)。

「おい撮れたか?」

「撮れましたよ。議員の七股不倫。それと、これを今週のトップにします」

「おお!」

愛生の生存がばれたと知ったライオンと愛生を監視する謎の男、X(岡山天音)は愛生に今いる場所からすぐに逃げるように指示します。

「目撃されました。今すぐそこを出て下さい。黄色いタクシーに乗り今から伝える場所へ向かってください」

翌朝、愛生の事情を知りたい洸人(柳楽優弥)。

「ライオンこんなとこにシール付けちゃだめだよ」

「これつけると強くなれるんだ」

「自分でつけなよ」

ライオンがお気に入りのシールを寅吉(でんでん)に見せます。

「おおそうか、効いてきた効いてきた」

寅吉は大人の対応で、ライオンを和ませました。

小森洸人は、楓に連絡を取ります。

「あの工藤さんが書かれた記事なんですが、姉は今どこにいるんですか?」

「それを知ってどうするんですか?」

「ちゃんと会って事情を聞きたいな思って。」

「なんで今更?息子さんがいた事も知らなかったんですよね?」

「もしかして小森さん、事件に関わってます?」

「ちょっともう…志保となので」

適当に誤魔化した洸人は慌てて職場の市役所へ。

山梨県警の高田(柿澤勇人)も記事を頼りに新宿のキャバクラを訪ね、愛生を追うことにしました。

「あの子の方ご存じですか?」

「うちで働いていた田中ですよ。財布を持ち逃げした」

「田中ではなく、橘愛生が本名です。窃盗事件の現場に同行してもいいですか?」

そんななか、東京の出版社から美路人(坂東龍汰)に絵の仕事が舞い込み、舟木(平井まさあき)と一泊で東京へ出張することになりました。

美路人は支度をします。

「洸人見てー!」

「上手だね、チューリップ?」

「あげなーい」

折り紙で作ったチューリップを見せるライオン。

洸人とライオン(佐藤大空)は2人で過ごすなか、突如、洸人のスマホに愛生から、

「生きているなら連絡ください」

「僕とお兄ちゃんのお姉ちゃんですか?」

「ごめんちゃんと言えてなかった」

「こ、怖いです、お姉ちゃんが怖いです。危険です、ライオンが危険です!」

その言葉に、洸人はライオンの背中にある痣を見て、何かを思います。

姉は息子を虐待した母親なのか?

美路人は姉の愛生が苦手で幼いライオンのことを彼なりに気に掛けていました。

翌日。

「妻が出張でさ、息子は大号泣。」

「嫌われてる?」

「あの年の子はママが絶対なの。ママママって」

その頃、愛生の滞在先のホテルに、X(岡山天音)が。

「もしあなたが連絡をとればこの計画は水の泡です。指示するまでここを動かないように」

意味深な言葉を残して去っていくX。

そのXと密かに繋がるのは、洸人の同僚で、子供支援課の、牧村美央(斎藤飛鳥)

「あのもう仕事中なんでかけないでください」

「そうやって逃げてまた見殺しにする気ですか?」

その日の夕食。

寅吉の店で食事をとっていた、洸人、美路人、ライオン。

美路人はなぜか食欲がありません。

「みっくんどうしたの?コロッケ食べないの?家に持って帰る?」

優しく声を掛ける、洸人。

「た、食べます!」

美路人はソースを手に取り、かけようとした時、ライオンのお気に入りのぬいぐるみにソースがかかりました。

「拭こうか?」

「俺が洗ってやるよ」

寅吉と洸人がライオンに寄り添うと、ライオンは断ります。

「いい!」

そして、翌日。

美路人は仕事の為、出張する日が。

身支度をギリギリ行い、ライオンが美路人の赤い絵の具を誤って踏んでしまうなどてんやわんや。

洸人は愛生の事情が分からない状況で母親の愛生に会わせようか戸惑います。

「ライオンのお母さんに会わせようと思っていて…ライオン、お母さんに会いたがっていて、ライオン、折り紙をお母さんに折ってもらったことや、ライオンの刺繍をした靴下もあります。僕は親の愛情を感じます。」

