日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~2話 僕達の選択

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~2話あらすじネタバレ

テレビ局を退職し、無職同然の冴えない生活を送っていた大森一平(香取慎吾)は、人生再起をかけて政治家への転身を決意しました。

そこで、生活者目線をアピールするべく、シングルファザーの義理の弟、小原正助(志尊淳)と、保育園児の息子、朝陽(千葉惣二朗)、小学5年生の長女、ひまり(増田梨沙)と暮らすことになりました。

慣れない家事、育児に奮闘する一平。

その裏では、幼馴染の衆議院議員第二秘書、真壁考次郎(安田顕)に、「ホームドラマを演じきってやるよ」と電話で話しました。

「ホームドラマを演じきってやるってなに?」

「俺の同期がホームドラマ作る事になって」

しかし、その様子をなんと、偶然、ひまりに見られてしまった、一平。

「学校は?」

「お腹痛くて早退してきた」

「ひまりちゃんホームドラマ好き?」

「嘘ばかりで大嫌い」

「待ってろよ、日本一のスクランブルエッグ作ってやる」

朝、一平は、スクランブルエッグを作って、ひまりと朝陽に食べさせました。

「スクランブルエッグ好き?」

「私、スムージーにする。」

「令和の小学生だ」

保育園に朝陽を送る、一平は、朝陽の担任、剣聖から二階堂についての話を聞きました。

「あ、大森さん、大森さんって都さんの先輩だったんですよね?」

「二階堂先生、都の事知ってるの?」

「あ、はい、お店の常連で。この前行った時大森さんの話になって」

「あ、はい」

「間が間が凄い」

その後、真壁の事務所に出社する、一平。

「あー疲れるわ。疲れたという言葉だけじゃ表現できない。満身創痍だ。こういう時に使うのか」

「そういう体験がな、区議に立候補する時に使えるんだよ」

「てことは当選確実だな」

「そういうのが甘いんだよ。就職活動しても雇ってくれるメディアはなし、政治ジャーナリストって肩書も名ばかり。実質、無職、人生崖っぷちのお前がさ、簡単に当選できるほど、選挙は甘くないからな」

