最愛8話あらすじネタバレ
フリーランス記者で、真田ウェルネスのペーパーカンパニーや経営している老人ホームでの寄付金詐欺疑惑を追い続け、さらに、梨央に15年前、渡辺康介(朝井大智)に関する個人的な逆恨み感情を抱く、橘しおり(田中みな実)が何者かによって転落死。
加瀬は、出勤早々、橘しおりに接触した梨央を叱ります。
真田梨央(吉高由里子)と加瀬は間もなく、秘書の児島(宮下かな子)からしおりと後藤専務(及川光博)が揉めていたことを知りました。
しかも現在、後藤は加瀬(井浦新)とも連絡がつかない状態。
母の梓(薬師丸ひろ子)とのちに会った梨央は、お互いに苛立っていて険悪な空気になってしまいました。
後藤が会社と梨央と梓を守るために謝罪に来たことを告げた梓ですが、梨央に対し、また彼女に不都合なことが起きているのかと心配する反面、それ以上は話さないと頑なに拒否。
康介の父、昭(酒向芳)の殺害事件の重要参考人になっていたタイミングだったこともあり、山尾(津田健次郎)は事件性を疑っていました。
しおりが亡くなる前日、彼女と会っていたことで警察から事情聴取を受ける梨央。
そんな彼女を気にかけ、捜査本部から外されて所轄の生活安全課に異動になった大輝(松下洸平)。
大輝の母、エリが送ってくれた地元のお酒を飲んで夕食を共にする2人。
酔っ払って毎年、用水路にはまっていたことを大輝に指摘されて、笑う梨央。
一方で、大学を受ける勉強をしたり、洋食屋でアルバイトをする優の活躍を喜ぶ大輝。
さらに、優が梨央が開発を続ける薬の治験を受けられるようになったことも一歩踏み出す彼を応援するのでした。
帰り際、2人は新薬開発と優の治験が成功したら、結婚を約束します。
しおりの周辺を探す大輝の相棒、桑田(佐久間由衣)。
上司の山尾から事件に関するネタを聞き出すようにはっぱをかけられました。
宮崎大輝を信頼していて、彼を生活安全課に異動になった件は心苦しいものがあったと吐露する山上。
梨央や加瀬らは、真田ウェルネスの社内の一部の部屋が、荒らされていることにようやく気付きました。
部屋を荒らした主は紛れもなく後藤です。
加瀬は梨央の母、梓(薬師丸ひろ子)に今後の策を練っていました。
もしも、真田ウェルネスが携わる老人ホームの寄付金詐欺が事実ならば、「真田ウェルネス」がもっと最悪な立場になるから、不正が事実ならあってはならないと梓を批難する加瀬。
今回の件は、内々で解決をしたほうがいいと提案する梓。
後藤がいそうな場所を特定して現地へ向かいます。
その頃、桑田は大輝に協力を求め、真田ウェルネスの寄付金詐欺の疑惑を突き止めるため、橘しおりが単独で動いていたことを突き止めました。
生前、真田ウェルネス経営の「動物愛護団体」にも接触していた模様。
自分に出来ることはもはやないと言い切る大輝ですが、遺体の状況を捜査する専門家と接触。
橘が元々、精神的に不安定で自殺未遂をしたこともあったという話を聞きました。
もし、事件性がないことを証明されれば、自殺で処理されるだろうと口にする法医学教室の専門家。
一方で、山尾のことについて触れた彼は、山尾は今まで部下を自分の都合の良いように利用していたり、何を考えているか分からないところがあると指摘。
そんな山尾は誰か別の人物に密やかにコンタクトを取っていました。
同じ頃、後藤は橘しおりのパソコンを破壊し、彼女がリサーチした真田ウェルネスの寄付金詐欺疑惑について調べた記事を燃やしていました。
その日の夜。
とうとう、梨央と加瀬は後藤と接触。
逃走する彼を追いかける2人。
「誰の指示でもない、私一人でやった。不正を行うつもりはなかったが、競売の土地を維持する目的で資金が足りず、真田ウェルネス経営の老人ホームや動物愛護団体から寄付金を借用してしまった・・・5億円足りなかったからだ。君も僕と同じ立場なら同じ行動をとったはずだ。お金を着服しようとしたんじゃない・・・俺は今、警察に追われている身だ」
それでも彼に手を差し伸べ、梓と話し合い、真田ウェルネスに帰ることを提案する加瀬。
しかし、後藤は逃げてしまいました。
その後、加瀬と梨央は、真田ウェルネスの別荘を訪ねました。
そこにあった大量の書類から、一部は後藤によって処分されていたものの、後藤は真田ウェルネス経営の老人ホームや動物愛護団体の寄付金を10年前から借用していたことが判明。
それらの帳簿も見つかりました。
