マルス~ゼロの革命~

マルス~ゼロの革命~6話 球児(泉澤祐希)の意志!マルスの新たな闘い

マルス~ゼロの革命6話~あらすじネタバレ

クロッキー社の國見亜門(江口洋介)から、名誉棄損で訴えることを公表された、美島零(道枝駒祐)たち「マルス」。

「マルスを初回から排除せよ」と世論を煽る動画配信者「ミスターK」によって、アンチコメントが増殖し、いよいよ、追い込まれたマルスは活動を休止します。

そのミスターKは、「マルス」のメンバーの中の一人、貴城香恋(吉川愛)でした(井上裕貴)と桐山球児(泉澤佑希)だったのですが、その渦中、ホストの雅(上田竜也)と揉み合った球児が非常階段から転落死してしまいました。

「守りたかった…マルスを。」

球児の死から1ヶ月が経過した頃、逢沢渾一(板垣李光人)らは学校から無期限の活動休止を言い渡され、零は失踪します。

世間でも高校生の動画配信者が命を落としたことが話題になってしまいました。

香恋(吉川愛)、桜庭杏花(横田真悠)呉井賢成(山時聡真)、二瓶久高(井上裕貴)らメンバーに、学校内ではあっても互いに目も合わせられない状況です。

マルスの配信を見た一般人からの誹謗中傷が続々とマルスの公式チャンネルに投稿され続けました。

「嘘付き…」

渾一は、零が行方を消したことにショックと、「マルス」チームみんなへの裏切りのように感じていました。

そんなある日、零が突然、姿を現します。

「零君?」

「よう」

「ふざけるな…!1ヶ月以上音信不通でこっちはどれだけつらかったか。それなのに何食わぬ顔で帰って来て…!僕をこの腐った世界から救ってくれるんじゃなかったんですか?僕との約束も球児くんのこともマルスのことも全部投げ出して、あんまりじゃないですか!あんまりだ!」

怒りを爆発させる、渾一。

そんな彼に零は答えます。

「勝手に決めつけるなよ!俺は投げ出しちゃいない!第二章の始まりだ。…イッツショータイム!」

零には次の策略が頭の中にありました。

賢成は球児のことで学校を休み、杏花、香恋、久高の心はバラバラ。

その頃、大手流通産業エンダーグループとの業務提携を開始したクロッキー社は、ビッグプロジェクトをいよいよ始動。

SNSのクロッキーの登録者数は、みるみるうちに上、いずれは政府と連携して運転免許証や保健所も紐づけられ、身分証として使えるようになる程、日本を席巻していました。

クロッキーが世の中でもっと愛されるように國見(江口洋介)は好感度が上がる事業をつづけているのです。

ふと、陸上の件で以前、マルスに助けられた不破(日向亘)が訪ねてきました。

「球児のことはショックだったよ。でも美島くんに話があるんだ。」

「美島くん、元気になったの?」

「美島くん、また良からぬことを!」

「考えていますよ。」

担任の砂川(山口紗弥加)と教頭(岩松了)の忠告をのらりくらりとかわした、零。

しかし、エンダーグループの西城澪子(原田美枝子)は、國見と中国企業のよからぬ関係を指摘。

「中国の企業と太いパイプでつながっているようね。もしまだ関係が続いているような、速攻手を切りなさい。このままだと奈落の底に沈むわ。見送りは結構よ、このお菓子美味しかった。」

その頃、零は学校帰りの香恋を引き留めました。

「マルスのことで話が合って、零くんの家に集まらない?」

「なら余計に私はいないほうがいいでしょ。裏切り者なんだし」

「零くんはみんなに君のことを前から伝えようとしていた。君を人間にしたいって言ってた。当時はなんて言っているか分からなかったけど、貴城香恋を演じるんじゃなくて本当の自分をさらけ出してほしかったのかな。」

「馬鹿じゃないの…」

「僕はマルスのみんなといる時の君が本当の君だと信じている。みんなと笑ったりしている時うそじゃないって信じているから。」

「あいつ、謝罪しに来たんじゃないのかよ。」

香恋のことがまだ許せず、悪態をつく久高。

「ていうか、なんで不破君が?」と杏花。

零の期間によって、香恋を覗いた「マルス」が再結集。

不破から在りし日の球児が残した言葉を聞いたメンバーはそれぞれの想いを胸に再び立ち上がります。

「球児の思いを伝えに来た。自分の居場所を見つけた。渾一くんはいじめられていたのにとてもやさしくて、久高くんは喜怒哀楽が激しいけど優しい。賢成くん嫌味も多いけど仲間思い。杏花ちゃんは癒し系。あんなことがあったのに頑張っている。零くんはヒーローかな。ネットの向こうにいる誰かもマルスを必要としていると思う。」

