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まんぷく 第73話のあらすじと感想!生きてさえいれば希望はある

まんぷく 第73話のあらすじ

たちばな栄養食品は解散し、立花福子と母・今井鈴は、泉大津の会社兼自宅を引き払って、姉・香田克子の家に再び居候を始めた。

福子は、社員達の再就職先などについて萬平に報告をするため、臨月の体で東京へ向かった。

来週に出産を控え、萬平さんが考えてくれた名前を持って、弁護士・東太一と共に大阪へ戻ると、大阪商工会会長・三田村亮三の元を訪れた。

まんぷく 第73話の感想

たちばな栄養食品は解散。

売却費用については、太一は財務局に黙秘。

財務局はたちばな栄養食品から徴税できず、GHQからお叱りを受けていました。

これでは目標に達成しないと言う財務局の担当者。

「目標って何?」って思っていると、そこに映し出されたのは徴税目標額を記した掲示物でした。

驚きました。

財務局はGHQから税金の目標額を決められていたのです。

 

ところでGHQって何?

GHQとは、連合国軍最高司令官総司令部(General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers)の略で、第二次世界大戦後、ポツダム宣言を執行するために日本で占領政策をしている連合国機関です。

どおりで電話の主は英語。

財務局にとっては理不尽な徴税は不本意かもしれませんが、萬平さんの罰金7万円も追徴課税10万円も財務局とGHQがグルになって取り立てているということなのでしょう。

これはあまりにも不当過ぎます。

たちばな栄養食品が解散したことで差し押さえられるものはありませんが、このまま逃げ切るのは何だか難しそうですね。

 

昭和24年。

泉大津の会社兼自宅を引き払って、福子と鈴は再び克子の家に居候することになりました。

家出するほど会社での世話係に不平不満を抱いていた鈴ですが、清香軒のご夫婦などいい人に恵まれ、泉大津が恋しくなっていました。

福子は臨月。

ですが、会社のことについて萬平さんに報告するために東京へと向かっていました。

 

福子と太一は萬平さんが収監されているアメリカ第8軍刑務所で面会をしていました。

まずは社員達の再就職先についての報告です。

そして、泉大津の会社と自宅を整理し、福子の親友であるハナの夫・水島さんに挨拶に行ったことも報告しました。

着物を買い取ってもらったり、お金を貸してもらったりと、水島さんに随分とお世話になりました。

お金を借りる時は図々しいぐらいでしたが、快く貸してくれました。

どうやって返すのだろうとその頃は思っていましたが、ダネイホンが売れ、色をつけて返すことができたかもしれません。

福子の話を聞き、福子と萬平さんがいい人達に恵まれていることを太一は人徳だと言いましたが、水島さんだけでなく、福子と萬平さんは本当に多くの人に支えられています。

報告が終わると、出産が間近であることから、萬平さんは赤ちゃんの名前を考えてくれていました。

男の子であれば“太(ふとし)”。

逞しく強くあって欲しいという気持ちと、お世話になった太一の名前の一文字を取ったものでした。

女の子であれば“幸(さち)”

福子と合わると幸福です。

2人一緒に幸福になって欲しいという気持ちがこめられていました。

しかし立花家、源の命名の時に萬平さんと鈴が揉めるということがあったので、勝手に決めて大丈夫なのだろうかと思っていると、福子が鈴を説得するということになりました。

必要な報告を終え、三田村会長に挨拶したいと言う太一と共に、福子は大阪へ戻ることになりました。

福子が臨月ということで、太一がいてくれると本当にとても安心です。

 

大阪に帰った福子と太一は、早速三田村会長の入院する病院を訪れました。

生きているうちに福子に再会できてよかったと言う三田村会長。

三田村会長はどうやら死期を感じているようです。

そんな三田村会長から人生について語られました。

「人生色々なことがあっても大したことがなかった」…そういうものなのですね。

三田村会長は、太一と世良さんに席を外してもらうと福子と2人きりになりました。

三田村会長から福子に改めて言葉が送られます。

「生きてさえいれば希望ある」

確かにその通りです。

死んでしまってからでは何もできませんが、こんな状況だけれど幸いにも萬平さんは生きているのです。

生きているのであれば、きっと、何かできるのです。

 

その一方で、別に2人きになった太一と世良さんは追徴課税のことについて話していました。

たちばな栄養食品が解散し、取るものはないと太一は言うものの、今の世の中何があるかわからない、決まりなんてあってないものと世良さんは言います。

この頃の日本はアメリカの占領下。

強引な要求がないとも言い切れません。

その証拠に、徴税に目標が定められています。

 

さて、ここまで三田村会長には本当にお世話になってきました。

三田村会長は福子の出産時期について尋ねると、自分の生まれ変わりではないかと言います。

そして、負けるな、萬平さんを支えてあげられるのは福子だけ、どんな時も笑っていなさいという言葉を残し、その3日後、三田村会長は亡くなったようです。

明日第74話は悲しいスタートになりそうです。

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