大豆田とわ子と3人の元夫7話あらすじネタバレ
かごめ(市川実日子)が他界して1年が経過・・・
とわ子(松たか子)は自宅で一人暮らしをしていました。
高校に進学した唄(豊島花)が通学しやすい旺介(岩松了)の家に引っ越したからでした。
とわ子は娘が自立することで少し寂しい思いを少しずつ吐き出しました。
唄が大切なぬいぐるみや私物をこっそり段ボールから出したり、お祖父ちゃんのいびきが煩いだろうから寝るときは自分の元でと提案。
しかし、唄は母と暮らしていると甘えてしまう自分がいるから、自分に厳しくありたい、ママに育ててもらったからこそ自立したい気持ちが芽生えたと話す唄の気持ちを尊重。
翌日、迎えに来た祖父母の元へ唄は旅立ちました。
とわ子は仕事面で、ストレスでミスがある後輩のカレン(高橋メアリージュン)を気にかけたり、しろくまハウジングの一人息子、諒から、経営が不安定で業績悪化なことを相談されて悩みます。
さらに、しろくまハウジングのオーナーが外資系ファンドに会社の株を売却しようとしていることを聞かされました。
もし会社が外資の傘下になって利益重視の経営に変わると、コスト削減の為に人員整理が行われるかもしれないのです。
帰宅後、慎森(岡田将生)は独特の物言いで「死んだ魚のお寿司」と言って、美味しいお寿司のお土産を持って、とわ子をいたわります。
建築家として力があるのに、とわ子はもっと自由に働いたほうが性に合っていると助言。
その直後、入れ違いに美味しいクロワッサンを持って、鹿太郎(東京03 角田昇広)がやってきますが、慎森は彼を追い返して、八作(松田龍平)の店へ連れて行くのでした。
さらに、経営が不安定で、このままではしろくまハウジングの利益に支障が出ることをカレンと夜の会社で話し合い、口論に。
カレンは会社の情報を社外に漏らしたことで停職処分を食らうのでした。
新しいクライアント、若木にもコストの削減をしても、業績不振を指摘され、社員思いの六坊(近藤芳)は思わずカッとなって声を出してしまいました。
「コストコストっていい加減にしろよ、みんな社員たちはベテランも含めて頑張ってるんだ」
とわ子はそんな六坊をフォローし、若木の態度には自身も腹立たしさを感じていて、六坊がまさに声を荒げてまで意見してくれたことに感謝するのでした。
その夜、慎森と一緒にお酒を飲んでいたとわ子は、彼から利益は必要だけど、大切なのは働く仲間だと。
言葉がとても不器用でつっけんどんな慎森ですが、とわ子を彼なりに思いやっていて、慎森はまだとわ子のことが好きだから気がかりなことに気付くのでした。
とわ子は慎森の健康を気遣い、食生活でちゃんと野菜をとることを勧め、2人は別れます。
八作は、とわ子の玄関前に松前漬けを置いて帰ろうとしますが、とわ子は引き止めました。
慎森と鹿太郎は2人で焼き肉を食べながら、かごめのことを思い出していました。
慎森はシンシンを食べ、鹿太郎は肩ロースを食べるシュールな光景。
鹿太郎はかごめの死因を知っています。
一方、八作(松田龍平)はレストランの仕事を休み、とわ子の家でそのまま松前漬けを一緒に食べ、唄の成長をともに喜ぶのでした。
後日、唄がとわ子の家に世界史の教科書を置き忘れたので、その為に、外出したとわ子は、教科書を届けてからパン屋でシナモンロールを購入。
謎の男、大史(オダギリジョー)と偶然、同じバスで再会。
バスを降りた後、とわ子がバスに置き忘れたシナモンロールを取りに戻ってきました。
お互いに、数学が好きな共通点を話し、仕事についての会話で徐々に打ち解けていく2人でしたが、話題はかごめの話に。
ずっと胸に秘めていた親友への思いがあふれるとわ子。