「不破君からこの話聞いて。だからこそ誰かの力にマルスを通してなりたいと思った。僕はマルスを復活させたい。」

「球児の思いもお前の熱意も分かった。でもどうしろって」

「学校に行くだけでもしんどいよね。」

「マルスに貼られたレッテルを剥がせばいい。たとえばフェイク動画。そこに映っているウォンの正体を暴く。俺がマルスを立ち上げた時、殺されそうになった。ウォンの居場所を突き止める、奴はまだ日本にいる。あの男なら知っているかも…」

そして、零は放課後、拘置所を訪ねていました。

杏花の父の件で、悪事を暴いた元地面師の、立花でした。

「お久しぶり、立花さん」

「まさか高校生が面会に来るとはな。」

「あんたが俺に勧めたウォンが映っていた映像が、フェイク動画だって知ってただろ?」

「ああ知っていたよ。」

「國見の指示か?」

「取引した。あの会話には続きがある。ウィンが率いるアジアンマフィアの進出。その拠点となるアジトを用意するよう頼んだ。」

「場所は?」

「その前に一つだけ教えてくれ。お前はなにがしたいんだ。」

「保身や利権にまみれた腐った大人を排除して、真っ直ぐ自分らしく生きられるように。そのためならこの命は厭わない。」

球児とエリの思いが蘇ります。

「六本木のマンション601号室。ウォンとクロッキーがあるものを取引する。お前が描く世界が見たくてな。お前も見覚えがある代物だよ。」

そこで、香恋を呼び出し、アジアンマフィアを進出する為、アジトを用意するという内容、ウォンの件について伝えました。

「それがネットに流れたら國見は終わる。」

「いい加減にして!あんたの妄想はもううんざり。」

「お前が信じていることも本当か分からない。國見の本性にお前だって気付いている筈だ。」

「倉科エリの件で私を反省させるためでしょ?私の正義は変わらない。」

「俺はお前がしたことを間違ったと思っていない。正義は自分のしたいことを正当化する為に貫き通す。自己満足を正義と貫き通す、ただの暴力だ。自分の目に映るものだけが世界の正義だと思うなよ。」

父を久々に訪ねる、香恋。

「パパ、クロッキー好調?9000万人突破したんだってね。」

「ああ。」

「パパ…?」

「ん?」

「なんでもない」

「仕事だ。」

國見は取引先のウォンと電話。

「お前とぼけるな。金を用意しておけ。」

「データがオリジナルか分からないのに取引に応じるとでも?」

「あの動画が回ればクロッキーにとって致命傷だからな。」

その夜、不破、二瓶、渾一が零の家に集結します。

杏花はアルバイトで不在です。

ふと、地面師の立花の仲間が協力者として、零に参加することになりました。

「自分が捕まったら部下のことを頼む」と零は立花から依頼されていました。

翌朝、今回は女性の参加は危険のため、零は杏花に参加しないことを進めました。

香恋は杏花に父、國見の事でトラブルが生じ、慌てて杏花に電話で連絡しました。

國見を再度訪ねた、香恋。

「おお、香恋、どうした?」

「パパ、クロッキーの動画を一緒に見たいの。」

零がウォンとクロッキーの闇を暴こうとまた動画を投稿。

そして、その動画で、零は取引現場のアジトに侵入し、火災に巻き込まれます。

その頃、アジトには國見の側近、大城(戸塚純貴)が取引の大金を持ってきました。

「これで…」

取引成立目前、零はなんとか火災から脱出し、渾一に動画を回してもらいながら、久高、不破と共に撮影。

声は事前に零の声を録音したものをあてて、立花の元部下に身代わりとなって、マルスを演じてもらいました。

「どうしてここがわかった?」

「立花のおっさんだよ。六本木のマンションに行くよう、俺にしか分からない方法で教えてくれた。おっさんが手のひらにかいた電話番号で連絡して繋がった。あんたはコウ・シュウメイじゃない。アジアンマフィアのウォンだ。クロッキーにあんたが訪れた場所を辿ったけど、あんたが来店した記録はない。クロッキー社のSNSで作り上げられたものが、コウ・シュウメイだ。」

零は他のウォンのデータを取り出しますが。

しかし、零達はウォンの手下に捕まってしまいました。

「何が起きたの?」

「わからない。」

「パパが私に頼んだフェイク動画。闇金とか物騒なワードが一杯だったけどなんで?」

「何が言いたい?」

「パパはほんとうにクロッキーの個人情報流してない?」

「信用していないのか?」

「しているよ!しているからこそ聞きたいの。」

「安心しろ。俺は関わってない。」

「だったらこれはなに?この前、パパが席を外した時に見つけたの。ウォンから送られてきた動画に添付されていた。」

「黙ってみるなんてひどいな」

「ひどいのはそっちでしょ!私は騙されるのが一番いや!ママが他の男に騙されるのを見てきたから!騙されるのはいやだ。パパの事信じたかったのに。」

ふと、秘書の大咲志乃(菜葉菜)がすぐウォンのフェイク動画を消しました。

「香恋、話をしよう。」

「もう遅いよ。コピーをマルスに送ったんだ。30分経過したら、代わりに動画を流してくれる。その子が言っていた。こうでもしないと大人にとって都合のいい社会に何も変わらないって…!」

