にじいろカルテ最終話あらすじネタバレ
虹ノ村に、無口で不愛想な藤田(柄本時生)という男性がやってきます。
張り切りまくりの霧ヶ谷(光石研)は、一軒の空き家を案内します。
虹ノ村の面々は、まもなく訪れる「のど自慢大会」の話題で大盛り上がり。
微笑ましく聞いていた真空(高畑充希)ですが、嵐(水野美紀)から「真空ちゃんの分も申し込んだ」と言われ唖然。
以前、車の中で真空はその話を振られた時に、あまり考えず、「頑張る」と言ってしまったことが原因でした。
真空と朔(井浦新)、太陽(北村匠海)の3人で「虹ノ村医療チーム」として申し込み済み。
太陽と朔は、太陽が今日は診療所がゆるやかで「暇」という発言をきっかけに意見をぶつけ合います。
医療ドラマなのに医者が暇と言ったら多忙になる、そういうことを言っちゃだめだと言う朔。
太陽は医師だからこそ、医療ドラマを見て、「医療あるある」にツッコミをいれながら楽しむ朔の趣味の理解に、若い世代だからこその違和感を覚えるのでした。
真空の一喜一憂する体調の様子を察知し、朔と太陽は真空に休むように言いますが、真空がいないと手に負えない状況となりました。
真空は、痛風の藤田を、朔と太陽は西川の治療を担当。
しかし、手のしびれを感じ、病気の進行を意識している真空。
藤田は無口ですが、真空に一目ぼれしてしまったような様子。
何やら様子が変な佐和子(水野久美)、骨折してしまった村唯一の宅配便業者をしている、まじょたくくん(池田良)が雪乃(安達祐実)や氷月(西田尚美)と共に現れ、診療所は大忙し。
まじょたくくんこと、雨尾結城は、足を開放骨折していて、隣町の病院に運ぶ余裕がないので、緊急手術を虹ノ村診療所で受けることになりました。
元小学校教師の一人暮らしをしている佐和子は、手のしびれがあり、認知症を疑うような様子で、真空のことは覚えているものの、虹ノ村診療所が綺麗に建ったと口にしていて、明らかに病気の兆候がみられました。
真空は、佐和子の様子に脳の病気を疑い、診療台に横たえさせます。
朔と太陽は、結城の手術を無事、成功させました。
頑張る真空の様子を嵐の幼い一人娘の日向(中野翠咲)が訪ねていて、そっと見守ります。
日向は急に、「真空先生になりたい」と言い、氷月や雪乃、霧ヶ谷は、医者になりたいんだと思い、彼女を微笑ましく見守りますが、日向がしたいことは「真空先生のように2人の男性を従えて生きる」というちょっとませた野望。
しかし、日向は彼女の行方不明の父の話になった時、母の嵐に「お母ちゃんだけがいい、お母ちゃんだけが世界で一番好き」と言い、嵐はもちろん、その場にいた大人たちはそのけなげさに涙しながら、家路へ着くのでした。
後日、真空と朔、太陽は、氷月、雪乃たち、緑川家、じじいずの緑川日出夫(泉谷しげる)、白倉(モト冬樹)、筑紫(半海一晃)と共に、のど自慢大会へ出場しますが、真空と朔と太陽のみが予選通過する結果に。
3人はみんなに謝りますが、虹ノ村のみんなは笑って受け入れてくれました。
真空達の元に、足の手術を経て仕事復帰した雨尾結城から、海鮮の盛り合わせが届き、みんなで盛り上がって夕食を食べます。
診療を終え、その夜、「私たちって最強の3人だよね」と笑い合う真空と朔と太陽。
しかし、真空には「リミット」が迫っていて、再び倒れてしまいました。
真空は窒息寸前で、体が震えています。
応急処置をし、山ノ医大病院へ真空を連れて行く必要があると判断した朔と太陽。
しかし、雪乃や佐和子のことを呼吸困難になっても心配する真空。
心電図モニターをつけてもらい、救急車で運ばれる真空の容態はかなり深刻。
真空に対し、太陽は「体が動かなくなっても3人でいようって真空さん言ったよね」と声を掛けます。
朔は大きな病院で長期的な入院になるので、真空が一時的に、虹ノ村の病院での仕事を辞めることを覚悟。
