姉ちゃんの恋人5話あらすじネタバレ
桃子(有村架純)の告白に、「イエス」か「ノー」か迷いがある真人(林遣都)。
てっきり、真人も同じように自分に好意を抱いていると思っていた桃子は、予想外の展開に困惑します。
悟志(藤木直人)と日南子(小池栄子)の進展があるなか、真人と桃子はお互いに惹かれ合っているのに近づけないのです。
弟たちに、みゆき(奈緒)と出かけることを朝、伝えた桃子。
自分と真人のことを収支報告するのですが、同じく、和輝(高橋海人)とのことを桃子に相談しようか迷っていた彼女はタイミングを逃してしまいました。
その夜、桃子の女心を察知した和輝、朝輝、優輝は姉が恋する姿を一目見ようと、桃子の勤務先のホームセンターへ。
そこで、フォークリフトを見事に操り、笑顔を見せる桃子の様子を目の当たりにした弟たちは、姉が恋する瞬間に気付くのでした。
桃子も弟たちの異変に気付いて・・・?
同じ頃、桃子たちの叔父で、真人の保護司でもある菊雄(光石研)は、ある気持ちを胸に秘め、真人の母、貴子(和久井映見)の勤務先の弁当屋を訪問。
彼は、真人が好意を持つ相手が桃子であることが分かる様子を乗車する車から仕事帰りに偶々、見かけていたのです。
その頃、みゆきと一緒に自宅から近いコンビニの前でお酒を飲むことにした桃子。
恋することになかなか一歩踏み出せず、怯んでしまう気持ちを共感し合う桃子とみゆき。
桃子はみゆきに、真人はぎゅっとつかまないと簡単に離れていきそうな気がすることを吐露。
自分のことを好きでいてくれる、告白している時もイヤそうな顔じゃない、困っているとしか言いようがない顔を真人がしていると言葉をつづけた桃子。
ふられるのが怖い、同じ職場だから仕事に行きづらくなるだろう、好きなのに失敗することを恐れていると不安を吐露し、泣き出す桃子。
みゆきは、「桃子、それも恋」と言って元気づけ、2人はおでんを食べることに。
その頃、真人のことで話し合わなきゃならないことがあり、真人の母、貴子と、貴子の勤務先の同僚、藤吉(やついいちろう)にも立ち会ってもらいました。
川上(光石研)は、桃子の叔父で、真人の保護司として真人の初めての恋や桃子との関りを心配していることを伝えます。
桃子が真人と結婚するとなると複雑な気持ちなのでした。
真人は過去に犯罪歴があり、真人のことを今まで保護司をしてきて「大丈夫」と信じてはいるが、身内として不安を隠せないことを貴子と藤吉に伝えるのでした。
桃子が両親を悲惨な事故で目の前で失ったこと、弟の面倒を見ていること、桃子が傷つくのを恐れていることを危惧していたのです。
貴子はその後、帰り道泣き崩れてしまいました。
桃子という大切な人の生い立ちや状況を知り、複雑な心境を抱くのでした。
真人が拘置所にいた頃のことをふと思い出した貴子。
真人の元恋人で、真人とのデート中に、不良と真人がぶつかったことでいちゃもんをつけられ、強姦未遂に巻き込まれた女性、香里。
香里に会ってきたことを話す貴子。
しかし、真人は香里を庇ったものの、その時の不良を香里を助けるために鉄パイプで殴打したことについて、自分が悪いと涙をこぼすのでした。
相手は死ななかったものの、鉄パイプで暴行を加えたことで罪に問われてしまったのです。
さらに、香里は「強姦なんてされていない」と警察に嘘の証言をしたことも。
沙織と日南子は同じ頃、いつものバーで酒を飲み、本音を語り合います。
普段はおとなしい沙織(紺野まひる)は、酔っぱらうととても饒舌でよく喋ります。
好きになった人に好きになってもらって一緒にいるから、うちの子どもが世界で一番素敵だからだと話す沙織。
何かを属しているから幸せなのではないというのです。
さらに、日南子は悟志がアルマーニが好きなことを知り、自分もアルマーニコーデで揃えたことを沙織に話します。