「ちょっと厳しすぎじゃない?真壁君」

「お前にはっきり言えるのは俺だけ。地元有力者の支援を得るんだよ」

「地元有力者?」

「ほら、町会長の二階堂慎太郎さん。地元有力者だから票も集めてくれる。その上で挨拶回りにも付き添ってくれる。最大のキーマンだよ」

「一応聞くけど息子さん保育士だったよね?」

「そうだな。よく知ってるな」

「二階堂さん、奥さんの愛子さんが亡くなって二階堂さん、男手一つで育ててきたんだよ。一先ず二階堂さんに食い込めそうすれば当選に食い込めるぞ。

「二階堂さんは一度懐に入ってしまえば優しいけど人を選ぶことに厳しいからな」

「俺は報道マン時代にどれだけの人間と付き合ってきたと思ってるんだ。一時間後に一平、慎ちゃんの仲になっているよ」

二階堂は一平の甥っ子、朝陽が通う保育園で保育士をしている剣聖(佐野玲於)の父で、妻を亡くしてからは男手一つで彼を育ててきました。

正助と境遇が似ていることを知った一平は、真壁と共に早速、二階堂に会いに行きます。

「ちょっとよろしいですか?」

「ちょっとってどれくらいだ」

「大森一平です、最近地元に帰ってきました。大好きな大江戸商店街を盛り上げたくて何かお手伝いできることはありませんか?」

「ないよ」

「実は甥っ子が剣聖先生にお世話になっています。甥っ子も同じ境遇で、母を亡くしてから剣聖先生に懐いてしまって」

「顔を出せ。必ず顔を出すように伝えてくれ」

最初は素っ気ない態度を見せる二階堂でしたが、朝陽が剣聖の世話になっていることなど知ると、一平に頼みます。

「剣聖に顔を出すよう伝えてほしい」

二階堂と剣聖は長らく疎遠になっていました。

その帰り道、一平は今永都(冨永愛)のイタリアンカフェで剣聖を見かけました。

すると、剣聖は柊智也(中井大)という男性と一緒にいます。

「あれ剣聖先生だ」

「こんにちは。」

「こっち座って、また妙な事考えているでしょ。」

「俺がいつ妙なこと考えた?」

「妙なこと考えてるじゃん」

「朝陽に都のコトレッタ食べさせたくて」

「コトレッタ?」

「先生、結婚ってお相手は誰ですか?先生のことなんだから素敵な方だろうな」

「剣聖」

「彼と結婚式を挙げるんです…」

「ん?」

「僕、彼と交際しているんです」

「そういうことだったんですか。僕変な偏見解かないんで。それで実家に帰らない」

「なんで?」

「今日お父様とお会いする機会があって、実家にたまには顔を出してほしいと」

「実家に帰る度にいつ結婚するんだ、孫の顔が早く見たいって毎回誤魔化したりするんですけど疲れて。本当は智也みたいに親にも言いたいのですが」

「ダメだからね周りに勝手に話すの」

剣聖のプライバシーを大切にするよう、一平に注意する、都。

「朝日、今日はかいとくんと一緒に遊んだんだ」

「うん」

「かいとくん、僕と結婚するっていうんだ。男なのに変だよね」

「男の子が男の子と結婚してもいいんだよ。他の国では、男の子同士、女の子同士が、結婚できる国があるんだよ」

「えーよくわからない」

縁側で洗濯物を畳みながら、話す正助と一平。

「陽菜がいたら、正助君今そう思っているでしょ。」

「なんで分かるんですか。」

「正助君とはもう家族なんだからすぐわかるよ」

「こういう時ふと思うんですよね。陽菜さんがいたらどう思っているんだろ」

「相変わらず考えすぎだね。大丈夫だよ、俺もいるんだからさ」

「ほんとこういうときどうすればいいんだろうね」

陽菜(向里祐香)の遺影に話しかける、正助なのでした。

その頃、一平は昔、勤めていたテレビ局の後輩の星に電話し、剣聖とパートナーの智也の件を取り上げようと画策しました。

「もしもし、久し振り。お前今、夕方ワイドのチーフプロデューサーやってんの?」

「ええ。一平さん今なにやってるんですか?」

「政治ジャーナリスト」

「胡散臭いですね」

「いいだろ、そういう話。良い企画があるんだけどさ。」

「どんな企画ですか?」

「LGBTQものの特集。イケメン2人が結婚式挙げるの、これで数字獲れるだろ」

「一平さん今どきその言い方やばいですよ」

「昔の恩を返してくださいよー」

「ちょうどいい、うち多様性月間なんですよ」

「じゃ決まりだ」

翌日、一平は剣聖と智也にニュース番組を作る為、取材を受けてほしいと頼みます。

「ニュース番組ですか?」

「ニュースの夕方ワイドの特集枠で、お2人が結婚式を挙げるまでの想いを伝えてみてはどうかと。その本気さが伝われば二階堂のお父様も、お2人の関係を認めてくれると思います。」

「僕達の顔は映しますか?」

「できれば顔出ししてもらえると助かります。」

「僕は周囲にも理解を得ているので顔出しオッケーです」

「昔、LGBTQもののどきゅめなりー番組を担当したことがありまして、お2人がどれだけつらくて大変だったかよくわかっているつもりです。2人の歩みを思いを撮影させてください」

