まんぷく 第141話のあらすじ
まんぷくヌードルの具となる肉作りをしていた立花萬平は、2週間後、限りなく肉に近い食品を作りあげた。
海老の開発を任されていた商品開発チームは難航を見せていたが、甥であり商品開発部部長・神部茂がプーバランという海老を見つけてきたことにより、開発は一気にスピードをあげていく。
そんな中、母・今井鈴が腹痛を訴え、救急車で運ばれてしまった。
まんぷく 第141話の感想
萬平さんが肉作りをすること2週間。
謎の肉が完成しました。
商品開発チームのメンバーに謎の肉を見せると、これが肉なのかと首を傾げます。
謎の肉には大豆たんぱくや野菜エキスが入っているため、肉というよりは限りなく肉に近い食品というのが正解。
早速お湯をかけて3分。試食タイムです。
謎の肉は、肉の旨みがスープに合っていました。
さすが萬平さんです。
しかし、まだ彩が足りません。
メンバーの皆の目が宙で止まります。
萬平さんが「あとは海老」と言うと、皆の目がまた宙で止まりました。
海老の開発は、味も色も形も合うものがなく進んでいなかったのです。
だけど、メンバー誰一人諦めてはいませんでした。
立花家の台所は萬平さんから解放され、鈴も解放された気分です。
鈴はこの2週間、謎の肉の失敗、お肉の出来損ないを食べるはめになりました。
味は美味しかったようですが、さすがに2週間となると飽きてしまったようです。
立花家を訪れていた克子は、いよいよまんぷくヌードルの完成間近ではないかと言いますが、鈴はこれで終わるはずがないと思っていました。
こういう時の鈴の勘は当たります。
これから一体何が起きるというのでしょう。
だけど、鈴が抱えるこれからの悩みより、克子は香田家で起こっている問題の方が悩みでした。
なんと!
純也に恋人ができたのです!
忠彦さんから告白を勧められた純也は、画材屋の純ちゃんに告白し、付き合うことになったのです。
振られなくて良かった…という安心感が生まれましたが、純也と純ちゃんの関係は本物なのかという疑問が生まれてきました。
純ちゃんは、小倉純という名前で、美大の学生、忠彦さんのファンでした。
純也が忠彦さんの弟子だということをアピールしたことで、交際に繋がったようです。
純ちゃんは、純也が忠彦さんの弟子だから告白をOKした可能性があります。
だけど、純也はそれに気がついていません。
忠彦さんも克子も2人のことが少し心配でした。
その他にも克子は悩みを抱えていました。
仕事の帰りが遅い茂、子供の相手をしてくれない岡さん。
タカと吉乃の愚痴は溜まる一方でした。
まんぷくラーメンを作っていた頃、吉乃は岡さんと森本さんと映画に行くより、萬平さんのラーメン作りを見ている方が楽しいと言っていたのに、岡さんが子供の相手をしてくれないのは萬平さんのせいだと言う始末。
萬平さんはやり甲斐を感じていましたが、真一さんなんかは社長業も任され、周りは大変な思いをしていました。
そんな話をしていると、鈴が突然腹痛を訴えました。
ひどく痛みを訴える鈴は、池田市内の総合病院に運ばれました。
病名は、恐らく虫垂炎。
確かではないのです。
本来なら右下腹部が痛むのに、鈴は痛みが少ないのです。
鈴は、もしかしたら内臓が逆転しているのではないかというのが医者の見解でしたが、それもわからず、命に関わるかどうかもわからないのです。
鈴は80歳。
若ければ開腹をして原因を見つけることもできたのですが、今は薬で様子を見ることしかできませんでした。
鈴が病院に運ばれて、萬平さんも駆けつけてくれましたが、会社に戻り、真一さんや茂、岡さん、森本さんに鈴の容態を報告します。
何もかもがわからないため、皆、憤慨します。
しかし、内臓逆転について80年間気づかなかったのは、鈴がこれまで大きな病気をすることがなかったがためでした。
源も鈴のことは福子に任せ、仕事に集中することにしました。
海老の開発を急がなければいけません。
そんな海老の開発、茂が大きな1歩を踏み込んでいました。
まんぷくラーメンの販売にも手を貸してくれた大急百貨店。
大急百貨店のレストランのメニューに、シュリンプカクテルというものがありました。
茂は大急百貨店に足を運び、今月のお小遣いをはたいて、それを食べてきたのです。
シュリンプカクテルには、インド洋で採れるプーバランという海老が使われており、日本で扱っているのは大急百貨店だけでした。
早速取り寄せたプーバランをメンバーの皆に見せます。
そして、ボイルしたプーバランも茂は用意していました。
プーバランは、ボイルすると綺麗な赤に色を変えていいたのです。
メンバーも初めて見る赤みに驚きを隠せません。
早速、ボイルしたプーバランのフリーズドライに取りかかります。
具の問題、香田家の問題、様々な問題がありますが、今は鈴の容態に比べるとどれも霞んでしまいます。
福子は、鈴のベッドの傍らで眠っていました。
静かな間が流れます。
これはもしかして咲が現れるのではないだろうかと思っていると、やはり咲は現れました。
でも今は現れて欲しくない!
鈴を迎えにきた可能性だってあります。
咲は、きっと治ると言いました。
お迎えじゃなかったんだと安心したのもつかの間、「治らなくても大丈夫。こっちの世界も楽しい」と言い出したのです。
口うるさい鈴ですが、最終回まで数えるほどしかないのに、ここで悲しい思いはしたくありません。
鈴は一体どうなってしまうのでしょう。
そう言えば、鈴はこれで終わるはずがないと言っていました。
てっきりまんぷくヌードルのことだと思っていましたが、もしかして鈴自身のことだったのでしょうか。