元彼の遺言状1話あらすじネタバレ
篠田は朝、愛犬のバッカスが騒いでいて、同居人の森田の様子がおかしいことに気づきました。
森田が息絶えていることを悟り、慌ててその後の対応に急ぐのでした。
剣持麗子（綾瀬はるか）は敏腕弁護士。
企業法務を専門とする剣持は、勝つことにこだわる性分。
精神疾患を持ち、パワハラ、夫婦喧嘩など様々な証拠が出たマンダレン証券。
そのクライアントは激怒。
恐喝罪で告訴すると訴えてきました。
また、はっきりものを言いすぎる性格が災いし、有力なクライアントの信頼を失いました。
所長の筒井（浅野和之）からもボーナスカットを言い渡されてしまいました。
勉強料だと思えと筒井と言われた挙句、会社を辞めるつもりでいて、一人焼肉をしながら不貞腐れていた剣持。
飲み仲間に片っ端から電話をかけ、元彼である森川栄治（生田斗真）に連絡をします。
しかし、ある人物から、森川はすでに亡くなっているという奇妙な返信がきました。
大学時代に知り合った森田は、模擬裁判の授業で評判が悪かった剣持を唯一、理解してくれた一人。
それが2人の出会いのきっかけでした。
翌日、その人物、篠田（大泉洋）と会うことになった剣持。
篠田は森川と同じ大学の先輩で、剣持のこともよく知っていました。
仕事のストレスで、持病のぜんそくが悪化。
病気療養のために森川は軽井沢の別荘にいてその管理人をしているのが森川です。
さらに、篠田は森川が亡くなった姿を見た第一発見者でした。
剣持はそれほど篠田と面識がないにもかかわらず、馴れ馴れしく『麗子ちゃん』と呼ぶ彼に嫌悪を抱くのでした。
さらに、麗子が焼き肉屋でうっぷんを晴らすために酒を飲んで肉を食べていることもすらすらと指摘する怪しい態度も目立ちます。
篠田は森川が病気のことや、森川製薬の跡取り息子であることが精神的に負荷だったことを剣持に話し伝えるのでした。
そのことを知らない剣持は、森川が多くを自分に隠していたことに不満を抱くものの、次に篠田から森川の遺言について知ることになるのです。
篠田は森川が、森川家にとって重宝しているものをお世話になった人達に譲渡すると書き綴っていたことや、遺産を全部、犯人に譲ると遺言を残してたことを話しました。
死亡診断書では病死になっているものの、彼の謎めいた遺書の理由は不明。
篠田は、森川を殺した犯人に自分を仕立ててほしいと剣持に頼みます。
代理人として森川家の遺産相続会に出席することを剣持に頼む篠田。
篠田は森川が祖母から莫大な遺産を受け継いだことを話し、そのお金を2人で山分けし、剣持の報酬を払うと条件を出しました。
しかし、剣持は遺言状の内容からして、身内に相続が行くこともあるし、篠田を犯人に仕立てることをしても、メリットがないので断ります。
剣持はその後、少し調べてから森川を犯人に仕立てても元が取れる方法を思いつき、森川家へ篠田と共に行くことに。
やがて、森川家の身内たちに、犯人の代理人の弁護士を名乗ってプランを提案する剣持。
森川栄治の父、金治（佐戸井けん太）、いとこであるものの、元恋人だった紗英（関水渚）、森川の元彼女、雪乃（苗木優子）、栄治の従兄弟で雪乃の恋人、森川巧未（要潤）、栄治の叔母、真梨子（萬田久子）栄治の顧問弁護士、村山（笹野高史）、森川家の愛犬、バッカスの主治医、堂上（野間口徹）堂上の息子、亮、看護師で栄治の元彼女だった原口朝陽（森カンナ）。
栄治の関係者全員は、剣持含めて海外旅行などをもらう権利が与えられました。
森川家は全体的にギスギスしていて、みんな栄治の遺産目当て。
栄治の恋愛関係のことで怒りをぶつける雪乃と紗英や、酔っぱらってけんか腰の巧未、我が子が死んだにもかかわらず冷静沈着な金治、唯一、森川家のごたごたに常識人としてみんなをたしなめる栄治の看護師で元恋人だった朝陽、みんなの争いに事なかれ主義な叔母、真梨子など。
さらに、栄治の双子の兄でまともに話ができる富治（生田斗真）とも会う剣持。
この状況に村山は、かつて夫からのDVにより、逃げ続けてきた女性の弁護にあたっていた亡き友人の女性弁護士のことを思い、剣持の身を案じます。
翌日。
村山が突然、たばこを吸った後に毒殺で殺され、栄治の遺産が何者かによって森川家から盗まれた状況に遭遇する剣持達。