とわ子はあいつはどこへ行ったんだろうという傍観しているような気持ちであったり、周囲はまだかごめは若かったのに・・・と偲んでいると話します。
それに対し、大史は、過去や未来や現在は人が軸で決めたもの、人生は小説じゃない、人生には2つルールがある・・・亡くなった人を不幸と思わず、生きている人は幸せを目指さなくてはならないと持論を展開。
5歳の頃のとわ子とかごめが、今でも手を繋いでいるようにも見えるととわ子をフォロー。
人は生きていて寂しい思いをすることもあるけど、自分の人生を楽しめると言葉を続けた大史。
とわ子は優しくて物腰柔らかな大史に好印象を抱き、夜には「美少女戦士セーラームーン」の有名ソングを口遊みながら上機嫌で眠りにつくのでした。
大史と別れてから、出勤したとわ子ですが、なんと、マディソンパートナーズの小鳥遊大史(オダギリジョー)が、しろくまハウジングの買収をしようとしていました。
おまけに会議にて、とわ子が社員たちにパワハラをしたという告白状が何者から送られてきたことを報告した小鳥遊。
慎森をはじめ、とわ子の会社の社員たちはもちろん否定しますが、内容はとわ子が社員たちに過剰労働やパワハラ発言をしたり、社員を呼び出して度が過ぎる説教をしたというもの。
状況によってはとわ子は社長解任になるかもしれない危機に!それでもプライベートでは温かく、優しい態度で接してくるミステリアスな大史に、とわ子は徐々に魅かれていきます。
来週、とわ子と小鳥遊大史の距離が縮まる?!
大豆田とわ子と3人の元夫7話感想・みどころ
業績不振で悩むとわ子と、とわ子の仲間でありながら社外にしろくまハウジングの情報をもらしてしまったカレン(高橋メアリージュン)との溝・・・。
前半はとても切なくて、とわ子自身は、慎森や八作、鹿太郎の健康の心配をしているけれど、とわ子の体調は大丈夫なの?と思ってしまいました。
とわ子って周りに対して、姉御肌でサバサバしていて、仕事もできるけど自分のことに関して無頓着すぎる。
唄に世界史の教科書を届けた帰り道に寄ったパン屋で買ったシナモンロールが小さな幸せだったり、一人で買うコロッケが美味しかったりなど、とわ子は自分なりに息抜きもしているけれど、引き続き、とわ子を見守りたいです。
唄(豊島花)の精神的な自立心に、母親のような気持ちで見てしまいました。
唄ちゃん、高校に祖父母の元から通うとはいえ、ママは我儘を聞いてくれたり、甘えられる環境を作っているから自分に厳しくしなくちゃって・・・・涙。
元々、心の強いところは母のとわ子譲りだとは思っていたけど、ぐぐっと大人になりましたね。
とわ子があれこれ理由をつけて唄を引き止めようとするところはママの寂しさが伝わり、思わず少し泣き笑いしてしまった。
とわ子と唄の信頼関係の深さ、唄がとわ子を女性としても親としても尊敬している素敵な関係がにじみ出て素敵でした。
今回、前回のエピソードに引き続き登場した、謎の男、小鳥遊大史(オダギリジョー)。
ミステリアスで、何を考えているのか、いや、とわ子にとって敵なのか味方なのかわからないモヤモヤする人物像が垣間見れましたね。
なんと、とわ子が新たに関わる取引先の相手で、とわ子が社員たちに過剰労働や説教をしたという内容に驚愕。
とわ子のパワハラ問題を指摘し、とわ子を追い詰める新たな要注意人物としての登場なのか、後々恋に発展するのかとても疑問です。
「人は寂しいけど人生を楽しむ」ことや、かごめがとわ子にとって大切な人だったことを理解してくれたり、とわ子と同じで数学好きで、悩んで答えを見つけ出すことに喜びを見出す微笑ましい共通項もあるのにな・・・。
とわ子にとって敵なのか味方なのか予測不能で、最強のくせがある新キャラ、大史ととわ子の関係に次回も注目したいですね。