視聴者たちは、ウォンとクロッキーの社長、國見が映り、零を撃とうとするウォンをわざと庇う動画を拡散。

國見が闇取引をしている様子も映っていました。

「誰が動画を流したんだ。」

「香恋だ…!香恋が流してくれたんだ。」

「ガキどもの柄さえあればそれでいい。マルスたちを返せ。」

立花の部下がマルスたちを庇い、ウォンは退散。

「これでクロッキーの國見が個人情報流出した証拠にならない。」

その頃、香恋は父と決別。

「自分が何したのかわかっているのか?」

「うん…さよなら、パパ。」

香恋は改心するつもりで父の元を去り、歩いていると、零達が傘をさして迎えに来ました。

「まだ許したわけじゃねぇけどさ…」

香恋を目の前に、皮肉を言いながらも本心ではない、久高。

「貴城さんは、すごく毒舌だけど、本当は繊細なんじゃないかな。彼女は太陽だ。彼女がいないとマルスじゃないんだよね。」

球児が香恋に遺していた言葉を伝える、渾一。

「私、桐山君のこと…マルスの事…」

思わず、球児の遺した優しさに涙する、香恋。

「もういいよ。」

香恋を抱き締める、杏花。

「ただいま。」

香恋はやっと本当の笑顔を取り戻すことができました。

零は次の動画をアップする予告をしますが、それは志乃に速攻削除されました。

「この国には時間がない…」

そこで、クロッキーが身分証として世の中に提示されることに。

マルスは、不破が新メンバーとなり、香恋はみんなと和解することができました。

「これからはクロッキーと全面戦争になる!」

「いよいよ、次の計画を実施ですか?」

意味深に國見に伝える、大咲志乃(菜葉菜)。

「もしかしたら、しょうもないで片づけてきた我々大人達を変えようとしているのかもしれませんね。」

ネットが使えなくなり、零たち「マルス」の行動の意味を理解しようとする、担任の砂川(山口紗弥加)。

みんなのネットがたちまち使えなくなる事態に。

マルスと國見の本当の意味での全面戦争が始まったのです。

マルス~ゼロの革命~6話感想・みどころ

球児が、零たちにとってかけがえのない存在であったことがなおさら伝わりましたね。

零、香恋、渾一、久高、賢成、杏花は学校に居づらくなるのわかります。

彼らの若き、小さな闘いの意志を知らず、好き放題に炎上させる一般人たちに、現代の集団心理からくる攻撃性を感じました。

球児は一人一人の人間性をちゃんと見ていて、マルスに入り、自分の居場所を見つけただけでなく、零達の思いを受け取り、世の中に蔓延る汚い社会、不正を繰り返す大人を変えようとしていた…!

ウォンの件で、拘置所にいる杏花の父の件で逮捕された元地面師、立花や立花の部下が、マルスの為に力を少し貸してくれる大人であって良かった。

高校生で、大人の力には敵わない零達に、立花の部下がアジトに渾一達が潜入して捕らわれてから、味方になってくれたことが救いでしたね。

マルスとして、高校生であっても、大人に屈せず、自分達の立場の危うさも覚悟で立ち向かい続ける零達をもっと応援したくなりましたね。

國見は、香恋にとっては、寂しさやどこか距離感を感じさせる存在だったのでしょう。

仕事と家族のことに向き合わない父親だったような気がします。

香恋は母親の男問題で傷つき、人に対して厳しい部分があるものの、本当は正義感があり、父は絶対にクロッキーの個人情報を流出していないと信じていましたね。

ところが、香恋の願いもむなしく、彼女は杏花じゃないけど、家族の元を去る背中が痛いくらい切なすぎました。

親に裏切られるって何よりもとてもつらいですよね。

真実を見抜き続ける為に闘う、零達と行動を共にすることを選んだその背中の動向を見逃せません。

杏花は安心して学校に通えているものの、逮捕された父親、そして今、杏花がどこから高校に通っているのか知りたくなりました。

鶴見慎吾さんが演じた杏花の父は明らかに娘と一緒に暮らしていては危険なので、杏花の身の安全が確保されていることを願います。

そして、終盤ではクロッキーを通じて日常生活の利便性を発信していく國見。

全てのネットを停止させ、一体次は何をしようとしているのか…?

マルスを徹底的に叩きのめそうと目論む國見の暴走は止まらず、視聴者を熱くさせますね!

今回のエピソードで初登場した、國見にウォンとの縁を断ち切るよう忠告したエンダーグループ代表、西城澪子(原田美枝子)の存在も、國見にとって敵か味方になるのか注目の6話でした。

 

 

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