オクラ~迷宮入り事件捜査~

オクラ~迷宮入り事件捜査~5話 ゲストは袴田吉彦!歪な犯行と黒い動きに注目!

オクラ~迷宮入り事件捜査~5話あらすじネタバレ

飛鷹千寿(反町隆史)は2年前に不知火美佳(桶井明日香)が殺害されたホステス殺人事件で、容疑者として浮上した美佳の元交際相手、新山博一(後藤剛範)が真犯人ではないことを知りました。

同じ頃、不破利己(杉野遥亮)は新山から呼び出されていました。

新山は自らの潔白を主張し、犯行に使われた包丁を利己に渡します。

すると、フードを被った男は、利己に襲い掛かります。

意識を失って倒れる利己。

「俺を裏切ったな」

フードの男は新山に襲い掛かろうとしますが、男は逃走しました。

「ルーキー!」

「俺は何もやってねぇ!」

新山は自分が不破を殴ったと千寿に誤解されていると思い込み、焦って叫びました。

「ルーキーを襲ったのは新山じゃない。不知火美佳を殺した真犯人だ。とにかくルーキーを宜しく」

加勢(中村俊介)に、不破のことを任せ、新山を千寿の元妻で鑑識の愁(観月ありさ)のところへ連れて行きました。

新山の元妻で千佳との一人息子、壮太(石塚陸翔)と再会します。

「話してくれないか?事件当時の事」

「あの日、俺は美佳に謝るつもりだった。壮太を虐待を責めて俺にも責任がある。そしたら美佳の悲鳴が聞こえて、フードの男だけが出てきて。俺は気が動転していて、怖くなって逃げ出した。」

「あの子をお願い」美佳は壮太のことを新山に任せて息絶えました。

「どうしてそれを言わなかったの?」

「脅されていたんだ。」

「新山さんですよね?美佳さんを殺害しましたよね?」

「俺はやってない」

「貴方の犯行だと警察は断定している。取引しませんか?あなたが持っている凶器を引き取らせてください」

「お前犯人か?そんな取引誰が応じるか!」

新山は、携帯を通じて真犯人に脅されていました。

「あなたが凶器を持っていてもいい。息子さんの命がどうなってもいいんですか?あなたが黙ればこの事件は未解決のままだ。」

「それで2年間も壮太くんと会わずに?」

「壮太の命が助かればそれでいい。俺が凶器を持っていたら奴をけん制できていた。凶器が奪われた」

「わかった。犯人は分かってる。壮太君が教えてくれた。」

壮太がTVから流れる鴻上の声に怯えたことを思い出した。千寿。

「嘘。鴻上正宗?!これは想像の斜め上をいってたなぁ!」

「鴻上がファイルに浮上した。今回ばかりファイルとは関係ないと思っていたけど別の形で絡んできやがった」

「凶器は鴻上が持って行ったんでしょ?」

「別の証拠を作ればいい。面白くなりそうじゃねぇか」

真犯人の正体は、新山博一ではなく、鴻上正宗(袴田吉彦)でした。

人気のテレビ司会者で老若男女問わず愛されています。

鴻上を一度訪ねたものの、彼にはアリバイがありました。

「僕、その時間2時間の生放送に出ていました」

よく声を掛けるホステスも多い、鴻上。

「鴻上が人殺し?ないないない!」

オクラ一同、吉岡(前田旺志郎)、祈里(青木さやか)らは笑って取り合いません。

「なんかトリックがあるんですよ。テンション上がる!」と倫子。

「でも鴻上クラスの大物を誤認逮捕したら大変なことになる。責任を取るとしたら室長しかないな。」

鷲沢(宇梶剛士)が、室長の幾多学(橋本じゅん)をからかうのでした。

その頃、加勢と志熊亨(有澤樟太郎)は不破利己の様子を伺います。

「不破は何も知らないようです」

「分かった見張りを続けてくれ」

オクラでは、人気司会者の鴻上が犯人とは考えにくいと思うものの、絞殺を巡らせます。

その後、不破がこっそり病院を抜け出して千寿に会いに行きました。

「待ちくたびれましたよ」

「ケガはいいのか?」

「これは俺の事件なので、寝ているわけにいかないんですよ」

「あとは相手の反応を見て揺さぶるしかねぇな」

「またですか」

「それが俺のやり方だ」

「私が間違えていました。壮太君のことも新山のことも信じていなかった。あなたの言う通り先入観で動いていました。」

「誰だって間違いは犯す。傷や痛みは残る。だが次に活かすことはできる」

「見つかりそうですよ決定的な証拠が」

再び鴻上に接触する千寿と利己。

「俺は生放送だった。」

「一部の生放送が録画だとしたら?総裁選の中継をしていましたよね。でも工夫すれば、天放送だということにできる」

「あんた、番組スタッフに聞けよ。」

「実は彼が面白い事に気付きました。奥にいるのは信号点検業者です。信号機点検は業者が警察の交通幹線課からの連絡で動きます。あなたが総裁選の前日にこの番組を収録したことがわかりました」