「どうしよっか?」

「智也はどう思う?」

「俺は受けてみたい。同じように同性同士で付き合う人達の背中を押せるかもしれないし」

「受けてみようか?」

「有難う御座います」

その夜の小原家。

「最近忙しいですね。

「後輩の局で特集がある二階堂先生とパートナーの方が色んな壁を乗り越えて結婚式を挙げるまでに密着しようと思って。」

「一平さんそれ僕に喋って良い事なんですか?アウティングですよ。」

「正助くんは家族だからこういう情報は共有したいじゃん」

「家族にも言っていいことか分からないので、でもどこから噂がどう広まるか」

「正助くんLGBTQに詳しいんだね」

「ああ、まぁ」

翌日の夕方に、真壁に電話する、一平。

「良い案だろ?二階堂さんとパートナーの想いをニュースの特集で届ける。慎太郎さんと剣聖さん親子の仲が修復する。これで慎太郎さんの懐に入ることができる」

「お前さ、男性カップルの取材なんてできるのか?なんか、地雷踏みまくりそうなんだけど」

「大丈夫だよ、理解のある人間を演じられるから。とりあえず果報は寝て待て」

真壁に注意されながら、早速取材をするものの、男性カップルの結婚式を教会が受け入れてくれない事態に。

「お2人はどうして知り合ったんですか?」

「ゲイのスポーツサークルで」

「僕が足をひねった時、真っ先に心配してくれて、病院に連れて行ってくれました。僕にはない明るさと優しさを持った一緒にいると人生がより楽しくなる、そんな人です」

「そんなに褒めるなよ。照れるじゃん」

「凄く良いです、お2人がお互いを大切に思っているかよくわかりました。この特集でお父様に認めてもらいましょう」

「うちの父、男性カップルに部屋を紹介しないことがありました。偏見があるんだと思います。だから自信ないです」

「すいません。柊です。表参道の式場、オッケーだって」

なんと、表参道の結婚式場で、剣聖と智也は挙式を挙げられることになりました。

2人はその後、式場で衣装合わせをするなど、未来に向けて前向きに進もうとしていました。

「よかったじゃないですか。世の中の空気少しずつですが変わってきていますよ」

「焦った。今日は正助くんが迎えに行ける日だった」

「よーいどん」

「待って朝陽、前見て」

急に、剣聖の父、二階堂にばったり会った、正助と一平と朝陽。

「正助くん、剣聖先生のお父さん」

「君も奥さんを亡くしているんだってね。大変だろう」

「そうなんです。妻がいたらどうしていたかなって思う時あります」

「実は今、剣聖先生を取材しているんです。剣聖先生が保育園で頑張る姿を追っています」

後日、カフェに来た智也と剣聖。

その様子を見る、正助と朝陽。

カフェに入るのを躊躇う、正助。

正助は、かつて学生時代、テニスをしていた時、智也から告白されたことを思い出しました。

「一平さんは?」

「今日は忙しそうだから帰ろう」

「正助、正助のこと好きだって言ったらどう?」

「俺だって智也のこと好きだし」

「俺、正助のこと好きなんだ」

「朝陽が梅ジュースをお父さんからもらいました。」

「僕が小さい頃、母が作ってくれました。母が亡くなってからは父が作ってくれて。父さんに本当のこと言いたい、やっぱりお父さんに結婚式来てもらいたいし。」

一平がカメラを回すなか、剣聖は父の二階堂に現状を話すことに。

「仕事はどうだ」

「まぁ。今日は話が合って実は結婚しようと思って」

「ええー?連れてきているのか?その彼女をさ」

「あの、彼女じゃないんだ。俺、ゲイなんだ。驚いたよね」

「カメラ止めてくれ」

二階堂はすぐに受け入れられず、カメラを止めるよう、一平に言いました。

せっかく作った梅ジュースを捨てる二階堂。

「密着させてもらって、本当に剣聖さんがお相手のことが好きなのだと分かりました。」

「帰ってくれ」

「お力になれず済みません」

「いえ。」

「大切な人だからこそ時間がかかるんじゃない?大切な人だから、そんなふうに戸惑うんだと思う」都も、剣聖にフォローを入れます。

夜中に、智也が小原家を訪ねてきました。

「済みません、聞きたいことがあって。剣聖、嘘ついてますよね。カミングアウトうまくいかなかったんですか?」

「うまく…いきましたよ」

一平は思わず嘘をついてしまいました。

正助は智也を呼び止めます

「智也」

