まんぷく第25週のあらすじ
まんぷくヌードルの中に、フリーズドライしたスクランブルエッグ、肉、海老といった具が入れられることになった。
立花萬平自ら肉の開発をし、商品開発チームは海老の開発進めていくことになった。
萬平は、福子と一緒に自宅の台所で2週間かけて限りなく肉に近い食品を作りあげた。
商品開発チームは、甥であり商品開発部部長・神部茂のアイデアでプーバランという海老を使い、フリーズドライに成功。
カップの大きさや形、福子からヒントを得て蓋も決定し、順調に開発を進めていく中、幾つかの問題が萬平の前に立ちはだかる。
問題は順に解決し、カップのデザインも義兄・香田忠彦の弟子・名木純也によって描かれ、まんぷくヌードルは完成、発売の運びとなった。
まんぷくヌードルの開発が進んでいく最中、母・今井鈴が腹痛を訴え、救急車で運ばれ入院し、“大腸憩室症”という病で緊急手術も行われたが、家族全員でその事態も乗り越え、鈴は無事に退院を果たした。
まんぷく第25週の感想
第25週は色々なことがありました。
まんぷくヌードルの制作にあたっては、ネギ以外の具の開発に手を焼き、麺とカップの相性に随分と振り回されました。
その他に、純也が恋に落ちて彼女ができたり、鈴は緊急入院どころか、緊急手術を行いました。
第145話ですべて丸く収まりましたが、まずはまんぷくヌードルの制作から振り返っていきたいと思います。
まんぷくヌードルに、フリーズドライした洋風の具を入れることになりました。
朝の食卓でスクランブルエッグを見た源のアイデアで、まずひとつ、具が決定します。
その他に、萬平さんから肉、茂から海老のアイデアが出ると、萬平さんが自ら肉の開発を、商品開発チームが海老の開発を進めることになりました。
萬平さんの肉の開発は、あの“謎の肉”の開発です。
萬平さんは、福子がいると仕事が捗るという理由から、肉作りを自宅の台所で行うことにしました。
萬平さんの言葉に喜ぶ福子と対照的に、鈴は台所を占領され不満げです。
しかし、出前を食べる姿はとても嬉しそうです。
鈴と一緒に出前を食べる幸は、レオナルドに失恋したばかりですが、とても元気そうでした。
鈴は幸のことをとても心配していましたが、そんな幸を見てほっとしているようです。
萬平さんの肉作りがスタートしました。
どれも謎の肉には遠い雰囲気でしたが、わずか2週間という時間で、大豆たんぱくや野菜エキスが入った限りなく肉に近い食品を作り上げました。
商品開発チームの方は、200種類の海老の試作をしますが、どれも思うようなものではありません。
そんな中、大急百貨店のレストランのシュリンプカクテルというメニューに目を付けた茂は、それに使われているインド洋で採れるプーバランという海老を用意します。
早速、プーバランをフリーズドライしてみると、彩も良く、形も崩れずれていません。
具はこれで成功です。
次は、カップの大きさや形、蓋に取りかからなければいけません。
躓きながらもまんぷくヌードルが開発を進めていく一方で、1人頭を悩ませている人物がいました。
忠彦さんです。
忠彦さんは純也のことで悩んでいました。
純也は、いつも行っている画材屋でアルバイトをしている“小倉純”という女性に恋をしました。
だけど、女性と交際したことがなかった純也が、芸術家として必要な経験だと思いこんで好きになったのではないかと忠彦さんは心配だったのです。
しかし、純也は本当に純ちゃんのことが好きで、この気持ちをどうしたらいいかと悩み、忠彦さんのアドバイスで純ちゃんに告白をしました。
すると、純也と純ちゃんは交際をすることになったのです。
ただ、純ちゃんの方にも問題があるのではないかと、忠彦さんの心配は募っていきました。
というのも、純ちゃんは忠彦さんのファンで、純也が忠彦さんの弟子だと知り、告白をOKしたとしか思えないのです。
でも、お互い勘違いしたままで幸せそうだし、純也の絵は、純ちゃんの存在でとてもいいものへと変っていきました。
後に忠彦さんは、変化した純也の可能性を信じ、大きな仕事を任せます。
第25週で、まんぷくヌードルよりも大きな事件となったのは、鈴の入院と手術でした。
突然下腹部痛を訴え、救急車で搬送された鈴でしたが、何が原因か曖昧なまま入院生活を送っていました。
そんな入院生活の最中、また激しい下腹部痛を訴え、手術を行ったところ、“大腸憩室症”という命に関わる病だったのです。
幸いにも手術は成功し、順調に回復した鈴は、退院をすることができました。
何かと口うるさい鈴ですが、食卓に姿がないのは寂しく、無事に退院できたことは本当に何よりでした。
こうして様々なことが起こる中、まんぷくヌードルは完成に向けて開発を進めていました。
カップの大きさや形も決まり、何よりも蓋が決まったきっかけは衝撃的です。
かぶせ蓋しかイメージのなかった萬平さんに、蓋を貼ってみてはどうかと福子は提案をしました。
蓋を貼るというイメージから、アメリカ出張をした時のマカダミアナッツの容器の蓋を思い出した萬平さん。
さらに、そのマカダミアナッツの容器を取っておいた福子。
この連携プレイで、まんぷくヌードルの蓋が決まったのです。
しかし、また試練が訪れます。
麺の下の部分がカップの底とぶつかって折れてしまったり、麺をカップの中間部分に固定することを思いつくも、製造ラインに乗せると、カップに麺が垂直でおさまらなかったり問題が続きます。
でもそれも、萬平さんと福子で力を合わせ乗り越えていきます。
残るはデザイン。
萬平さんが麺とカップに付きっきりだったため、“洋風で新しく世界に通用する”という萬平さんの希望案を持って、真一さんが忠彦さんのところへ出向き、デザインを依頼しました。
忠彦さんは、このデザインを純也に任せることにします。
克子やタカ、吉乃も、純也で大丈夫なのかと心配をしますが、純也は萬平さんと忠彦さんの期待に応えたデザインを描きあげました。
純也が「まんぷく」に出てきた時は、ヒッピー的なファッションで、今でもすぐに泣いてしまいますが、まだまだ心の弱い人間でした。
しかし、今回大きな仕事を任され成功し、きっと大きな人間へと成長したはずです。
純也の登場は、忠彦さんの成長のためなのかと思っていましたが、まんぷくヌードルのデザインにも欠かせない人物だったんですね。
そして、まんぷくラーメンは完成しました。
世良さんは相変わらず100円には反対でしたが、萬平さんも方針を変える気持ちはありません。
萬平さんは、これからの日本が核家族化のスピードをあげ、個人個人が好きな時間に好きな場所で食事をするようになり、調理や片付けが簡単で安全なインスタント食品が必要になってくると未来予想していたのです。
そうして次週、まんぷくヌードルが発売される日を迎えます。
まんぷく 第26週の予想と期待
まんぷくヌードルが発売されました。
「これは大変なことになる!」、世良さんは興奮気味です。
恐らく、まんぷくヌードルは100円の価格なんてなんのその、売れて売れて仕方なかったのではないでしょうか。
次週はいよいよ最終週。
最終週でまさか!
鈴が亡くなってしまいます。
笑顔で最終回を迎えたいと思っていましたが、そうもいかないようです。
そして、この半年の物語がどのように幕を閉じることになるのか、寂しい反面、とても楽しみです。