竜の道～二つの顔の復讐者～2話あらすじネタバレ
キリシマ急便の得意先の企業の炎上騒動をきっかけに、経営コンサルタント、和田として源平（遠藤憲一）に接近を計画した竜一。
それ以前に、凛子（奈緒）と共に、砂川（今野浩喜）と時任（弓削智久）のトッキービーンズに接触し、砂川がトッキービーンズの豆腐の異物混入の件で一軒一軒、謝罪に回った努力をSNSを通して発信。
砂川が謝罪している様子を収めた動画をネットに拡散したのです。
時任はなんとも言えない複雑な表情を浮かべますが、砂川は時任からの日常的パワハラによるストレスで心が悲鳴を上げていたため、多くの世間の人に自分の頑張りを応援してもらえて涙を流すのでした。
一方で、経済誌記者として接近してきたフリーライター、沖和紀（落合モトキ）が「和田」こと竜二に接近し、取材を通して彼を嗅ぎまわることに。
しかし、ある人物により、竜二（高橋一生）との砂川に会話を聞かれ、源平への復讐計画を知られてしまいます。
その日の夜、源平は時任と共に、新しい仕事のUDコーポレーションの件で打ち合わせをしようと砂川に電話をかけますが、砂川は竜一と竜二の会話を偶々、聞いてしまい、気が動転していたので、その件を断りました。
2人は砂川があれからトッキービーンズを欠勤して雲隠れしていることを知り、竜一はふと、大野木のように彼を「始末」することが頭に思い浮かびますが、その考えを切り捨てました。
時任からも、砂川の様子が心配だという話を聞きました。
そこで、源平の長男で、父の仕事の進め方や周囲との接し方に反発や疑問を拭い去れない優しい性分の晃（細田善彦）を利用することに。
竜二と打ち合わせをするべく、待ち合わせのホテルへ向かった竜一は、幼い頃、本当の兄妹のように助け合ってきた美佐（松本穂香）と再会。
美佐は前の勤務先の小学校が廃校になったので、竜二が美佐の新居地である住まい探しの手伝いをしていました。
その用事のため、竜二は竜一とホテルでの待ち合わせに遅れてきました。
美佐は竜二と竜一の秘密を知らないので、竜二から竜一は知人だと紹介されて疑いもしません。
その後、キリシマ急便のパーティーに参加した竜一は、UDコーポレーションの「和田」と名乗り、竜二のアシスタントとして晃に近づくことに成功。
晃に対し、UDコーポレーションの調査によると、キリシマ郵便が顧客からのクレームだらけだから力になりたいと誘惑。
竜二と竜一は正体を隠して、晃との距離を縮め、晃の姉で霧島源平（遠藤憲一）の姉、まゆみ（松本まりか）とも対面。
竜二は、大河内という竜二がかつていた運送会社の元同僚に偶然を装って声を掛けました。
大河内が招待状なしに、独自で紛れ込んでいることを見抜いた竜二と竜一。
”和田”こと、竜一に源平は「最初からうちをターゲットにしようとしていた」と意味深なことを。
しかし、2人のうち、「竜一が過去の火事で自分は死んだことにしていて、整形した男」という秘密を知る砂川が2人の行動を予測して近づいてきていました・・・。
危機を察知し、竜二はわざと店員が砂川の服を汚して余計なことを話さないように阻止します。
砂川は源平に「和田はとても自分たち、トッキービーンズに親身になってくれた信頼できるコンサルタント」だと話しました。
さらに、竜一と竜二には、トイレで「自分をトッキービーンズに入れてください、竜一さんと竜二さんが兄弟という秘密は伏せます。霧島源平が危ない人物だということはすでに知っています。だからこそ、自分はトッキービーンズを辞めたいし、和田さんに惚れました」と言葉を続けた砂川。
しかし、竜一と竜二は砂川をまだ信用は出来ないと睨みます。
竜一のアシスタントで、天才ハッカーの凛子（奈緒）によれば、砂川の持ち物に盗聴器を仕掛けたところ、彼は霧島と接点が深いからでした。
その夜、霧島家の夕食は憂鬱なものでした。
晃は唯一、心や思考がまともで、父の顔色を窺い、上流階級の霧島家に嫁いだ母、芙有子（斉藤由貴）、亭主関白で上昇志向と金で物事を解決する父、源平（遠藤憲一）、わがままで自分の母親すらバカにする姉、まゆみ（松本まりか）の家族愛すら感じられない家族。
源平はまゆみにお見合いを勧め、まゆみは芙有子を「上流階級に嫁ぎ、父の顔色ばかり窺う妻」という結婚に失敗した悪い見本としてバカにします。
その様子に笑う源平。
芙有子は母として、「まゆみの気持ちも少しは考えてほしい」と普段、夫に物を言わず、静かに従ってきた彼女とは打って変わった態度に出ます。
