まんぷく第16週のあらすじ
昭和32年。時は不況。
池田信用組合の母体である梅田銀行からの貸付も難しくなり、立花萬平は家と土地を担保に入れ、取り掛かっている万能調理器の商品化を目指した。
梅田銀行の担当・喜多村にも実際に万能調理器を見てもらい、梅田銀行からの資金援助が決まると、織田島製作所に300万円の融資をした。
しかし、梅田銀行の方針変更に伴い、資金援助は終了、2億円の貸付の返済を求められてしまう。
立花家の家財道具は売却準備、家屋と土地は競売準備が始まった。
萬平は、梅田銀行の幹部に、理事の退任を申し出、組合を存続、組合員への融資継続を願い出た。
まんぷく第16週の感想
第16週も色々とありました。
織田島製作所の万能調理器を商品化するために、萬平さんは家と土地を担保に入れました。
1週間が終わり、思い出せば、当初は喜多村さんは萬平さんが自分の家と土地を担保にすることを反対していました。
しかし、実際に万能調理器を見て、あっという間に虜になり、追加の資金援助が決まり、織田島製作所にも300万円の融資がされました。
大変だったのはここからです。
万能調理器が成功することしか考えていなかったところに、喜多村さんの人事異動だけでなく、資金援助の終了、これまでの貸付2億円の返済が求められたのです。
担当も矢野さんへと代わり、萬平さんは随分と追い詰められました。
追い詰められたのは萬平さんだけではありません。
福子も鈴も精神的にひどく追い詰められたはずです。
幼い源や幸も不安だったことでしょう。
さらに、理由は違えど克子も忠彦さんも今思えば追い詰められたような気がします。
忠彦さんは、モデルの奈保美とアトリエに篭ると、奈保美の裸の背中を描いていました。
さすがの克子も、忠彦さんが女性の裸を描いていることに動揺をしていました。
職業画家なのだから疚しいことはないと言う忠彦さん。
忠彦さんには自由であって欲しいと思うものの受け入れられない克子。
だけど、それは奈保美のおかげで解決しました。
忠彦さんは本当に職業画家だったのです。
休憩になると娘達の話や克子ののろけ話をしていたのです。
のろけ話をされていたと聞かされれ、克子もほっとしたことでしょう。
ただし、萬平さんと福子の方はなかなか解決しません。
組合で取り付け騒ぎが起こったり、家に帰っても暗い表情の萬平さんを福子は色んな手を使い励まそうとします。
福子は萬平さんを支えようと一生懸命でした。
だけど、福子も本当は不安で仕方なかったのです。
福子は、そんな姿をトシちゃんにだけ見せ、家族に見せることはありませんでした。
家財道具の売却準備、家屋と土地の競売準備も始まります。
さらに、貸付金が返済できなければ、組合員から融資金を回収するように求められます。
萬平さんは八方塞がりになっていました。
そんな萬平さんはある決断をします。
理事長職を退任することで、池田信用組合の存続、池田の産業発展に協力して欲しいと梅田銀行に願い出ました。
そして、萬平さんの申し出は受け入れられました。
織田島製作所への支援も引き継がれます。
萬平さんは理事長を退任し、47歳という年齢で再出発をすることになりました。
この年齢での再出発を厳しいと言う人もいるかもしれないけど、萬平さんはこれからもう一花咲かせようと張り切り、とても前向きでした。
理事長を退任した翌日。
8年の思い出が詰まった家を家族みんなで振り返ります。
そして、仲睦まじく、新しい家で新しい思い出を作るために新しいスタートを切りました。
第86話で、鈴は道頓堀の母のところで占いをしてもらっていました
その時に言われたのは「雨降って地固まる」。
厳しい雨ではありましたが、しっかりと地固まったのではないでしょうか。
そして、萬平さんは2度も「大器晩成する」と言われたのです。
正確には2人の人に言われたので合わせると3度になります。
これからまだまだ成功していく、そんな様子が第17週から観ていけるようです。
まんぷく 第17週の予想と期待
「まんぷく」はインスタントラーメンを生み出した夫婦の実話だと言われています。
そのインスタントラーメンの開発が第17週から始まるようです。
“一夜漬けラーメン”だとか、随分危険な匂いがします。
危険と言えば、ダネイホンも始まりはガマガエルだったので、一夜漬けラーメンの発想も萬平さんらしいと感じます。
萬平さんにはラーメンには沢山の思い出があります。
福子と初めて食事をした時もラーメンでした。
戦後には、1杯のラーメンを2人で分け合って食べていました。
だからこそ、誰もが笑顔になれるラーメンの開発を思いつけたのではないかと思います。