まんぷく 第115話のあらすじ
“まんぷくラーメン”が量産体制に入った矢先、立花福子が過労で倒れた。
福子に家事と育児だけ専念させ、母・今井鈴が立花家に住み込みで手伝う他に、甥・神部茂も手伝うことになった。
“まんぷくラーメン”を発売日は、昭和33年8月25日に決定。
友人・世良勝夫は、値段の最終確認を行うが、萬平は予定通りの20円から変更することはなかった。
発売前日、箱詰めも終わり、いよいよ“まんぷくラーメン”が発売される。
まんぷく 第115話の感想
“まんぷくラーメン”は量産体制に入りました。
しかし、朝から夜まで、家事・ラーメン作りと働き詰めだった福子が倒れてしまいます。
福子が倒れた原因は過労。
意識は戻りましたが、倒れたことを福子は覚えていません。
鈴は、萬平さんが悪いと言います。
福子はそんなことはないと言いますが、1番側にいながらこうなってしまうまで気づかなかったことには大いに問題があります。
福子が休むことになり、鈴が住み込みで萬平さんの手伝いをすることになりました。
鈴は、“住み込み”という言葉にとても反応していましたが、家が無くならなければ、鈴は福子や源、幸と暮らしたかったのかもしれません。
今回、“住み込み”というよりは、“福子や源、幸と暮らしながら”という言い方のほうが鈴的には適しているのでしょう。
しかし、鈴1人では2人分の作業は不可能。
茂は、ラーメン作りを手伝わせて欲しいとタカにお願いしました。
タカはとても複雑そうな顔をしますが、今回ばかりは、叔母である福子が倒れたのですから仕方ありません。
茂がラーメン作りを手伝うことを許してくれました。
翌日、鈴がスープエキス作りからの作業を担当します。
茂は仕事が終わった後、夕方から手伝いをすることになりました。
福子は、家事と育児だけ専念することになりましたが、黙っていられず、また萬平さんを手伝い始めます。
大丈夫と言う福子の言葉を萬平さんは真に受けていましたが、今回もっと強く休むように言ってもいいのではないかと思ってしまいます。
それから10日後、 “まんぷくラーメン”の発売が決まりました。
世良さんは、大急百貨店の売り場を確保してくれました。
その他に、池田・難波といった大阪中の商店街でも売り出すことも決定です。
評判が良かったら、東京・札幌・名古屋・福岡、全国で販売すると世良さんは言いました。
世良さんはもう1度、萬平さんに値段の確認をします。
うどんの玉が6円の時代。
まんぷくラーメンが20円なのは無謀な値段だと鈴は言いますが、世良さんは50円でもいいと言います。
それでも、萬平さんは20円から変更することはありませんでした。
しかし、20円でも、買ってもらうことは現実的に難しい…。
まんぷくラーメンに20円の価値があることを知ってもらうために、試食販売を行うことが決定しました。
まんぷくラーメン発売前日。
箱詰めもやっと終了しました。
夜になると、萬平さんは興奮してなかなか寝つけません。
ここまでくるのはとても大変なことでした。
福子は、日中、まんぷくラーメンを作ることができたのは、皆が手伝ってくれたからだと言いました。
しかし、萬平さんにとっては、福子が奥さんだったからできたことなのです。
萬平さんの言葉を聞き、嬉しさから目を潤ませた福子もまた、なかなか寝つけなくなってしまいました。
昭和33年8月25日。
まんぷくラーメンが世の中に登場しました。
しかし、誰も見向きしません。
まんぷくラーメンに目を留めてくれるお客さん第1号は一体どんな人なのでしょう。