まんぷく 第78話のあらすじ
社員への奨学金が認められず、不当に逮捕され追徴課税を求められた立花萬平だったが、不本意ながらも追徴課税を納め釈放された。
釈放されて1週間。
居候をしている香田家には萬平の話を聞きたいと多くの新聞記者が押し寄せていた。
萬平は居留守を使っていたが、萬平に依頼したいことがあると熱心な1人の男性が現れた。
まんぷく 第78話の感想
社員への奨学金が認められず、脱税で逮捕されてしまった萬平さん。
重労働4年・罰金7万円の刑が課され、東京の子会社とダネイホンの販売権利を売却し7万円を納めるも、10万円の不当な追徴課税を求められ、ダネイホンの製造設備と商標を売却し、たちばな栄養食品は解散することになりました。
しかし、奨学金は非課税であることがわかり、福子と萬平さんは一連の事件を担当してくれた弁護士の東太一と国を訴え、不本意ながらも追徴課税を納める代わりに萬平さんは釈放してもらうことにしました。
釈放された萬平さんは、福子や息子の源、生まれたばかりの幸と一緒に幸せそうに眠りました。
2018年はこんな感じで幕が閉じました。
年が明けると萬平さんは釈放されてから1週間が経過していました。
萬平さんは福子と鈴と子供達と共に香田家に居候。
子供達と笑顔で接している萬平さんはとても幸せそうでしたが、魘される夜もあるようです。
憲兵に捕まった時は体的にもダメージを受け随分と苦しいものでしたが、今回の逮捕が2回の逮捕と違ったのは刑務所の中ということ。
刑務所の中のことは多くは語られませんでしたが、今までと違う苦しさがあったのでしょう。
香田家に来客が訪れます。
来客はタカの待ち人の様子。
慌てて玄関に出たタカでしたが、そこにいたのは毎朝新聞の記者でした。
萬平さんが釈放されてからというもの新聞記者が押しかけているようで、福子は萬平さんは留守だと対応しました。
新聞記者が帰り、香田家ではお昼ご飯。
巻き寿司とは何とも豪華です。
これはタカの待ち人と関係しているのでは…と思っていると来客。
今度こそタカの待ち人か！
しかしそこにいたのは徴税反対の運動をする男性2人でした。
萬平さんにデモの先頭に立って欲しいと言うのです。
萬平印のダネイホンで有名になっていた萬平さんは、進駐軍に逮捕されただけでなく、国を訴え、さらに有名人となっていました。
そんな萬平さんに鈴はこれからどうしていくのかと聞きます。
何を作るのか、何を発明するのか、これを機会に堅気の仕事について欲しいと急かす鈴。それに対し、気力・体力を養えばいいと言ってくれる忠彦さんは絵も売れるようになり、すっかり頼れる存在になりました。
そんな会話が広がっているところにまた来客。
タカが再び玄関に立つと、そこに立っていたのは暗い面持ちの茂でした。
タカの待ち人はやっぱり茂でしたが、あまりの顔の暗さにこれから何が起こるのかとドキドキします。
居間に上がった茂の口から聞かされたのは…タカの大阪大学受験の合格発表でした。
結婚が先延ばしになると反抗していたのに、タカは大学を受験していたのですね。
合格発表を見に行くのが恐かったタカは代わりに茂に見に行ってもらってたのです。
茂の口から告げられた合否の結果は…合格！
忠彦さんはタカは大阪帝大にも行けると言っていましたが、本当に頭のいい女性だったようです。
香田家にまで財務局が来たりと色々あった中、本当によく頑張ったものです。
忠彦さんもこれでもう結婚を反対する理由を作ることはできません。
タカが頑張っている一方で、茂は再就職先の北浜食品で先頭に立ってダネイホンを作り、班長として頑張っているようです。
どこにいてもとても頼り甲斐のある青年です。
茂との出会いは茂が香田家に泥棒に入ったことが始まりでしたが、大阪帝大を卒業しており、泉大津に行った後も萬平さんの側近として働き、ダネイホンを作ることが出来たのも大阪帝大で栄養の研究をしていた近江谷先生を紹介してくれたことで叶ったことです。
萬平さんと仕事をしたい茂…。
これから萬平さんが新しいことを始めた時には、茂だけでなく、妻となったタカにも一緒にいてもらえたらどんなに明るい生活になることでしょう。
香田家が喜びでいっぱいの中、また来客がやって来ました。
その人物は今までの来客とは違い、福子と萬平さんの運命を変える人とだと言うのです。
池田からやってきた織物屋の主人・大鳥勘一。
経済発展のために梅田銀行から援助をしてもらい、池田信用組合を作ることになり、その組合の理事として萬平さんに力になって欲しいと言うのです。
香田家は今度は驚きでいっぱい！
果たして萬平さんはこの依頼にどう答えるのでしょうか。