「すっかり3人共親子ですね。でも背中の痣…私も見ました。子供は虐待があっても母親に会いたいって言うんです。私だったら簡単に会わせたくないんです」

ライオンと洸人の2人は穏やかに過ごしていました。

「みっくん帰ってきたらお土産買ってきてくれるかな」

「一泊二日だからね。明日帰って来るよ。あとでメールしておくね」

「ライオン、お母さんに会えなくて寂しい?」

「言わない、お母さんとの約束だから」

愛生はその頃、雲隠れしながら、自分の情報がネットで拡散されているのを知り、動揺していました。

愛生を迎えに来たXはホテルを移動するよう伝えました。

「ここを移動します。警察が下で待機しているので」

愛生はXの目を盗み、彼が預かる自分のスマホを奪って逃げました。

その夜。

母の写真を見るライオンは、洸人が来ると慌てて写真を隠しました。

「僕のお母さん、家族を大事にする人だったよ。優しい人。ライオンのお母さんは?」

一瞬返答に迷うライオンは、こう答えます。

「…優しい」

必死で逃亡生活をしている愛生は、久し振りに小森家へ。

ステップマザーの恵美(坂井真紀)に出会いました。

「愛生ちゃん!」

帰ろうとすると、恵美は引き止めました。

「ちゃんと食べてる?」

「私…今度結婚する」

「え?本当に?そう?おめでとう!」

「それ言いたかっただけ…」

「ああちょっと待って。ずっとこれ愛生ちゃんに渡したかった」

「大したものじゃないけどお母さんから」

恵美からペンダントをもらっていた愛生。

「頼っていいんだからね、みんなあなたの家族なんだから。」

あまり家族の愛情を感じずにいて、異母である恵美にも心をずっと閉ざしたままです。

そのペンダントはチューリップのデザインでした。

愛生はネットカフェで当時の記憶を思い出し、ライオンの近況を伝えるメッセージを開くのでした。

洸人はその夜、ライオンのぬいぐるみに入ったメモを見つけてしまいました。

「1 玄関の前で洸人と美路人と待つ 2トイレに逃げる 3ママとパパのことを聞かれたら知らないということ 5 百獣の王になったら迎えに行くね」

ライオンは母親との約束を守っていたのです。

洸人とライオンの家庭の会話を録音で聴く、愛生は涙を流していました。

「洸人?」

「ああ、ごめん起こしちゃった?」

「怖い夢見たよ、怪獣がきたけど僕強いからやっつけた。僕、強くなった?ママとの約束守ってるよ」

「うん、強くなったよ。おやすみ」

離れて暮らす息子の声を聞き、愛生は申し訳なさで涙をこぼすのでした。

そして、愛生は意を決して洸人にメールをします。

「愁人に会いたい」

「もしかして聞こえていますか?ライオンを預けた理由は何ですか?」

ライオンが会いたがるのを見て、出張から帰ってきた、美路人とライオンと3人で指定された千葉マジカル遊園地へ向かいます。

翌日。

美路人がようやく出張から帰ってきました。

「東京ばな奈、キャンディ…」

「これ食べてもいい?」

「これは僕のです」

「ええいいじゃん」

ライオンの母、愛生にライオンを会わせることを伝えた洸人。

「ライオンのお母さんに、愛生さんに会いに行く」

「怖い人です、お姉ちゃんは怖い人です!ライオンを捨てました」

「ライオンはお姉ちゃんと暮らしますか?」

「もしかしたらそうなるかも」

「そんなことない。今は怖い人じゃないと思うよ。みっくんも行きます。」

「行きます」

「ママに会うの?やったぁー!」

無邪気に喜ぶライオンを見守る2人。

その頃

「息子に会いに行きます。どうしても伝えなきゃいけないことがあって」

「止めても無駄ですか?これであなたとの契約は終了です」

「でもまだ私は諦めたけじゃないから」

遊園地に行く日、ライオンを連れた小森兄弟をこっそり車で待機しながら撮る、楓と悠真。

「みっくん競争しよう」

「あ、危ないです!」

乗り物に乗る2人を見て、美路人がライオンにとって、自分達と家族になっていく成長を感じる、洸人。

母親を待つ、洸人とライオン。

「僕はお姉ちゃんには会いません。椅子に座って待ちます」

美路人はやはり、愛生を怖がっていました。

「あ、ママ…!ママ!」

ライオンは、愛生を笑顔でいっぱいに迎えます。

「ママ、ママ!」

愛生もライオンに精一杯の笑顔を向けます。

母親に駆け寄ろうとするライオンを、美央が捕まえました。

「ママー!ママ!どこへ連れて行くんだよ!」

事情を知る美央が必死でライオンを押さえます。

その後、愛生の元に警察が駆け寄りました。

「橘、止まれ!」

愛生はライオンの目の前で、警察へ連行されていきました。

その様子を観察する、楓と悠真。

やがて、取り調べを受ける愛生は警察にこう答えました。

「私が息子を殺しました」

ライオンの隠れ家5話感想・みどころ

母親の愛生を慕っていた、ライオンこと、愁人。

愛生は夫の祥吾のDVとモラハラからライオンを守っており、そのために雲隠れしていますね。

ライオンが怪獣を倒す夢を見たとあるので、「怪獣」が、祥吾だったと思うと…胸が切なくなります。

ライオンのぬいぐるみの背中に仕掛けられた盗聴器で、洸人とライオンの声を聞いた愛生が涙を流すとき、母の顔をする尾野真千子さんの表情の演技に心を持っていかれました。

愁人がライオンを名乗る理由も、「百獣の王になって強くなったら迎えに来る」という母との約束を守っていたメモ用紙に心が痛みます。

ライオンが小森兄弟との出会いの行動全ては、母親からの指示だったのですね。

謎の白づくめの男、Xは愛生とライオンを祥吾のDVから、ある計画を進行しようとしていて、その計画の全容がとても気になりますね。

また、Xが、実はコンタクトを取り合う、牧村美央。

やっと、ライオンが生きていることがわかった母親と再会できたのに…。

あの笑顔を警察は邪魔しないでほしいですよ。

でも、Xが恐らく、自分との契約を破った愛生を警察に垂れ込んだのではないでしょうか。

状況を分かった上で颯爽と現れ、ライオンが母の名を泣き叫び、生きていることを隠すために口を塞いで抑えてて、胸が詰まりました。

美央とXの繋がり、過去に子供を死なせたことがある過去…。

美央は前職は保育士だと聞いていましたが、X(岡山天音)の言葉に、児童相談所で働いていたのかなとも思いました。

祥吾が愛生とライオンにDVを働いたとされていますが、祥吾の虐待はミスリードで、橘家一族が、ライオンに無理やり詰め込み教育や暴力を働いたのではないかとも思っています。

橘祥吾と愛生、ライオンが誕生日を祝ってもらっているような家族写真。

祥吾が大事に持っていることや、ライオンのノートに「パパとママとの」など、普通の子供の微笑ましい内容をノートに書き込んでいるのも見えました。

ライオンがどうして小森家に来たのか、祥吾は愛生とライオンを虐待していたのか、小さな百獣の王の背中に隠された鍵が知りたくなる5話でした。

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