六本木クラス4話あらすじネタバレ
宮部新(竹内涼真)は麻宮葵(平手友梨奈)から、「二代目みやべ」で働きたい申し出を受けますが、ひと足先に働きたいと申請してきた、長屋龍二(鈴鹿央士)を雇うことが決まっていたため、雇う余裕のなさから断ります。
それでも、食い下がらない葵に、急遽、面接を行う新。
「二代目みやべ」で、必要な改善点を次々とあげました。
例えば、亮太(中尾明慶)の接客態度から、もつ煮がSNSで美味しそうに見えないなど、社長の新の隣には戦略を立てる自分のような人物が必要と伝えてきました。
そして、店でなぜ働きたいのかを聞いた新。
自分を雇用させ、誰か一人を解雇しなければならないと指摘する、葵。
「この人なら自分の人生を懸けてもいいかなと思ったので」と、言葉を続けました。
そこで、その新鮮味があり、やる気のある葵をマネージャーとして雇うことに。
同じ頃、茂から藤崎フーズとの見合いを勧められた、龍河(早乙女太一)。
相変わらず、自分を支配下に置き、息子の意志を無視して、威圧的な空気を醸し出していました。
藤崎フーズの人と見合いができればいいものを、自分の跡取り息子であること以外に何の価値もないと暴言を吐く、茂。
父に結婚相手ぐらい自分で決めたいと恐る恐る口出しするものの、問答無用。
葵と龍二が加わり、「二代目みやべ」は、葵の指示で内装からメニューまで大幅なリニューアルに動き出します。
そして、いよいよ、リニューアルオープンへ。
葵の宣伝効果は抜群で、大繁盛し、過去最高の売り上げに。
新だけでなく、従業員の内山亮太(中尾明慶)、綾瀬りく(さとうほなみ)が大喜びする一方で、葵はなにかに引っかかっていました。
今のお客さんをキープできることをまずは目標にすることを告げる、葵。
同じ頃、長屋ホールディングスでは、相川京子専務(稲森いずみ)一派の会社の持ち株比率が向上していることを知った茂(香川照之)に、相川にも目をかけてもらっている楠木優香(新木優子)は自分への忠誠心を問われ、行動で示すように、「二代目みやべ」のチラシを渡されていました。
電話もメールも連絡つかないと新は優しく声を掛けますが、優香はわざと無視しているからもう連絡をしないでほしいと伝えました。
その夜も、「二代目みやべ」は多忙。
繁盛具合は良いものの、売り上げは少し前日より落ちました。
葵は亮太と龍二に、クラブでの誘い方やダンスの仕方を伝授。
はじめてのクラブに興奮し、早速、好きになった女性に陽気に、声をかけます。
なんと声を掛けた女性は、りくでした。
りくは気を遣いますが、自身が幼少期に、母親のつけていた髪飾りを手にとったところを母親に見られ、真実が言えなかったことで今も苦しんでいたのです。
一人みんなから離れた場所で、りくは泣いていました。
自分がトランスジェンダーであることで、迷惑をかけると感じる、りく。
実は、りくが作る料理が成長していないことを厳しく指摘する、葵。
味が脂っこく、野菜のゆで方もなっていないとのこと。
そこで、新は解雇ではなく、2倍しごとを頑張るよう、給料をいつもの倍入れました。
りくは誰にも迷惑をかけずに真面目に頑張ってくれた、葵と龍二と亮太は迷惑をかけたけど。俺も前科があるけど、りくがトランスジャンダーとか関係ない。りくは大切な仲間だ。もっと料理の経験を積んで、みやべで頑張ってほしい」
3年前、工場で働いていた時も、りくが工場で男性社員から昼食の弁当を落とされるいじめを受けていた時、新はりくの弁当を食べ、彼女のありのままを受け止めてくれました。
ふと、ばったりと高校の時のいじめっ子、瑠衣と再会した、龍二と葵。
瑠衣は退学になりましたが、彼女こそが葵の飲酒を警察に通報したトリ。
葵は思わず瑠衣を引っぱたき、その場いた瑠衣の友達にも歯止めが利かない暴力を振るい続けました。
彼女は一旦、怒ると、自我が抑えられません。
龍二が慌てて大事にならないように、止めます。
後日。
りくが作る料理を指摘し、試行錯誤して、りくの努力を認めました。
その頃、優香は温かい人柄の新の父、信二(光石研)の優しさに触れながらも、今は長屋茂の支配下にいるため、優香の心は揺らいでいました。
学生時代から変わらない優しさをもつ、新たにむかつき、やけ酒をする優香。
新の前で自分はあの当時とは変わり、新の味方ではない、新の涼やかな温厚さが癪に障ることを訴える、優香。
しかし、優香は新のことが好きな気持ちもあるので、その衝動を抑えられません。
思わず、新にキスをしようとするその行動を、葵は手で優香の口を塞いで阻止。
「相手の同意のないキスは犯罪ですよ?ディフェンス・・・」
葵の嫉妬深さと、小悪魔的な微笑みに、葵も新も絶句。
葵と新、優香を取り巻く三角関係は今後も長く続きそうです。
六本木クラス4話感想・みどころ
葵は本当に才能に溢れていますよね。
まだ大学生ながら、インフルエンサーとして活躍をみせているだけに、商売の才覚もあるので、今後も楽しみです。
葵の発言から、店の内装、りくの料理など、葵が店長でも違和感ないですよね。
マネージャーとしても、「二代目みやべ」が飛躍していくこと間違いなしです。
人にも自分にも厳しく、精神的に大人な、葵の存在は時として、亮太や、りく、新までも戸惑わせてしまうことはありますよね。
亮太ほどではないですが、暴れると相手を徹底的に攻撃するので、そこも少し心配ですね。
りくは、トランスジェンダーであることや、料理が苦手なことから、自分に自信がなく、社会のなかでの生きづらさが伝わりました。
男性だけど、女性として「二代目みやべ」の厨房で料理を担当し、みんなの役に立ちたい、自分個人を認めてもらえたら・・・という努力を重ねているところは、応援したくなりました。
そんなりくの奮闘を、龍二も喧嘩っ早い亮太ですらも汲み取る様子は、社長の新の優しさの数珠繋がりですね。
一方で、優しさなど微塵もない長屋ホールディングス。
息子にも支配的で、毒親といってもいいほど、息子を所有物にしか思っていない茂の圧が今日も裏切らなかったですね。
新のような職場環境なら、龍河も龍二を見習うべき優しさや、人間が育っていたと思います。
龍河は父親を見て育ったせいで、狡猾で、自分を誇張するので、新には追い付けないかもしれません。
それでも、結婚ぐらい自分で誰と付き合うか決めたいと、茂に恐る恐る意見が言えるようになった様子は少し、成長したと思います。
茂の態度には慣れてしまっていて、それでも自分でいつか新を超え、周囲に自分を認めてもらいたがるくすぶった気持ちを持っているので、どこか憎めないところがありますね。
優香は新をずっと好きでいて、葵と恋の火花を今日も散らしていました。
優香が葵に見せつけるように、新にキスをしたところは良い意味での悪女感が。
とっさに、葵のディフェンスを面食らった優香の表情も可愛かったです。
葵の小悪魔的で、生意気な表情、それでも、年上の新を優香に盗られてたまるかと思っている嫉妬心が伝わりますね。
恋も、新と長屋ホールディングスの永遠の闘争心が燃え、次週は茂が「二代目みやべ」に来店するので、ざわつきが泊まらない4話でした。