桃子もその頃、家で男の子に人気のアニメの部屋着を弟たちに自慢。
翌朝、緊急事態が起きました。
今度の金曜の早朝にホームセンターとライバル店との草野球を開催するというのです。
その試合の相手が、DYIチームで、負けるわけにはいかない試合なのでした。
メンバーが足りないとのことで、桃子は真人を誘いました。
桃子たちは草野球を楽しみ、最初は負け続きですが徐々に「桃子チーム」に希望の兆しが。
桃子たちのチームは引き分けになり、試合は終了。
真人は「あとで桃子に話がある」ということで、先に仕事を終えた桃子が、真人を休憩時間が終わるまで待つことに。
真人の元へ向かう前、携帯電話を見ていたら、ネットニュースで偶然、真人が過去に起こした事件について知ってしまうのでした。
「俺は君みたいな素敵な人と付き合える人間じゃないんだ」と切り出す真人。
桃子は真人の過去をネットニュースで知りながらも、それを誤魔化して平然と振舞います。
自分が教師の間に生まれた一人息子であることなど生い立ちを話してから、真人は香里にプロポーズし、人生がうまくいくはずだったこと、しかし、自分といる時に香里が不良に連れ込まれてレイプされそうになり、それを助けたこと、その際、加害者の男を鉄パイプで殴打。
父親は真人の事件があって以来、真人のことを味方はしてくれましたが、父は自殺。
真人は自分のせいで父を自殺に追い込んだと負う必要のない責任をずっと感じていて、普通の生活をしていても、前に進むことを恐れていました。
人を好きになっちゃいけない、自分のような者が桃子を幸せにできるのかと不安を抱えていたのでした。
姉ちゃんの恋人5話感想・見どころ
桃子とみゆきの恋する女性の気持ちの「しんどさ」、日南子と沙織の年齢を重ね、人生の酸いも甘いも味わってきたからこその持論を話す違いは、とても感慨深かったですね。
社会人経験は豊富でも、恋することが初めてで臆病な桃子とみゆき、それに対して、沙織が日南子に「好きな人といる時間が一番幸せで、何かに所属しているから幸せと言いたいのではない」という大人の恋愛トークの違いが濃厚でしたね。
真人の保護司である川上が、真人と姪の桃子のことを思うがあまり、2人の交際に反対するわけではないけれど、結婚となると、桃子が傷つくことを恐れて不安視する気持ちわかります。
一番近くで桃子を見守り、両親亡き後、ずっと支えてきた父親のような存在だからこそなのかもしれません。
真人はみんなに馴染んできましたが、心の傷は消えず、彼のなかでは桃子を意識しているけど、新しい恋をすることに憶病になっている、自分が幸せになっていいのか?と葛藤してしまうところが切ないですね。
真人は裁かれるべきじゃないのにな・・・女の子を助け、しかし、被害者の香里は自身が乱暴されたつらい経験を公にされたくないのです。
だからこそ、「強姦なんてされていない」と言ってしまったのでしょう。
女性として分かるけど、自分を勇気を振り絞って助けてくれた人に恩を仇で返せないと思いますね、私なら。
真人が桃子に前科の話をした時、自分のせいで父を死に追い詰めたと責任を感じている心境がとてもつらかったです。
真人のせいじゃない、真人は悪くないのに・・・。
真人、もっと自分らしく生きていいんだよ、自分を大切にして桃子と新しい恋に進んでいいんだよって言いたいですね。
香里がその後どうなったか凄く気になりました。
真人を裏切るように、自分は強姦などされていないと警察に嘘の証言をしてしまった香里。
桃子と真人の微妙な空気・・・このまま終わりたくない桃子と周囲の反応は?そして真人はどう答えを出す?
真人の人生を狂わせながらも、彼女が真実を捻じ曲げた理由にはもっと根深い理由が隠されているのではないかと来週、楽しみです。