ところが、真空は話すこともままならない様子で、命が危険な状況にさらされていました。
そこで、朔と太陽は、敏子(川越たまき)と共に診療所を訪れた、村の子供の一人で、真空にかつて助けられた久志(山崎新太)は、真空がいないことを寂しく思うのでした。
朔は真空が使っていたボールペンを久志にあげました。
村のみんなは、のど自慢大会に、みんなで参加した時の真空の様子を見て涙します。
真空は長い入院生活を経て、戻ってきました。
車椅子に乗って、虹ノ村へ帰ってこれたのです。
朔と太陽は温かく迎え、「くせに」表が「人としていかがなものか」表に変わっていたことに笑います。
車椅子メーカーの社長な藤田(柄本時生)に虹色の車輪のついた車椅子を作ってもらった真空。
懐かしい診療所の空気を感じました。
虹ノ村の仲間たちに温かく出迎えられました。
真空は車椅子を使いながら、診療も無事にできるようになったのです。
にじいろカルテ最終回感想・みどころ
前半は、真空が元気に過ごしていて、患者でてんてこ舞いの虹ノ村診療所の様子が流れましたね。
いつも通りの虹ノ村だ・・・忙しさも村のみんなの自由人ぶりも、日向が「真空先生みたいに男を2人従わせて生きる」なんて、「風と共に去りぬ」のヒロインみたいな強気なこと言っちゃたり。
日向が「真空先生になる」と言った時は、嵐や氷月、雪乃のように「医者を目指すの?ひなちゃん」って思って純粋な将来への希望を幼いなりに口にしたのかと思いましたよ。
でも、日向ちゃんはそんな可愛いルックスの想像を上回る良い意味で、「ギャップ萌え」する虹ノ村の小さなアイドルですね。
「母ちゃんが世界で一番好き、母ちゃんがいてくれたらいい」なんてもう・・・涙腺が。
嵐の母心や氷月や雪乃が泣いてしまう空気、すごく共感です。
後半、真空に「恐れていた事態」がついにやってきて、ハラハラしっぱなしでした。
真空の呼吸困難な様子など、このドラマで初めて知った「多発性筋炎」の症状についても知る機会を得ることができました。
後半はとにかく真空の無事を凄く願いました。
救急車の中で、ほとんど喋れなくなった真空が、朔と太陽にキスされた瞬間は胸がぎゅっと締め付けられるような思いでした。
あのキスは、真空を信頼している仲間であり、恋人ではなく、男女の恋愛を超えた、女性としても2人にとって「生きていてほしい大切な人」だからこそのキスだからこそ泣けました。
真空が入院してからのど自慢大会の予選に出た、朔と真空と太陽の様子を見て、涙を流す虹ノ村の嵐親子や、氷月、雪乃と晴信、じじいず、霧ヶ谷やまじょたくくんに私は泣いてしまった。
え?!真空先生、助からなかったの?!と勘違いしてしまうような場面だと思いました。
だって本日の最終回のキャッチコピーが「真空先生、さようなら、ありがとう 大好き」ですよ?これ、視聴者側、騙されるでしょう?!違う最終回を想定してしまいました。
最後に、真空が虹色の車椅子に座って、車掌(神戸浩)の虹ノ村のバスに乗車し、朔と太陽に出迎えられるシーンはさらに涙を誘いました。
診療所に戻った真空を虹ノ村のみんな達のように、「おかえり!真空先生!」と言いたくなる場面でしたね。
柄本時生さんが車椅子職人の社長という頼もしい存在で、真空は虹色の可愛い車椅子は藤田によるものという予想外の役柄。
嬉しそうな真空のキラキラした笑顔に私も癒されました。
真空先生に出会ってすぐ、ちょっと一目惚れ?を彷彿させる表情や態度だった藤田が、真空にとって大きな協力者になって良かったです。
最終回に相応しい笑いと涙があるフィナーレでしたね。
今日で終わってしまうなんて本当に寂しすぎる・・・温かくて、村のみんながほっこりした優しい虹ノ村にまたいつか”帰れます”ようにと思った最終回でした。