姉ちゃんの恋人8話あらすじネタバレ
桃子(有村架純)とのデート中に偶然、元恋人の香里(小林涼子)と再会した真人(林遣都)。
急な出来事に思わず言葉を失う2人を見た桃子は、目の前の香里こそが、真人の過去のトラウマを彷彿させる女性だと瞬時に悟りました。
2人は他人行儀に軽く挨拶をかわし、気まずい空気が流れます。
話があるとの香里の申し出に真人は、一瞬、戸惑いを見せるものの、それを受け入れ、桃子にそばにいてほしいと頼みます。
「桃子にそばにいてほしい、乗り越えたい」と不安げな真人。
桃子を真人に紹介し、お互いの近況を伝えます。
香里はパーティーなど料理のコーディネーターの仕事をしています。
「今、幸せ?」と聞く真人。
香里は、真人との過去について、真人に本当に申し訳なかったと謝ります。
真人は香里に「今は幸せでいてほしいと思っている」と口にします。
真人に許されないことをした、自分は許されていいのかと困惑する香里。
真人は、「俺は君を守ったんだと思いたい、香里さんには今、幸せでいてほしい うまくいかないことがあっても幸せになることから逃げないでくれ」と精一杯の想いを伝えるのでした。
自身の母、貴子が、自分を拘置所に訪ねてきた時、「女の子だからね・・・いろいろ噂になることを恐れて、突発的に強姦はされていないと言ってしまったのではないかと思う」と香里の当時の気持ちを推測した言葉を思い出しました。
そこで、真人は香里との間に起きたことを乗り越える一歩を踏み出したのです。
桃子と真人は、その後、元々約束していた映画を見に行き、無事、帰宅。
桃子の家では、弟の和輝(高橋海人)朝輝(南出凌嘉)と優輝(日向亘)らと共に、12月20日のクリスマスパーティのため、みゆきと真人も安達家に招待することを決めました。
職場では、ニューイヤーズイベントに向けて、張り切る桃子と真人、そして、日南子を含めたホームセンターの仲間達。
ふと、クリスマスイベント中の現在、コロナ禍の影響で、子供達がサンタクロースに近づきやすいように工夫したところ、親子連れの客の幼い女の子(稲垣来泉)を喜ばすことに成功。
一方、悟志(藤木直人)に抱き締められた日南子(小池栄子)は佐好が自分のことをどう思っているのか本心が分からずに、困惑していました。
桃子から悟志が職場を変える事を急に聞いた日南子。
恋仲になっている状況なので、ちょっとへこみます。
ところが、桃子は気を利かせて、もう少し今夜は一緒にいようと提案。
桃子に対して、悟志がいなくなることを寂しいと伝える日南子。
その頃、悟志は自身が転職することを真人と話していました。
新人時代の時から悟志が真人の前科を知っていて、兄のように、時に友人のように穏やかに接してくれた悟志。
真人にとって同性の大切な友達で、職場の先輩でもありました。
みゆき(奈緒)と和輝(高橋海人)も、みゆきがリストラに遭ってから、就職活動をあくせくしていることに理解を示し、交際を続けることにしました。
その夜、桃子とみゆきはいつも通り、桃子の自宅から近いコンビニの前でお酒を飲み合います。
就職活動の状況が厳しいこと、和輝のことが天使といえるぐらい大切な存在だと答えるみゆき。
桃子は翌日、真人の母、貴子と会うので、緊張すると真人に吐露。
そして翌日・・・
桃子と貴子は、真人が仕事に出かけた夕方に会うことになりました。
貴子は真人の小さい頃のアルバムをめくり、桃子に「起きてしまったことだけど、受け入れてくれたら嬉しい」と前置きしたうえで、教師をしていた真人の父が、真人が服役したことに気が動転して、自死したことを告げました。
貴子も真人のことで教職を辞め、当時まだ生存していた夫と教師を辞める決意をしたのでした。
真人の父は、真人のせいで死んだのではないと話す貴子。
そんなことで寧ろ自死するような人ではない・・・と。