「正助」

「今、一平さんと暮らしていてさ、義理の兄なんだ、今更だけど高校の時はごめん」

「ただフラれただけだよ。気にしてないよ、じゃあ」

智也は帰宅後、剣聖と自宅で、話し合います。

「お父さんへのカミングアウトの件うまくいかなかったんだな。なんで嘘付いたの?」

「智也に心配かけたくなかったから」

「心配させてよ、そういう心配を2人で分け合うからパートナーなんでしょ?」

「智也に僕の気持ち分からないよ。お父さんお母さんに受け入れてもらっているし、職場や友達にも理解してもらってる」

「剣聖の気持ち全部は分からないかもしれない。でも分からないからこそちゃんと言ってほしかった。こんなんで一緒にいられるのかな」

その頃、一平は真壁からお得意様の政治家、黒岩が怒っていることを伝えました。

二階堂の息子がLGBTQの当事者であることから、二階堂と剣聖の親子の溝にカメラを回したことがきっかけです。

「お前な、二階堂さんは黒岩先生が一番お世話になっている人だぞ。お前を切れって黒岩先生に言われたぞ」

「なんとかする」

「なんとかするって無理だろ」

「なんとかするって」

後日。

一平は剣聖と智也から自分達への配慮のなさと、剣聖の父、二階堂に取り入る為に、自分達を利用したと責められていました。

「申し訳ないですけどもう撮影続けられません。結婚式も白紙になりました」

「え?もう少し頑張ってみましょうよ。お2人の気持ちは本物です。いつかいつかお父様も認めてくれますって」

「父に近づきたいだけですよね?一平さん、父の不動産に出入りしているの知ってますよ。僕達を利用していただけでしょ。」

「完全に誤解です。同じタイミングで出会っただけで」

慌てて誤魔化す一平ですが、剣聖には分かっていました。

「僕達はニュースの題材じゃないんです!僕達を取材する時に、LGBTQものっておっしゃいましたけど、僕達は誰かを感動させるための素材じゃないんです!僕はただ好きな人と結婚したいだけなんです。それに一平さんはつらくて大変なことばかりでしたよね、力になりますって言いましたけど、別にゲイだからって全ての瞬間がつらいんじゃない。大変という言葉に僕達2人を括らないでほしい。僕達は可哀想な人じゃありませんから」

小原家に帰宅後、一平は正助に相談します。

「正助君、今からでもできることないかな。」

「どうしたんですか?」

「剣聖さん達の事理解した気になっていたけど全然分かってなかった。」

「過去は今から変えることはできませんけど、今できることがあるならどんな小さなことでも、僕はしたいです」

「やるか」

そして剣聖と智也をもう一度訪ねる、一平。

「やっぱり結婚式挙げませんか?お2人に結婚式挙げてほしいです。取材の為じゃないです、もう撮影はしません。取材のきっかけは男性カップルの結婚式への壁が、入り口だったんですけどお2人と一緒にいて、剣聖さん智也さんのことを知って心から祝福したいって思ったんです。お2人にはお2人の為の結婚式を挙げてほしい。」

「でも式場もキャンセルしちゃいましたし…」

「今から手作りの結婚式をやりませんか?商店街でやるんです。お2人の為の結婚式」

「絶対お父さんが許してくれないですよ。町会長なんですよ」

「商店街だからですよ」

「二階堂さんお願いします。商店街のお店で2人の結婚式を挙げたいと思っているんです。」

「帰ってくれ」

「剣聖さんが好きな梅ジュースをウェルカムドリンクにしたいんです。梅ジュース作ってくれませんか?」

その夜、朝陽にLGBTQの多様性についての絵本を読み聞かせた、正助。

「男の子が男の子を好きになることあるんだね、僕知らなかった」

「パパも昔は朝陽と一緒だった。男の子同士が好きになる気持ちパパも良くわからなかった。それで友達に酷いことをしちゃったときがある。」

「でも今は男の子同士、女の子同士でも、好きな人と一緒にいることって素敵だなって思えるんだ。朝陽もひまりも、もし誰か一緒にいたいと思ったら、その気持ち、大切にしてほしい」

そして、一平による手作り企画で、剣聖と智也の結婚式の準備始まりました。

「一平さん、ありがとうございます。今までLGBTQの取材をする人達は、心配や同情をしてくれるけど、向こう側から見ているだけの人が多かった。でも一平さんは、こちら側に渡ろうとしてくれている。」

