まんぷく 第117話のあらすじ
まんぷくラーメンの販売が始まったがなかなか売れず、立花萬平や福子、まんぷくラーメンに関わる人らは皆、すっかり弱気になっていた。
そんな矢先、まんぷくラーメンに偉い人のお墨つきをもらうことを福子は思いつく。
萬平は大阪大学の栄養学講師・近江谷佐吉に栄養分析を頼み、まんぷくラーメンは、国立栄養研究所から健康食品として推奨してもらえることになった。
国立栄養研究所のお墨つきであることを掲げ販売し始めると、売り上げは8割に増えた。
しかし、もっと売り上げを伸ばしていかなければいけない。
売り上げを伸ばために、福子はテレビでまんぷくラーメンの宣伝をすることを思いついた。
まんぷく 第117話の感想
まんぷくラーメンを発売し、大急百貨店、大阪の商店街で販売を始めましたが、一生懸命売っても大して売れることはありませんでした。
萬平さんはラーメンを作ったのがいけなかったのかと、忠彦さんは萬平さんと福子が経験した大波をデザインしたことが悪かったのかと、皆どんどん悪い方に考えが向かいがちになっていました。
忠彦さんに至っては、新しいデザインまで考えてしまいます。
でも、新しいデザインもなかなか捨て難いデザインでした。
しかし、斬新な発明なのだから、斬新なデザインでいいのです。
福子は、皆、手品のようなまんぷくラーメンに戸惑っているのだと売れない理由を説明してくれました。。
中華料理屋さんかラーメン屋台でラーメンを食べるのが当然の時代。
お湯をかけるだけで家で食べれるなんて、魔法みたいなことでした。
福子は、きっかけがあれば売れる始めると言うと、萬平さんと忠彦さんに問い返されるますが、すぐにいいアイデアを思いつきました。
まんぷくラーメンも、ダネイホンの時のように偉い人のお墨つきをもらえばいいのだと気づきます。
萬平さんは、近江谷先生にまんぷくラーメンの栄養分析をお願いしましたが、大阪大学でそれをすることはできませんでした。
しかし、知り合いが国立栄養研究所にいるとのことで、国立栄養研究所に栄養分析をお願いすることになりました。
結果が出るまで3日。
たった3日ですが、なかなかまんぷくラーメンが売れないため、とても長い3日となりました。
そして3日後。
まんぷくラーメンには、驚くほど沢山の栄養成分が含まれていることがわかり、健康食品として国立栄養研究所が推奨してくれることになったのです。
国立栄養研究所のお墨つきであることを掲げ売り始めると、あっという間に多くの人達が売り場に集まってきました。
売り上げは8割も増えましたが、世良さんは、3倍4倍も売れ、さらに問屋から声をかけてもらわなければ意味がないと言います。
しかし、まんぷくラーメンを「僕が売ったる」と言ったのは世良さん。
試食販売外で成果を出すのは世良さんの仕事でした。
何のための世良商事かわからない、世良さんの存在価値がわからないと皆に言われた世良さんは、しょんぼりとしますが、作戦があると言うのです。
ただ、今はないと出し惜しみするフリをしてしまったがために、作戦がないことが皆にバレていました。
その夜。
鈴の夢枕に久しぶりに咲が立ちます。
咲は17年前に亡くなっているのに、姿はこの時代の今の姿でした。
咲は色々と忙しく、なかなか鈴の夢枕には立てなかったそうです。
色々忙しいとは、咲は一体何をしているのでしょう。
福子の心配もしなければいけないし、真一さん家族も常に見守っているのかもしれませんね。
咲は、“ラーメンのようでラーメンでない、でもラーメン”という曖昧さが、まんぷくラーメンが美味しいのに売れない原因だと鈴にアドバイスします。
翌朝。
鈴は、萬平さんと福子に、ネギやしなちく、チャーシューもお湯をかけて戻るようにし、値段をもっと安くした方がいいと提案します。
福子は、鈴の話に真剣にならないようにと萬平さんに注意しますが、萬平さんは萬平さんで“何か”を考えている様子。
パーラー白薔薇でも、吉乃が、岡さんと森本さんにまんぷくラーメンが売れないことを相談していました。
しかし、パーラーのメニューに追加されたまんぷくラーメンは大人気です。
袋売りで販売すると売れないのに、作って出すと売れる。
原価20円で販売しているのでパーラーには売り上げはありませんが、ここに何かヒントもありそうです。
そんな中にも関わらず、和やかに香田家でテレビを見る福子、克子、忠彦さん、タカ。
ただ、なんとなく暗い雰囲気ではありますが、楽しそうにテレビを見ていました。
そこに宣伝が流れてきます。
家にテレビの無い福子は、宣伝を始めて見たようです。
宣伝は、毎日、何回も流れます。
宣伝を見た福子は閃きました。
まんぷくラーメンもテレビで宣伝をすればいいのだということを…。
テレビを見なくても気づくことができたのではないかというこのアイデア。
厳しいツッコミをしたくなります。
街頭宣伝を流し、印象的な看板を掲げて販売をしたダネイホン。
それを思いついたのは世良さんですが、それに習えば、まんぷくラーメンも宣伝を使ったらいいのだともっと早くに気づけたのではないでしょうか。
まんぷくラーメンもお墨つきをもらえばいいと気づいたのだから、その時に気づいたっておかしくない話しです。
そして、栄養分析と言い、宣伝と言い、どれも福子の提案で、やはり福子なしにまんぷくラーメンの成功はないのかもしれないと強く感じた放送でした。