真人の父は、自分が息子に何もしてあげられないことを申し訳なく思い、真人にも「俺のせいでこんなことになってごめん」と謝られたくない気持ちがあって、亡くなったのではないかと推測する貴子。
真人に桃子という心強い恋人ができて、真人が過去を乗り越えて笑って生きている、こんな幸せな未来があるから、自死を選ばないでほしかったのです。
だから、全然、旦那のことを恨んでもいないけど、ちょっとバカだなと思っているとこぼします。
桃子に改めて礼を言う貴子とそれに対して、受け入れる桃子。
貴子は真人の保護司の菊雄(光石研)と藤吉(やついいちろう)に、桃子と真人が出逢えてよかった心境を熱く語るのでした。
その日の帰り、桃子と真人は歩いている途中で、柄の悪い男2人につかまり、桃子がかつての香里のように連れ去られそうになりました。
真人はトラウマが蘇り、手が当時の怒りで震え、男に殴りかかろうとしますが、衝動性を抑えます。
自分を見失いたくない真人は、もう「あのときの自分」とは決別したのです。
「俺のことなら殴っていいです、でもこの人には手を出さないでください、大切な人なんです」
必死に懇願し、過去の出来事からパニックを起こしながらも、真人は足を怪我してまで男たちに一切、手を出さず、桃子を守り抜きました。
その日の帰り、桃子は真人を支えながら、家路に着きます。
日南子はその頃、仕事をする悟志が、急に作業場で疲れから立ち止まり、目をこすっているところ、作業用の車に跳ねられそうになって心配しますが、なんとか悟志は気付いて回避。
ホッとする日南子ですが、悟志との別れが近づいていることを察知し、心にモヤモヤを抱えていました。
そして、安達家では、桃子と真人の到着をみゆきと弟3人が穏やかに待っていたので、桃子と真人は、みんなが待つ家に帰ります。
姉ちゃんの恋人8話感想・みどころ
登場人物が今日もみんなこれ以上ないくらい温かくて、愛情いっぱいで涙腺崩壊ですよ。
悟志が真人のことを仕事場で唯一、彼の前科を最初から知った上で、理解を示し、先輩として、同性の友人として認めている悟志の優しさが身に沁みます。
さらに、貴子が桃子に、真人の父の死の原因と当時の葛藤を話したうえで、桃子に受け入れている様子・・・桃子のことを実の娘のよう見守る母心に胸がキュンとなりました。
日南子と悟志は両想いだからこそ、職場が変わることはつらいですよね。
日南子が一歩、遠くから仕事をする悟志を見守る様子を見て、2人が別れるわけではないけれど、転職をすることで、いつも現場で会えたのに・・・っていう複雑な気持ちが伝わりました。
後半で、悟志が作業用車に轢かれそうになる場面で思わず声が出てしまいました。
お願いだから、桃子と真人がやっと「困難」を乗り越えたのに一難去ってまた一難は・・・と胸がざわつきましたね。
でも、疲労していた悟志が気付いて良かったです。
ラストシーンは本当につらかったけど、感動でした。
桃子と真人の間に、かつての香里と真人の過去の出来事を彷彿させるガラの悪い男が・・・。
特に、男たちが桃子の腕を掴んだときはもう真人の恐怖とトラウマ、そして、香里を襲った相手への怒りがぶり返して、自分を見失わないようにする心理に共感。
桃子と真人が無事、家に帰れたことや、真人が男たちに「大切な人なんです、俺は殴られてもいいからこの人だけは」と泣き叫んで懇願したシーンは、どうかこの2人の間に最悪な展開にならないようにと願うばかりでしたね。
真人が必死で過去の自分と決別し、桃子との未来のために震えるこぶしを男たちに振りかざさなかった勇姿が印象に残った8話でした。
来週はなんと最終回です!早いですねー早くも姉恋ロスですよ私は。
聖なる夜までに優しい気持ちになれる、キラキラしたこの優しい恋物語がどうかハッピーエンドになりますように!つづけ、幸せ!