加瀬は今回の件で、精査が終わるまで時間がかかることを梨央に示唆。
梨央はなぜ、これほどまでに自分に加瀬が力を貸してくれるか聞きます。
手がかかるところはあるが、一度自分が決めたことを最後までやり通す面を認めていることを伝えました。
必ず梨央が新薬を機に報われる結果になる、パーキンソン病や認知症の人にも梨央の新薬は役立つ時が来ると思うし、人の役に立つために頑張る梨央と「同じ舟」に乗ったと口にしてフォローする加瀬。
梨央は帰宅後、治験初回が迫る優を励ましました。
彼はバイト先で記憶が飛んでしまうことがあったものの、特に問題は起きていないようです。
その頃、真田ウェルネスでは、、梓と政信が、橘しおりの件について相談。
しおりが死んだことを漸く知った政信は、亡き父の達雄の件についてショックだったとこぼしてから、しおりの件で真田ウェルネスが批難されることを心配している様子。
梓は以前、しおりが産教ホームという新聞社で記事を書いていた際に、しおりが真田ウェルネスに触れていたことを口にしました。
一方で、梨央は優の治験が決まり、治験を受ける弟を見守ります。
警視庁では、大輝と桑田が、梨央が持っていたペンと同じボールペンの企業を追求。
「ウェルネスホーム」という企業のボールペンは、梓が記念品として配っていたもの。
その企業は既に廃業しています。
ところが、治験に行く前の優が、梨央がそのボールペンを持っていたことを大輝に伝えました。
治験を受ける優を見守る中、梨央は1階で母、梓と会いました。
会社の不正の件は梓が対応することを聞いた後、「ウェルネスホーム」のボールペンは貴重なモデルで、持っているのは、梨央と梓と兄の政信と後藤の他に加瀬が持っていることを知った梨央。
渡辺康介の父、渡辺昭(酒向芳)が亡くなった事件現場に落ちていたウェルネスホームのボールペン・・・。
つまり、「真田ウェルネス」に貢献し続けている加瀬か後藤のどちらかが事件の加害者で会える可能性が浮上したのです。
一方で、大輝を久々に生活安全課に訪ねてきた元後輩の藤井(岡山天音)。
彼の態度がおかしいと違和感を抱く大輝なのでした。
最愛8話感想・みどころ
梨央の周囲は相変わらずトラブル続きですね。
後藤がずっと真田ウェルネスに尽くしてきた挙句、不正行為に加担した展開が切なかったです。
精神的に追い詰められ、自分一人でやったと震えているけれど、不正だと知っていながら彼を利用したのは紛れもなく、梓ですよ。
梓(薬師丸ひろ子)は最初、登場した時はおおらかで仕事にも家族にも誠実な人柄に見えましたが、彼女自身が、真田ウェルネスの「顔」として危うさを秘めた女帝なことに変わりはありません。
梓が元々、不正を知っていて、後藤を都合の良いように扱い、結果、彼を精神的に追い込んでしまった罪は重いと思いました。
感情的になりやすく、前回のエピソードでも発作的に怒りが爆発すると鼻血が出てしまうほどの病気を持っている後藤に多少、同情してしまいました。
真田ウェルネスの記念品として配られた「ウェルネスホーム」の5本しかないボールペン。
そのボールペンを持っているのは、梨央、加瀬、後藤、梓、政信のみ・・・うーん、怪しさが匂ってきました。
梨央やしおりなど複数の女性を性的暴行で傷つけた男、渡辺康介の父、昭(酒向芳)が他殺された事件現場に落ちていたウェルネスホーム」のボールペン。
真田ウェルネスの為に自分を犠牲にして、梓の言うことを聞いてきた後藤と加瀬。
梨央や梓、政信の傍にずっとい続けた後藤と違って、梨央や優をずっと見守り、大輝にも協力してきた温厚な加瀬が悲しいけれど疑わしいなと思いました。
一方で、大輝に久し振りに近づいた元後輩の刑事、藤井が怖かった。
生活安全課に異動した大輝を久々に訪ねた彼ですが、明らかに何かを知っていることを隠しているし、目線が怖い。
山上(津田健次郎)は部下を荒々しく使い、何を考えているか刑事だけど、汚職をしそうな雰囲気があって、これは私の推測ですがもしかして藤井と良からぬことでグルな可能性が否めません。
事件の捜査をする一方で、誰か内通者と繋がっていて、電話をしているシーンがありました。
絶対、山上って味方じゃないと思います。
昭を殺したのは一体誰なのか?これはそうであってほしくないけれど、梓に都合よく使われた加瀬なのか?!
加瀬さんどうか黒幕であってほしくないと願う8話でした。