元彼の遺言状

元彼の遺言状4話 ゲストは白鳥玉季!ミステリー作家が握る母子の秘密

元彼の遺言状4話あらすじネタバレ

加奈子という女性が、秦野廉。

「大丈夫、私たちだけの秘密にしましょう」

剣持麗子(綾瀬はるか)は様々な企業の顧問弁護士について調査していました。

狙いは老舗企業と長期にわたって、契約している恒例の弁護士。

若くて優秀な自分が、営業をかければ、引退間近な彼に替わって顧問弁護士契約が結べるに違いない、という算段。

一方、篠田敬太郎(大泉洋)にはそんな麗子の相手をしていられないほど楽しみにしているイベントが。

敬愛する女性ミステリー作家、秦野廉(宮田早苗)が大ヒット作「胡桃啓二シリーズ」の最新作を13年ぶりに発表することになり、その記者会見がオンラインで生配信。

ほどなく会場に現れた泰野は、自分は人を殺したと不穏なカミングアウト。

世間の反応は、ぎょっとするような発言を「読者への挑戦状」と題して過去にも何度か言い、注目を集めるための安野の演出だと思い込んでいました。

「東京都北野区高田・・・コープ高田」と、住所を話す廉。

しかし、今回は実際に事件が起きていて、男性がその住所で自殺に見せかけて、ドアノブで首を吊った状態で、殺害されていました。

今回の事件は、夫を殺したと警察に出頭した別の女性が。

その後、津々井に接触した剣持と篠田。

津々井とは毒舌な会話をしながら、剣持と篠田は廉のホテルへ。

その後、秦野の担当と津々井と話し合います。

剣持はあえて秦野のファンを名乗り、秦野の件の弁護を引き受けることに。

顧問契約を勝ち取り、サステナブルな高収入をもらうと勝気な剣持。

まもなく、廉が剣持と篠田の「暮らしの法律事務所」を訪ねます。

麗子はさっそく、記者会見での演出を褒めますが、廉は自分の小説通り人を殺した加奈子のことを不憫に思っていると吐露。

廉の小説は、夫のDVが原因で、夫を体格差があったとしても、背中に相手を背負って引っ張り上げ、女性でも男を殺すことができることがベースに。

加奈子から夫のDVに苦しんでいるとの連絡を受けた廉。

かつて廉は加奈子の家の家政婦で、以前から加奈子の家庭の事情を知っている人間です。

実際の犯行との相違点を調べるため、生原稿をコピーして預かりたいという篠田。

13年前に、時代遅れだと酷評されたこの廉の作品。

一時期は筆を折るまで心が追い詰められたものの、13年ぶりに復帰。

加奈子と廉の関係を知った麗子は、今回、廉が小説を出版しても、加奈子への殺人教唆の罪に問われないことを伝えました。

廉が帰ってから、紗英が美味しいお肉をもって「暮らしの法律事務所」へ入れ違いでやってきました。

3人でテレビを見ていると、津々井がこの小説は殺人教唆に当たる、あんな小説は出版しちゃいけないなどと反論している様子を見ます。

その後、拘置所にいる加奈子を訪ねる麗子。

加奈子は廉の原稿を読んでいないこと、今回、廉が出す新作は加奈子が夫を殺した状況に酷似しているので、廉が殺人教唆に問われないことを伝えた麗子。

しかし、それを聞いてあまり腑に落ちない表情の加奈子。

その後、刑事(勝村政信)から、加奈子に一人娘がいることを知りました。

そこで、誰かを庇っておこなったことを推測。

篠田はふと、その娘。希(白鳥玉季)を見かけました。

彼女は毎日、父親から殴られていても、母と自分を警察も誰も助けてくれなかった、どんなことでもするから自分と母を助けてほしいと麗子に頼みます。

また、こういうときだけやり返せば罪に問われるのはおかしいと反論。

さらに、お金にならない仕事はしないと相変わらず威厳を保つ麗子。

篠田は外出し、黒丑(望月歩)と連絡をとり、やはり、希と加奈子が夫から日常的に虐待を受けていたことを近隣住民から聞きました。

さらに、耐えかねた希が包丁を持ち出したという心が痛い話も聞きました。

小説をもう一度読んだ篠田はある考えが浮かびます。

「犯人なりの理屈が隠されている、甘い殺人の犯人は完全犯罪を成し遂げるけど、加奈子さんは自首している。小説の通りに殺人事件が起きている。電気コード、最中、睡眠薬・・・小説を読むことができる人物がもう一人いるんだよ」