「恐縮です」

「僕達の取材続けて下さい。自分達と同じように同性婚をしたい人達の力になれるなら。」

「任せて下さい」

「お願いします」

その後、会場に来た正助も飾りつけを手伝います。

「式の準備、僕達も手伝っていいかな」

「手伝いはいらない、一緒にやる人がほしい」

「一緒にやらせてほしい」

「ありがとう」

その後、一平は事務所を掃除する二階堂に、剣聖の結婚式に来てほしいと頼みました。

「あの、今日の式来てもらいませんか?」

「しつこいな!」

「せめてニュースの特集を見て下さい。剣聖さんの想いを伝えます」

こうして、都のカフェで、剣聖の結婚式が始まりました。

「なぜ僕が結婚したかったのか、それはお父さんお母さんの結婚生活に憧れていたからです。一緒に朝ご飯を食べて川の字で寝て一緒に生きていくって幸せだなって。それからお父さん、お母さんが亡くなってから男手一つで育ててくれたね。仕事を早く切り上げてご飯を作ってくれた。うちは自家製梅ジュース。酸っぱいけど甘い、厳しいけど優しい。お父さんそのものでした。料理だけじゃない、掃除も洗濯も。その時はその凄さが分からなかった。今更だけど本当に今更だけど有難う御座います。お父さんとお母さんと同じように幸せな家庭をつくります。剣聖より」

その夜、一平が取材した様子を見た二階堂が剣聖の結婚を認めました。

「もしもし、ニュース見たよ」

「有難う」

「良い結婚式だった。近いうち一度帰って来るだろ?いや帰って来るんだったら梅ジュースを作っとかなきゃと思って」

小原家では、剣聖の結婚式のビデオを10回も見せていました。

「僕、決めた!結婚したら絶対手紙読む。僕を育ててくれてありがとうって、いつも頑張ってくれてありがとうって」

朝陽の優しさに目が潤む正助。

「有難う。パパ、ちゃんとパパできてる?」

「できてるよ、僕のパパは100点のパパなんだから」

「一平おじさんは?」

「10点かな」

「ガーン」

翌日。

真壁の事務所で今日も仕事をする、一平。

二階堂も無事、一平を認めます。

「おい、二階堂さん大喜びだ。これで加奈tらず選挙は応援してくれるはずだぞ」

「ふふふ、いやでも日本じゃ同性婚の実現はハードル高いな。選挙で訴えるのには難しいわ」

「だから地方選挙は小さな積み重ねが大事なんだ」

「まぁそうだけど一部反発の声もある」

そこへ黒岩が来ました。

「同性婚、その通りだ。非常にセンシティブな話題だ。保守層からの反発も大きい。もっと大きな栗田を狙わないと選挙では勝てない。選挙は取捨選択が大事だ。区民の声を聞くのはいい。でも声を拾いすぎると政治ができなくなる。」

「勿論です」

ひまりは学校で何かあり、落ち込んでいました。

「ひまり、どうした?」

「なにどうしたの?」

「がっこうでなにかあったみたい」

ひまりはある理由から、学校に行きたがりませんでした。

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~2話感想・みどころ

ひまりに選挙当選の為に、偽の家族を演じることがばれそうになるものの、大人の話術でなんとか切り抜けた、一平。

LGBTQの当事者であるゲイカップルの剣聖と智也の尊厳を傷つけないように、取材するものの、一平はまだやや、昭和感覚だと思いました。

結局は「LGBTQもの」という不適切発言や、剣聖の父、二階堂との癒着を持つために接近したことが見抜かれてしまいましたね。

「僕達は人を感動させる素材じゃない!」

剣聖の発言を聞いて、私も学生時代に知り合ったLGBTQの当事者の友人のことを思い出しました。

「好きな人と幸せになりたい。それはいけないことなのか」と私も聞かれたことがありました。

お互いの心を尊重した愛の形により深く理解を持ちたいですよね。

一平が、自分の利益の為に「分かった気になっていた」姿勢を変えられたこと、剣聖と智也の方向に渡り歩く行動力が感動ポイントですね。

剣聖の父、二階堂が息子の新しい門出を祝福する電話も深い家族愛を感じられる印象的なシーンでしたね。

正助が子供達に、結婚する時は大切な人との幸せを優先する説明が、言葉の一つ一つに、マフラーを掛けたような温かさがありました。

剣聖と智也の幸せを願う優しい世界が広がりそうな2話でした。

さて、ひまりはどうしたことでしょう?

年相応の複雑な少女のナイーブさに、一平や正助はどう助け船を出すか気になりますね。

 

 

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