ナンバMG51話あらすじネタバレ
難波剛(間宮祥太朗)は喧嘩も強く、地元では恐れられている存在。
千葉最強のヤンキーと恐れられていた父、勝(宇梶剛士)と元レディースの総長だった専業主婦健パチプロの母、ナオミ(鈴木紗理奈)、高校時代に関東を完全制覇したカリスマヤンキーとして有名な兄、猛(満島真之介)改造自転車を乗り回す能天気な中学2年の妹、吟子(原菜乃華)と5人家族です。
筋金入りのヤンキー一家に育ち、千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学校、萬田中学の「アタマ」を張るまでになった剛は、県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されています。
両親はヤンキーながらも厳しくも温かい愛で息子を応援。
兄の猛がアタマを張っていた城南高校ではなく、家から離れた市松高校を選んだのは、自身の力でのし上がる目的です。
登校初日の朝、特注の特攻服に身を包み、家族から派手に見送られて家を出た剛。
ところが、途中で公園のトイレによった剛は、なぜか特攻服から学生服に着替えると、市松高校ではなく、白百合高校の門をくぐりました。
なんと、剛は家族に内緒で普通の高校生活を送ることに。
そのころ、剛の母、ナオミと(鈴木紗理奈)と兄の猛(満島真之介)は息子が市松高校でなめられていないか心配しながらも、パチンコに応じていました。
早速、藤田深雪(森川葵)に声を掛けられ、打ち解けやすい空気に。
剛が萬田中学であることを新しいクラスメートに話すと、さっそく、清楚でおとなし気な見た目にしていることから、パシリにされていたのかと心配します。
深雪の友達、森田巻(富田望生)も友達になれそうなお調子者タイプ。
同じクラスになった剛は、二重生活を3年間やり通すことを決意。
次に肩がぶつかったことで因縁をつけてきた金髪のヤンキー、島崎昇(春本ヒロ)と会話し、彼の素顔であるとても優しい人柄を知るのでした。
気が弱い島崎は遠藤率いるひどい不良グループに絡まれ、公演に連れ込まれてしまいます。
そこで、暴力やいじめを受けていた島崎の姿を見つけた剛。
いじめなどを放置できない彼は、特攻服と金髪姿になり、島崎を助けました。
学校を終え、入学祝いの食事をとるために実家に帰る剛。
ヤンキー一家の息子を表向き貫き通します。
そしてまた、学校へ行くときは容姿を変え、好青年に戻す日々。
剛が学校へ行くと、島崎が手作りの特攻服の自慢をしていて、思わず呆れます。
クラスでは、部活動を何をしようか話していて、葵が美術部に入ることを知ると、剛も同じ美術部へ入部希望することに。
さっそく、葵と共に絵を描き、剛は葵よりも秀でた絵の才能を持っていることから、部長の東ミチル(加藤諒)に評価され、入部決定。
しかし、島崎が再びいじめを受けていることを知った巻は、葵が島崎を助けに行ったことを剛に知らせます。
剛はヤンキーである自分を変えるためにもう特攻服を着ないと決意しますが、葵が追いかけていったことでなおさら放置できず、2人を助けに行きました。
真面目で人にはっきりものを言いすぎるところがある葵から説教される剛。
思わずヤンキーぶって、葵にブスと軽く暴言を吐いてしまい、葵を怒らせてしまうのでした。
そんな剛を傍観して見ていたのは、市松高校1年生の伍代(神尾楓珠)。
彼は基本的に一匹狼なスタイルで遠藤たちグループに必要以上にかかわらず、遠くから様子を見守る役割をしています。
剛が強いことを察知し、また、彼がヤンキー一家、難波家の息子だということを見抜きます。
剛にタイマンを仕掛けようとするものの、剛は軽く彼を小突いて断りました。
学校ではヤンキーへの憧れが捨てきれない島崎を止めようとする難波や葵。
しかし、島崎の気持ちは変わりません。
剛がヤンキーの姿と爽やかな好青年の姿を使い分けている様子を学校に見に行った難波家の愛犬、松。
松は急いで家族に知らせようと走ります。
