まんぷく

まんぷく 第77話のあらすじと感想!萬平さんに希望はない。今の萬平さんは死んでしまっている

まんぷく 第77話のあらすじ

立花萬平が不当逮捕だったことがわかり、そのことが新聞に載ると、世論は萬平の味方となった。

萬平を釈放してくれるならば源泉所得税徴収決定処分の取り消しを請求を取り下げると交渉を提案することになったが、当の本人の萬平は訴えを取り下げないと言い始める。

福子は萬平の気持ちを理解することはできたが、娘・幸が生まれたこともあり、萬平を説得するために再び東京へと赴いた。

まんぷく 第77話の感想

萬平さんが不当逮捕だったことが新聞に載りました。

萬平さんを釈放してくれるならば、訴えを取り下げるという提案を国にできることになりましたが、萬平さんは訴えを取り下げないと言うのです。

売却費用の12万円は泉大津で塩とダネイホンを作った皆の汗の結晶。

ここで折れたら皆に申し訳が立たないと…。

新聞に載った萬平さんのことは塩軍団も読んでいることでしょう。

そんなこと言わずに出てきて欲しいと皆思っているはずです。

 

訴えを取り下げれば萬平さんを釈放してもらえるというのはどうやら本決まりの様子。

福子は訴えを取り下げて欲しいと太一にお願いしますが、訴えを取り下げるということは10万円を納めることだからもう少し粘りたいと太一は言うのです。

萬平さんを返してもらえるならお金なんて惜しくないと福子が言うのに対して、太一の行動は煮えきらず、後々皆に不信感を与えてしまうことになります。

しかし、萬平さんの気持ちを知る太一にとっては、そう誤魔化すしか仕方のないことでした。

本当のことを福子に伝えられない太一は頭を抱えます。

そこに財務局からも訴え取り下げを急かす電話がかかってきました。

財務局としては早く訴えを取り下げて欲しいものの、やはり太一は10万円を支払うのはおかしいと突っぱねます。

財務局も、萬平さんと太一の間にある事情を知らないため、太一は萬平さんを釈放したいのか釈放したくないのか不思議でなりません。

 

萬平さんが不当逮捕であることはさらに新聞で取り上げられ、世論は萬平さんの味方となりました。

ダネイホンを作った萬平さんに世の中の人が感謝している証拠です。

徴税反対デモという活動も始まっており、それはどんどん大きくなっているようでした。

しかし、一向に萬平さんは釈放されません。

福子は、税金を払っていいと言っているのに、太一は払う必要はないと言っていると話します。

話をややこしくしているのは太一だということを世良さんに言われ、福子は改めて太一に何が起きているのか確認をすることにしました。

 

訴えを取り下げるのは嫌だ。負けを認めるのは信念に反する。

萬平さんがそう言っていることを福子は知りました。

だけど、福子は萬平さんが正義感の強い人間であることを知っているので、すぐに納得します。

でもやっぱり、夫であり子供達の父親である萬平さんには帰ってきて側にいて欲しい…。

福子は東京に行くことにしました。

 

東京を訪れた福子は幸を連れています。

この頃の東京-大阪間はどのくらいの時間がかかったのでしょう。

1人で幸を東京に連れてきたのかということに思わず驚いてしまいました。

福子は萬平さんと面会をすると、萬平さんの気持ちを尊重しつつも、三田村会長の話をし始めました。

三田村会長が亡くなったと聞き、萬平さんは驚きます。

死期が近づいているというのに、本当に穏やかな顔で福子を励ましてくれました。

「生きてさえいれば希望はある」

三田村会長に言われた言葉です。

しかし、萬平さんには希望はなく、死んでしまっていると福子は言うのです。

萬平さんは、皆を笑顔にし、皆を幸せにする発明家。

それが萬平さんが生きている証。

だけど、今の萬平さんは発明家だと微塵も感じられません。

福子は本当に頼りになるすごい奥さんです。

福子が女学校を卒業した時、鈴は福子と2人暮らしになることをとても不安に思っていましたが、福子がいなければ萬平さんは数々の困難を乗り越えることはできませんでした。

萬平さんが夫であれ、今回もこうやって厳しく言うことができるのは本当に素晴らしいと感じます。

源や幸のことも踏まえ、これから先のことを考えて欲しいと福子に言われると、萬平さんは幸の顔を見、訴えを取り下げ、福子と子供達と新しい人生を生きることを決心しました。

 

福子は幸を抱き、萬平さんと大阪へ帰ってきました。

鈴と源、香田家の皆がお迎えをしてくれます。

その晩、立花家は家族が揃い、布団を並べ4人で眠ります。

その姿はとても幸せそうでした。

 

「まんぷく」、年内の放送は第77話まで。

第78話は新年1月4日から。

とにかくここまで苦しいことが沢山ありました。

萬平さんが憲兵に捕まり、福子と結婚して幸せに生きていこうとした矢先、戦争が始まり、戦争が終わると住む場所や食べるものに困りました。

そんな苦しい状況であっても、泉大津に引っ越せば仲間達と新しいことを始め、萬平さんは発明家として大成功したと思います。

ただ、戦後も2度逮捕されてしまうということで、観てるこちらも辛いことばかりでしたが、安心して年末年始を迎えられるような締めになって本当に良かったです。

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