まんぷく 第127話のあらすじ
立花萬平は、“油熱乾燥式即席ラーメン製造法”の特許を公開したが、粗悪品を作るどこの業者もまんぷく食品とライセンス契約を結んではくれなかった。
福子は、友人・世良勝夫に萬平を助けて欲しいと頭を下げる。
世良は東京へ向かい、元・食糧庁長官で衆議院議員の土井垣隆三を紹介してもらうことになった。
世良から話を聞いた萬平は、すぐに東京へ向かい、世良と共に土井垣と会食をし、協会を作って業界をまとめるようアトバイスをもらった。
まんぷく 第127話の感想
萬平さんは、“油熱乾燥式即席ラーメン製造法”の特許を公開することにしました。
しかし、粗悪品を作るどこの業者も、まんぷく食品とライセンス契約を結んでくれません。
福子は、こんな状況を世良さんなら解決できると、頭を下げてお願いをしました。
今日は、吉乃をめぐる岡さんと森本さんの話から始まりました。
ビシっとスーツに身を固めた岡さんと森本さんは、香田家を訪れました。
番犬は忠彦さんだけかと思いきや、克子も厳しく2人を問い詰めます。
忠彦さんは2人と会い、悪い男ではないことを認めました。
吉乃も、きちんと考えていい人を探すと約束したことから、折をみて告白するよう忠彦さんから2人にチャンスが与えられます。
話は本題のまんぷくラーメンに。
福子に頭を下げられた世良さんは東京へ行き、元・食糧庁長官で衆議院議員の土井垣隆三を紹介してもらえる伝を手にしました。
やはり、こういうことは世良さんの得意とするところです。
翌日、朝一番で萬平さんは大阪を経ち、夕方には東京へ着いて、世良さんと合流し、土井垣さんと会食をします。
萬平さんと世良さんは、沢山の類似品が健康を害しているにも関わらず、特許の公開をしても、ライセンス契約を結んでもらえないと説明し、力を貸して欲しいとお願いをしました。
類似品が無くなれば、まんぷく食品だけが利益を売ることにはなりますが、利益最優先ではなく、まんぷくラーメンが安心で美味しいこと、日本の食生活に浸透し、便利さが役立つことを望んでいると、萬平さんは土井垣さんに気持ちを伝えました。
萬平さんに興味を持った土井垣さんは、即席ラーメンの協会を作り、業界を形にするようアドバイスをします。
協会に入った業者は、製造・販売することができます。
しかし、協会に入れば、無償で特許を使えることも条件に含むようにと土井垣さんは言いました。
萬平さんも世良さんも動揺しますが、それぐらいしないと業界はひとつにまとまらないと言う土井垣さんの言葉を聞き、萬平さんはその通りに進める決意をします。
それにしても、この土井垣さんという偉い人は、初めて会った萬平さんと世良さんにどうしてこんなに良くしてくれるのかというと、土井垣さんはまんぷくラーメンの大ファンだったからなのです。
そして1ヶ月後。
日本即席ラーメン工業協会が発足されました。
会長は萬平さんです。
池田信用組合での経験がここで生きてくるとは、誰も想像しなかったことでしょう。
あの経験は、大きな意味があったんですね。
さらに、無一文になったはずの立花家は、前の家に戻れるほどの裕福な暮らしに戻ることができました。
これもまたすごいことです。
お金の心配も無くなり、元の暮らしに戻れると聞いた鈴は、やっと、萬平さんを認めてくれました。
萬平さんがすごいことも確かですが、鈴も年を取った証拠なのかもしれません。
鈴ももうすぐ70歳。
このまま穏やかな余生を送りたいと言います。
でも、鈴が萬平さんを認めたり、余生を考え出すだなんて、鈴の体調が少し心配です。