訴えるものの、麗子は廉と廉の担当者を訪問。

まもなく、橘五郎刑事(勝村政信)から連絡があり、清宮加奈子が供述を変え、自分が夫の浩平を睡眠薬で眠らせてから絞殺したこと、和菓子を買ったことを話します。

「私があの人を殺したんです!私があの小説を読んであの人を殺したんです」

どう見ても、誰かを庇っているようにも見えていて、その痛々しい姿に複雑な思いを抱く麗子。

やがて、訪ねてきた希は、「13歳の私は刑法で処罰されない・・・お母さんは私を庇っているんです。担当の刑事が胡桃沢刑事さんだったらいいな・・・」

「おい、今なんて・・・」

「胡桃沢刑事は女の子に甘いんだって・・・私の罪も見逃してくれるかも」

麗子と篠田はその夜、廉を訪問。

「加奈子さんは誰かを庇っていますね?」

「先生、それは・・・」

「先生は罪に問われることはありません、だから何もかも話してください」

「私の小説と一緒・・・まさか、希ちゃんが読んでしまったかもしれません」

「先生どうしたら・・・私が自首します、大丈夫、あなたのせいじゃない、これは私たちだけの秘密よ」

希が手を下したことは廉と加奈子の間だけの秘密にするつもりだったけれど、会見で自分が殺したと暴露。

「先生は加奈子さんの家を訪問したことはありますか?」

「ないです。」

「DVに悩む親子には過激な内容ですよね?」

「何が言いたいんですか?」

「本当にこの本の通りにすれば人を殺せるんですか?できすぎている気がします」

「あんこの中にいつもと同じように、混ぜて和菓子を食べさせたり、私の本の通り睡眠薬を飲ませれば大丈夫」

清宮家に行ったことがないと言い張りながら、廉は清宮家の家が電気や騒音で物音に気付きにくいと話しました。

「希さんは、胡桃沢啓二を「刑事」と誤解していること、希は最初から本を読んでいない、甘い殺人の人物、胡桃沢啓二はパティシエなのに」

「加奈子さんは読書好きの希さんは本があったら読まずにはいられない子供です。あの男、簡単に部屋にあげて疑いもなくわたしがあげた最中を食べたから私が殺した。どちらかが私の作品を読んで加奈子さんか希さんが殺すだろうと思ったけどなかなかやらないから私がやったのよ。私の小説が売れるために加奈子さんをあえてモデルにしたの」

「そんなことのために、清宮さん親子を・・・」

「先生、僕はなんでそんなことをしてまで小説家でありたいのかわからない」

剣持は、力を入れすぎて爪が負傷したこともあると告げ、廉のマニキュアの爪が汚れていることを指摘。

そして、今までかかった費用の請求書を渡しました。

「人を殺さなくったって先生の作品の素晴らしさは伝わったと思いますよ?少なくとも僕はそう思います」

秦野は逮捕され、彼女の作品は世に出せなくなりました。

ここで、廉は編集者の吉村があまりにも、廉の作品を侮辱したことに怒り、せっかくの顧問契約が白紙に。

「秦野廉の作品、甘い殺人なんて、誰でも考え付くよくあるトリックなんですよ、この作品。こんなの売れると我々は思っていなかった」と編集者の男。

「作品を大切にしないあなたと一緒に仕事はできない」

廉の作品のファンである篠田は思い入れの強さに梯子がかかったのでした。

そのことで、大揉めとなった麗子と篠田。

実はここまで、篠田が思い入れするのは、なんと、麗子の元カレ、森川栄治(生田斗真)との思い出でした。

しかし、篠田は会話の途中で、「俺は大学行ってないからさー」と口にしていました。

つまり篠田は、麗子と同じ大学には行っていなかったのです。

元彼の遺言状4話感想.みどころ

激しい暴力と児童虐待のなかにいる母子を救おうと当初は、加奈子に手を貸したと思っていた廉。

その本性は、自身のスランプや作家生命を守るための自己保身でしかなかった身勝手な動機。

加奈子と反抗期真っ只中な娘、希は、廉の思惑通り、夫を殺すことはできなかった・・・そりゃそうでしょう。

日常的に暴力を受けていて、一歩間違えれば親子共々、殺されるかもしれない生活を送る2人に殺人はいずれにしても不可能だと思います。

売れていない状況や、自分自身が作家として維持していくために、過酷な環境に生きる親子に味方のふりをして近づき、2人の親子がお互いを誤解したまま、離れ離れに暮らしている・・・人の痛みを何だと思っているんだろう、廉は。

廉が加奈子の夫で、希の父親を殺さなかったら、清宮親子は間違いなく苦しい生活が長続きしていたのではないでしょうか。

人を殺した廉の十字架は重いけど、清宮親子への暴力を止めることができたことは救いかなって思います。

篠田は廉の作品のファンであるあまりに、編集者に対する廉への冷たい対応に憤ったり、人として優しさを持っているからこその正当な怒りですね。

篠田、栄治と一緒に廉の作品が好きな趣味はいいけれど、「俺、大学行ってないからさ」ってちょっと爆弾発言。

そもそも篠田は、栄治と麗子と同じ大学に通う先輩のはずなのに・・・大学行ってないってどういうこと?篠田って本当に何者なんだろう。

ですが、かえって仕事が全部、白紙になったことから、麗子との関係にひびが入った篠田が次週、どう挽回していくのか期待したい4話でした。

 

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