ところが、源平が一家の長なのか、やはり「不満があるなら何でもお前だって好き勝手すればいい、欲しいものでもあるのか？」と言われ、抑圧的状況に源平の入浴の準備をする事に。
晃は、源平の家庭と仕事での「絶対的」な態度に嫌気がさして、彼に不平を口にして食卓をにするのでした。
同じころ、凛子は砂川が、源平行きつけのキャバクラで尚且つ、時任も源平と最近利用したお店のキャバ嬢、安奈（宮本茉由）と連絡をとり、竜一と竜二を裏切ろうとしている動向をキャッチ。
パソコンの探知機能で発見したのです。
砂川が、安奈と情報交換している様子を竜一が訪ね、裏で暴力を振るいます。
砂川は、霧島の情報を探ろうとしていて安奈と会話していた、そもそも、竜一と竜二を最初から裏切ろうとしていたのではないと全否定。
さらに、霧島は新しい事業を展開しようとしていたけれど、大河内を通して、運輸会社がトラックを運転するには届け出書が必要にもかかわらず、霧島が不正行為を行っていたことでした。
後日、まゆみは母に紅茶をもらいながら、名前を変えた国土交通省の竜二と会うことに。
まゆみは竜二のことを怪しんでいました。
一方で、砂川はトッキービーンズを退職後、正式に「和田」こと、竜一が代表を務めるUDコーポレーションの一員になることが出来ました。
霧島郵便が届けた届出書を携帯で撮影した竜二この資料にある運行管理者のことについて問題があることを指摘。
２０年前に６５歳だった運行管理者が、まだ存在しているデータになっているが、運行管理者は死んだか、辞めたかで半数以上は本来ならいないはずだと言葉をつづけた竜二。
つまり、運行管理者に関する不備があるにもかかわらず、違法で仕事を続けている霧島運輸。
晃の力を借りると、晃は運行管理者によるデータの不正は明らかにあったことがわかりました。
晃は父であり、社長の源平に、「もし新サービスを止めず、改善しないなら、握りつぶそうとしても無駄。この件を公にします」と脅します。
源平は「青臭いだけだと思っていたら父親で社長でもある自分を脅迫できるようになったのは、さすが我が息子。わかった、負けを認める」と微笑み、源平は罪を認めました。
新サービスを停止しますが、それまで勤続していた部下を一人、解雇しました。
このことで、砂川、凛子、竜一は大きく事が成功したと思い、事務所で祝杯をあげました。
その頃、源平は新サービスを辞める気はなく、晃の代わりの跡取りとして、三栗谷を迎えました。
まゆみの新しい見合い相手でもある三栗谷（尾上寛之）。
その頃、竜二はまゆみと会食をしながら今後について話し合っていました。
まゆみは竜二の正体を怪しみながら彼と大きく関わることに・・・。
次回３話も、三栗谷を交えてさらなる快進撃に挑む竜一＆竜二兄弟をお見逃しなく！
竜の道～二つの顔の復讐者～感想・みどころ
竜二と竜一の冴えわたる兄弟だからこその頭脳とチームワークを活かした復讐計画が着々と今日も進行していましたね。
霧島一家は、晃以外は全員、心が冷徹で人への優しさの「や」の字もない・・・芙有子（斉藤由貴）も普段は夫に逆らえず、娘にすら結婚に失敗した見本とバカにされても彼女を叱責することなく、家族の顔色を窺って調子を合わせている立場の弱さには胸が痛みました。
芙有子は気が弱くて、昔ながらの亭主関白な源平や、わがままで甘やかされ放題な娘、まゆみにも頭が上がらない様子ですが、いつか晃のように家族と自分の関わり方を改善し、竜二と竜一のよき理解者になってくれないだろうかとも思いました。
砂川が安奈と電話していた時は本当に砂川はこのまま信用していいのかな？って私も思いました。
でも、砂川がトッキービーンズの豆腐異物混入の件で、一軒一軒、お客に謝罪し続けた努力を、竜一と凛子の力で世間に拡散してもらった恩を忘れない様子を見ると、気の優しい人柄が垣間見れます。
竜一が砂川を裏に呼び出して暴力を振るった時、ちょっと早とちりしすぎだよ！とも突っ込みたくなりました。
まゆみの新たなお見合い相手で、キリシマ急便の新後継者、三栗谷役の尾上寛之さんは、「竜の道」が放送する前の前作、「探偵由利鱗太郎」にて、猟奇的なボンボンを演じていたことも記憶に新しいです。
まさかまたここで見れるとは・・・！尾上さん演じる三栗谷が今度はどんな怪演で、竜一と竜二の新たな邪魔者になっていくか期待したいですね。
砂川や晃が良き協力者になったことは大きな一歩ですが、竜一と竜二の前に立ちはだかる霧島源平や、娘、まゆみ（松本まりか）の存在に加え、三栗谷という新たな厄介な人物に、2人がまた計画失敗にならないことを願いたい２話でした。