一方で剛は、普通の学生服姿を伍代に放課後、見られてしまいました。
島崎に声をかけられて一緒に帰りますが、帰宅後の剛は紋々した気持ちでいます。
妹の吟子(原菜乃華)は投げ銭式の生配信アプリで遊び、父、勝(宇梶剛士)は大家族の特集を見て号泣、母、ナオミは料理研究家の動画を見ながら、夕食を作っていました。
剛の学ランを発見して、猛(満島新之助)に報告するものの、逆に叱られてしまい、犬ゆえに松は家族に剛のピンチを伝えられません。
思わず家出をした松。
剛は一人、自分の部屋で悩んでおり、人の気持ちを察せる兄、猛は剛が大きな喧嘩に巻き込まれているのではないかと気に掛けます。
「人生はあまくねぇよな、兄ちゃん」
「苦ぇ茶があるからよ、甘いものがあるんだべ」
和菓子を渡し、弟を言葉足らずで元気づける猛。
翌日。
葵とどんどん打ち解け、彼女に片思いのような感情があることに気づく剛。
その頃、伍代は遠藤たちから絡まれます。
しかし、ここで剛の正体を知る伍代は、慌てて機転を利かせ、剛を友達だと言い、1万円の貸し借りをしていたと嘘をついて遠藤たちから遠ざけました。
伍代はあえて遠藤達に剛のことをばらさない代わりに、剛とタイマンをまだ張ろうとします。
剛のことは以前から知っていて、剛と一度、勝負がしたかったとのこと。
特攻服に着替えて仕方なく応じようと一旦、身バレ防止のためにトイレへ行く剛。
しかしその僅かな隙に、再び遠藤達が。
遠藤は伍代の肩にバッドを振るい上げ、足を攻撃しようとする卑劣さ。
そこへ、特攻服に着替えた剛は遠藤達から伍代を庇いました。
大勢の不良たちを相手に伍代を助けるために戦う剛。
その様子を見ていた愛犬、松は剛を見直します。
全員を倒した剛は伍代と特有の友情を育むことに。
難波はなんとか、二重生活を送ることに余裕を感じます。
その頃、難波の正体を知りたい遠藤と遠藤達が逆らえない大きな存在が。
そこで、特攻服を着た難波の絵を描いた彼らは、町中に貼り紙をして、謎多き最強のヤンキーの正体を追う決意を固めるのでした。
その頃、フォトジェニック映えする飲み物を通りすがりの不良集団に台無しにされたことを怒る男、大丸大助(森本慎太郎)の姿が。
彼は剛とは別の高校に通っていますが、どうやら喧嘩がとても強い様子で、不良たちを剛も負けず劣らずの力で倒します。
「これ・・・新作だったのに・・・おいお前ら作った人に謝れ!」
心優しい一面も併せ持つ彼はどうやら今後、剛に関わることになりそうなニューフェイスです。
ナンバMG51話感想・みどころ
喧嘩上等で、自分の置かれた状況から逃げないよう、厳しくも情熱ある教育環境や、家族を大切にする家庭で育ったことがわかる剛。
いじめや、姑息な手を使って喧嘩をする人を許せず、普通の青春を過ごしたいというピュアな思いもあり、可愛いとさえ思ってしまいました。
優しい一面を持ち、気が強い優等生タイプだけど、傷つきやすい葵や、ユーモアがあり、友達想いの巻、ヤンキーぶっているけれど、実は小心者でピュアすぎる島崎。
個性的な友達に恵まれた剛にようやく、ヤンキーとは違う新しい世界が広がったかと思いきや、やっぱり絡んでくる遠藤のような集団でしか戦えない面倒なヤンキーグループたち。
島崎を当初、自分の身バレ怖さや、ヤンキーを理解していない島崎に苛々しながらも、結局は人が傷つけられていることを放置できないのが剛の応援したいところですよね。
島崎、悪ぶっているけど、気さくで優しいところがバレバレで可愛かった。
剛だけじゃなくて、白百合高校に通ってすぐ、一目惚れ寸前の葵が絡んでいるとなれば余計、ほっとけない剛の気持ちわかります。
一方で、頭が良くて剛の正体をいち早く見抜いた伍代。
彼も口は悪いけど、優しい一面をもっていて、今後放送が展開していくうちに、熱い絆が生まれそうですね。
ただ、寂しさを背中にまとったようなところも気になります。
困った人を見逃せない剛の義理人情に厚い一面と彼に関わることで自分自身の今までを変えてゆく仲間たちの動向を見逃したくない1話でした。