金治は真梨子たち親族が栄治を殺したことを疑い、親族たちは金治が遺書を盗んだのではないかとお互いに疑惑を向けています。
さらに、真梨子を覗いた女性陣は、紗英に疑惑を向けるのでした。
栄治の遺産相続と、村山の死、栄治も殺された可能性がある３つの騒動が起きる森川家。
剣持と篠田はステーキで腹ごしらえ。
ここで篠田は、バッカスが、栄治が亡くなった当日、吠えていたことを思い出しました。
バッカスは森川家以外の人間に吠えることがあり、しかも、朝陽はあの当日、遅刻して森川家に来たとのこと。
次に、遺産を相続放棄をしたことで父と確執のある富治を追求。
冨治はポトラッチという先住民族の風習のようなものだと口にします。
返しきれない贈り物を相手に送ることで人を苦しめようとしていたのではないかと推測する剣持。
これは、栄治による森川家親族と関係者による復讐だとぼやくのでした。
5歳の息子、亮がいる堂上。
亮はとても生意気ですが、紗英には心を開いていました。
亮の父、堂上は妻の真佐美と離婚。
真佐美は既に別の家庭を持っていました。
さらに、堂上から冨治は救世主ベビーで、生まれつき心臓に重病があった彼は栄治に複雑な心境を抱いてたことも判明。
冨治を疑う剣持。
その帰り、屋敷に戻る途中で2人はなんと、何者かによって、車に挽かれそうになりました。
その後、剣持は栄治が学生時代から変わらず、暗号を作って何かを伝えようとしている紙の証拠を発見。
ふと、上司の筒井から事務所に復帰しないかと電話がかかります。
筒井も森川家の遺産相続の行方が気になる人物だと知る剣持。
その後、剣持は１５０憶の遺産と森川栄治の奇妙な遺言状内容、骨肉争いを繰り返す森川家にうんざりし、東京へ帰ることに。
剣持の命が狙われることを心配した篠田はそれを了承。
篠田も一緒に、森川家を去ることに。
ふと、篠田は森川栄治から、剣持が海老天が好きなことを知り、それを伝えます。
剣持は栄治と篠田がよほど親しかったことを知るものの、栄治の死の真相について放置できず、森川家のことから頭が離れません。
ふと、東京へ戻った剣持は、筒井の誘いを断り、森川家から譲り受けた隅田にある事務所へ移ります。
剣持は栄治が生前残した暗号から、やはり栄治が自分に何かメッセージを残していることを実感。
また、篠田を軽井沢に置き去りにして去ったことを思い出し、東京に到着したばかりだというのに、篠田を迎えに、軽井沢へ戻ることを決意するのでした。
元彼の遺言状1話感想.みどころ
このドラマ、濃厚な展開に磨きがかかっていて面白いですね！
自分のポリシーを持ち、言いたいことをはっきり言いすぎるけれど、情熱と誇りを持って仕事をする剣持と、謎めいた剣持の元カレ、森田栄治の学生時代の知人、篠田。
心優しくて気さくな栄治が、かつて恋人だった剣持に対し、自分の実家のことすら隠していることや、親族や関係者に莫大なギフトをプレゼントするものの、その内面には自分を理解していない身内たちへの復讐の意味合いを匂わすストーリー性にしびれました！
今回、キャリアウーマンでありながら、毒舌と白黒はっきりつけないと気が済まない性格が良くも悪くも魅力の剣持と、お人好しな栄治の大学の先輩である篠田。
しかし、剣持を下の名前「麗子」ちゃんと呼び、親しげに接触しながらも、栄治を殺した犯人に自分を仕立てることを依頼する不信なところがある篠田の今後も見逃せません。
2人が最強のバディとなっていくこれからの動きや、家族同士で憎み合いながらも繋がる森川一族とその関係者の堂上と朝陽。
卑しい心と心理戦が繰り広げられていき、剣持以外の全員が怪しすぎて、誰が犯人なのかあれこれ悩んでしまう展開です。
SNSでは視聴者内で、考察がすでに起きていますね！
篠田は剣持を今後、見守っていくポジションだけれども、彼が亡き仲間だった栄治を殺した犯人になって、剣持と遺産を分ける真意が気になります。
さらに、栄治から剣持のことを聞いたとはいえ、なれなれしすぎる、心の距離が勝手に近すぎる篠田は、良い人なのか、それとも物語が展開するにつれて別の顔が見えてくるのか楽しみです。
森川家の誰もが嘘をつき、自分を誤魔化している人たちばかりですので、剣持と一緒になって推理したくなるような１話でした。