「ああ、マネージャーが変更したんだ、俺は別番組のバッティングをしたんだ。もういいだろ!次の仕事があるからこれで失礼する。」

「鴻上の腕に火傷の痕がありました。俺を襲った犯人と同じ」

「ここからが俺達の本領発揮だ」

「わかりました。でも保証はしませんよ。こちらにも守らないといけないものあるのでね」

加勢は誰かと電話をしていました。

「オクラのメンバーが鴻上のアリバイを崩しました。この事件、鴻上正宗が本星なんですか?」

「そうか。鴻上には随分助けられてきた。面倒が起きても別の話題で世間の関心をそらしてくれたりね。今やその影響力もない、そろそろ潮時かもな」

「全部聞きました。あなたが美佳さんを殺害したわけではなかった。全部思い込みのせいです。申し訳御座いませんでした」

「俺の方こそ、全てを話せなくて済まなかった。それと、こいつの面倒を見てくれて感謝している」

「絵、上手だね」

「お母さんが褒めてくれました。酔うと怖かったけど、普段は優しかったんです。お母さんは僕の事嫌いだったと思うけど僕は好きでした。」

壮太は母の様子と優しい思い出を絵の中に描いたことを愁や、千寿、利己に説明しました。

「鴻上のほうはどうだったの?」

「アリバイは崩した問題はこれからだ。」

「新たな証拠の捏造」

「まずは犯行当日、新山とは別の真犯人がいるはっきりさせる必要がある。

「鴻上は黒のフード姿。その姿がどこかしら目撃されるはず。」

「2年前の監視カメラだろ見つかるわけない」

「2年前の防犯カメラは故障や破損があったようです」

「犯人はそこまで見越していたってことか」

「用意周到すぎる」

「しらみつぶしにあたれば」

「万に1つでも可能性があるなら追いかけるそれが私達オクラの使命。ですよね?室長」

「私が皆さんの分のデータ入力すればいいんでしょ」

「こうなったら監視カメラを解析して鴻上の犯行を立証するぞ」

鷲沢はみんなに気合を入れ、室長の幾多にデータ入力の雑務を任せるオクラたち。

「ついに映像がありました」

「ドライブレコーダーの映像が残っていました」

その映像は、千寿が新山、不破の協力を得て愁の鑑識で作った偽造でした。

「映像の入手はドライブレコーダーとして、再現すればいい、忠実に再現しなきゃいけないあんたが見たものを教えてくれ」

オクラメンバーは歓喜したものの、加勢は納得しません。

「これじゃあだめだ。これは本当に鴻上なのか?新山が犯人でないことはわかったが」

そこで次は、不破が事件当時来ていたシャツを利用。

「犯行時には鴻上のDNAが付着しているんですよね」

「誰が犯行時のDNAが付着していると言った?紙コップだ。紙コップについてた唾液や指紋を愁に頼んで、付着させてもらった。鴻上はこれで終わりだな」

「また捏造」

不破は千寿の第二の証拠偽造作戦に呆れるのでした。

その夜、吉岡が鴻上を確認し、千寿に家を黒ずくめで出る鴻上の様子を報告していました。

「鴻上、責任者を呼べとかまくし立てていますよ」

「もうすぐ悪い人が捕まるからね」

「うん」

「どうしてここまで俺達のこと」

「これがあの人達の正義なの。だから無理やりこじ開けるしかない。それこそパンドラの箱を開けるように。神話みたいに最後に希望が残っていればいいんだけど」

千寿と利己は倉庫で、海外へ高飛びしようとする鴻上を捕まえました。

そして、美佳を殺害した動機を自白させます。

「あなたは私のこと覚えてないですよね?私は覚えています。今あなたのTシャツに付着していたDNAを調べています」

「なんで俺だってわかった」

「被害者のお子さんがあなたの声を覚えていました」

「あの女が悪いんだよ!俺が口説いてもなびかねぇ。俺は鴻上正宗だぞ。俺の誘いを断るし、俺は女房と別れるから一緒になろうと言ったら、落ち目のあるタレントの介護はしたくないって言われた。堪忍袋の緒が切れた!」

「それであなたは生放送の時間を変更して犯行に及んだ」

「なんで…」

「きゃー!」

「俺をバカにしやがって!てめぇ。全部お前が悪いんだよ」

音がして壮太だと知った美佳は、壮太を庇いました。

「上にいるのは誰だ?男か!お前は俺のもんだ!」

身勝手で実に非道な理由で美佳を殺した、鴻上。

恐怖に怯えて逃げ惑う美佳を追い詰め、彼女の髪を掴む等し、包丁で刺したのです。

「30年間怖かった。自分を認めてほしかった。それだけだ」

「彼女に至らない点があったかもしれない。彼女が償う未来を奪ったんだ!あなたは罪と向き合う必要がある。」

「罪と向き合う?」

「いくつか確認したいことが。どうして警察が見張る中で被害者を殺害できたか。どうして監視カメラの映像が出てこないか、どうしてルーキーとの密会場所がわかったか、どうして、高跳びしようとしたか、あなたには警察の後ろ盾があるんですよ?誰と、繋がってるんですか?」

鴻上が繋がる警察は加勢です。

「言ったら殺されるのか?」

「奴にはまだ俺が必要なんだよ。俺は捕まらない」

一瞬で電気が消え、千寿と利己はやってきた黒ずくめの集団に襲われました。

千寿との電話の後、オクラ室長の幾多は加勢が裏で糸を引いていることを察し、指摘します。

「鴻上が姿を消した?わかりました、詳しい話はまた」

「どうした?鴻上はパクられたのか?」

「そうか残念だ。」

「あなたの仕業ですか?私が知らないとでも」

「何を話しているかわかりませんが憶測で語らないほうがいい。定年までいたいだろ?」

室長の幾多の弱みを握り、加勢は真実を知る彼を黙らせました。

その頃、千寿は海外に連れて行かれた鴻上がその後、殺されたことを警視庁のパソコンで知りました。

「殺された…?この中に」

オクラメンバーの中に、鴻上を消すことに関与している人物がいることが分かりました。

翌日。

「壮太くん、お父さんの無実晴れて良かったね」

歩いてくる新山のところへ壮太を送ろうとする、不破。

「今までありがとう、お兄ちゃんがいてくれたから寂しくなかったよ」

「君に伝えたいことがあります。お母さんは最期まで守ろうとした時、こう言いました。壮太を愛している、空から幸せを願っている。」

壮太に、酒を飲むと、暴力や煙草を押し付けるような虐待をしていながらも、素面の時は壮太を心から愛する自分に戻れている時があったのです。

「お母さん君の事大好きなんだよ」

「そうか良かった。」

「私もあなたの幸せを願っています」

「彼女あんなこと言ってなかったぞ」

「いいんですよ、これで彼が前を向いて歩いて行けるなら」

壮太に優しい嘘をついた、不破。

「言ったはずでしょあなたの正義を見極めるって、しょうがないから付き合ってあげます」

「どうなっても知らないぞ、千寿さん」

「あ、名前呼び。としだから、としちゃん、トッティー」

「ルーキーで!」

「それとこれ外したほうが良いぞ?」

その頃、警視庁では加勢が何者かから指示を受けていました。

「飛鷹千寿を始末しろ」

加勢もまた、何者かを利用しているようで、掌で、転がされているのでした。

オクラ~迷宮入り事件捜査~5話感想・みどころ

美佳の殺害動機と犯人が明らかになりましたね。

なんと人気司会者の鴻上正宗でした。

意外にも彼が美佳を自分の所有物扱いし、口説いて断られたのを逆上して殺すなんて、あまりにも身勝手すぎますよ。

まだ小学生の壮太に、女性としての幸せが得られないと八つ当たりし、煙草を押し付ける非情極まりない、美佳でしたが、壮太を本当は普通に愛していた事が複雑です。

鴻上に追い回され、激しいDVと共に殺された彼女の人生にはもっと違った光があったのではないかとも思いました。

壮太は、千寿と利己が、証拠を捏造してまで挑んだ事件で、潔白である父、新山と新しい暮らしを始められて本当に良かったです。

そして、加勢は、元々、鴻上を芸能人ということで、後ろ盾になって守っていたものの、「役に立たない」と分かった途端に、海外逃亡する前に消しましたね。

加勢はさらに一体誰と繋がっているのか、それは結城倫子の父で、千寿の元相棒の結城の死と関連がありそうな5話でした。

 

 

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